去る6月4〜5日に、府民共済SUPERアリーナ、つまり舞洲アリーナ
にて、大阪総合バドミントン選手権大会が開催されました。
既報の通り、僕は年齢通りの単複50歳台に出場しました。
実年齢とは言え「50歳」という響きは、そこはかとなく物悲しい
感じであることは否めませんねぇ・・・
初日はダブルスでした。
一回戦は相手棄権により不戦勝。
二回戦は、前にも対戦したことがある高井・藤田ペアに2-0で
快勝!
そして、準決勝が今回の大きな山の、田中・上地戦でした。
田中(一寛)さんは、昔から現在までずっと活躍されてきた
ベテラン選手でとっても上手いですし、上地さんは言うまでもなく
一昨年の全日本シニア50複王者で、やはりとっても上手い選手です
お二方とも技術的には僕より上だと思いますので、僕としては
相手より上回っている部分、つまり「パワー」と「気合い」で
猛攻するしかない!と、対戦前から相当鼻息は荒かったと思います
トスで勝って、サブアリーナの見にくい方のコートを選択。
気合い十分に攻めまくろうとしましたが、これが見事に空回り…
力み過ぎてコートの外に出しまくり、時には空振りさえしてしまう
始末・・・
そんなプレーでは善戦すらできるはずもなく、大事な第一ゲームを
大差で落としてしまうイヤ〜な展開でした。
ただ、舞洲アリーナのサブアリーナというのは、見にくい方の
コートは本当にシャトルが見えにくくて、打たれた瞬間には
クリーム色の壁とシャトルが重なって消えるようにさえ感じる
くらいでしたので、そのハンデが点差に現れたことは紛れもない
事実でした。
実際、見やすい方のコートに入った第二ゲームでは、逆に相手の
レシーブミスが目立つようになり、また僕の興奮!?によるミス
も次第に減ってきて、何とか取り返して勝負のファイナルへ!
ファイナルはまた見にくい方のコートからですので、ここを何とか
チェンジエンズまで離されずについていければ、勝機は訪れると
思っておりました。
実際には離されることなく、逆に数点リードで見やすいコートに
代わって、それでも接戦となりながらも、当日は僕のスマッシュの
当たりが近年では一番くらいの上出来で、見市が相手に上げさせて
僕が十分な体勢で全力スマッシュを打って、見市が前で決めると
いうパターンで、大きな山を何とか乗り越えることができました。
試合後の握手で上地さんが冗談っぽく
「強(つよ)なったなぁ〜」
と言っていましたが、見市はすかさず小声で
「そっちもな」
と返していたのはさすがでした!?
振り返ると、サブアリーナでの勝負は、トスに勝った方が本当に
非常に有利になると思いました。
今回の勝因の一つは、僕のジャンケンでの勝利かも(^^;
しかし、あのサブアリーナ、壁の色をもうちょっと見やすくして
くれたら嬉しいんだけどなぁ・・・
決勝の相手は、今までに何回対戦したか覚えていないくらいの
田中・棟居ペアでした(Plenty Global Linx)
このペアには単複通じて無敗でしたので、気持ち的にはかなりの
余裕があったのですが、第一ゲームは僕はよくミスっちゃったなぁ
・・・
しかし、第二ゲームに入ると、凡ミスも減って終始リードを保ち
優勢のまま逃げ切って何とか優勝することができました。
ヤッタ〜!
これで45歳ダブルスから数えて6連覇となります。
大阪総合のダブルスでは6年間負けなし、というのはなかなか
スゴいことですよね(と自分で言う)
優勝自体が嬉しいのは間違いありませんが、特に嬉しいのはこれで
再びマスターズの大阪代表になれたということです!
