でした。
今までの3回は講義だったのですが、今回は実習形式で、しかも
その内容は
「救急法(実技・普通救命講習会)」心肺蘇生法・救急看護法等
の実技講習でした。
心臓マッサージとか、人工呼吸とか、人体の模型(マネキン?)
を使っての訓練をするやつです。
加えて、最近は人の集まるところには必ず設置されているAED
(自動体外式除細動器)の使い方を教えてもらえるのです。
授業のように講義を受けるだけの受身ではなく、実技は自分が
実際にその救命行為を練習するので、とても興味深かったです。
バドミントンは激しいスポーツですので、心筋梗塞となり突然死
(Sudden death=サドンデス。延長戦の意味にも使われます)が
起こりやすい競技であると思います。
実は、何年か前の寝屋川市のミックスダブルスの大会で、僕が
対戦した方(男性)が、次の試合の途中に突然バタっとコートに
仰向けに倒れて、そのまま亡くなったという非常にショッキング
な出来事がありました・・・
思い出したくもないのですが、忘れたくても忘れられないくらい
衝撃的な大事件でした。
まさか人の死を目の前で見ることになるなんて・・・
その時には、会場には多くの人が居ましたが、この救急救命の
正確な知識を持っていた人が居なかったようで、中途半端に人工
呼吸をしようと試みるものの、鼻をつまんでいなかったとか
一番大事な「胸骨圧迫」つまり心臓マッサージをしなかったとか
講義を受けた今になって思い返すと、あの時の対処は間違って
いて、その時にしっかりやれる人やAEDがあれば、あの方は一命を
とりとめたかもしれなかったのにと思うと残念でなりません。
ただ、その場で冷静に対処ができたかどうかは分かりませんが。
また、前に所属していたチームの方も試合中に突然亡くなったり
僕の友人も練習中に倒れて、そのまま亡くなってしまったりして
いるので、やはりバドミントンをやられている方は、この救急
救命法を、講義ではなく実技の形で一度は受けるべきだと思い
ました。
聞いておくだけでも違いますが、実技をやっておくのとおかない
のでは、雲泥の差があると思います。
ということで、一応ですが僕が学んだ救急救命法について
記載しておきます。
1)倒れている人を発見したら、まず周りの状況を確認して
必要であれば安全な場所へ移動させる(道路などの場合は
車が来るかもしれないから)
2)意識の有無を確認する。具体的には「大丈夫ですか?」と
最初は小さな声で、徐々に大きく3回、肩を軽く叩きながら
確認する。
3)患者を俯瞰で確認し、息をしているかどうか、胸の上下動を
確認する。
4)意識もなく息をしていないと判明したら、大至急周囲の人に
大きな声で協力を呼びかける。
5)協力してくれる人が来てくれたら、一人には救急車を呼んで
もらい、もう一人にはAEDを持ってきてもらうよう指示する。
その際重要なことは「救急車を呼んで下さい」と依頼するの
ではなく、「119番にかけて救急車を呼んで下さい」と119番
とハッキリ伝える。(呼ばれた方も気が動転していて、119番
か、110番か分からない場合があるので)
万一、協力者が誰も居なかったら、自分一人で対処する。
6)まず患者の気道を確保する。具体的には仰向けの状態であごを
少し上に持ち上げる。
7)次に胸骨圧迫を行う。乳首と乳首の中間くらいの場所を
じゃんけんのパーで、利き腕の手のひらを相手に見せるような
形(「ちょっと待った!」の形)で、その背後からもう一方の
手のひらを重ねて、利き腕の指の間に、背後からの指を握る
形で重ねて(利き腕はパーのまま)、利き腕の手のひらの
最下部で、胸骨部分を押す。押し込む幅は少なくとも5cmは
沈み込むように強めに絶え間なく押す。
圧迫は、1分間に100回のペースで、30回1セット。30回押し
たら、その後2回人工呼吸する。人工呼吸は2回でよい。
鼻をつまんで(そうしないと鼻から息が漏れて意味がない)
ゆっくりと。一気に吹き込んでしまうと、食道から胃に空気
が入ることがあるため。
患者の胸が膨らむのを確認する。
8)人工呼吸がためらわれる場合は、胸骨圧迫のみでよい。
胸骨圧迫を最優先する。
9)AEDが到着したら「電源を入れて下さい」と指示し、電源を
入れた後は、AEDの自動音声の指示に従う。
AEDは、超大型の「低周波治療器」のイメージで、パッドが
2枚あり、その1枚を右鎖骨のすぐ下付近、もう1枚を左脇腹
付近にしっかり貼り付ける。つまりは心臓を挟む形で貼る。
10)AEDから電気ショックが患者に与えられる時は、大きな電圧
が発生して危険なので、回りの人は患者に触れないように
する。(患者から離れる)
11)その後救急隊員が到着するまで、胸骨圧迫30回、人工呼吸
2回を「絶え間なく」繰り返す。
聞いたところによると、枚方・寝屋川の救急車は、通報があって
から、現場に到着するまでの平均時間は、なんと6分(速っ!)
