お伝えしたいイベントは結構ありました。
まずは・・・
<加古川ジュニアオープン>
4月2日は、標題の大会でした。
会場の加古川(兵庫県)は、大阪からは決して近くない場所ですが
ジュニアの強豪選手が数多(あまた、と読みます)参加する大会
ですので、わが田原スマッシュからも10余名の選手がチャレンジ
してきました。
去年は、岩城杏奈ちゃんが優勝! そして三浦志保ちゃんが3位
という成績でしたが、今年は残念ながら入賞することができません
でした・・・
杏奈ちゃんには連覇を期待していましたが、岡山県の強豪
ミッキーズの末井優里菜さんに、準々決勝で惜しくもファイナルで
屈してしまいました。
末井さんは、恵まれた体格から繰り出す強烈なスマッシュと
猫手(手首を屈曲する)ながら、キレのあるバックハンドからの
クロスショットで杏奈ちゃんを苦しめて、常にプレッシャーを
与え続け、杏奈ちゃんのミスも誘い、ファイナルは半分強くらいの
完勝で、その勢いで接戦の決勝も勝ち切って、見事優勝を果たし
ました!
杏奈ちゃんは、昨年は末井さんに勝っていましたが、今回は末井
さんのプレッシャーに自滅させられた形だったように思います。
嬉しかったのは、田原スマッシュにしばしばビジターで参加して
いた小山志月くんが、接戦を勝ち上がって、なみはやオープンに
続いて優勝!ビッグタイトルを手にしたことでした。
奈良の西川くんや、南郷の井手口くんら強豪を下しての初優勝は
志月の上達ぶりを確かに実感させてくれたように思います。
志月、おめでとう!
これからも頑張っていって下さい。
ということで、今年は好成績ではありませんでしたが、子供たちは
みな目の前のシャトルに対して、必死に頑張って食らいついていた
と思います。
頑張っても、力及ばず勝てないことも普通にありますが、もし
勝てなかったとしても、その中でベストを尽くして、一本でも多く
粘るということが、実力アップのためには非常に大事です。
今回はしゃあなかったので、また来年に期待したいと思います。
<大阪社会人クラブ個人戦>
翌週9日10日は、標題の大会でした。
この大会に出ないことには、その後の全国社会人クラブ個人戦
大阪総合、近畿総合、そして全日本シニアに出場できないので
社会人クラブに属するバドメインの選手にとっては、決して欠かす
ことのできない試合です。
今回、僕はダブルスは45歳、シングルスは実年齢通りの50歳に参戦
しました。
ダブルスは、今年度からは僕も見市も50歳に参加可能となるので
どうしようかと相談しましたが、それまでに4連覇していること
そして、全国社会人クラブ団体戦で45歳の部代表となることを
考えた結果、去年に続いて45歳で参加しようということになったの
でした。
初戦は2-0で完勝。
準決勝は、四條畷オープンでも対戦した米野・岩津ペアでした。
前回、接戦ながら2-0で勝っていたので、今回余裕を持って戦える
と思っていたのですが、第一ゲームは僕も見市も浮ついた感じで
半分強くらいの大差で落としてしまいました・・・
これはイカン!ということで、第二ゲームに入って気合いを入れ
直して、スマッシュ主体で猛攻を仕掛けていったところ、レシーブ
の良い米野・岩津ペアは、粘り強く拾って返しては来るのですが
こちらの連続での攻撃が効いて、段々返球が甘くなり、最終的には
決め切ることができて、第二・ファイナルゲームはしっかりと
勝ち切ることができました。
今だから言いますが、実はこの試合の第二ゲーム辺りから、僕の
両ふくらはぎは痙攣しかかっておりました(^^;
決勝は、4年連続となる寺尾・真野ペアでした。
この相手には、過去公式戦での負けはなく、また「一生負けない」
と公言していることもあって、磐石の自信を持って臨みました。
しかし自信があることが良いばかりでもなく、第一ゲームは気合い
を入れるヒマもないまま、あれよあれよと言う間に大差で落として
しまいました・・・
僕はふくらはぎ痙攣のこともあり、若干の不安を抱きつつ第二
ゲームに入りましたが、見市の万全のレシーブで真野くんを後方に
釘づけして、曲者の寺尾さんの前衛を機能させないようにして
真野くんの無理攻めを誘い、甘く上がってきた球はしっかり打って
また寺尾さんの前衛からのプッシュも、見市が何度も読んで
ブロックして、第二・ファイナルは、これまた危なげない形で
完勝!
