皆さん、新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
光陰矢の如し。Time flies like an arrow.とはよく言ったもので
2016年も飛ぶように過ぎ去っていきました。
新年1月ももうそろそろ終わりです。本当に早いです。
何事も終わってみれば早いものです。僕は冗談でよく言いますが
「そうやって人生も終わっていくんです」ってなところですね。
さて、みなさんは昨年は充実した毎日を送ってこられました
でしょうか?
僕に関して言えば、例年に増してバドメイン、正確に言うと
バド指導メインの生活で、楽しく一年を過ごせてきたと思います。
僕はもう51歳です。なんかこないだまで30代と思っていたら
知らぬ間にこんな年齢になってしまっておりました。
テレビではしょちゅう、昔から当たり前のように知っていた
タレントさん達が亡くなったとのニュースが流れます。
辛気臭い話ですが、本当に人生も確実に終盤に差し掛かってきて
いるんだなと自覚せずにはおられません。
でも、人生は今こそが全て、です!
今生きている、この瞬間こそが人生に他なりません。
なぜなら、現実的に「今」しかないのですから。
ですので、今この瞬間に向かい合っていることに対して一生懸命
になれてさえいれば、それで良いのだと思います。
なかなか簡単にはいきませんが・・・
さて、記事にするには時期外れも甚だしいのですが、みなさんは
紅葉は観に行かれましたか?
我が国日本は、四季折々の自然を愛でられる貴重な環境の恩恵に
預かっていますよね。
ざっくり言うだけでも、初春の梅、春の桜、初夏のツツジ
梅雨時のアジサイ、秋の紅葉、冬のサザンカなど、時期によって
気候がはっきりしている温暖な日本列島だからこそ、様々な
樹木・植物によって、より一層強く季節を感じることができるの
だと思います。
となれば、それらの時期にはそれらを見に行くべし!という事で
昨年の紅葉狩りは、ネットで調べた結果、比較的近場の
「善峯寺(よしみねでら)」
がチョイスされたのでした。
場所は京都府京都市ですが、長岡京からほど近く、京都縦貫道
大原野ICから車で15分くらいにある山寺で、車のエンジンが
うなりをあげそうなくらいの急峻な坂道を登ったところにある
古刹ですが、洛西ニュータウンから時間的にはあまりかからない
ため、現代と古(いにしえ)のギャップ感が大きく、まるで
タイムスリップしたかのような不思議な感覚に囚われました。
京都はお寺の紅葉も見事な場所が多いですが、ここは境内よりも
お寺のある所から見渡せる山々の紅葉が素晴らしいとの評判
でした。
ただ、僕が訪れたのは12月4日で、かろうじて紅葉は確認できる
ものの、見頃は過ぎて終わりかけでした。
しかし、この善峯寺。実はスゴイお寺だったのです!!!
何がスゴイのか?
@ 境内から見下ろす絶景が素晴らしい!
急峻な坂を登っただけあって、お寺のロケーションはかなり
高いところにあります。
そこから見渡す京都〜大阪の景色は、感動を覚える程でした。
A「落ちないお守り」のお寺である!
阪神大震災で、阪神高速が倒壊した映像は衝撃的で、ずっと
皆さんの記憶に強烈に刻み込まれていると思いますが
地震で高架道路が途中で崩れ、そこから半分ほどバスの
前部が落ちかかって、何とか転落を免れて九死に一生を得た
場面を覚えてらっしゃいますでしょうか?
なんと、その時の運転手さんが持っていたのが、ここ善峯寺
のお守りだったのです!
その奇跡以来、ここのお守りは「落ちないお守り」として
交通安全や、受験向けとして、かなり有名になったそうです。
B 日本一の松の木がある!
何を以て日本一とするかは難しいのですが、ここには遊龍の
松と称される、樹齢約600年の見事な松の木があるのです。
高さこそ2〜3mですが、特筆すべきはその横への長さで
約40mも枝が張り出しており、その姿は龍が遊んでいるかの
ように見えることから名づけられたという、天然記念物にも
指定されている、素晴らしい名木です。
善峯寺のことは、出かける直前にネットで調べるまでは、全然
知らなかったのですが、平安時代中期に開いた由緒正しく歴史
あるお寺さんだっただけでなく、上記のように強力なセールス
ポイントを持つ、地元の名観光地だったのでした。
僕としては、AとBも素晴らしいのですが、とにもかくにも@の
絶景が手放しで感動しました!
