2008年12月04日

ここぞというポイントでは果敢に攻撃あるのみ

先週水曜日は、オヤジが家にきました。
このブログでは既に有名ですが、当年とって74歳ながら、矍鑠
(かくしゃく、と読みます。年をとっても元気な様子を言う)
としていて、元気も飲酒量も僕をはるかに凌ぐ、エネルギッシュ
かつパワー満点のオヤジなのです。

先週火曜日に、以前勤めていた会社の同窓会が京都であるとの
ことで、京都で飲み会の後泊めてくれ、とのご依頼を受け
断る筈もなく、それならば翌日は僕も有休取って一日
お付き合いしよう、ということになったのでした。

オヤジに、翌日どこか行きたいところはないか事前に確認
しましたが
「そんなん、無い」
とにべもありません。
こちらから
「じゃあ高槻の実家に行って草刈りでもする?」って聞いたら
「ああ、それがええかな」
ということで、泊まった翌日は色気も何も無い、実家の草刈りに
決定してしまいました。

火曜日の21:00には最寄駅である香里園に到着するということで
飲み会の割には早いあがりだなあ、と思っていましたが
駅到着時にはお酒のにおいプンプンでしっかり酔っ払っていました。

オヤジを車に乗せて「相当飲んだん?」って聞いたら
「全然飲んでないよ」とのことでしたが、さらに聞くと
「ビール1杯と焼酎お湯割り6杯飲んだ」と白状しました・・・
「十分飲んでるやん!」
オヤジにはこの程度では飲んだ内に入らないのでしょう。
まさに矍鑠(かくしゃく)です。

そして、車内の暗がりの中、よくよくオヤジの顔を見ると明らかな
違和感がありました。
な、何と、あごひげをたくわえていたのです!

オヤジには元来眉毛が殆ど無く、そのため昔は非常に人相の悪い
顔をしておりました。
しかし、何を思ったか入れ墨で眉毛を書き、その形が「こち亀」
の両さんみたいに、太くて、そして笑っているかのように
中央部でへの字に曲がっているものですから、厳しい目つきと
アンバランスな眉毛に、実父ながらおかしな感じがしておりました。
それに加えて口ひげプラス今回のあごひげで、もう何が何だか
全くコンセプトの分からない顔になってしまいました。

ひげ自体は、口ひげ(鼻の下の普通のひげ)は既に生やして
いましたが、それに加えてあごからもモジャモジャと白い毛が
伸び放題で、それを見た僕は若干不機嫌になって

「そんなんやめときぃや。清潔感がないわ」
「そうかなあ・・・」
「絶対そうや。もともと口ひげだって無い方がいいのに」
「そうか。実は(スナックの)ママにも、あまり良くないって
言われてて、剃るかどうするかは、大阪の息子さんに聞いて決め
たら?って言われてたんだ」
「何じゃそりゃ。それなら、僕はキッパリ反対するわ」

という会話の後、程なく家に着き、オヤジにはさっと風呂に
入ってもらってさっぱりしてもらったのですが、それからが
ちょっと困りました。
オヤジの好きなプロ野球もやってないし、ご飯ももうたらふく
食べてきたし、酔ってるオヤジとはあまり会話も弾みません。

となるとやはり「将棋」の出番となってしまうのです。

将棋はオヤジと僕は好敵手で、勝ったり負けたりラジバンダリ
なので、飲んで話題も無くなった時には、非常に便利なコミュ
ニケーションの手段なのです。

オヤジのために購入した「いいちこ」をお湯割りで飲みながら
いつものように低レベルな戦いが始まりました。

昔のオヤジは常に四間飛車(4筋に飛車を持ってくる受身の作戦)
でしたが、最近は面倒なのか必ず筋違い角(角交換して角本来の
筋と違う6五の地点に角を打ち、角道を開ける為に突いた7六の
歩をかすめ取る作戦)戦法を多用してくるようになりました。
この筋違い角戦法、確かに序盤早々一歩得はできるのですが
歩を取る間に、相手の金銀に動かれて手損になりますし
また相手は角を手持ちにできるということから、あまり得策では
ないやり方なのです。(僕らレベルでは)

ということもありますし、また6時半から飲んでいるアルコールで
まともな思考能力を失っていることもあり、勝負は僕の5勝0敗
となってしまったのでした。
オヤジにはかなりストレスを与えてしまったなあ、と少しだけ
後悔しましたが、僕も負けず嫌いなのでしょうがなかったです。

明けて翌日。初冬らしからぬ快晴の爽やかなお天気で、絶好の
草刈り日和!?でした。

高槻の実家は、今年7月に住んでいた人が退去してから、空き家
状態になっていた為、家周辺の草木がぼうぼうの伸び放題に
なっていて、蛇やむかでが普通にいる(前に住んでた人談)ほど
自然感たっぷりの、まるでトトロの家みたいな状態だったのでした。