なんだそうです。
これは全国的に見ても相当速い数字なのですが、実は救命上は
6分でも遅いのです・・・
というのは、脳というのは血流が止まってからわずか4分経過して
しまうと、死んでしまうからなのです!!!
となると、救急車を呼んで最短時間で到着しても、悲しいかな
患者の救命には間に合わないという計算になってしまうのです。
したがって、そのような緊急事態が発生した場合は、いの一番
待ったなしでの適切な対応が必要になります。
躊躇している時間など、全くありません。
つまり、突然倒れた人の命は、その場に居る人にしか救えないと
いうことなのです!
もちろん、極力これからはそんな悲劇の場面には出くわしたくは
ありませんが、不幸にして心肺停止状態となってしまった方が
居られましたら、勇気を振り絞って救急法を実践して、貴重な
命を救えるようにしたいものですね。
下の写真は、実技練習中のまさやんです。
みなさんも是非、大切なバド仲間を亡くさないためにも、誰もが
一度は救命法の実技を実施されんことを希望しております。
話は変わって、日曜は北河内団体戦、通称「郡市対抗団体戦」
でした。僕は何年かぶりに地元寝屋川チームとして参戦しました。
試合前に他チームの名簿を確認した僕の感想は
「これは寝屋川市が優勝やな!」
と能天気に確信しました。事実メンバーが充実していたからです。
しかしながらふたを開けてみると、一回戦で枚方市に1-2での完敗
(2部はダブルス3つでの対戦となります)で、残念無念の初戦負け
という無残な結果に終わってしまいました・・・
第一ダブルスは、真野門野で2-0で完勝。
第二ダブルス(50代)は、50代と言いながら寝屋川市は60代ペア
(50代が居ない)で、これは0-2でペンペンに完敗。
勝負の掛かった第三ダブルスは、僕と津村さん(僕の1つ年下。
奈良は正強高校出身)でいきましたが、倉本さんペアに0-2で負け
優勝と正反対の一回戦負けに、僕もチームも落胆しました・・・
ああ守口市と決勝で対戦したかったなぁ
守口市対策は万全だったのに!?
結局、決勝は枚方市と守口市の対戦となり、守口市が貫禄の優勝!
寝屋川市の仇をとってくれた形となりました。
教訓:勝つと思うな。思えば負けよ。
久しぶりに参加した北河内地区総合体育大会は、大変苦い試合と
なってしまいました・・・(^^;
まあ、一生懸命やって負けたのでしゃあないです。
ではバドの話。
<ネット前で相手のラケットが寝ていたらプッシュしよう>
僕は午前中に試合が終わってしまったので、しばらく会場に残り
元所属していた関係と、現所属の関係で、女子二部の四條畷市vs
寝屋川市の対戦を観戦しました。
この試合に勝った方が決勝進出となり、イコール大阪府大会への
出場権が確保できるという、いわば「大一番」だったのです。
僕としては中立の立場にならざるを得なかったので、並んで座って
いた四条畷チームと寝屋川チームの真ん中に座って、どちらが
ラリーをとっても拍手はせず、しかしいいプレーに対しては
拍手するという微妙な立ち位置での応援となりました。
第一ダブルスは大差で四條畷が勝ち。
第二ダブルスは小差ながら、自力に勝る寝屋川が勝利。
1-1となって、勝負の掛かった第三ダブルスは、ファイナルに
もつれこむ熱戦でしたが、最後にミスの目立った四條畷ペアが
許したリードを詰められずに17-21で負け。寝屋川の歓喜の勝利と
なったのでした!
