2007年10月06日

フェイントを使おう

突然ですが、僕は読書が大好きです。
振り返ると、小学校時代から図書室で本を借りて、読みまくっていたような記憶があり
昔から読むことに関しては、小さい頃からかなりの思い入れがあるような気がします。
元々物事に没頭しやすい僕は、文章の世界に簡単に入り込む事ができたので、幼少時代に
好きだった民話や伝説の類、例えば三年寝太郎とかわらしべ長者とか、突拍子もない
ストーリーを展開する昔話に子供心をワクワクさせながら、ひたすら活字の世界に
のめりこんでいた様な記憶があります。

とは言うと何か内に閉じこもっている内気な子供のようなイメージですが、そんな事は
なく、勉強より遊び・運動好きの普通の子供でしたが。

昔から、文章にいそしんでいたので、国語は大の得意でした。
特に朗読には磐石の自信を持っており、授業で先生から教科書を「読みなさい」と
当てられたりしたら、一切かむことのない流暢かつよどみない滑舌に加え自慢の美声で
朗々と読み上げ、いつもちょっぴり嬉しさと優越感に浸っていた事を思い出します。

何故本を読みたいと思うのでしょうか?
自問すると、やはり純粋に知識をもっと仕入れたいのでしょう。
幾千万のことば・文章の中から、心に響くフレーズを求め続けているのだと思います。
心に響くフレーズというのは今までにいくつもありましたが、特に感銘を受けて、日々の
生活における指針・指標になっているものをいくつか紹介したいと思います。

*「強い人は威張らない」(人間における勝負の研究 米長邦雄著)
 →米長邦雄先生はご存知の方も多いと思いますが、将棋棋士でいくつものタイトルを
  勝ち取って一時代を築いた名勝負師です。現在は日本将棋連盟の理事長をされて
  います。
  この本から僕が受けた影響は非常に大きく、勝負・人生に対する考え方に多大な
  変革が生じました。
  人間というものは、とかく優劣に敏感になり「俺はアイツより強い」だとか
  「アイツには負けない」とか「アイツは大したことない」とか、人を見下す発言や
  態度によって、相手より高みに上ったような気分で居たがるものです。
  そのチンケな優越感にガツンと鉄槌を下したような言葉がこれ。
  ちょっとくらいの結果で空威張りするというのは、本人に実力が無いことを吹聴して
  いるようなもので、本当に強い人というのは、威張らないものである。何故なら
  威張る必要がないから、という言葉に、それまでの自分が恥ずかしくなったような
  気がしたものです。
  本当に実力があれば、ことさらに自分から「オレは強いんだ!」って宣伝しなくとも
  周りがその実力を認めている筈なので、威張る必要がないのです。
  威張っているヒマがあったら、競技者ならば実力を付けることに専念すべきです。

*「弱いから負ける。それ以外の何物でもない」(同上)
 →これまたそれまでの僕には耳の痛い言葉でした。
  負けた時というのは、悔しさから色々な言い訳をしたくなってしまうものです。
  バドミントンで言えば、調子が悪かった、練習が十分でなかった、相手のラッキー
  ショットが良く決まった、シャトルが合わなかった、気分が乗らなかった、真剣に
  やれば負けない!?とか、言い訳を探せばいくらでも創出できる感じですが
  そこを米長先生はきっぱりと「負けるのは弱いから」と言い切っているところに
  大いなる感銘を受けました。
  結局、何を言おうが弱いから負けるのです。相手に対して何がしかの劣っている
  部分があるからこそ負けるのであり、総合力と言う点で相手の方が上だったという
  ことです。
  勝負師である以上、負けた時には慰めの言葉も励ましの言葉も期待せず、ただ相手
  より弱かったから負けた、という厳然たる事実に向き合って、実力の向上に励む姿勢
  こそが、健全かつ賢明だということです。

*「Doing nothing is doing ill.」(確か太宰治の小説に出てきた言葉)
 →意味は「何もしていない事は、悪い事をしているのと同じ」
  怠惰な時期もあった僕に、衝撃を与えた言葉でした。
  せっかく頭脳明晰!?な人間に生まれたのだから、世の為人のために何かしなければ
  と考えさせられた、丸まった背中を押してくれる刺激的な言葉でした。