草は比較的簡単に刈れますが、問題は竹と大木でした。

昔、庭にオヤジが植えた竹が、長年の間に旺盛な生命力を発揮して
家の周囲の地下に満遍なく根をはりめぐらせ、日の当たる壁面には
足を踏み入れることができないほど、一面の竹林が形成されて
いたのでした。

そして最大の問題は、庭の隅にずどーんと一本そそり立った
モミの木のような針葉樹です。
これは昔は無かった筈の木ですが、知らない間に誰かが植えたのか
種からグングン成長したのか分かりませんが、ぶっとい幹に
木陰が暗くなるほど枝が生い茂り、二階のベランダまで干渉する
ほどエラいことになっていたのです。

僕の役目は、この大木を伐採することでした。
と言っても、チェーンソーでも無い限り、ぶっとい幹の根元から
切り倒すわけにはいきません。
僕のとった方法は、足場程度の長さを残しながら枝を伐採し
それで徐々に木登りしながら枝を全て切り落とす、という作戦
でした。

昔から木登りは得意だったので、軽々と枝に足をかけ
するすると器用に真ん中辺りまで登って、頭上の枝を
切り落とすのですが、これが実に困難を極める難行
だったのです!

不自然な体勢で、幹にしがみつきながらのこぎりを動かすのが
大変だったということもありますが、もっと悩まされたのは
枯れかけた針葉樹の葉っぱや枝の樹皮が、粉雪のように
のこぎりで振動を与える僕に、容赦なく降り注いでくるのです。

葉や樹皮は、僕の無防備な首筋にどんどん侵入してきて
僕に攻撃の手を緩めさせようと、木が必死の抵抗を試みているか
のようでしたが、枝を一つ切り落とす度に、届かなかった
日の光が、暗い庭に到達するのを確認すると、これがなかなか
嬉しいもので、葉・樹皮の攻撃や暑さや、木にしがみつく疲れを
ものともせずに、僕は一心不乱にのこぎりを引き続けたのです。

大木と格闘すること約1時間。僕はついに、あの鬱蒼と茂った
枝の全てを切り落とし、大木を一本の柱の状態にまで
もってきました。
それまでは枝の影で真っ暗だった居間に、当日のまぶしい日差しが
燦然と降り注ぎ、明るさと風通しを取り戻したことで
僕の満足度は相当高く、疲れも忘れて労働の成果にひたすら
ご満悦状態でありました。

しかし僕の切り落とした枝や、親父が切り倒した竹を積みあげた庭は
山のように盛り上がって、その高さは2mは優に越す大変な状態に
なってしまいました。
あれ、何とかしないといけないなあ・・・

その後も家の北側の草を刈り、尋常でない位に成長したあじさい
の枝も除去したりしていて、気がつくと作業を開始してから
4時間も経過していました!
よくもまあ頑張ったものです。

74歳であの元気さは、何をおいてもありがたいことですね。
オヤジにはあの勢いで、100歳越えを目指して欲しいと
思います。(確実に生きそう・・・)

ではようやくバドの話。

<ここぞというポイントでは果敢に攻撃あるのみ>

これはテニスの心理学の本で読んだことです。

試合で競って競って、競り合った状態のまま終盤に差し掛かって
1つの得失点が大きなポイントになる場合があります。

そういうプレッシャーの掛かる状態では、一つ一つのポイントを
大事にして、丁寧にミスの無いようにラリーをする、というのも
一つの考え方ですが、逆にそういう大事なポイントだからこそ
積極的に攻撃に拍車をかけて、自分からポイントをもぎ取って
いく姿勢が大事であるということなのです。

往年の名選手ビヨンボルグいわく

「私がブレークポイントなりセットポイントを握ると、相手選手の
ほとんどはエースを狙おうとせずに安全なショットを打ってくる。
だから私は、自コートの浅いところでパッシングショットを打って
確実に得点することができる。
ところが、コナーズは安全なプレーをしない。
彼は少しアウトするくらいに打ってくる。」

コナーズとは、言わずと知れた名選手のジミーコナーズです。
皆さんもコナーズのガッツ溢れるプレーは見たことはあるかと
思うのですが、彼の特筆すべきはその強烈なショットだけでは
なく、プレッシャーの掛かった重要な場面でも、プレッシャーに
押しつぶされることなく、ラインを狙って激しく攻撃を貫く
その精神力だと思います。

コナーズの精神力の源は、その母親の教えが大きかったと
述懐していますが、その教えとは

「ここという重要なポイントでは、決してためらうことなく
攻撃すること。それがチャンピオンになるための唯一の道である」

う〜む。とても参考になる考え方です。
僕も以前「競り合った時こそ強気に攻撃しよう」と書いた記憶が
あるのですが、実際にしびれるような場面でそれを実行するのは
相当の精神力と自信が要るような気がします。

