2009年03月18日

相手が疲れてると見たら、ペースアップしよう

今年度もリーグ戦が終わりました。
いや、バドの話ではなく、将棋の話です。
正確に言うとまだ全クラスでの勝負はついていないのですが
名人挑戦者を決めるA級、それに次ぐB級1組、一番下のクラスで
あるC級2組は今年度の全日程を終了しました。

皆さんはあまり将棋には興味ないかもしれませんが、僕は相当
興味があります。
少なくとも名人が居るというのは聞いた事ありますよね?
現名人は、有名な羽生善治さんです。
史上最強、天才の呼び声高い、それでいて爽やかで穏やかな
優しいお兄ちゃんという感じの、将棋界のスーパースターです。

昨年度、森内俊之から念願の名人タイトルを奪取して、名人獲得
通算5期となり、引退後に19世名人の称号を得ることになりました
羽生名人は、本日現在タイトルの総獲得数が史上2位の71期と
なっております。
1位はこれまた有名な(知らないかな)故大山康晴15世名人で
何と驚愕の80期!
年間4つずつタイトルを獲ったとしても、20年掛かるのです。

ただ羽生名人は、現在まだ38歳で疑いなくトップの実力を誇って
おり、本日現在でも7つ有る将棋のタイトルのうち4つを保持して
います。(参考までに、タイトルは名人、竜王、王将、棋聖
王座、王位、棋王。うち羽生さんは名人、棋聖、王座、王将を
持っています)
したがって、順当に行けば羽生さんが大山さんの持つ80期の記録
を上回ることは確実だと思われます。

羽生さんの指し手は常人には思いもよらない発想から、対戦相手
に「羽生マジック」と恐れられております。
しかし本人曰く、マジックでだまそうというつもりはなく、純粋に
その場面での最善手を選んでいるだけだそうですが。

第38回NHK杯将棋トーナメントで、当時18歳の羽生さんが、名人
経験者4人を倒し、見事初優勝を飾った時の対加藤一二三戦で
終盤に放った名手5二銀などは、天才と呼ばずして何と呼ぶのか
と凡人の極地である僕からすると、ため息しか出ない程、きらめく
才能にただただ感嘆するしかないのであります。

昨年の竜王戦で、初の永世竜王を賭けた渡辺明竜王との戦いに
惜しくもフルセットで敗れた(しかも将棋界初の3勝0敗からの
大逆転負け!)のは残念でなりませんが、羽生さんも獲得して
いない永世称号は竜王を残すのみとなったので、永世七冠という
途方もない大目標に向かって、天才がさらに努力を重ねて
最終的には成就しえることは信じて疑いのないところです。

いや、羽生さんがスゴイのはもう分かりきった事実です。
実は僕が書きたかったのは、B級1組からめでたくA級に昇級が
決まった二名のベテランについてです。

一人は関西出身の井上慶太八段。そしてもう一人は地道高道と
呼ばれる真面目な高橋道雄九段です。

何かスゴイのかと言いますと、この二人が所属していたB級1組と
いうところは、別名「鬼のすみか」と呼ばれる程の厳しいクラスで
A級昇級を虎視眈々と狙う新進気鋭の若手実力者や、脂の乗り
まくっているベテラン棋士ら、いずれもタイトルを狙えるような
精鋭達13名がひしめく一騎当千のつわものばかりで、メンバーには
先に述べた渡辺竜王、佐藤棋王に挑戦中の久保八段、元棋聖の
忍者屋敷こと屋敷九段、そしてジュリアスシーザーから名前を
取ったという堀口一史座七段(何と僕の実家の稲城市出身)が
名を連ねる、つまりはキツいクラスなのです。

その過酷な戦いをいずれも8勝4敗で勝ち上がり、見事にA級への
復帰を決めた二人は、いずれも40代後半(井上氏45歳、高橋氏
48歳)なのです。
バドとは全然関係ないですが、自分より年上の方がたゆまぬ努力と
研鑽により、トップクラスであるA級に返り咲いたという事実は
大いなる夢と希望を与えてくれたのです。

