またまた唐突ですが、最近唐突も得意です。
さすがにネイティブスピーカーのように、流暢にペラペラしゃべれるという訳では
ありませんが、ハワイ程度では問題なくコミュニケーションできますし、英文読解力
リーディング・ヒアリングはかなりのレベルだと自負しているのです。
(自負は勝手ですので)
力試しに3年前に受けた英検2級のテストは、ほぼ満点(面接試験は満点)で合格し
優良賞を授与しました。
特筆すべきは、英語の歌の歌唱力です。
おそらく皆さんが目をつぶって僕の歌を聞いたら、それこそネイティブがマジに歌って
いると勘違いすると思われます。
ビリージョエルの「オネスティ」を歌わせれば、僕の右に出るものはビリー本人しか
いないと断言します。(しかもオネスティのみピアノも弾けます!これ自慢)
というのは、僕が英文科卒だから当然と言えば当然なのですが、そんな僕も最初から
英語が得意だった訳ではなく、習い始めの中学時代はむしろ苦手で成績もぱっとしない
レベルでした。
今でも忘れられない、中学時代に間違えた英語の問題があります。
問い)下記の英文を否定形に直せ。
This is a flower.
答えは、今なら一切迷う筈もない「This is not a flower」ですが、いまいち理解して
いなかった僕は、こんな答えで先生を苦笑させたのでした。
This is doesn't a flower.
当時、丁度doとかdoesとかを習っていたので、それと混同してしまって、否定するには
doesn'tをつけるんだ、と意味不明な解釈をしていたのです。
その程度の学力でしたので、普通にいけば英語は僕の苦手科目になる筈でした。
それが何故、英語が得意になり、英語の成績もグングン上がり、英文科にも行けて
ネイティブ並みの歌唱力(苦笑)を手に入れたのでしょうか?
それは・・・
中学時代に好きだった女の子が、ビリージョエルが好きだったからです。
思春期の恋する男の子!?は一途なのです。
何とか話を合わせようと、偶然にも父親がクリスマスパーティーの景品で当てたという
ビリージョエルの2枚組み非売品LPを聞いて「ビリージョエル?ああ、僕も大好きだよ」
と白々しく共通項を見出して、何とかお近づきになりたいと画策していたのでした。
ところが話を合わせる為に聞いたビリーでしたが、僕は本当にビリージョエルのとりこに
なってしまったのです。
中学時代、部活(当時は陸上部でした)を終えて家に帰ると、決まったように毎日毎日
それこそ一日も欠かさずビリーのLPをかけて、それに合わせて歌詞カードを見ながら
声を張り上げて朗々とビリーと一緒に歌うのが日課となっていたのでした。
家族と近所にはさぞかし迷惑だったに違いありません。
そうやって毎日毎日歌っている内に、まずは単語の意味と発音を覚え、英文の流れ的な
ものも自然と身に付いていって、英語に対する抵抗感もなくなり、気がついたら英語が
好きになっていて、好きになったら得意になって、いまいちだった英語の成績は知らない
間に上昇し、気がつけば完璧な得意科目に変ってしまったのでした。
好きになったその子にも影響を受けましたが、最も影響を受けたのはビリージョエルです
僕の英語の先生はビリーだと思っています。僕の英語はニューヨーク訛りです!?
