今日のようにジメジメはっきりしないお天気もあったりで、梅雨
明けにはもう少し時間が掛かるのかなぁ、という感じです。
そんなこの時期に毎年開催されるのが、先週9日に行われた
大阪小学生親子バドミントン大会、通称「親子大会」です。
この大会については、過去も二回書いてきましたので、皆さんも
ご存じかと思いますが、親子、あるいは大人と子ども(例えば
コーチと選手など)でダブルスを組んで、楽しみながら仲良く
一緒に頑張ろう!という試合です。
この試合には、チャンピオンシップの部(つまりガチの部)と
レクレーションの部(そのままですね)があり、田原スマッシュ
からも、15組のペアがそれぞれの種目に参戦しました。
僕は一昨年、昨年に続いて、大人と子どもチャンピオンシップの
部に出場しました。
今年のパートナーは、6年生副キャプテンの伊藤紀助くんです。
僕は、一昨年三浦佳南、昨年田村舞茅と組んで連覇してきたので
紀助は少しプレッシャーが掛かっていたんじゃないかなぁ・・・
僕が参戦したカテゴリーには、参加6ペア中、田原スマッシュから
3ペアが出場しておりました。
つまり半分は身内なのでした(^^;
組み合わせは抽選によって、3ペアずつ二つのブロックに分けて
その中でリーグ戦を行い、各リーグ1位のペア同士で決勝戦を行う
という方式でした。
田原スマッシュの3ペアが1リーグに固まっては何なので、本部の
方にご配慮頂き、二つのブロックに分かれることになりました。
と言っても、2ペアは一緒になりますが。
紀助のくじ運によって、僕らだけが別れる、つまり予選リーグ
では、田原スマッシュペアには当たらないことになりました。
初戦は何と、身内のようなゆず(杉野柚月、高槻AJBC)ペアとの
対戦でした。
僕は極力、力は押さえて、動きも遅くして、球回しだけで勝とう
という例年通りの作戦!?でしたが、そればっかりだとなかなか
ラリーが途切れないので、唯一、前衛の時だけは読んでガッチリ
ブロックして、そこで点を取っていこうという考えでした。
そうやって、前衛でブロックすると、相手は必然的にそれを
避けて球を上げてくれることになり、そうなると、後衛に居る
紀助が頑張って動いてスマッシュを打ってくれる、良い展開に
なるとも少し思ったのでした。
紀助は緊張からか、よくネットに引っ掛けてはいましたが
全般的にはよく頑張って動いて打ってくれたので、初戦は接戦
ながらも、何とか逃げ切ることができました。
二試合目は、ヤマヒサさんというクラブの男の子と若いコーチ
との対戦でした。
ここでも僕はできる限り緩めにプレーしました。
ヤマヒサの大人尾崎さんも、優しく、打てるところでもクリヤー
でつないでくれましたので、穏やかなラリー展開のまま、知らぬ
間に点差をつけて(^^)ここは大差で勝利!ブロック1位と
なって決勝にコマを進めました。
反対のブロックでは、東京に住んでいるはずなのに、大阪の
ジュニアの大会には皆勤賞の府川さん(高槻AJBC、僕と同い年)
ペアに辛勝し、続く三浦楓子・中村芳郎との身内対決を制した
岩城杏奈・鮒谷貴史ペアが決勝に上がってきました。
僕らのカテゴリーは、21点1ゲーム制だったのですが、決勝戦に
ついては、時間にも余裕があったことから、21点3ゲームマッチの
正式ルールにて戦うことになりました。
3ゲーム制の余裕からか!?第一ゲームを落とし、後が無くなった
伊藤・正岡ペアでしたが、紀助のためには負けるわけにはいかず
それまでは打たなかったスマッシュ・プッシュを徐々に使用し
始めました(^^;
とは言え、決して全力ではなく6割程度には抑えていましたが。
組む子どものためには勝ちたい!