きっと夜景も素晴らしいんだろうなぁ・・・
皆さんもぜひ一度「善峯寺(よしみねでら)」にお出かけして
みて下さいね!
http://www.yoshiminedera.com/
12月25日には、去年から恒例となった「打ち納め&忘年会」を
岡部小学校〜畷の里温泉〜忍ケ丘駅前「あぐ楽」にて行いました。
打ち納めは、最終的に17人!も集まってくれたのは嬉しかったの
ですが、バドコートは2面とコート間しかないので、ちょっと
恐縮でした。
まあ、時間は4時間と長いのでたくさんは打てたでしょうが。
僕は後片付け・鍵返却・トイレ(^^;で時間を要してしまい
残念ながら畷の里に行くことができず、自宅でシャワーでしたが
あぐ楽からは本格参戦して、気が付けば酔い過ぎて、宴後半は
席で船を漕いでしまう程、気持ちよく大量に飲ませて頂き
2016年のことはおろか、その日のことさえ記憶を無くしてしまい
そうでした。
いつも思いますが、こういう楽しいイベントも、参加してくれる
メンバーが居てくれてこそ、です。
参加してくれた皆さん、どうもありがとうございました。
また忘月会!?を毎月やりましょう(^^)
まさやん家の年末年始は、それぞれの実家への帰省でしたが
その前にちょっと観光をということで、掛川花鳥園、三嶋大社
伊豆シャボテン公園、大室山を巡ってきました。
花鳥園は、以前神戸にもあり、そこには行ったことがありました。
しかし、ホームページで見てみると、若干鳥さんの種類が違って
いたり、動物ショーの内容が異なっていたり、雰囲気としては
掛川の方がふれあい度も高く楽しそう!ということで、大いに
期待しておりました。
結果は・・・大満足でした!
ペンギンさんやカモさん、そして園内を飛び交うインコちゃん
たちに直接えさやりができるので、鳥さん好きのまさやんには
正にパラダイスなのでした!!!
そこで人生初めて見る鳥さんが二種おりました。
ヘビクイワシと、ワライカワセミです。
ヘビクイワシは、まさか間近で見られるとは思いませんでしたが
何とバードショーに出演していたのでした。
日本ではここだけだそうです。
ヘビクイワシの「キックくん」は、その名の通り、ヘビの頭部を
細長い足で激しく踏みつけて、ヘビに強烈なダメージを与える
のだそうです。
ショーでは、ゴム製のヘビの人形(ヘビだから蛇形か!?)を
鋭いキックで踏みつけて、観客の拍手喝采を浴びていました。
なかなかにアグレッシブで、ちょっとした格闘技を見ているかの
ような興奮を覚えました。
ワライカワセミと言うと思い出すのが、僕が小学生の頃、BCL
という趣味があり、それは何をするのかと言うと、海外の
ラジオ放送局を聞いて、その受信状況を放送局に報告することに
より、局から「ベリカード」=Verification card=放送を確かに
聞いたという証明のハガキ、をもらうのが目的なのです。
BCL=Broad Casting Listners。放送を聞く人、という意味です。
ワライカワセミの鳴き声は、オーストラリア国営放送(ABC)で
番組の合間に、その特徴的で笑い声のような鳴き声が流れ
その後、オーストラリアの準国歌である「ウォルティング・
マチルダ」が流れるのが定番なのでした。
オーストラリアの電波はなかなか良好には受かりにくいのですが
何とか周波数を合わせて、ワライカワセミの鳴き声とウォル
チング・マチルダが確認できた時には、ちょっとした世界旅行を
しているような気分を味わうことができたのでした!
余談ですが、その頃僕が持っていたラジオの型名は
「ナショナル プロシード2800(RF-2800)」
で、世界で初めて周波数のデジタル表示をした、文字通り名器
でした。
最終的には壊れて捨てちゃったんだと思いますが、今思えば
残しておきたかったなぁと反省します。
この機種は現在アマゾンで4〜5万円の価値をキープしています。
定価と変わらないのがスゴイですね。
脱線しました。
ワライカワセミくんは、200円を払えば腕に乗せてもらえて
一緒に記念撮影ができるということで、惜しげもなくバーンと
大枚!?200円を支払い、腕に分厚い革製の手袋をはめて、感動と
興奮のワライカワセミ(英名=Laughing Kookaburra)手乗り写真
を撮影することができたのでした。
ワライカワセミくんを乗せた感想は
* 軽い
* おとなしい
* カワイイ!