準決勝・決勝と、いずれも第一ゲームを落としながら、しっかり
勝ち切って優勝。これで5連覇を達成することができました!
やった〜!!!
これで、今年も全国社会人クラブ団体戦成年の部への出場権を
獲得することができました。
恒例の記念撮影です。
明けて翌日は、シングルスでした。
50歳シングルスは初参加となるので、僕は第一シード下のパッキン
だったのですが、集中して実力を出せば、絶対優勝できるはず!と
自信を持って臨みました。
初戦はBochi bochiの吉見さんという方で初対戦でした。
が、シングルスに参戦するのは初めてだとのことで、どうにもまだ
シングルス慣れしておられないようでした。
第一ゲームも大差でしたので、第二ゲームは「よし!ラブゲームを
目指そう!」と真剣にプレーしましたが、ハーフスマッシュを
決められ、ネットインも決められ、そして僕のサーブミスもあり
3点を献上してしまいました。
が、大差での完勝で二回戦へ。
二回戦は第一シードの西クラブ 岡さんでした。
こちらも初対戦でしたが、しっかり集中して四隅を突いて丁寧に
攻撃したところ、危なげなく2-0で勝つことができました。
準決勝は、かえる団の中尾さんでした。
中尾さんはフォア奥からのクロスカットを得意にされており、その
ショットに何度か崩され、またエースも奪われましたが、次第に
慣れてきてからは、僕ペースのラリーとなり、これまた2-0での
完勝で決勝戦へ。
決勝の相手は、以前も対戦したことのある熊取クラブの中竹さん
でした。
以前の対戦で、しっかり勝ち切った印象があったので、自信と余裕
を持って臨んだのですが、中竹さん、前よりも確実に強くなって
おられました!
クリヤーが強くなり、特にフォア奥へのクリヤー連打は、対応が
しんどい感じでしたが、負けじ!と苦しいドリブンも意地の
ドリブンで弾き返して、逆に中竹さんを追い込んで、ラリーも長く
することで体力も奪い、第一ゲームこそ競り合いましたが、第二
ゲームは半分強の大差で勝つことができました!やった〜!!!
50歳シングルスには大学同級生の前川もエントリーしていたので
彼との対戦を密かに楽しみにしていたのですが、当日棄権していた
みたいで、会場で姿を見ることすらできませんでした・・・
45歳シングルスには50歳の見市が、真野くんの優勝を阻む気満々で
エントリーしておりました!?
が、見市は初戦で股関節を痛めてしまい、準決勝の永田くんとの
対戦では、もう無理をせずシャトルを追わない形での敗北となり
ました。
決勝は、順当に勝ち上がった真野くんと、永田くんの対戦でしたが
これはちょっと実力差が大きく、永田くんの圧勝でした。
真野くんは、結局他の人に優勝を阻まれてしまいました・・・
目の上のたんこぶがようさんありますねぇ(^^;
今回の社会人クラブ個人戦は、年代こそ異なるものの、一応!?
単複二冠となることができました。
大阪の年代別では「勝って当たり前」となりつつありますが
慢心することなく、しかし自信は持って、これからも日々の練習に
励んでいきたいと思います。
今回、ダブルスで足がツリかけましたが(^^;怖いのは練習不足
による怪我のような気がします。
幸い、自分の練習はなかなかできなくとも、指導でほぼ毎日
シャトルは打てていますので、それに加えて少しはトレーニング的
なことをやっていって、動きに堪えうる体力をキープしていきたい
と思っております。
<長岡京BJSオープン>
加古川に続いて、ジュニアの大きな試合が4月16日、京都長岡京の
西山公園体育館で行われました。
僕は岩城代表の車にピックアップしてもらって、中村コーチ、杏奈
ちゃんと共に、約30分のプチドライブを楽しみました!?
