ついこの間までダウンを着て外出していたのに、今ではもう半袖
短パンです。
僕の仕事場!?でもある体育館も、最近はかなり蒸し暑くなって
きました。
バドミントンは、天候に左右されず、少人数・省スペースで気軽に
できて、しかもかなりの運動量があり、ゲーム性も高いというのが
競技としての長所だと思いますが、長所と短所は表裏一体。
室内競技ゆえの、暑い時にも窓もカーテンも閉め切って行う所は
夏に不向きなスポーツですね・・・
そんな中でも、僕はバドミントンで生きているため、決して休む
ことなどなく、一年中ずーっとプレー・指導し続けるのみです。
まあ、大好きで得意なことだから、止められても続けるんです
けどね!
先日などは、一日にバド3回!というトリプルヘッダーを2日間も
やってしまいました!
両方とも3回の内2回は指導、その後自分の練習でした。
さすがに、2回指導してからの練習には、あまり身が入らないもの
ですが(^^;
さて、そんなバド三昧の毎日ですが、先日、ジュニア達の大きな
試合である「ABC全国大会」の大阪府予選会が四條畷学園にて
開催されました。
この大会は、学年別に男女6つのカテゴリーに分かれており
それぞれのカテゴリーに、各チームから3名までしか出場できず
また各カテゴリーでの優勝者しか全国大会に行けないという
狭き門を目指しての戦いとなります。
各選手、全国大会出場の栄誉を目指して、熱い戦いを暑い暑い
四條畷学園の体育館で繰り広げておりました。
我が田原スマッシュからも、全国目指して10名のチビッ子戦士達が
日頃の練習の成果を存分に発揮すべく、大きな声を出してシャトル
を追いかけて必死に頑張っておりました。
今までの田原スマッシュは、こういう大きな試合でなかなか満足
いく結果を残すことができず、試合後のミーティングでは疲労感を
伴う重苦しい感じになっていて、それでも確かな手ごたえを感じ
つつ、また頑張っていきましょう!ということだったのですが
今回、何と6カテゴリー中3名も代表に名乗りを上げるという
大躍進を遂げたのでした! スゴい!
栄えある全国大会出場の切符を獲得したのは・・・
岩城杏奈ちゃん(女子シングルスAクラス)
川北和弥くん(男子シングルスBクラス)
中村優希くん(男子シングルスCクラス)
です。おめでとうございます。
岩城杏奈ちゃんは、出場選手中での実力は頭一つ抜けており
余程のアクシデントが無い限り、優勝は固いと思っておりました。
それでも、試合となると何が起こるか分らないので、そこを
しっかり実力通り勝ち切った杏奈ちゃんは、見事だったと思います
川北和弥くんは、グングン力を付けてきており、なみはやオープン
での優勝も自信にして、今回も優勝候補最右翼であったとは思い
ましたが、真面目さゆえの緊張しぃのところがあるため、正直
大船に乗ったとまでは言えない感じではありました。
しかし、ふたを開けてみると、予選3試合を難なく勝ちぬいて
決勝での対富田昌樹くん(吹田ジュニアコンドル)戦も、富田くん
のタメの効いたカットに何度かノータッチをくらいつつも
クレバーな配球で終始リードを保ち、優勢のまま押し切って見事
全国大会初出場を果たしたのでした。
優勝を決めた瞬間、僕も思わずガッツポーズをしていました。
そして、和弥のご両親とハイタッチ(ミドルくらいかな?)を
交わしましたが、お父さんは感極まって目にはうっすら涙を
浮かべておられたのが印象的でした。
お母さんは、ただただ笑顔でしたが(^^)
そして、田原スマッシュ男子最年少の中村優希くんは、以前の
加古川オープンでは、勝てると思った試合を、突然の変調から
自滅気味に落としてしまった苦い過去があったので、今回勝てる
実力は十分にありましたが、その苦い思い出が頭に残っていたため
ふたを開けてみなければ分らない、というのが僕の偽りない本音
でした。
男子シングルスCクラスは、女子Cクラス同様、参加人数が5人と
少なく、そのためブロックでのリーグ戦のみで代表が決まるため
4勝すれば全国出場できるという、いわば「やや狭き門」でした。
また、当日5名中1名が棄権だったため、3勝すれば全国出場という
いわば「そこそこ狭き門!?」に姿を変えていました。
初戦、二試合目と順調に勝ち抜き、勝てば優勝となる試合も、第一
ゲームは優勢のまま押し切り、全国出場に王手を掛けました!