井上慶太八段いわく「負けた将棋は惨敗。勝った勝負はぎりぎり
だったので、運があったとしか思えない」との謙虚なコメントを
されていましたが、実力無くしては厳しいB級1組を勝ち上がる
ことなど不可能です。
井上八段は、失礼ながら正直目立った活躍はされておりませんが
45歳となってからA級に上がることは、焦らずくさらず真摯に
将棋の研鑽を重ねていたからこその結果であって、このこと自体が
実に貴重な勲章なのではないでしょうか。

高橋九段はタイトル獲得経験もあり、一時はトップクラスの実力
を保持しておりましたが、B級1組に陥落してからはタイトル争い
からは遠ざかり、このままフェードアウトしていくのかなあと
思っていましたが、50歳を前にしてのA級返り咲きはお見事の一言
に尽きます。

A級では厳しい戦いを強いられるのは疑いのないところですが
中高年の勇気を喚起するためにも、このお二方には最高の活躍を
期待したいところです。

井上八段の初タイトルが、45歳での名人!というのも、素敵な
サプライズだと思います。
正直、A級においては勝ち越す事が既に困難を極める難行苦行だと
思うのですが、B級1組で勝ち上がれるならば、A級とも実力に
おいて、寸分もひけを取るとは思えません。
関西中高年の星、井上慶太八段を皆さん応援しましょう!
高橋九段は・・・まあ、タイトル経験者ですので、頑張ってくれる
でしょう・・・(かなり温度差違う)

思わず将棋について語ってしまいましたが、かねてから熱弁して
いるように、将棋は日本が育んだ世界最高のゲームだと思って
います。

誰にでも、どこでも、手軽にできて、かつ非常に奥が深い。
その奥の深さが、逆にゲームを難しくさせているのと、ちょっと
将棋というイメージ自体が「ジジくさい」ことが、かつての人気
から凋落してしまった原因でしょう。
昔は小学校には必ず将棋クラブがあり、また強さはともかくとして
クラスの誰もが、ルールくらいは知っていたものです。

ところが、最近はすっかりポータブルゲームが流行ってしまい
電車でニンテンドーDSに血眼になっている若者は居ても、詰め
将棋の本と格闘している人は、年一回見かけるくらいです。
しかもそれは大概老人です・・・

将棋にはチェスにはない「取った駒をまた使える」という独特の
ルールが、ゲームの内容を飛躍的に難しくしており、その事から
指し手の選択肢の総数が、地球上にある空気の分子の数より多い
と言われているらしいです。多過ぎて想像もできない・・・

かと言って、今携帯ゲームに興じている子供達や若者全員が
一斉に将棋をやり始めたら、それはそれで気味が悪いですが。

せめて日本人であるならば、折角将棋という素晴らしい伝統が
あるのだから、みんなルールくらいは覚えていて欲しいものです
僕の関係者は、強引にでも将棋させますので覚悟の程を!?

ではバドの話。

<相手が疲れてると見たら、ペースアップしよう>

バドミントンは瞬発力が大いに問われるスポーツです。
コート自体そもそも小さいですし、シャトルの行き来する速度
テンポはかなり速いので、相手の球に対する瞬間的な反応と
そしてその球に対してどんなショットを打つのかという瞬時の
判断が求められる、つまり、コート上でボーッとしている暇など
ない慌しい競技です。

テンポが速いということは、当然動きも速くする必要があり
体力十分の序盤はまだ元気に動き回れますが、ラリーを続けて
いくと、やはりどんなに練習を重ねていても、疲れる瞬間は訪れ
ます。