今年のマスターズは秋田県での開催です。
秋田県はまだ行ったことの無い県でしたので、その意味でも今から
非常に楽しみです。
今だから言えますが、見市は既にマスターズのために、秋田の宿を
予約していました。
それをキャンセルしなくて済んで良かったです(^^;
優勝後の記念撮影です。
翌5日はシングルスでした。
ダブルスで頑張って打ったので、全身に疲れとダルさが残っては
おりましたが、頑張ってベストを尽くそう!と臨みました。
一回戦は、同い年で友人の中嶋さん(ミズノ)。
中嶋さんは温厚でお人柄も良く、闘志の湧きにくい相手でした。
それが影響したのか、第一ゲームはいいように中嶋さんペースで
点数を離され、13-18になってしまい、第一ゲームは取られても
しゃあないな、でもしんどいなぁ、と思っておりました。
しかし一応!?そこからも頑張って、ラリーの途中で、前に落とす
球が有効だと見えてからは、前中心に球を集めて、何回かはノー
タッチも奪って、13-18から大逆転で第一ゲームを先取しました!
その流れを活かして、第二ゲームは最後までリードを保って勝利。
無事初戦を突破することができました。
二回戦は西クラブの岡さんでした。
岡さんとは社会人クラブ個人戦でも対戦して勝利していたので
余裕を持って臨みましたが、余裕の出し過ぎ!?と、舞洲独特の
風の感覚を失ってバックアウトを連発してしまい、第一ゲームは
終盤まで僅差で進みました。
が、最後は締めて第一ゲームを先取。
コートが変わると、今度は逆に岡さんが風上の感覚を失って
僕以上にバックアウトを連発され、僕も頑張って集中していたので
大差での完勝で準決勝にコマを進めました。
準決勝の相手は田中さん(Plenty Global Linx)でした。
ここはもう全く負ける気はせず、磐石の自信と余裕を持って臨み
果たして結果もその通りとなり、僕のショートサービスを気負い
からか、一発で何度もアウトにしてくれる楽な展開で、大差での
完勝!
田中さんの厳しいネット前のショットを、3回ネットインで返せた
のは、田中さんに結構な精神的ダメージを与えたのではないかと
思います。
続く決勝は・・・最も対戦したくない相手、パートナーの見市
でした・・・
見市は練習不足で不調と言いながらも、初戦、二回戦、準決勝と
難なく勝ち上がってきました。
見市とやるのは、勝っても微妙な気持ちだし、かと言って負けたく
もないし、でも強いし、つまりは対戦をしたくないのです。
でも当たったものは仕方ない!?ので、一生懸命頑張ってやろう!
と気を引き締めて臨みました。
ラリーをしてみると、見市の不調は手に取るように分りました。
動き出しが遅く、そのためシャトルを体を入れて打つことができず
手打ち気味のため、ミスが非常に多かったのです。
僕は淡々と四隅に回し、見市のミスを待つ方針にしました。
その方針が奏功し、第一ゲームは数点差で先取。
第二ゲームも同じような展開でしたが、僕の打ったスマッシュが
僅かにアウト気味だったのを、僕側に居た線審が「イン」の判定。
主審はそれに何も言いませんでしたが、見市が何か主審に近寄って
話し始めました。
「今のはアウトですよ」
とでも主張していたのかと思いきや、な、な、な、何と
「悪いけど、足が痛くなってきたから棄権するわ」
とのことだったのです・・・
人工股関節の見市は、前にも足が「痛だるい」と言っていたことが
ありましたが、今回も決勝までの3試合でその状態になっていた
ようでした。
見市としては、翌週にも試合(全国社会人クラブ個人戦)がある
ことから、無理しないようにしたとのことでした。
決勝は相手棄権というあっけない結末でした。
パートナーとの対戦で、しかも相手故障でしたので、正直全く
笑顔のない優勝でした(^^;
でもまあ、決勝までは勝ち上がれたので、そこは良かったと思い
ます。
ということで、今年の大阪総合は単複二冠という大満足の結果と
なりました。
とにもかくにも、5たびマスターズ代表に名乗りを挙げられたこと
こそが非常に嬉しく、また誇りに思います。
昨年の大阪府は、接戦の決勝を見事勝ち切って、感動の優勝を
果たして頂けました。
今年は、僕らが新戦力として、大阪の連覇に是非とも貢献できたら
と思います。
ご期待下さい!
では、バドの話。(って、全部バドの話)
<ダブルスでのネットはセンターに置こう>
これは、今回に限らず、見市がいつも結構意識してやってくれて
いることです。
ダブルスでは、こちらが上から下に打って(つまり攻撃して)
相手には下から上に上げさせる(つまり守備に回ってもらう)こと
が重要です。
そのためには前衛は積極的にネットに球を落として、前に詰めて
相手に圧力をかけて、相手に上げさせることがカギとなりますが
この場合に、ネットのセンター付近に置くことがかなり有効な
手段なのです。
理由は「相手からの返球角度が狭くなって、後衛の動く距離が短く
なり、良い体勢を作りやすいから」です。
これを、ネットの両サイド、つまりコートの両サイドにシャトルを
打った場合には、味方後衛としてはシャトルの有る側のサイドに
近づいている必要があります。
それはもちろん、相手のストレートロブに対して、すぐに対応
しなければならないからです。
ところが、相手はストレートにだけ上げてくれるわけではなく
当然ながらクロスにも振ってきます。
となった場合、味方後衛としては、コート幅分動く必要が出てくる
こととなり、その分だけカバーリングが大変になるのです。
そこで、お題の通りに味方前衛がコートセンター付近にネット
ショットを打ってくれた場合は、相手としては、センターから両
サイドに打ったところで、シャトルの横方向への移動距離はコート
半面分しかありません。
つまり、味方前衛がコートセンターに落としてくれた場合、味方
後衛はセンター付近で相手返球を待っていれば、その次の球は
コート半面分だけ動けば打てる、ということなのです!
移動距離が半分になる、これはスゴいことです!
基本的には、ダブルスの場合、ネットに置いて、相手が球を上げて
くれさえすれば、ラリーの目的としては達成できていると思い
ますが、いかに相手に上げさせることができたとしても、常に
相手からロビングでコート幅一杯左右に振られ続ければ、後衛と
してはシンドいものです。
これが、接戦の長い試合となるとなおさらです。
今回の大きな山となった準決勝で、僕が何度も良い体勢で全力で
スマッシュを打つことができたのは、見市がネットをセンターに
打ってくれたからにほかなりません。
僕は全然センターに置けていませんでしたが・・・(^^;
ネットショットというと、そのままストレートに置く、クロスに
打つ、くらいしか引き出しが無い方が多いのかもしれませんが
「センターに置く」というプレーをぜひやってみて下さい。
味方後衛からのショットがグンと威力を増すかもしれませんよ!
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みなさん、826askaって知っていますか?
僕もちょっと前までは知らなかったのですが、ネットの世界で
有名な、天才エレクトーン少女のことです。
福井県鯖江市の中学3年生で、まだまだあどけなさの残る少女
ですが、エレクトーンの腕前は天才的!
全世界で話題となっており、動画の再生回数は、なんと197万回
にも上ります。
先般ミヤネ屋にも出演していましたが、その番組で彼女は一人で
(ってエレクトーンは一人で弾きますが)スターウォーズのテーマ
を完璧に弾きこなしたのです!
You tubeで観ましたが、それはそれは感動的な演奏でした。
まさにスターウォーズそのものでした。完璧です。
となると、他の曲も聞いてみたいということで、色々見ていて
「宇宙戦艦ヤマト」というのを見つけ、即拝聴。
すっ、スゴい! ヤマトだ・・・(絶句)
序盤は「スターシア」のテーマ曲で、静かな雰囲気だったのですが
途中から、宮川泰先生のあの勇猛で力強い交響曲を、エレクトーン
だけで完璧に再現しているこの動画を見て、僕は感動して溢れる
涙を止めることができませんでした。(本当)
宇宙戦艦ヤマト世代の僕にとって、本当に心から感動した名演奏
でした。
ぜひ皆さんも感動してみて下さい!
https://www.youtube.com/watch?v=aigOZ6dpXRM
ただ、当の本人の826askaちゃんによると、この演奏は
「ぱぱのリクエスト」
だとのことでした。
僕らの感動っぷりは、若いaskaちゃんには理解してもらえていない
かもしれませんね(^^;
「おじさん、何泣いてんの?」
ってなところでしょうか・・・
askaちゃん、これからも世界を感動させる素晴らしい名演奏を
ずっと聞かせて下さいね。
もう一回聞いて、もう一回泣こうっと!?
ではまた!