ところが、勝てば優勝となる第二ゲームに入ると、勝ちを意識した
のでしょう、動きも悪くなり、凡ミスも非常に目立つようになって
きたのです・・・
競り合いのまま終盤まで突入し、セッティングの末第二ゲームを
落とした後のインターバルでは、優希くんは不覚にも泣き出して
しまったのです!!!
ただ、泣きじゃくるという感じではなく、真顔のまま涙をこぼして
いるような状態で、コーチングについていた宮崎コーチが、両手で
優希くんの腰をパンパンと叱咤激励して、気を取り直した優希は
ファイナルではしっかり立ち直ってくれて、15-5で完勝!
ヒヤリとする場面もありましたが、最終的には実力通り勝ち切って
くれて、ゲームセットの瞬間は、僕はさらに力強いガッツポーズを
していました(^^;
今回3人も大阪代表になれたことは、本当に素晴らしいことです。
優勝できた3人は実力を出し切ってよく頑張りましたが、残念
ながら優勝できなかった選手たちも、よく頑張って、普段の練習の
成果を出していたと思います。
勝てなかったことは誰しも残念でしょうが、勝てなかったという
ことは、相手の方が自分より上回る部分が多かった、その差分だけ
相手に点数を多く取られた結果、負けてしまった、というだけの
ことです。(って、当たり前のことですが)
勝った人もですが、負けた人には何かしらの改善すべき課題が
あるはずです。
それらの課題を、また普段の練習で意識して取り組んで、改善・
克服していけば、次に戦う時には、前とは違ったプレーができて
前より良い内容の試合ができるはずです!
いつも思うのですが、勝つことはとても嬉しいかもしれませんが
負けた試合の方が、得られるものが多いです。
課題が浮き彫りになりますし、もっと大きいのは、負けた悔しさが
非常に大きなモチベーションになるからです!
苦しくしんどい孤独なトレーニングも、負けた悔しさを思い出し
ながらやれば、自分への強烈なムチがピシッと入ります。
ですので、負けた選手も、悔しい敗戦をしっかり活かして、日々の
練習にさらに力を注いで「次こそは僕が!私が!」の気持ちを
持ちながら、また一生懸命コート内外で汗を流して頑張ってほしい
と思います。
ABC大会大阪府予選の結果は以下を参照下さい。
http://osakafushobad.web.fc2.com/2016/0522_ABC_H28/abc_H28.html
試合後の田原スマッシュメンバーの集合写真です。
みんな、良い表情していますね!
そういえば、大阪総合もあと8日となりました。
相変わらず、指導指導で自分の練習はできておりませんが、今から
もう少し頑張って、満足いく結果を残せるようにしたいと思います
大阪総合の組み合わせは以下を参照下さい。
http://www.osaka-badminton.jp/osaka/2016/osaka_sougou_information.html
では、バドの話。
<自分の体勢が良くない時には我慢してとにかくつなごう>
バドミントンは相手と打ち合うラリー競技ですので、お互いに手を
尽くして、相手を少しでも崩そうと、色々なコースに、色々な
タイミングで、色々なショットを繰り出し合うことになります。
基本で学ぶ、しっかりと体を入れた姿勢でシャトルを打てれば
威力があってコントロールもついた効果的なショットを繰り出す
ことができますが、動きながら、そして相手の打つショットに
対応しながらのラリーの中では、十分な体勢で打てることは
あまり多くありません。
そんな中でも、少しでも速く動いて、少しでも良い体勢で打つ
ことは大事ですが、問題は「相手に体勢を崩された状態で打つ時」
のことです。
そもそも、十分な体勢で打ったとしても、自分が狙ったところに
毎回しっかりコントロールすることは難しいものです。
ウソだと思うなら、試しに半面の基礎打ちで、クリヤーやロビング
を、半面の両サイドに代わりばんこに狙って打ってみて下さい。
見事にショットはバラバラに乱れますから!?
(実力次第ではあるんですけどね)
つまり、ただでさえ難しいコントロールを、相手に崩された状態で
望むこと自体、非常に確率が低く、不確実な考え方だと思うのです
ラリー競技、しかもラリーポイント競技であるバドミントンに
おいては、シャトルを、ネットを越して相手コートに返すことが
何はともあれ最重要です!
相手に崩された状態というのは、ものすごくコントロールがつけ
にくい状態です。
その時に求められるのは、そのラリーを「我慢して立て直すこと」
です。
コート奥に追い込まれた時、そこからエースを狙ってライン際に
無理矢理打ちこんでも、アウトになったり、逆にものすごく甘い
球になってしまう可能性が高くなります。
また厳しいドロップで、上体を前に倒さなければ届かないような
体勢で打つ場合に、ネットすれすれのヘアピンなんか打っても
とても満足なコントロールはできず、ネットに引っ掛けるか
相手に簡単に叩かれる甘いチャンボを献上するのが関の山です。
そういう時には、無理せず、そういう厳しい球を打った相手に
謝って(将棋用語。仕方なく受けに回るという意味)まずはその
苦境を脱して、体勢を立て直すことを最優先にすべきです。
つまり、相手から追い込まれた時には、頑張って相手コート奥まで
弾き返し、ネット前の苦しい体勢で打つ場合には、やはり頑張って
奥まで高い滞空時間の長いロブを打って、時間稼ぎをして不利な
状況を少しでもイーブン近くに戻そうとすべきなのです。
大体ミスというのは、コントロールに自信がないにも関わらず
ネットすれすれ、ライン際ギリギリを狙うことで起こるケースが
多いと思います。
良い体勢でさえそうならば、悪い体勢なら何をか言わんや、です。
体勢を崩されて必ずミスしていては、相手としては非常に楽です。
また良くない体勢で必ずミスしているようでは、なかなかラリー
には勝てません。
ラリーに強い選手というのは、正確無比なコントロールを持って
いる、というよりは、崩された状態の時に、いかにそのピンチを
凌げるか、という部分が大きいように思います。
厳しいショットを打たれたら、プレッシャーは掛かりますが
そこはじっと「我慢」の子です。
相手も人間ですので、何とかコートに返しさえすれば、逆に相手が
焦ってミスしてくれるかもしれません。
しかし、そこを大きくアウトにしてしまったり、ネットに掛けて
しまうようでは、そこでラリーが途切れてしまいます。
(アウトの球は相手がミスジャッジで打ってくれる可能性があり
ますが、ネットミスは完全にそこでラリーが切れるので、厳しく
戒めたいところです)
思うようにいかないのは、バドミントンも人生も同じですが!?
それが普通だと思って、苦しい時も淡々と頑張って粘って我慢して
まずはもう1ラリーつなぐことができれば、得点能力は飛躍的に
上達すると思いますよ!
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5月もあと4日で終わりです。
GW前半には、見市兄弟と一泊で淡路旅行(もう何回目かなぁ?)に
行きましたが、夕方くらいから飲み始めたので、夕食後の膨れた
お腹では、抗い難い睡魔に襲われて「ちょっと仮眠」とか言い
ながら、3人とも21時半には爆睡してしまって、一泊旅行にも
関わらず普段より早く寝てしまったというちょっと勿体ない
イベントでした(^^;
なので、大した写真がないのですが、こんな感じでリラックスは
しまくってきました。
7日には、毎年恒例の寝屋川市バドミントン講習会の講師を行い
50名くらいの参加者に対して、いつも通り明るく楽しく元気な
レッスンを行いました。
GW後は、月曜はミズノスクール、火曜はジュニア指導、水曜は
ジュニア指導とミズノスクール、そして木曜がとある教育機関での
指導、そして土日には自分の講習会や試合帯同、そしてたまに!?
自分の練習など、本当に毎日毎日大好きなバドミントンばっかり
やらせてもらっています。
5月14日講習会時。
(5月15日講習会は、撮影を無念の失念・・・)
大好きなことばっかりやれているのも大きな幸せですが、やりたく
ないことをやらなくていいというのが、精神衛生上非常に大きな
メリットだと実感しています。
サラリーマン時代には不可避だった、満員電車での通勤、眠い目を
擦りながら、目覚ましに起こされて出社する毎朝、起床と通勤に
関してだけでも、今の生活は本当に夢のようです!!!
ただ、起床に関しては、最近はほっといても7時前には目が覚め
ますし、通勤についてはバイクなので、雨が降られた日には
それこそ痛勤となってしまっておりますが・・・(^^;
特に月曜って気のせいか雨が多いんですよね・・・
カーペンターズの歌に「雨の日と月曜日は」という素敵な名曲が
ありますが、雨の日の月曜日は、歌詞の通りにテンションだだ
下がりです。
(Rainy days and Mondays always get me down.)
でも考えてみたら、バドミントンだからこそ、雨が降っても普通に
できるわけですので、その意味では天候に左右されず、雨に濡れ
ないで仕事ができるので、やはり幸せなのでしょうか?
しかし、あまりの月曜の雨率の高さに、中古の軽でも買おうかと
ちょっとだけ考えているまさやんでした。
ではまた!