2016年10月26日

ネット前のフェイント練習方法について

マスターズの興奮冷めやらぬ中、それ以上興奮してしまうくらい
楽しみなイベントが続きました。

一つは、三重県立北星高校バド部の合宿。
そしてもう一つは、東京の同級生の友人、齋藤の来阪です。



<北星高校バドミントン部合宿>

このブログで以前何度か書いたと思いますが、三重県で高校教師
をされている、僕の高校の先輩、神田先生の熱意ある要請に
よって、標記合宿に参加させて頂くことになりました。

神田先輩は、以前は三重の津商業高校で教鞭を執られており
ましたが、何年か前に定時制の北星高校に転勤となりました。
僕としては、転勤されてもバドミントン部の顧問はされるはずで
顧問をされるならば、僕(たち)を合宿に呼んで頂けるはずだ!
と思っていたのですが、色々な事情があったようで、紆余曲折を
経て、今回ありがたく招聘して頂けることになったのでした。

合宿の場所は奈良県宇陀郡曽爾高原、国立曽爾青少年自然の家
体育館は付帯施設のなかよしホールでした。

ここは、今までも津商業高の合宿で何度かお邪魔した所です。
勝手知ったる場所でしたが、今回はバイクでの移動でしたので
事前にしっかり経路を頭に叩き込みつつ、携帯ナビを道中チラ見
しながらとなりました。

当日は雨模様のお天気でしたが、出発の頃の四條畷は、すっかり
綺麗に晴れ上がったので、これ幸い今がチャンス!と雨具を
持たずに飛び出したのですがこれが大失敗で、晴れていたのは
出かける時だけ。
自宅を出発して、数分後の清滝峠の段階で、小雨→雨→本降りと
なり、このまま曽爾高原までびしょ濡れかと観念しかかって
あまりにどしゃ降りとなるようなら、コンビニでカッパを買おう
とそのまま走り続けましたところ、幸いにも阪奈道路に入って
しばらくした辺りで雨も上がり、その後降ったり止んだりでは
ありましたが、何とか軽くずぶ濡れ!?程度で目的地に無事
到着したのでした。

自宅から曽爾高原までの距離は、ほぼちょうど80km。
濡れた状態でのツーリングは、僕の体を芯まで冷やして、着いた
時には、ブルブル両腕の震えが止まらないくらいでした・・・

曽爾高原青少年自然の家は昔訪れた頃のまま変わりなく、津商業
バド部合宿に参加させて頂いた頃を懐かしく思い出しました。

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かなりの間ご無沙汰していた神田先輩との再会を、広々とした
明るい食堂で果たし、バイキング形式の食事をたらふく頂き
ながら、他の先生方や生徒さん達との挨拶を交わし、早速練習と
相成ったのでした。

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ちょっと僕のご飯、盛り過ぎ!?

なかよしホールには、バドミントンコート2面張れるスペースは
ありましたが、コートの線がダブルスの外枠しか床面に引かれて
いなかった為、最初にやることはコートテープを張って設営する
ことでした。

神田先輩が生徒たちにバドミントンコートラインの各間隔を
説明し、2面の内1面を僕や先生方がまず見本として設営して
残る1面を生徒たちだけで設営するという流れになりました。

神田先輩は、合宿のしおりの裏面に、バドミントンコートの
サイズを記した図を印刷してくれておりましたが、僕は腐っても
!?レッスンプロ。コートのサイズは全て頭に入っていたので
図面を見ることなく、サクサク設営を進め、約10分ほどで半面分
(もう半面は他の先生担当)を完了しました。

それに続く生徒たちも何とか設営を完了し、これでようやくバド
ができるようになりました!

北星高の生徒は、みなほぼ初心者と言ってよく、それが故に神田
先輩も僕に声を掛けるのをためらっておられたのですが、逆に
初心者だからこそ、教えたら教えただけ、その場で成長が確認
できて、指導する側としてもやりがいがあるものなのです。

初日は、僕が考えたメニューを神田先輩にほぼご採用頂き!?
フットワークやオーバーヘッド、サイドハンド、ロビングなど
超基本的な動き・ストロークについて練習を行いました。

生徒たちはみな、どの動き・ショットについても最初はなかなか
上手くできませんでしたが、練習を重ねていくうちに、だんだん
できる回数が増えてきて、そうなると生徒たちも嬉しそうに
やる気が出てきて、それを見て僕も嬉しくなるのです!