*「人間、いつまでも過去を引きずっているのは怠惰の極みですぞ」(小説から)
 →僕も昔は意外と過去をクヨクヨ悔やむ人間でした。しかしいつからか、悔やんだ
  ところで過去は変えられないし、過去に自分が選択して行動した事は、その時の
  自分がこれで良しと決断した上で取ってきた行動なので、過去は全てOKとするしか
  ないのです。というか全てOKなのです。
  その事をこの言葉は端的に良く表していると思い、心にストンと留まりました。
  人間、過去より今です。過去というのは、考えようによっては「無かった事」と
  同じとも言えます。
  そんな過去に囚われてクヨクヨしているのは、時間の無駄であり「怠惰」であると
  いうこの言葉で、頑張らなくっちゃ!と叱咤激励されているような言葉でした。

*「There is no trouble in the world without a cure」(ユダヤのことわざ)
 →僕はことわざが好きで、昔はことわざ辞典を読むのも好きだったという変わった子供
  でした。
  このことわざは最近知ったのですが、日々の気持ちの持ち方に大きな余裕を与えて
  くれる非常に印象深く含蓄のある言葉でした。
  意味は「解決できないトラブルは世の中にはない」です。
  仕事をしていたり、人と付き合ったりしていると、毎日何らかのトラブルに見舞われ
  ます。取るに足らないような小さなトラブルもありますが、時にはいわゆる「大事」
  と思われるような、心に大きくのしかかって大変な事態と言えるトラブルも、社会の
  隅々で日々発生しているのです。
  それに携わる当事者は、普通の感覚ではストレスを受け、事の重大さに心が押し
  潰されそうになってしまうと思いますが、そこをこの言葉を口ずさんで考え方を
  変えるのです。
  世の中は、何とかなるものです。大きなトラブルだって、最終的には何らかの形で
  解決するに決まっているのです。
  そう鷹揚に懐深く余裕を持って考える事ができれば、ストレスで胃をやられる事も
  少なくなっていくのではないでしょうか?
  僕は、問題が発生して困ったなあ、と思うような時には、必ずこの言葉を呪文の
  ように口に出して、あまり深刻にならないようにしています。
  本当に助かる言葉です!

まだまだお伝えしたい素晴らしいフレーズは沢山あるのですが、このままだとあまりに
長くなってしまうので(既に長い・・・)そろそろ本題に入ります

ではバドの話。

フェイントを使おう

バドミントンで、フェイントが重要な事は言うまでもありません。
普通に素直にミス無く打つ事も重要ではありますが、普通に素直に淡々と打ってばかり
では、ラリーにおいてなかなか有利になる場面が生じにくく、体力勝負にせざるを得なく
なってしまいます。
無尽蔵の体力があれば良いですが、ちょっとフェイントを使うだけで、相手の体力を
奪ったり、ラリー中に緊張を強いる事ができるならば、積極的に取り入れて使っていく
べきだと思います。

ではどのようなフェイントがあるのか?

1.クロスに見せかけてストレートに打つ。
 →クロスに打つように見えて素直にクロスに打っていたら、相手の反応がどんどん良く 
  なっていって、自分が不利に陥るだけです。
  バドミントンは、やはり素直には打たずひねくれる事が重要です。
  その王道というかスタンダードなフェイントが、このショットです。
  フォア奥からのスマッシュを、まず体を入れて構えて、体をクロス側に開きながら
  腕は残してストレートにスマッシュを打つとか
  ラウンドからは、体を入れたまま(左側面をネットに向けたまま)体の捻りを
  使わないで腕だけでストレートに打つとか
  ドライブで、体も腕もクロス側に開きながら、最後に手首とラケット面をストレート
  に残してストレートに打つとか
  プッシュでは、フォア側はラケットも腕もクロス方面に振り出していき、最後の
  インパクトの瞬間に面を逆カットのように右周りに切り、ショットはストレートに
  打つとか
  このショットばかり打っていると逆にばれてしまいますが、普通にクロスに打つ
  ショットと、このフェイントを交えて打っていけば、相手も両方のバリエーションに
  対して待たざるを得なくなるので、そこで少し有利になれると思います。

2.ストレートに見せかけてクロスに打つ。
 →フォア奥からのスマッシュで、体を入れたまま(左側面をネットに向けたまま)体を
  捻らないで、腕だけでクロスに打つとか
  ラウンド奥からは、逆に大きく体をストレート側に開いて、ショットはクロスに
  叩き込むとか
  プッシュの場合は、1.のような方法は取りにくいのですが、一度ストレートの面を
  相手に見せてから、クロスに切ると良いと思っています。
  いけないのは、クロス側に最初から面が向いていること。
  クロスプッシュやクロスヘアピンも、面を見せてしまったら威力も半減です。
  インパクトの直前に面を切る感覚を習得していきたいところです。

3.スマッシュと見せかけてカット。
 →これは皆さん良く使うと思うのですが、ポイントは速いスマッシュが打てる体勢で
  打つ、ということです。
  このフェイントが何故効くかというと、スマッシュを警戒して気持ちと体が後ろに
  引いているからであって、その為には「強烈なスマッシュを叩き込むぞ!」という
  フォームで体勢をとらなければなりません。
  基本は全て同じフォームで打つ事。一番良いのは全てスマッシュの体勢で入る事です
  十分に体がシャトルの後ろに入って、スマッシュを前で打てる体勢が取れる状態
  からのカット・ドロップは、相手に取って取りにくいショットだと思います。
  ジャンプしてカットが打てれば素晴らしいですね!