でも、全力でプレーするのは間違いなく大人げない(^^;
かと言って、手加減して、それで負けていては何やっとんねん
という話になる。
この辺りの「さじ加減」が、この親子大会には求められます。
さじ加減は得意技ですので、勝ちを目指しつつも、決してマジ
にはならない基本方針に則りながら、試合で劣勢を感じたので
少〜しさじ加減を増やした形です!?
また、子どもはどうしてもミスが多いので、紀助がミスしても
僕は基本的に
「ドンマイ!」=Don't mind !=気にするな!
とミスを気にもかけないように対応していました。
プレー中のミスは本当に全然ドンマイなのですが、決勝の紀助は
ショートサービスを、何度も何度もネット中段に引っ掛ける
ミスを繰り返しており、最初は「ドンマイ」を繰り返していた
僕でしたが、競り合いの大事な場面でも、ネット引っ掛けミスを
繰り返す紀助に対し、最後の方は後衛で何度かラケットを落とし
たりしてしまいました・・・
これについては、試合後、岩城代表から「あれはやってほしく
なかったなぁ」と、優しく諭されましたが、大事な場面での
ショートサービスでのミスがあまりに多いと、ラリーにもならず
そのミスだけで相手に1点を献上してしまいます。
甘いショートサービスでも、ネットを越しさえすれば、相手が
ミスしてくれるかもしれないし、相手の球をこちらが拾えるかも
しれません。
そして、ショートサービスは、完全に自分の良いタイミングかつ
良い体勢で、誰にも邪魔されずに打てるショットなのです。
(もちろん、プレッシャーはありますが)
それを2〜3本ならまだしも、6〜7本もネットミスしていては
勝利を目指して一緒に戦っているパートナーならば、眉ひとつ
動かさず、全く落胆しないというわけにはいかないでしょう。
パートナーがショートサービスを何本もネットに引っ掛けて
それでも顔色ひとつ変えずに「ドンマイ」の対応だったとしたら
果たしてその選手は、その試合を勝とうという気持ちがあるのか?
そんなに感情を押し殺して、仙人のように振る舞うことが
人情味に溢れた素晴らしい対応なのか?
極端な話、パートナーが全てのショートサービスをネットに
引っ掛けたとしても顔色変えずに「ドンマイ」が正解なのか?
と、色々な言い訳めいた考えが瞬時に脳内を駆け巡りましたが
やはり大人のコーチとしては、紀助がいかにミスを重ねようが
「ドンマイ」を貫くべきだったと今では反省しております。
紀助は初の決勝で緊張していただろうし、僕がそのように落胆を
表に出すことで、紀助のプレーが改善する訳でもなく、さらに
緊張を高めることにしかならないからです。
紀助、ゴメンねm(__)m コーチが悪かったです。
でも、もうちょっとショートサービスは練習しような(^^;
強引なクロス狙いのサービスでよくミスっていたので、気持ちを
落ち着けて、自信を持って堂々とセンターに打とう!
エラそうに書いてますが、決勝の大事な場面で、僕も一本
エース狙いのピンサーをバックアウトしてましたが・・・
そのショートサービスには苦しみましたが、第二ゲームを何とか
取り返したファイナルの後半は、紀助は実に頑張って動いて
後衛から力強いスマッシュを連打してくれて、それでポイントを
重ね、終盤まで競り合った接戦を最後に突き放して、紀助自らの
力で優勝を勝ち取ってくれました!
普段の練習では、ドロップに逃げがちなところも、決勝後半の
紀助は、ドロップを完全に封印して、最後までスマッシュを打ち
抜いてくれました。
後半の紀助の頑張りが大きな勝因でしょう。
接戦だったので、勝利の瞬間は、僕も思わずガッツポーズをして
しまいました。
紀助、優勝おめでとう!良かったね。
記念撮影です。
紀助の右肩に掛けた僕の手の形は、何か不自然ですね(^^;
準優勝の岩城杏奈・鮒谷貴史ペア
第三位の三浦楓子・中村芳郎ペア
田原スマッシュの他のペアも、レクレーションの部で何人か
優勝されていました。
みなさん、おめでとうございます!