自分が疲れているかいないかは、ほっといても分かりますが
相手の疲労度合いは、こちらにとって勝敗を左右する大きな要素
です。

まずはそこを察知する必要があります。

具体的には、妙に汗をかいている、はっきり分かる程息が荒い
あまりスマッシュを打たなくなってくる、前を取る打点が低く
なってくる、手打ちになってくる、ひざが伸びて棒立ちになって
いる、目が泳いでいるなど、まあはっきり言って相手の疲労度は
結構分かりやすいシグナルがたくさんあると思います。

相手と同じ時間プレーをしているので、実力差がかけ離れていな
ければ、運動量は相手と同等で、こちらもある程度疲れている
ところではありますが、相手の「疲れているサイン」を察知したら
是非実行すべきことがあります。

それは・・・

プレーのペースを上げるのです。

具体的には

1)ラリーとラリーの間を短くして、休む暇を与えずすぐに
  サーブする。
2)速く動いて、相手コートへの返球テンポを速くする。
3)クリヤーもドリブンにする
4)ドロップでなくカットにする

これらを実践することによって、相手の溜まってきた乳酸をさらに
蓄積させて、同時に精神的にも参らせてやろう、という作戦です。
この作戦は有効に間違いないのですが、自分もキツいので頑張ら
なければなりませんが・・・

ただ、相手が疲れて精気を失いつつある姿を見れば、逆にこちらには
勇気と力が湧き上がってくると思いますので、相手の疲れに乗じて
こちらはラストスパートのつもりで元気を振り絞って、頑張って
どんどん、ちゃっちゃ、ちゃっちゃとペースアップしたいところ
です。

また疲れているところに、相手にされるとイヤなこととして

5)フェイントの効いた速いドリブンサーブ
6)ネット前に打った球を、パッカーンと高い高いロブできっちり
  奥まで返される
7)エースでラリーを切らないで、決められるところでもつないで
  くる

があります。

5)は、疲れてくると、サーブを待っている時にも集中力が欠け
気味になっているので、突然そういうキタないサーブが来ても
俊敏に反応できないものです。

6)は、疲れている時に、そうやって高い球で「はい、最初から
ラリーやり直しぃ〜!」みたいな感じで、バックバウンダリー
ラインまできっちり奥まで返されると、疲れた心にさらに重りが
どよ〜んと加算される感じになり、少しですが確実に精神的
ダメージを受けてしまうのです。

7)は、疲れている時は、単発のラリーで勝負を掛けたいと思って
いるので、一発でズドンと決められるのはまだ良いのですが
こちらが追わざるを得ないような甘めのショットを打ってきて
繋いで繋いで意欲と体力を奪い去ってしまおうというプレーには
正直勘弁して欲しいと思います。

構想としては、疲れた相手に対して5)を放ち、甘くなって返って
きた球を7)の微妙なコースに打って動かし、相手が何とか
追いついてネットに返してきた球を、6)のように死刑宣告の
ごとく高く後ろまで返球する。
これを疲れた時にされたらイヤですね〜

ただ、そんな余裕を持った相手であれば、そもそも相手の方が
実力が上だと思いますが。

ラリーポイント制になり、1ラリーで1点がどちらかに必ず入る
ようになって試合の進行がスピーディーになりました。
ちょっと上記の7)は、今のルールに即していない方法かもしれ
ません。
ラリーポイントの場合、つないでどうこうするよりも、エースを
積極的に奪っていく方が得策かもしれません。

まあしかし、試合中に心の余裕ができた時、上記を思い出して
少しでも相手の精神的ダメージを大きくする為に、苦しむ相手を
さらに突き落とす(意地悪・・・)プレーは、こちらに傾きかけた
流れをさらに磐石なものにするために、実行の価値はあると
思います。

苦しむ姿を相手に見せることは、相手には勇気と希望を与えて
しまうので、苦しくとも、極力涼しい顔で平然とラリーを続け
られるようになりたいものです。

ただそれは、絶対的に基礎体力が必要なので、やはり普段の練習
から、自分を試合以上の苦しい状況に追い込む必要はあるの
でしょうね。
それがなかなかできないのが社会人なのですが・・・