ちなみに運転手は僕でしたが。
当日は朝から気持ちよく晴れ渡り、道路も空いていて快適な運転
でしたので、僕の軽口も快調そのものでした!?
会場の体育館は、7時30分!?から入れるのですが、僕らが到着
した7時過ぎには、もう既に何台もの車が駐車場を埋めつつあり
ました。
この辺りにも、ジュニア指導に関わる方々のご苦労の一端を垣間
みたように思いました。
この試合は、4年生から6年生がブロックごとに分かれて戦いますが
全員が箱抜けしてトーナメントに進めるため、一回も勝てなかった
としても、最低3試合は行えるという、小学生が経験を積むには
もってこいの大会です。
我が田原スマッシュからも、8名のホープ達が参戦しましたが
福井県、岡山県、岐阜県、愛知県他のジュニアクラブからも
多く参戦されていて、またまたジュニア指導に関わる方々のご苦労
の二端!?を覗きみたように思いました。
小学生の試合を見て毎回思うことは、何かこう試合の度に目に
見えてレベルアップしていると感じます。
成長過程にあるからなのは間違いありませんが、子どもがスキルを
獲得していく過程がリアルタイムで観察できているようで、とても
興味深く思います。
今回参加した田原スマッシュのメンバーも、グングンメキメキ
上達していて、ラリーの内容も見る度に良くなって、レベルアップ
していっております。
この大会はレベルが高く、参加したメンバーも苦戦が目立った
ものの、いくつか息を飲む熱戦がありました。
その一つが、僕がコーチングについた、4年生男子シングルス
川北和弥VS久湊脩斗戦でした。
コーチングをしている時は、比較的淡々と冷静にアドバイスを送る
僕ですが、この試合は途中から完全に感情移入してしまって
まるで自分が試合をしていて自分に言い聞かせる様に
「もう死ぬ気で粘るぞ!」
「我慢!我慢やで!」
「食らいついていくぞ! 絶対勝つぞ!」
と、マレーシアの某コーチのように、熱く激しいセコンドと化して
コーチ席から吠えまくっておりました(^^;
試合も、第一ゲームを21-23の接戦で落とし、第二ゲームは序盤
大きくリードされながら、段々和弥の動きが良くなっていき
それと同時に相手のミスが目立ち始め、第一ゲームに続いて22-20
のセッティングで奪い返し、ファイナルへと突入しました。
ファイナルも相手が若干リードしながら終盤へと突入しましたが
長いラリーはことごとく和弥が制し、僕の言葉通り、粘って我慢
して食らいついていって、三たびセッティングへとなる、それは
それは大熱戦で、観客席からの応援も和弥が1ラリー取るごとに
ドッと盛り上がって大歓声と大きな拍手で熱を帯び、和弥の勝利を
信じて、みんな声を張り上げて応援していました。
ところが和弥は、頑張って我慢して長いラリーを制した直後の
ラリーで、非常に簡単に凡ミスを重ねてしまい、追いついては
離され、を繰り返していたため、リードすることができないまま
惜しい惜しい大接戦を落としてしまいました・・・無念。
点数をおさらいすると21-23、22-20、20-22!
これだけ見ても、熱戦ぶりが分ります。
大変残念で悔しい試合でしたが、ちょっとした凡ミスを除けば
全体的に非常に良いラリーができるようになったと思いました。
まあ、課題は一生無くなりませんので、今回の惜敗の反省を次に
活かして、次回は逆に大接戦を勝ち切ってくれることを期待して
おります。
また、今回は岩城杏奈ちゃんが素晴らしいパフォーマンスを見せて
くれました!
優勝こそ逃したものの、昨年の全小ベスト8の中林瑞貴さんに
ファイナルで完勝!(ファイナルはなんと21-4!)
この日の杏奈ちゃんが、非常に動きが良く、何を打たれても
しっかりシャトルの下に入って、相手コート奥まで弾き返せて
いたので、対戦する選手も非常にやりにくかったのではないかと
思われました。
続く準決勝では、加古川で苦杯を喫した岡山の末井さんに、今度は
つけ入るスキを与えず21-17、21-12で完勝のリベンジ!