お子さんとの良い思い出になりましたね♪
川北和弥・泰広ペア
中村心優・明成ペア
山下彩花・智彦ペア
櫻川晴香・阿部正幸ペア
親子チャンピオンシップの部決勝は、福井ペア対河村ペアでした。
ここは「さじ加減」という言葉が辞書から削除されているかの
ように、完全にガチ、つまり大人が全力で子どもにスマッシュを
叩き込むような激しい展開でした。
それでも拾えるからそうなるのですが。
ファイナルにもつれ込む大熱戦でしたが、最後に抜け出した福井
ペアが見事優勝されました!おめでとうございます。
当日会場である東大阪アリーナは、翌日の参院選の投票所に
なっていた為、17時には完全撤収・準備しなければならず
間に合うように終わるのか試合数も多いので少し心配でしたが
本部の方のスムーズな運営により、余裕たっぷりに無事閉会する
ことができました。
運営に携わって頂いた本部のみなさん、ありがとうございました。
アリーナを出た時は、まだまだ空は明るい時間でしたが、紀助
との優勝祝いということで、帰宅後すぐに「カシュッ!」と
数缶を飲みほしてしまったことは言うまでもありません!?
さて、来年は誰と組むことになるのでしょうか?
親子大会の結果です。
http://osakafushobad.web.fc2.com/2016/0709_oyako_H28/oyako_H28.html
では、バドの話。
<プッシュは、シャトルにラケット面を合わせるように面を
差し出して打とう>
これまた長いタイトルです。
プッシュは、ダブルスでもシングルスでも、決定打となる確率が
高い攻撃的ショットですが、一方でミスる確率も高いショット
です。
ミスしやすい原因は
1)ネットという障害物が近くにあるから
2)相手コート奥も近くなるため、バックアウトしやすいから
3)「決めてやる!」と力んでしまって大振りになるから
4)相手が目に入ってプレッシャーが掛かるから
5)気持ちばかりが前に行って、足が出ないで手打ちになるから
などだと思います。
大きな原因は3)4)の心理的な部分ではないかとも思いますが
技術的には、ラケット操作が雑だから、ではないかと思うのです。
ネット付近の球を、ミスせずしっかり相手コートにプッシュする
のは、結構難しいものです。
相手の球が、ネットを越えてまだ上向きに上がってくるようなら
難易度も下がりますが、実際は、ネットを越えたら、沈んでくる
球が多いからです。
そのような微妙な高さの球は、普通に打ってもミスしやすいもの
です。
ネット際の球の扱いには、繊細な配慮が必要なのです!?
そこでおススメしたいのが、標題の打ち方です。
ネット際の球をプッシュする時に、ラケットを振って打つのでは
なく、まずラケット面をシャトルに合わせるように、シャトルに
近づけて、そこからラケットを前に倒す(グリップを瞬間的に
ギュッと握って、ラケット面を前に倒す)要領で、プッシュを
打つのです。
この打ち方は、まずラケット面がシャトルの目の前にセット
されるので、カチコ(フレームショット)や空振りの確率が激減
します。
まず面をシャトルに合わせてから打つので、正確に打てる確率が
かなり上がるのです。(上とおんなじことを言ってます)
そもそもネット際の球なので、他の場所と同じようにスイング
して打ったら、ネットタッチしてしまいます。
ネットタッチは避けられたとしても、ネットすれすれのところを
ブンッ!とラケットを振ったら、ネットに引っ掛けたり、バック
アウトミスしてしまう可能性が高まってしまいます。
ネットを越してきそうなシャトルに対して、まずラケット面
(ガット面)を差し出して、ミスしない体制を整えてから
グリップを握るようにコンパクトなラケット操作でプッシュを
すれば、ネット前での安定度・決定率は飛躍的に高まるでしょう。
ネット前でのミスが多いと自覚されている方は、ぜひ試してみて
下さいね!
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わが田原スマッシュのキャプテンかつエースである岩城杏奈
ちゃんですが、なんと新聞に載りました!