時間には限りがあり、状況はひとそれぞれです。
その中で、メイン競技のバドにどれだけ時間を割けるか(いや
メインだから割り当てられるか、かな)、その中で最も効果の高い
方法は何かを各人がそれぞれの状況で考えていくしかないですね。

知り合いには、週に4〜6回も練習できる人がいますが
その人をうらやんだところで仕方ありません。
限られた時間の中ででも、家でトッププレーヤーのプレーを見て
学べる、筋トレはやれる、サーブ練習もできる、スクワット
50回くらいはできる、息止めしながら階段を一段飛ばしで上がる
(これは素潜り対策か・・・)軟式ラケットカバー付け素振りは
できる、また練習時に上手い人に打ってもらう、疑問点を聞いて
指導を受ける、自分ができない事ができる人のプレーを、ポイント
を絞って見る、等など、上達できるポイントは練習する時間が
なかなか取れない人でも、実は数多くあるものです。

僕の好きな言葉に

Where there is a will, there is a way.(意のあるところに
道は通ず)

があります。
つまり、人間には意思があるので、やろうと本気で思えば
なりたい自分になれるはずだ(相当意訳ですが・・・)という
意味です。

バドミントンが上手くなりたい、強くなりたい、と本当に思えば
上手くなるために必要なこと、強くなるために大事なことに
より多く時間を掛け、知恵を絞る筈なのです。

これはどんなことにでも通じることですが、健康な体で居たいと
願う人は、自然と食事に気を配ると思いますし、生活のリズム
にも気をつけるし、タバコなどは吸わないし、お酒も程ほどに
するでしょう。

お金を貯めたいと思っている人は、少しでも無駄な出費を
抑えようとする筈ですし、欲しいからといってすぐカードで
買い物などはしないものです。

こうなりたい!と思って、その通りになっていない人は、結局
思いが足りないのですね。
本気度が少ないのだとも言えます。
あるいは、本当にそうなれると自分を信じきれていない、とも
解釈できるかもしれません。

皆さんにとってベストの方法は人それぞれですし、また何がベストな方法
なのかは分からないかもしれませんが、バドで言えば「強く
なりたい」「上手くなりたい」と思って、そういう行動をすれば
基本的には「強く」「上手く」なる方向に向かって着実に歩みを
進めている筈です。
その効果がすぐには体感できなくとも。

なので、自分を信じて(というのも難しいものですが)レベル
アップへの想いを強く持ち続けて、みなさんそれぞれの人生最強
レベル到達を目指して、楽しみながら頑張っていって欲しいと
思います。

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WBC負けちゃいましたね〜。
ちょうど試合開始が昼休みだったので、ワンセグの小さい画面を
視力回復したつぶらな瞳で、じっくり観戦していました。
初回の3点が痛すぎました。
短期決戦では、ミスが大きく響きます。
余談ですが会場のサンディエゴには韓国人が日本人の6倍も住んで
いるそうです。
応援も韓国攻撃時の方が確かに多かったように思います。
応援の威力も多少はあったかもしれませんが、結局は実力という
しかありません。
かくなる上は、再度キューバを撃破して、4度目の対戦で韓国を
負かして欲しいものです。

きっと今頃韓国の飲み屋では、到る所でジンロチャミスルを
ぐいっと飲み干し、宿敵日本を下した喜びに、溜飲が下がり
快哉を叫んでいるに違いありません。
テーハミングッ!チャチャッチャチャッチャッ!
韓国のスポーツバーでは、確実に今晩は連呼してるでしょう。
仕方ないので、僕もヤケ酒飲もうっと!?
僕の場合は、下町のナポレオン「いいちこ」となっていますが。
そして気が付くと泥酔して、何で飲んでるのか分からなくなって
ます。
いつものことです。アズユージュオー(As usual)です。
ではまた!
posted by まさやん at 23:44| 大阪 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by 岸本 at 2009年03月21日 09:42
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