彼らを見て、僕は自分が高校でバドを始めて、最初の頃、顧問の
先生にノックを受けて、僕だけそれを殆ど空振りしてしまうので
コートの外に出て素振りをしておけという指示を受け(しかも
その素振りが、腕を真っ直ぐ垂直に伸ばして、耳を擦るように
手首のスナップを効かせて振れという、完全に間違った素振り)
屈辱と悔しさと恥ずかしさで一杯になりながら、それでも早く
上手くなりたい一心で、何度も何度も間違った素振りを繰返した
苦い記憶を思い出しました。

僕が高校の時に、この僕、つまりまさやんに直接バドを教わって
いたら、今頃はもっともっと強く上手くなっていたんだろうなぁ
などと無意味なタラレバを思うこともありますが、この合宿で
まさに僕がそれを生徒たちに実現させているんだ!と思うと
普段以上に指導に熱がこもって、一生懸命に教えていたように
思います。

この合宿では、神田先輩の他にも素晴らしい再会がありました!
神保くん、というイケメンで長身の大学生も合宿をヘルプして
くれていたのですが、この神保くんは津商業高校のOBだそうで
ならば、僕のことを知っているのかな?と思ったら、もちろん
知っていて、神田先輩から神保くんのエピソードを聞いたら

「おおっ!キミがあの子だったのか!」

と、ちょっぴり感動したくらいの再会なのでした!

彼のことは以前ブログで書いていたので、また確認して頂きたい
のですが、下記記事に書いた「なわとびを途中でリタイヤした子」
だったのです!!!

http://bad-levelup.seesaa.net/archives/201008-1.html

正直言うと、彼の名前も顔も全然覚えておりませんでしたが
なわとびのエピソードは強烈に記憶していたので、あの時途中で
リタイヤして悔しそうにしていた子が、こんなに立派な若者に
成長した姿を見て、親戚のおじさんの気持ちで感慨深く神保くん
の顔を見つめるまさやんなのでした(^^;

神保くんは教職の道を目指して頑張っているそうです。
彼ならきっと生徒の良き理解者となる、素晴らしい先生になって
くれることでしょう。
三重県の方々、彼の採用をよろしくお願いします!?

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神保くんとまさやんです。

さて、練習後はお楽しみの飲み会、と言いたいところですが
神田先輩は仕事中のため飲めないので、売店に売っていたワイン
と缶ビール数本だけを買い占めて、僕と神保くんの二人だけが
飲んで、という飲み会風味のトークタイムとなりました。

自然の家は、まさに合宿所で、僕が泊まらせてもらった部屋には
二段ベッドが四つ並んだ、雰囲気たっぷりの宿でした。
そこの床にじかにあぐらをかいて、思い出話や近況、そして
北星高の生徒のことなど、色んな事を語り合いましたが、この
ひとときこそがまさに至福の時間でした!

神保くんはあまりお酒が飲めないとのことで、ビールもワインも
殆ど僕一人で空けてしまいました(^^;
予定通りとは言え、僕だけスミマセンでしたm(__)m

気持ちよく酔った僕でしたが、神田先輩が用意していた「合宿の
しおり」には、生徒たちが記入するメモ欄があり、それに対して
先生がコメントを書く欄も設けられていました。

これは当然僕も書かねば!ということで、ほろ酔い気分ながらも
コメントだけは真剣に書いていましたが、途中で猛烈な睡魔が
襲ってきたので、残りは翌朝早朝に書こう!と、二段ベッドの
下段に潜りこみ、朝までグースカ深い眠りに落ちたのでした。

明けて翌日。
空も気持ちよい快晴で、曽爾高原の象徴的風景である、ススキと
小高い山の緑が、澄み渡る青空にくっきりと映え、実に爽やかな
朝を迎えましたが、ワインの影響、じゃなくて風邪が悪化して
体はけだるく、声も全然出ず、はっきりと悪い体調でした・・・

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それでも、なんとか午前中の練習をみんなと共に頑張って
あっという間に僕の帰る時間となりました。

神田先輩が最後に挨拶されましたが、印象的だったのは

「ここに居る三人(神田先輩、神保くん、まさやん)には共通点
があります」

「???」

「みんな男前!?」

「・・・」

「そこ笑うとこやで!」と僕。

「それは冗談として、三人ともみんなバドミントンを高校始めだ
ということです。
始めたばかりのみんなからしたら、正岡や神保くんはものすごく
上手く見えると思うけど、その二人だって最初は全然打てません
でした。
正岡なんかは空振りばっかりで、外に出て素振りしておけと
言われたくらいなんです」