強豪揃いのBJSオープンで、堂々決勝に駒を進めました。
決勝の相手は、去年の全小で準優勝だった岐阜県OKBの志知夕里菜
さんでした。
杏奈ちゃんの当日の調子ならば、誰にでも勝てるのではないか、と
まで思ったのですが、さすがは全国2位、ショットのキレや動きの
速さで杏奈ちゃんを寄せ付けず、第一ゲームは21-8で実力を見せ
つけられました。
ラウンド奥からのクロス逆カットと、ネット前に出る速さにキラリ
光るものがありました。
ただ、第一ゲームは杏奈ちゃんのミスも目立ち、ラリー内容的には
それほど大きな差があるとも思えませんでした。
その考え通り、第二ゲームに入ると杏奈ちゃんのミスも減り、志知
さんのショットにも少し慣れてきて、互角の、いや時には志知さん
を上回るラリーもすることができて、序盤は大きくリードする場面
も見られました。
しかし、次第にショットの威力に勝る志知さんが盛り返してきて
終盤で追いついて逆転。第二ゲームは接戦ながら21-17と最後に
突き放され、優勝はお預けとなりました。
でも立派な準優勝でした!
今回少し及ばずの敗戦でしたが、昨年の全国ベスト8に完勝し
また全国2位にも第二ゲームで接戦を演じることができて、杏奈
ちゃんの目を見張る上達ぶりを確認することができましたし
念願の全国制覇に向けて、視界が開けてきたのではないでしょうか
と、あまり煽ってもよくありませんが、現時点で確実に全国上位の
力があることは実証できましたので、杏奈ちゃんはもちろんですが
他のメンバーも「僕だって!」「私だって!」と後に続いて
あくまでも目標は全国に置いて、引き続き頑張っていってほしい
ものです。
本気で目指して本気で頑張れば、きっとできます!
<田原スマッシュ送別会>
長岡京大会の翌日は、田原スマッシュとして3回目の送別会でした。
田原スマッシュはジュニアクラブですので、小学校卒業と共に
選手は一応卒業という形になります。
一応というのは、卒業してからも普通に練習には参加できるので
一応の区切りという意味です。
僕は去年の送別会は、同日に自分の講習会となっていた為、慌てて
途中で辞去の形でしたが、今回は予定が無かったので、腰を落ち
つけて、最後までフル参加させて頂きました。
場所は戎ホールという田原地区の集会所を午後まるまる借り切って
みんなで一緒にお昼を食べて、チーム対抗のゲームをして、卒業
する選手への送辞や、卒業選手からの答辞、保護者やコーチ陣
からの言葉など、盛りだくさんの内容でした。
笑いあり、涙あり、感動ありの素晴らしい送別会で、大会翌日にも
関わらず、このビッグイベントの周到な準備をされた岩城さんや
宮崎さんには頭の下がる思いです。
当日は、僕からもスペシャルプレゼントがありました!
なんと、ギターの弾き語りを披露したのです。
送別会ですので「乾杯」とか「翼をください」とか、そういう
その場の雰囲気に即した歌をチョイスすべきなのでしょうが、僕が
選んだのはサザンオールスターズの「Love affair〜秘密のデート」
でした(^^;
歌詞の内容的にはその場に全く不向きでしたが、僕としてはまず
盛り上がることの方が重要で、加えて自分が好きで得意な曲を
セレクトしたということなのでした。
その時の僕は、戎ホールを横浜アリーナに例えて、僕に向って
一番近いテーブル席を「アリーナ」
その次のテーブル席は「スタンド」
その後方を「立ち見」
と称して、ライブでの桑田さんのように叫んで、その場を盛り
上げまくりました。
肝心のギターも、珍しく!?ノーミスで、歌詞も間違えることなく
一曲歌い切った後には、戎ホールが割れんばかりの拍手に包まれ
ました(^^)
当日の主役は、間違いなく卒業生3人なのですが、この瞬間だけは
完全に僕がイベントのメインになってしまった感じでした。
予想した通りに盛り上がってくれて良かったです!
お昼から夕方5時まで結構長時間でしたが、それがあっという間に
感じるほど、楽しく盛り上がった送別会でした。
卒業生の3人は、これからもバドミントン頑張っていってくれると
思います。
小学生から始めたら、ものすごく強くなれるはずですので、高い
意識を持って、やればできる!の精神で全国上位目指して頑張って
いってほしいものです。
まち、みほ、さら、ひとまずはお疲れ様でした。
これからもまた田原スマッシュの可愛い後輩たちの練習を手助け
お願いしま〜す!
<第16回MASAバド講習会>
細々!?と、しかししっかり確実に継続してきた地元四條畷での
僕の講習会も16回目を数えることになりました。
会場のキャパと、僕のアナウンス不足!?で、毎回参加メンバーは
少数精鋭となっておりますが、その分毎回非常に濃い内容を、懇切
丁寧にコーチングできているので、参加者の方々の満足度は高いと
思っております。
今回の参加者は大人3名、小学生3名の6名でした。
フットワークをやったり、クリヤーの連続もあったり、リクエスト
による半面シングルスや、オールショートも実施して、子供は
ともかく、大人にはかなりしんどい内容だったかもしれません。
しかし、普通の練習ではなかなかしんどくゼーハーなるまでには
打てないと思いますので、参加者の方々にも喜んで頂けたのでは
と思います。
来月の体育館予約がまだこれからなのですが(^^;(今日行き
ます)もちろん来月以降も実施していきますし、新企画!?として
初心者・初級者向けの講習会もやってみようと思っております。
当日の参加者の写真です。
せっかく、貴重な休みの日曜夜に、時間を割いてわざわざ四條畷
まで僕の講習会を受けに来られている方々には、絶対に上達して
もらって、試合で結果を出せるようにして差し上げたいと強く
思います。
スポーツで上達するには、取り組む姿勢が最も重要です。
その意味では、講習会に参加される方々の取り組み姿勢は、もう
最高レベルですね!
ぜひとも、参加者の方々のレベルアップを、全力でバックアップ
していきたいと思います!
もちろん、ご要望があれば、全国どこへでもはせ参じる所存です!
と言いつつ、なかなか北海道に行けていないのですが・・・
スミマセンm(_ _)m
では、バドの話。
<力を入れないでロビングを飛ばすには>
ネット前から打って、相手コート奥に高く飛ばすロビングですが
頑張って打っている割にはシャトルは飛ばず、返球が浅くなって
しまって、相手にチャンスボールを献上してしまう、という場面は
よく見かけます。
オーバーヘッドのように腕を使う場合は、力も入れやすいのですが
アンダーハンド、つまり跳ね上げの場合は、なかなかラケットの
振り方や腕の使い方も難しいのかもしれません。
アンダーハンドの場合ももちろん、リストスタンドして、回内・
回外を使って打つことに違いはありません。
頑張っている割にあまり飛ばせない方は、肩を支点にしてスイング
しているように思います。
肩関節を使うと、腕をスイングすることになりますが、腕を振ると
どうしてもラケットを振らなくなってしまうのです。
つまり、ラケットが単なる腕の延長となってしまうので、腕を
振った分だけしかラケットを振れない、ということになるため
頑張って振っている割には飛ばないのです。
これは、今までも(レッスンDVDでも)語ってきたことですが
今回の「力を入れないで」というのは、ちょっとした、しかし
かなり重要なポイントでありコツなのです!
それは・・・
腕の力を抜いて、前にラケット・腕を差し出した状態(リスト
スタンドする)からラケットを振る
ということなのです!
この文章だけ読むと、ポイントでもコツでも無いような感じが
しますが、伸ばした状態からラケットを振る、というのが大きな
大きなポイント・コツなのです!!!