負けた四條畷ペアはかなり落胆していました・・・
頑張ってやった上での敗北なので仕方ないのですが、僕は一つ
アドバイスをしました。
それが標題のポイントだったのです。
四條畷ペアは、とても試合慣れした良いダブルスで、ショットの
コースも良いし、苦しい時の凌ぎ方も上手だと思います。
しかし、標題の件に関してはちょっと問題だったのです。
それは、こちらがネット前に沈めたシャトルを、相手がラケットを
寝かせてヘアピンを打ってきているにも関わらず、それをプッシュ
しにいけないのです。
なので、相手に気持ちよく良いヘアピンを打たせてしまい、それを
上げるか、あるいはネットに決められてしまって、ラリー数本は
損していました。
相手のラケットが寝ている状態、つまり「これからヘアピンを
打ちますよ」って教えてくれているようなものなのに、ネット前に
詰めなかったために、一瞬にして有利から不利に転落してしまった
のです。
相手がラケットを立てて、つまりラケットの面をこちらに向けて
ネット前に落としてくる場合は、プッシュもあるのでおいそれ
とは前に詰められませんが、相手のラケット面が床と平行の状態
つまり
「ヘアピンしか打てない状態」
にもかかわらず、ヘアピン!と判断して前に出られなかったことが
敗因の一つと言えました。
その場面が3〜4回くらいはありましたので。
相手のショットは、相手の打ち方を見て判断します。
上級者はショットを悟られないように、色々な方法でフェイント
をかけてきますが、中級者レベルまでは、相手の打ち方を見て
ショットが分かることが多いのです。
「あの打ち方・体勢ではあそこにしか返ってこないな」
と判断して、前衛が果敢にネット前に詰める、ということは
ダブルスのラリーで優位を勝ち取るために、とても大事で必要な
ことなのです。
その分かりやすいフォームの一つが
「ラケットを寝かせたヘアピン」
です。例えそこからヘアピン以外のショットが来たとしても
それはロブが関の山です。ロブを打たれたら、後衛にスマッシュ
してもらえばいいのです。
なので、こちらがネット前にシャトルを沈めて、相手がそれを
ラケットを寝かせてヘアピンしようとしたら、思いっきり前に
詰めて、ベチーン!とプッシュを叩き込んで下さい。
***************************
ということで、一回戦負けの僕は、家でヤケ酒です(^^;
ヤケ酒は、最近の畑下の得意技ですが、ヤケ(自棄)という
響きは良くないながら、飲んでるうちに結局気分が良くなって
当初の飲酒の理由は忘れ去って、ただただ陽気な気分だけが盛り
上がってくるのでした。
おそらく四條畷チームの第三ダブルスペアも、反省会で自棄に
なっているに相違ありません!?
勝っても飲み、負けても飲む。いや、試合していなくても、です
(^^;
ではさすがにもう寝ます・・・おやすみなさ〜い。
もう、十数年経ちますね。
当時、職場も社会人チームも同じで、確か今の僕と同じ年齢だったと思います。
前衛での威圧感があり、見本にしてました。
確かに今回は残念でした・・・
一回戦負けというのは、予想もしていませんでしたし、またあまり経験もないことでしたので(^^;
ただ、メンバーはみんな頑張った上での敗戦ですので、実力ですから仕方がないです。
おっしゃる通り、バド選手、いやスポーツ選手、は一度は救命法実技を学んでおく必要があると思います。
目の前で人の命が奪われる瞬間は、二度と見たくありません。
僕が試合中に倒れた時には、きょんきょんさん、救命お願いしますね(^人^)
そして万一、不幸にも誰かが試合中に倒れた場合には、その中学生のように、躊躇せず教わったことを実行できる人間でありたいです。
胸骨を5cm、30回押し込んで2回息を吹き込む。
定期的に復習が必要かと思われます・・・
teraoさんもコメントありがとうございます。
Mさんの件ですが、Mさんは僕と同じブロック(いわゆる箱)で、僕と対戦した時には、だいぶ疲れさせてしまったかもしれませんが、そのような予兆は全く感じませんでした。
僕との対戦の次に、大学生のペアと試合をされたのですが、その試合中での出来事だったのです・・・
僕はその試合は線審をしていました。
Mさんは、僕から見て向こう側のコートで、頑張って動き回っておられました。
長いラリーの末にエースを決められてしまったMさんは「もうアカン!」と冗談っぽく大げさに床に仰向けに倒れました。
その時は、冗談のジェスチャーで倒れたのだと、みな思っていたはずです。
それからの事は・・・さすがにもう書きたくないですね・・・
あれほどの衝撃的な事件は、あまりにショックが大きすぎるので。
対戦した大学生ペアがとても可哀想でした。
teraoさんも、救急救命法の実技を一度はお受け下さい。
何なら、次回僕が講習させて頂きます!
お互い十分に体には気をつけていきましょう。
ではまた。
実は11日(水)に救急救命法の講習を受ける予定です。子供の小学校で夏休みの前に実施されるという事で申し込みました。
もしもの時に少しでも役立てばという思いで受けることにしました。
まさやんさんの学んだ事を参考にしつつ、講習に臨みたいと思います。