と言っても、全国紙ではなく、大阪府の小学校に配布される
「おおさか子ども元気アップ新聞」
ですが、写真入りで大きく取り上げて頂いており、記事も
素晴らしい内容でうまく書いて頂いております。
若干ピンボケですが添付します。
クラブの他の子どもたちにも励みになると思いますし、他の学校
のジュニア選手たちにとっても、大いに刺激になると思います。
杏奈ちゃんと初めて会ったのは、あれは3年前♪(って喝采か?)
小学校3年生の時だったと思いますが、その時はほんの小さな
女の子という印象でしたが、毎日のように会っていながら
気づかない内に大きく逞しく成長したなぁと感慨深い気持ちです。
杏奈ちゃんは、今、田原スマッシュで一番強い、いや、大阪でも
トップクラスの実力ですが、それは岩城コーチの娘だからという
わけではなく、やはり他の誰より毎日の練習に真剣に取り組んで
きた努力の積み重ねの結果だと思います。
僕が杏奈ちゃんの練習を見てきた範囲では、練習でタラタラして
手を抜いたり、おしゃべりしてふざけたり、声を出さなかったり
したのを見たことはありません。
意識も目指す目標も高いからでしょうが、やはり毎日の練習で
常に一生懸命に取り組んで頑張っていることの積み重ねこそが
杏奈ちゃんを今の実力に引き上げてきたのだと思います。
正直、練習で手を抜くことは簡単です。
ダッシュで7割位の力で走ったり、10分走でキツいからとペースを
落として走ったり、フットワークで全力を出さなかったり
ノックで厳しいところは諦めたりなどは、簡単にできます!?
そして、たとえば今日の練習でちょっと手を抜いたことで、即
実力に大きな差は出ません。
しかし、目に見えないようでも、一日分、薄皮一枚かそれくらい
分は確実に差がついているのです!
それが一週間、一ヶ月、半年、一年と積み重なっていくことに
よって、薄皮がどんどん厚くなっていき、平なところが徐々に
盛り上がっていって、丘となり、峰となり、大きな山となって
頑張って取り組んでいる人と、ちょくちょく手を抜いている人
との差は、途方もない大きな実力差となって表れてしまうのだと
思います。
褒めてばかりで恐縮ですが!?杏奈ちゃんは、10分走の時なども
最初から最後まで本当に全力を出し切って走ります。
最近は、体育館も入っただけで蒸し暑く、そんな中で10分間も
走り続けるのは、そりゃあもうシンドいの一言ですが、杏奈
ちゃんは一切手を抜かず、ほぼダッシュで10分間を走り切ります。
具体的には、田原小学校の体育館フロアーを30周!
僕が頑張って走って24周がベストなので、実に6周も抜かれてる
ことになります。って僕も遅いのですが・・・
努力は決して裏切りません。
まあ、やり方の正誤は置いといて(^^;
今の皆さんの行動が、将来の皆さんの姿を決めるのです!
これは紛れもない事実です。コワいですね!?
本気で強くなりたい、本当に上を目指したいと、本心から思って
いるならば、今、目の前のことに手を抜くなんてことはできない
はずです。
そして一日一週間ひと月一年は短く、数年などはあっと言う間に
過ぎ去っていきます。
バドミントンに対する向き合い方は人それぞれなのでしょうが
やるからにはとことん上を目指して頑張って取り組むのが
基本的には本筋の考え方だと思います。
まあ、あまりストイックに考えすぎても何なので、目の前の練習
にはできる限り本気で頑張る!くらいは、意識した方が良いと
思います、程度に留めておくことにします!?
杏奈ちゃんには、8月のABC大会本戦で満足いく結果を残して
ほしいものです。
もちろん、同じく本戦出場する川北和弥くん、中村優希くんも
です。
そして、他のメンバーも「次はオレだ!」「今度は私よ!」の
強い気持ちで、日々の練習に本気で取り組んでいってほしいもの
です。
頑張れば、キミたちだって杏奈ちゃんと同じように、いやそれ
以上にだってなれるんだからね!
正岡コーチも頑張りますので・・・
せめて、10分走で25周は走れるようになろうっと。
そもそもその前に、10分走、走れよ、ですが(^^;
ではまた!