4.カットと見せかけてクリヤー。
 →これは3.を効率的に放っているラリーにおいて良く効きます。
  スマッシュを警戒している相手は、3.のフェイントでカットを打たれる事に対して
  前向きに体重が掛かっています。
  そこをカットと見せかけて、ちょっと手首を引き付けて最後にクイッとクリヤーで
  相手の逆を突けば、見事にノータッチエースとなる場合があります。
  ただしこれは、バリエーションの一つとして、たまに打つ程度にしないと、下手を
  すると一発でスマッシュで仕留められる無残な結果となりますので、タイミングを
  見計らって使って欲しいと思います。
  効果的に使えると、相手も不用意に前ばかりに突っ込む事ができなくなります。

5.ヘアピンと見せかけてロブ。
 →これも皆さんよく使うフェイントだと思います。
  基本的には、素直に打たないで、打点を引き付けて打つタイミングを少し遅らせて
  ロブを上げる感じですね。
  ここでの注意点は、そのショットがクセになってしまって、ダブルスにおいて
  いつも打点が低くなってしまうことです。
  またこのフェイントが効くのは、ヘアピンがあってこそなので、ロブ一辺倒に
  ならないショットのバランスが重要です。
  ロブを打つほうが、繊細なヘアピンよりも難易度が低い為、ついついロブばっかりに
  なってしまう事は、ショットの配球戦略上賢明ではありません。ここ、要注意です。

6.ロブと見せかけてヘアピン。
 →このショットがあって、初めて5.も効いてくると思います。
  しかし、こちらの方が技術的・心理的な難易度は高いでしょう。
  細かいコントロールを要求される事と、ネットに引っ掛けるのでは・相手に叩かれる
  のでは、という不安要素があるからです。
  しかしショットのバランスという意味では、5.と6.を適当な頻度で交えていけば
  相手も読みにくくなると思います。
  ポイントとしては、腕・肘はロブの雰囲気を出し、ラケット面だけ最後に1フェイク
  入れて少し残すというイメージでしょうか?
  なかなか文章では伝え切れませんね・・・
  ホームページ開設して、動画で見せられたら良いのですが。
  今後の課題にしておきます!

7.プッシュと見せかけてネット。
 →これは前に「ネット前の小技について」でも書きましたが、是非皆さんに普通に
  使って欲しいショットなので、また書きます。
  プッシュが打てる場合はプッシュを打つのがセオリーでしょうが、プッシュの連続に
  なった場合、相手がタイミング合って来たら、中々簡単には決まらない状況が発生
  する場合があります。
  そこを打破するのが、このフェイント。
  ラケットを立てて入って、少し大げさ位の攻撃的動きを見せて、最後に手首を使って
  シャトルの勢いを殺し、あざ笑うかのようにネット前に落とすのです。
  このショットが効くのは、プッシュ・ドライブを打っている途中で使うことです。
  速いラリーのテンポで待ち構えている相手は、不意を突かれて足が止まる事と思い
  ます。例えノータッチで決まらずとも、相手の体勢は崩す事ができると思います。

この他にもフェイントは沢山あると思いますが、ちょっと長く書き過ぎた(いつも)ので
この辺にしておきます。
***************************

今日からまたまた三連休です。
休みの前日は、目覚ましを掛けずに寝られるぞ!と嬉しさ満々で床に就くのですが
何故か、いつも会社に行く時間より早起きになってしまうのです・・・
昨夜は1時半に寝たにもかかわらず、今朝起きたのは6時45分!
それで昼寝しているのだからしょうもないですね。
しかし、そんな時間の使い方ができるのもお休みのよいところ。
夕方の練習まで、リラックスして過ごしたいと思います。

ところで先日のジャパンオープンを録画しそこなった方、朗報です!
幸いな事に本日夜再放送がありますよ。

10月7日 夜1:00〜 NHK衛星第一にて

僕も前回は予約録画に失敗したので、今回はしっかり録画して、新しい技術・知識の
習得に努めたいと思います。
リー・チョンウェイのガッツポーズを完璧にコピーしたいと思います!?

ではまた!
posted by まさやん at 00:00| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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