でした。
皆さんも、もし掛川花鳥園に行かれることがありましたら、ぜひ
ワライカワセミくんを腕に乗せ、一緒に写真撮影されることを
おススメいたします。
続きまして、三嶋大社です。
御朱印集めも大好きなまさやんとしては、実家到着前に泊まる
伊東近辺で、由緒正しい有名な神社仏閣がないか調べた結果
伊東近辺では「三嶋大社」が良かろうという結論に達したので
ありました。
訪れた日にちは12月30日で、初詣準備の途中の境内は、何となく
閑散と物悲しい雰囲気で、小雨まじりのお天気もあり、その意味
でもものすごい感動はなかったのですが、日本一のキンモクセイ
があったのが、足を運んだ価値ありと思えました。
なんと、樹齢1,200年とも言われる、それはそれは立派な巨木
でした。
香しい匂いを放つ季節に、ぜひとも再訪してみたいものです。
宿泊したのは、伊東パウエルという海辺の老舗ホテルです。
ここを予約したのは、宿泊する数日前!?という状況でしたが
じゃらんの評価を見て、なかなか点数が高かったし、料金も
リーズナブルだったので、あまり選択の余地なく決定したもの
でした(^^;
一泊した感想としては、老舗ホテルらしく、従業員の方々はみな
親切で優しく、ソフト面での満足度は高かったです。
ただ、いかんせん古いホテルでしたので、建物自体の古さとか
エレベーターが1機しかないとか、温泉施設が老朽化してしたとか
ハード面ではお世辞にも満足とは言えませんでした。
また、駐車場がホテルから少し離れていたことも残念でした。
しかし、ロケーションとしては十二分に満足で、海辺の露天風呂
は、まるで海に浸かっているような開放感を味わう事ができ
ましたし、伊東駅にも徒歩圏内で、エラそうに評価させて頂け
れば、十二分に及第点のホテルでした。
晩ごはんは伊東駅前の「寿司の海女屋 駅前店」で、地元の新鮮
なネタを使ったお寿司を、美味しい地酒とともに堪能することが
できました。
ここは、ぜひまた訪れたい美味しくてリーズナブルな素晴らしい
お寿司屋さんでした。
翌日(大みそか)は、伊豆シャボテン公園に行きました。
僕は大昔に訪れたことがありましたが、嫁さんは初めてとのこと
でしたので、数十年の時を経て、再訪することにしたのでした。
ここの歴史は古く、初代ウルトラマンのロケ地にもなったことが
あり、伊豆半島の観光地としては外すことができないメイン
スポットなのでした。
超久しぶりに訪れたシャボテン公園は、相当様変わりしており
良い意味で「動物園化」しておりました。
よくよく確認してみると、実は場所の名前も
「伊豆シャボテン”動物”公園」
と、しっかり”動物”と加えられておりました。
どういうことかと言うと、そこここに動物が放し飼いされており
園内に普通にリスザルが見受けられ、コンゴウインコも放し飼い
クジャクも当たり前のようにその辺りを歩いており、カピバラ
さんたちはうっとりとした目で(って、目はいつも同じですが)
温泉に浸かり、前日の花鳥園での感動をも凌ぐほど、動物さん達
との距離が近く、心から楽しかったと言えるアミューズメント
パークでした。
とりわけ楽しかったのが、リスザルへのエサやりでした。
「リスザルの森」と呼ばれるエリアで、ミルクとはちみつを滲み
込ませた角切りのパンを数百円で買うと、待ちきれないリスザル
達が、パンを買った人の肩や腕や頭!にひょいっと飛び乗って
来るのです!
エサのパンは、ふたのついたZIP LOCKやタッパーのような容器に
入れて渡されるのですが、リスザルくんたちは、もうそこに
美味しいごはんが入っていることは先刻ご承知で「早くフタを
開けろ!」とばかりに容器に群がり、容器を奪い取らんばかりの
勢いでせがんできます。
リスザルくんにエサを奪われないよう、注意深くフタを開け
指先でパンをつまみ出すや否や、ものすごいスピードで持って
いかれてしまいます。
持っていかれるならいいですが、時には指で持っているパンに
直接噛みついてきて、小柄なサルとはいえ、キバは尖っていて
鋭利なので、ちょっと初めは怖かったのですが、そこは人に
慣れているリスザルくん、指に歯は立てずに食べてくれます!
リスザルくんと一緒でご満悦のまさやんです!カ〜ワイイ
シャボテン公園の後は、大室山に登ってみました。
大室山は、シャボテン公園の隣にある、The 山!?というような
綺麗な円錐形をしており、定期的に山焼きをしていることから
山肌には樹木はなく、草だけに覆われた特殊な外見が特徴的です。
登る、と言っても登山道を歩くわけではなく、麓から頂上まで
スキー場のようなリフトでラクラク移動できるのでした!
リフトで登っている最中の風景もなかなかのものでしたが、頂上
から見渡す360度の絶景パノラマは、もう言葉を失います。
当日はお天気も良く、日本一の富士山もはっきり見られる快晴
でしたので、感動的という言葉では全然足りないくらいでした。
僕が外国人のガイドだったら、ぜひここに連れてきて、ここから
富士山を眺めてもらいたいと思いました。
この大室山、麓から見たら円錐形なのですが、頂上に登って
みると、山頂部分が噴火口のように凹んでおり、その噴火口の
周囲にコンクリートで整備された歩道がぐるり、歩いて山頂を
一周することができます。
面白かったのは、噴火口の底部分で、アーチェリーをやっていた
ことです!?
なんで敢えてそこなん?と思いましたが、関係者の必死の集客案
だったのでしょうね。
ただ、アーチェリーは盛況でした。
僕もちょっとやってみたかったですが、噴火口の底まで降りると
登りがキツいなぁ、と簡単にへこたれました・・・
大室山からの絶景です!スゴいでしょう?超おススメです。
今年初めての更新が、1月27日では今後のペースも推して知るべし
ですが、今後も気まぐれマイペースで続けていきますので
飽きずにたま〜に訪れてみて下さいね。
では、バドの話。
<少しでも相手前衛のラケット面を外して打とう>
ダブルスで、スマッシュ打たれた時のレシーブはドライブ系が
多いと思います。
ロングリターンはタイミングを合わせるのが難しく、ショート
リターンは、球速が遅く相手前衛に上で取られることも多く
加えて、ドライブレシーブは技術的に打ちやすいし、それでいて
相手は処理しにくいからです。
つまり「費用対効果」が高いのです。
スマッシュを打ってきた人に対して、足から胸元にドライブで
返球すると、スマッシュを打った人はなかなか対応がしにくいの
です。
それは、スマッシュを打った人は、力強く打っているので、次の
態勢が遅れがちになっているからです。
しかし、相手もさるもの、ひっかくもの。
こちらのドライブレシーブには、相手前衛が「カットしてやるぞ」
と虎視眈々、集中して狙っています。
運悪く!?こちらのドライブレシーブが、相手前衛に捕まって
しまうこともありますが、そこで頭に入れておいてほしいことが
お題の
「少しでも相手前衛のラケット面を外して打つ」
ということなのです!
具体的には、相手前衛は、ラケットをネットより高く上げて
構えて待っていると思いますが、その際のラケット面の位置が
フォア側にあるならば、ちょっとでも外して、バック側に打とう
ということなのです。
実際には、相手前衛はラケットを体の正面に構えているとは思う
のですが、つまりは「相手の打ちやすいところには返さない」
という意識が重要なのです。
僕が初心者の方とシャトルを打ち合う時には、僕は相手の方の
ラケット面を狙って打ってあげるので、初心者の方であっても
ラリーが続きます。
ラケット面の方にシャトルが行けば、そのままラケットを振る
だけで打ててしまうからです。
初心者でさえそうなのですから、上級者ならなおさらです。
多少速いドライブレシーブを打ったとしても、それが相手前衛の
ラケット面の方に飛んでいったら、相手は容易にそれをバチーン
と叩くことができます。
それが、ちょっとでも相手のラケット面を外したところに打てば
相手は「ラケットを動かす」ということをしなければなりません。
速いレシーブに対して、ラケットを動かして打ちにいくことが
正確にヒットできる確率を下げるのです。
もちろん、少しラケット面を外したからといっても、上級者は
しっかり打てるとは思いますが、それでも何パーセントかは
正確にヒットできる確率はほんの少しだけでも確実に下がるはず
です。
先週のミズノスクールでは、レシーブ練習として、相手前衛の
位置を見て、レシーブ方向を変える、というのをやりました。
最初は分りやすく、前衛が大きくはっきりと右、左に移動して
そちらと逆サイドにレシーブして、慣れたら今度は、前衛は
センターに固定して、右腕に持ったラケットを、フォア・バック
側に動かして、その向きを見て、やはり逆サイドにレシーブする
という練習でした。
僕の予想では、生徒さんは結構苦労するかなぁと思いましたが
意外!?に皆さん、きっちり正確に逆サイドに返せていました。
ということは、意識して前衛の位置、ラケット面の位置を確認
しようとしたら、それはしっかり見えている、ということです。
ところが、実際の試合となると、目の前のラリーに精一杯で
相手のラケット面はおろか、体勢・構えなども見る余裕がなく
来た球を打つのに一生懸命になっている方は結構多いと思います。
人間の視野は結構広く、目でシャトルを追いながらでも、相手の
位置・体勢に加え、ラケット面がどこにあるのか、というのは
意識していたならば、ぼんやりとでも把握できると思います。
ミズノの生徒さんたちが、しっかり逆に打てていたというのが
何よりの証拠です。
ラリー競技ですので、相手を見ながらプレーやショットを変えて
少しでも有利にしようとしなければなりません。
その意味でも、ほんの少しだけでも相手のラケット面から離れた
ところに返球するようにしてみて下さい。
ほんの少しだけ、失点が少なくなると思いますよ!
***************************
1月17日に、年に一度の人間ドックを受診してきました。
例年は、申込みが遅いこともあり、予約一杯で胃カメラが飲めず
バリウム検査でしたが、今年は少し早めに予約できたので、何年
かぶりでの胃カメラで検査することができました。
僕は過去4回くらい胃カメラを飲んでいるので、どんなものか
勝手は分っており、その意味では恐怖感はそれほどでもなかった
のですが、それでも鼻から異物を押し込まれ(ってこちらの希望
ですが)喉を通過し、食道〜胃〜十二指腸くらいまで挿入される
ことは、苦しいことに変わりなく、間違ってもルンルンウキウキ
という訳には参りません(^^;
ただ、今回の胃カメラは、麻酔がジェル状の液体で、注射器から
鼻をすするように吸い込むタイプで、以前されたように霧吹きで
何度も何度もシュパシュパとはされなかったので、その点は楽
でした。
でも、麻酔の液体が喉に流れてくると、そこからしびれによる
刺激を受けてエヅきが始まり、涙目のオエオエ状態から手術台に
横たわり、反芻する牛のようにダラダラと唾液を溢れさせ、数分
の間、僕は無力なまな板の上の鯉と化しておりました。
胃カメラでの検査中、お医者さんは所見を話されました。
「逆流性食道炎の傾向あり」
これは以前、実際になったことがあったので、あまり驚きません
でした。
が
「ピロリ菌の疑いあり」
という報告には、まな板の上の鯉も、ちょっとビックリさせられ
ました(^^;
疑い、ということなので、はっきりさせるために、胃カメラの
チューブの空きスペースから、ワイヤーを滑り込ませて、胃壁の
組織を採取して、きちんと検査してもらうことになりました。
続く20日に検査結果を聞きにいきましたが、結果は「陽性」
つまり、僕の胃にはピロリ菌がぬくぬくのうのうと生息していた
のです!
ピロリ菌は、胃炎や胃潰瘍、そして胃がんの原因となる悪い菌
なのですが、聞くと、僕はずいぶん昔から保有して、共生して
きたみたいです。
僕は
「胃を見ただけで、ピロリ菌が居るかどうかどうやって分るの
ですか?」
と疑問をぶつけたところ
ピロリ菌がある人の胃壁は、のっぺりとしていて、ピロリ菌が
ない人の胃壁は細かいヒダヒダがあり、それは一目瞭然とのこと
でした。
僕の胃の写真には、ヒダヒダはありませんでした・・・納得。
道理で、僕は胃が弱く、定期的に胃炎になったり、胃痛に悩ま
されたりしてきたわけです。
って、全てがピロリ菌のせいとも限りませんが、大きな要因で
あったことは間違いありません。
幸い、ピロリ菌は薬によって除菌できるので、7日間3種類の薬を
飲み続けて、これで殆ど大丈夫みたいです。
ああ、見つけてもらって良かった。
お医者さんからのアドバイスですが、胃カメラを飲むんだったら
口からのタイプにすべき、とのことでした。
というのは、鼻からのタイプは口タイプに比べて解像度が落ちる
そうで、あまり腕の良くない医者だと、鼻タイプだと見落として
しまう可能性があるからだそうです。
口からはさらに苦しいんですけどねぇ・・・
全然関係ないですが、痛風の原因となるのはプリン体。
ピロリ菌もプリン体も可愛らしい名前を持ちながら、ずいぶんな
悪さをしてくれるものですね!?
ピロリ菌が無くなったら、ひょっとして、これから僕は胃が強く
なるのでしょうか?
そうなったら、ますます酒量が増えて、結局胃を悪くしそう・・・
「間違いない」
懐かしい!?長井秀和のセリフでしめてみました。
それでは、今年もよろしくお願いします!