伸ばした状態、と言っても、ひじをピンと張ったような、腕を
一本の棒のように伸ばすのではなく、少しリストスタンドをして
ひじも少〜し緩やかに曲げたような状態です。
ピンと真っ直ぐ伸ばすのではなく、腕を楽にして前に出す、ような
感じでしょうか。
その状態だと、ラケットと腕は一本の棒のような形になっているの
ですが、そこから力を抜いてラケットを振ると、ラケットヘッド
の重みで、ラケットヘッドが腕に遅れてその場に残る形になります
力を抜いてスイングすると、グリップはスイング方向に動きを
始めるのですが、ラケットヘッドはヘッド自体の重みでその場に
残ることになり、それがコンパクトなバックスイングになるのです
例えて言うと、ムチや細い竹など、柔軟性のある棒状の物を振って
みると、棒の先がしなる、このような状態です。
つまり、腕を伸ばして力を抜いている状態というのは、ムチや細い
竹のように、しなる棒状の物のような状態なのです。
その状態からスイングすると、腕とラケットがしなる形が現れ
しなった棒は、元に戻ろうとします。つまり、しなった棒が元に
戻ろうとする力により、普通に振るよりスイングが加速される
ことになるのです!
このスイングは、今までも何度か書いてきた
SSC = Stretch Shortening Cycle(伸張反射)
の原理を利用しております。
おさらいしますと、筋肉には「伸びたら縮もう」とする性質が
あり、普通にスイングするよりも、筋肉を一旦伸ばしてから振る
方が、筋肉の「縮もう」とする性質を活かして、より速くスイング
することができるということです。
皆さんは、あまりムチで何かを叩かれたことなどないと思いますが
同じ力で叩くなら、棒よりムチで叩かれる方がより痛そうなことは
直観的に理解頂けると思います!?
ロビングを打つ時に、ラケットを手前に引いて、それを振り出す
ように打とうとすると、このSSCが使えないということになるので
まあ、飛びはするけれど、力を入れずに楽〜に飛ばすことは
できないってことになるのです。
この打ち方を会得できたら、感動的に楽にロビングを飛ばすことが
できるようになります!
ホントにほぼ力が要らないのです!!!
という理屈を説明すると、理屈自体はご理解頂けても、それを
実際に実践することはなかなか困難なのかもしれませんが、理解
して意識できていることは非常に重要ですので、例えできなくても
意識して取り組むことは非常に大事です。
力を抜いた状態からスイングする。
こうすることで、思った以上のヘッドスピードが得られるという
ことを、ぜひ意識してほしいと思います。
****************************
先日、突然トイレが壊れました。
どう壊れたのかと言うと、水を流した時に、タンクの上について
いる蛇口から水が出なくなってしまったのです・・・
そこから水が出ないということは、タンクに水が溜まらないという
ことです。
つまり、用を足した後に水が流せないという、ものすご〜くエラく
ヤバいことになってしまったということなのです!
そんなことでは、日常生活に大いに支障をきたしてしまうので
まさやん家では、至急設備を調査し、またネットでも原因を調べて
迅速な復旧を図りました。
設備を調べて、ネットでも確認してみたところ、どうやらダイヤ
フラムという、弁の役割をする小さなパーツに問題がありそうだ
ということが分りました。
原因さえわかれば、その部品を交換すれば解決します。
僕はネットで調べて、TOTOのメンテナンスを行っている会社に
電話しました。
事情と状況を説明したところ、プロからの返信は以下の通りでした
「おっしゃる通り、それはまずダイヤフラムで間違いありません」
プロの診断によると、タンクの上の蛇口から出る水が止まる場合は
まず間違いなく、ダイヤフラムに問題があるとのことでした。
一刻を争う事態でしたので、僕は待ったなしで家を飛び出るごとく
茨木市にあるメンテ会社に直行!
手際よく用意して頂いていたダイヤフラムを700円くらいで購入。
そのまま踵を返して自宅に戻り、早速部品交換したところ・・・
バッチリでした!
蛇口からの水は、以前と同じように元気よく流れ出し、壊れていた
部品の診断が正しかったことが、吐水という結果としてめでたく
証明されたということです。あ〜良かった・・・
皆さんも、タンクの上の蛇口から、突然水が出なくなったら
それはダイヤフラムを交換すれば直る、ということを何となく
覚えておいてもらったら、先日の僕のように動揺することも
なくなりますね!
予備でもう一個買っておけば良かったかな・・・!?
ではまた!