って、神田先輩もこのエピソード認識してくれていました。

「なので、君たちも最初はなかなか上手く打てないかもしれない
けど、頑張ってやっていけばみんな上達できるから、これからも
練習頑張っていこう」

のようなことをおっしゃられて、僕も少しジンときていました。

僕からは

「バドミントンは、最初は難しいって思うかもしれないし、今は
みんなまだまだだけど、一つずつできることを増やしていけば
必ず上達できます。
とても面白い要素を持ったスポーツだし、今でも楽しいだろう
けど、上手くなればもっとさらに楽しみのレベルもあがっていく
ので、これからも楽しみながら頑張っていって下さい」

のようなことを話しました。

後ろ髪引かれる思いで、みなさんに見送られながら、僕はまた
赤いシグナスにまたがり、80kmの道のりを鼻歌歌いながら
帰っていったのでした。帰りは最高のお天気でした。

神田先輩、今回はお世話になりましてありがとうございました。
おかげさまで、またとても楽しい思い出ができました。
また、合宿開催される時には、遠慮なくお声掛け下さいね!

そして神保くん、再会できて嬉しかったです。
滞在中は、色々お気遣い頂きありがとうございました。
素晴らしい先生になれることを期待しています。
また次回お会いできる日を楽しみにしています。

名前は失念しましたが、他の顧問の先生方もありがとうござい
ました。再会を楽しみにしております。

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神田先輩、神保くん、顧問の先生方と。

さて、次回はいつ呼んでもらえるんだろうなぁ・・・



<齋藤来阪 part U>

既報の通り、僕は今年の全日本シニアには参戦できないので
今年のみ、僕の代わりに東京の同級生、齋藤隆が見市と組んで
50歳ダブルスに出場してくれることになりました。

その練習のため、齋藤が大阪にわざわざ遠征に来てくれるとの
ことなのです!
と言いつつ、既に二回目ですが。

齋藤が来てくれるので、当然ながら体育館の確保、飲み屋の予約
そして参加メンバーへの声掛けは万端でした。

前回来阪時は夏場で、体育館も非常に暑く、大阪の暑さに慣れて
いない齋藤は、痙攣対策ということで、練習前にスペシャル
ドリンクを作って一気飲みしていた割には、いの一番に足ツって
試合は全敗、しかも途中リタイヤした苦い過去がありました。

今回は暑さもやわらぎ、体調も万全とのことで、リベンジに
燃えていた齋藤でしたが、大阪メンバーの返り討ちに遭い
かろうじて1ゲームだけは取りましたが、後はやはり全敗となって
シニア本番での活躍に、分厚い暗雲がたちこめてしまったように
感じました・・・
頑張って上位進出してほしいですが。

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練習後は、定番コース、畷の里温泉でさっぱりスッキリして
畷の里無料バスに乗って、忍ケ丘駅まで移動、ダイナー塩梅にて
楽しい楽しい大宴会へと突入です。

当然の飲み放題コースを選択したので、みんなも僕もものすごく
楽しく酔いました\(^o^)/

一次会で解散し、見市の家で軽くチューハイを二缶飲んで
その間、僕は見市の息子、優太くんと一緒にお風呂に入って
楽しいひとときを過ごさせてもらいました。

齋藤どの、今回も大阪までご足労どうもありがとう&お疲れさま。
お金も時間も掛かって大変だったろうけど、お互いにかなり楽し
かったね!
シニア本番での活躍、本当に期待しています。
結果は速報でメール下さい。
ワイキキビーチで確認させて頂きます!?



では、バドの話。


<ネット前のフェイントの練習方法について>

これは先週末に、公認コーチ資格更新のための義務研修会に参加
した時に、他のグループの方が実演していたものですが、これは
なかなかナイス!と思ったので、早速みなさんと共有すべく
記事にした次第です。

ネット前のフェイントは、簡単に言うと

「打つタイミングを変える」

ということになります。

正確には、これに加えて、面の向きを打つ方と違う方に向ける等
がありますが、基本の基本は打つタイミングを変えて、相手の足
を止める、ということだと思います。

その基本がロビングの打ち方で、普通にスイングするのではなく
シャトルを引きつけて、打つ前にタメを作って、相手の足を
止めてから、ロビングを打つのです。

これはある程度打てるようになってくると、誰もが最初に覚える
フェイントではないかと思うのですが、そんな基本的なフェイク
動作でも、慣れないとなかなか打ちにくいものです。

そのフェイント動作の、非常に簡単で秀逸な練習方法を教わり
ました!