しかし、あまりあれこれ余計な事を考えずに、プレッシャーのこと
自体を忘れて、攻撃に没頭できたら、結果的にミスも少ない
良いプレーができるのではないかと思います。

ウインブルドンの決勝で、相手にマッチポイントを握られて
サーブを受ける状況のような厳しい場面は、アマチュアである
僕らには訪れることはありませんが、それでも目標としていた
大会や、今まで勝てなかった相手に初めて勝てそうな時や
団体戦での勝敗が決まる試合など、プレッシャーの大きい場面は
皆さんにもある筈です。

僕の経験から言うと、そういう場合は「開き直り」が良いと思い
ます。
つまり、自分は自分であり、自分以上でも以下でもありません。
良いプレーもできる時もありますが、凡ミスをしてしまうのも
やはり自分の一部であります。
変に、負けたらどうしようとか、情けないプレーをしたくないとか
大事にミスしないでいこうとか、色々な邪念が浮かんでしまうと
自分本来の良いプレーが発揮できなくなり、悪い時の自分へと
変わり果ててしまうでしょう。
プレー中は余計なことは考えずに、ただひたすらプレーに集中
するのが良い結果を生むと思いますよ。

このブログでもおなじみの、50代のエースはたやんことH野さん
に聞いた話ですが、今年の全日本シニアの決勝では、ファイナル
ゲームは終始3ポイントほどリードを許しながら、最後の最後で
逆転し先にマッチポイントを握ったそうなのです!

ラリーポイントでのマッチポイントですので、相手にとっては
もう一球もミスできない状況に追い込まれたのであって
しかもそれをゲットすれば、H野さん念願の全国初優勝であり
H野さんにとっては、目もくらむような感動の瞬間があとわずか
1ラリー勝てば手の届くところまできていたのです。
本人も、周囲の応援する人たちも、H野さんの歓喜の優勝を
ゲームの流れから確信していたそうです。

サーブは当然H野さんでしたが、しかしここでH野さんはものすごく
色々と考えてしまったそうなのです。

「前にこういう場面でロングサーブを打ってアウトにして
しまったなあ」
「かといってショートサーブは、さっき読まれて厳しい球を
打たれたし」
「ああ、あと一点で初の全国優勝か〜!」

などと、様々な思いが頭をよぎり、中途半端な気持ちで打った
ロングサーブを、スマッシュ一発で決められてしまい、その後も
あっさり2点連取されて、歓喜の瞬間は来年へとお預けになって
しまったのでした。ああ無念・・・

ベテラン中のベテランH野さんでも、全日本シニア決勝のマッチ
ポイントを握った時には、それまでの集中した心理状態を
保てなくなってしまったのです。(誰でもそうでしょうが)

H野さんは、後になって「ちょ〜くやしい」とのコメントでしたが
来年同じ状況になったとしたら、堂々としっかり高いロング
ハイサービスを放つか、神経を研ぎ澄ませてショートを打つか
いずれにしても、今年の無念を晴らしてくれるものと期待して
います。

スポーツにおいては、自信と強い気持ちが物凄く大事です。
それは、実体のあるものではなく、いわば「思い込み」です。
思考の習慣とでも言えるでしょう。
自信と強い気持ちは、一生懸命に練習した中から生まれて
くるものだとは思いますが、脳みそはだまされやすい!?ので
自信があるように振舞っていれば、そのようになりやすいようです。

普段は謙虚でも、バドの時は自信を持って攻撃しまくりましょう!

***************************

今週金曜〜土曜は会社の慰安旅行で有馬温泉に行きます。
僕は初有馬温泉なので、結構楽しみにしています。
金曜業務終了後、貸切バスで現地へと向かい、到着後
忘年会を兼ねた大宴会へと突入するのです。
僕は過去の慰安旅行で、バスで飲み過ぎてしまい、宿に到着
した時からの記憶が無かったことがありました・・・
忘年会前に、記憶喪失しないように十分酒量をコントロール
しないといけないなあ・・・

そして7日(日)は大事なリーグ戦初日です。
前回二部落ちしているので、次回すぐに一部復帰できるよう
頑張りたいと思います。(いつも頑張っているつもりですが)
視力回復しているので、5点は強くなっていると思われます!?
皆さん、僕の目は狙わないでね・・・
ではまた!
posted by まさやん at 00:30| 大阪 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おつかれさまです。
やっと、やっと更新されましたね。
大活躍のメタボリスキーK村です。
M県の皆さん、またお会いしましょう。
 今年もいろいろ楽しい内容を拝見し、
本当に楽しませていただきました。
来年もよろしくお願いします。
では、年明け初練習を楽しみにしてます。

Posted by ついでのK村 at 2008年12月29日 15:13
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