思わぬところで人生は決まっていくものですね。これからもそのような転機があるのか
なあ・・・楽しみにしとこう。
ではバドの話。
<スマッシュのコース・角度・速度に変化を与えよう>
スマッシュは攻撃の華、と前にも書いておりますが、浅くなったチャンスボールを
渾身の力を込めて、バッコーン!と叩き込むスマッシュは本当に気持ちの良いものです。
バドミントンには色々なストロークがあり、その多彩さも魅力なのですが、何と言っても
全力で放つスマッシュが決まった時の爽快感は何事にも換えられない魅力があります。
それはゴルフのドライバーショットが、バチーンと決まってフェアウェイセンターを
突き抜ける感覚にも似ています。
しかし、気持ちの良いスマッシュも、エースとなって決まればこそで、バッコンバッコン
打ちまくっても、相手に拾われ続けてしまっては、気持ち良いどころか無駄に体力を
消耗するだけになってしまいます。
皆さんも試合で熱くなると、スマッシュを打つのは良いのですが、全力で打つことしか
頭になくなって、一生懸命に連打しながらも、徐々に決まらなくなってしまう事があると
思います。(僕もあります)
基本的には、速いスマッシュは効果的な筈ですが、同じスピード・同じタイミング・同じ
角度で打ち続けていると、相手は段々慣れて取りやすくなってしまうのです。
加えて、相手が構えているところに打ってしまっては、どれだけ強烈な良い当たりの
スマッシュをぶち込んだところで、難なくレシーブされるどころか逆に厳しいカウンター
を喰らってしまう事にもなります。
そこで表題となるのです。
昔書いた「ダブルスの狙い目」という記事で、相手コートのどこを狙うべきなのかを
書きましたが、今回は一人の相手に対して打つ場合を想定します。
この相手を、どうにかして取りにくいようにしてやる必要があるのです。
そのためには
1)狙うコースを変える。
相手の身体の、右側、左側、右肩口、左肩口、右ひざ下、左ひざ下、ど真ん中など
色んなコースに打ち分けることで、相手も簡単には取りにくくなります。
レシーブの上手い人はそれでも拾ってくるのですが、そうやって少しでも散らす事に
よって、相手に少しでも対応の選択肢が増えるので、拾われ続けてもへこたれずに
コースを散らしながら打ち続けるのです。
一発で決まらなくとも、その内には攻めている方が勝つ確率が高いでしょう。
2)シャトルの角度を変える。
実はこちらの方が効果的かもしれません。
強烈で速いスマッシュも、球足が長ければ面を合わせるだけで返球する事は可能です。
しかし、角度があって、足を運んだり前のめりになってでないと取れないシャトルに
ついては、返球する方の体勢が少し乱れるので、その球では決まらなくともその次の
球が甘くなる事が期待できるのです。
具体的には、ちょっとジャンプして高さを稼ぎ、高い打点から手首を効かせて角度
重視のハーフスマッシュを、相手の構える位置より前方に放つことによって、相手は
少し身体がぶれる事になるのです。
得に有効なのが、相手からの返球が浅くなって、相手が速いスマッシュに備えて
後ろに下がって構えている時です。そういう場合は思い切り打つのではなく、上記の
ようにジャンプして角度を付けて、相手の前に着弾させる方が遥かに効果的です。
その球を多用しているのが、デンマークのハンセンです。彼のスマッシュはもちろん
速いのですが、それに備えているところで角度あるショットがくるので、対戦相手は
さぞかし取りにくいことでしょう。
3)シャトルの速度を変える。
思いっきり打つだけでなく、相手に取られるのを承知で、カット気味に打って緩急を
つけることによって、その後の速い球がより速く感じることになります。
またそのように遅い球を打つ事で、相手はレシーブで攻めてやろうと色気が出て
レシーブの振りが大きくなって、ミスを誘発することも考えられます。
思い切り打っても全部拾われて全然効かないようなレシーブの固い相手に対しては
人を食ったような、緩いショットが効くこともあるのです。
上記の1)〜3)を頭に入れて、一本調子にならないように、コース・角度・速度に変化
を与え、多彩な攻撃を浴びせる事ができれば、決定率も少し上昇するのではないかと思い
ますよ!
是非試してみて下さい。
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明日は、近畿社会人の大会です。
十分な練習は結局できませんでしたが、十分に練習できていたところで、結局大事なのは
当日の調子ではないかと思っています。
明日のテーマは「落ち着いていこう」にしときます。
42歳のベテランらしく、決めても決められても、相手がミスってもこちらがミスっても
淡々とラリーすることを目標にして、実力を出し切れたらいいなあ・・・
遠く、駒ヶ根の石井先輩からもエールを頂きました!ありがとうございます。
また結果は報告しますね。
ではまた。
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