それは・・・

ネット前に手投げで球出ししてもらって、一球目はそれをソフト
にラケットで受け止め、二球目は受け止めるようなラケット
ワークで、引きつけてからロビングを打つのです。

意味、分りますか?

バドできる人なら、サービスオーバーの時など、相手からネット
越しにシャトルを緩やかに打たれて、それをラケット面でソフト
に受け取る、ということを普通にやっていると思いますが、その
動作です。

この「ソフトに受け止める」という動きの中に、シャトルを引き
つけて、タメを作る、という動きが入っているのです。

一球目は受け止めて、二球目は受け止める動きをしながら、受け
止めないで、最後にロビングを打つ。
この引きつけが、上手いことロビングでのフェイントになって
おります。

あまり引きつけ過ぎると、打点を下げてタッチを遅くしている
だけ、になってしまうのですが、打つタイミングを変える(遅く
する)という練習においては、この方法は簡単でかつ有効だと
思いました。

と言いながら、僕もそれを見ただけなのですが、きっと実践も
簡単だと思いますので、ロビングでフェイントができない、苦手
だと言う方は、ちょっと試してみられたら良いと思います。

それがスムーズにできるようになったら、引きつけ量を調節して
毎回タイミングを変えるとか、引きつけて今度はヘアピンとか
クロスネットとか、色々試してみたらいいですね!


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10月16日は、神戸グリーンアリーナにて、近畿社会人クラブの
団体戦がありました。

この試合には、様々なカテゴリーがありますが、僕は見市と共に
成年の部(35歳、40歳、45歳)の大阪代表として参加しました。
僕はもう!?51歳ですが、この試合の成年の部に参加したいが
ために、見市と相談して大阪社会人クラブの個人戦も45歳で出場
したのでした。

成年の部 大阪チームのメンバーは
35歳:谷藤・園部(BIGS)
40歳:市井(KATSUYAMA OBC)、野田(泉北バード)
45歳:見市・正岡(Hiwakai)

の強力メンバーでした。

昨年のこの大会には都合で出場できず、そのために全国団体戦の
出場権が得られないという残念な結果になってしまったので
今回は、万障繰り合わせて参戦した次第です。

僕が以前参加した記憶では、近畿では負けたことはないと思って
いたので、今回も強力メンバーだし、優勝は間違いないなぁと
たかをくくっていて、その自信の通り、初戦の近畿選抜戦は3-0で
完勝の滑り出しでしたが、次の兵庫代表に35歳と40歳が惜しくも
敗北・・・
僕らは何とか勝ったものの、1-2で負けてしまい、優勝は手のひら
からこぼれ落ちていきました・・・

とは言え、団体戦なので仕方なく、見市と飲みながら(^^;
帰りましたが、途中で見市の携帯に着信が。

「聞いたら驚くと思うわ」

「なんなん?」

「大阪優勝やって」

「えっ!?」

そうなんです。1敗した時点で優勝はないと決めてかかっており
ましたが、実は僕らが負けた兵庫代表も、近畿選抜に1-2で負けて
おり、ゲーム差によって大阪チームの優勝が辛くも決まったとの
ことでした。

完全に拍子抜けの形でしたが、それでもちょっと嬉しくなって
途中の駅で、さらに缶チューハイを追加購入してしまったことを
ここに打ち明けておきます(^^;

ただ、このままでは本戦でも兵庫代表には厳しいことが予想され
来年3月の愛知県一宮市での本番までには、チームとしてレベル
アップしておくことが必要だと痛感しました。
僕も、頑張ろうっと。

今日から大阪で、国際親善レディース大会が開催ですね。
昨年は審判員として駆り出されましたが、今年はその要請が
無かったので、きっと人員は足りているんだろうと思われます。
知り合いもたくさん出場していますし、観戦だけでも面白いから
見に行きたいところですけどね。

Ladies and Gentlemen !ってコールしたかったなぁ・・・!?
って、レディースの大会だから、Ladiesだけなのかな?
まあ、皆さん、楽しみながら頑張って下さいね。


まだまだ書きたいこと(大阪府小学生ダブルス大会、公認コーチ
資格更新義務研修)はありますが、今日はこの辺で・・・

ではそろそろジュニアの指導に行ってきま〜っす!
posted by まさやん at 15:53| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする