いずれの試合も、手に汗握る熱戦でしたが、どうにもやるせない
思いが残ったのは、男子シングルス決勝戦での、ミスジャッジ
でした。
佐々木選手がラウンド奥からクロスに打ったスマッシュは、僅か
にサイドラインを割りましたが、それがイン。
これには、佐々木選手も苦笑いを浮かべていました。
そのくらい、はっきりアウトと分る球でした。
そして次は、桃田選手が同じようなショットで、明らかにアウトの
球をインの判定。
ライン上のギリギリのショットなら、ミスジャッジの可能性も
高まりますが、上記二つのショットは、あまりにも明らかな
ミスジャッジでした。
極めつけは、マッチポイントでの、桃田選手のネット前への球を
サイドアウトの判定。
この球に関しては、ラインに乗ったように見えましたし、上記
二つの球のように明らかなアウトにも思えませんでしたが
その球を打ち、その球を一番近くで見ていた桃田選手本人が
「入ってんじゃん!」
と大きな声で二回繰り返していたことから、インだった可能性が
高いと思われます。
重要なことは、そこでのポイントは20-19だったということです。
つまり、その球がインであれば、20オールとなり、勝負の行方は
まだまだ分らなかったからです。
しかしそれがアウトの判定となれば、即、桃田選手の敗退が確定
してしまうのです。
他でもない、全日本総合の決勝で、です!
採点競技と違い、バドミントンはインかアウト、完全にデジタル
の世界です。(1か0か)
そして、全日本総合と言えば、国内最高峰の試合で、出場する
選手も、人生を賭けてこの試合に挑んできているのです。
それをまた、なぜあのようなミスジャッジを看過するような
仕組みにしているのでしょうか。
全日本総合ほどの試合であれば、少なくともチャレンジ制度を
設けるべきだと思います。
いや、前述のように、インかアウトかは完全にデジタルの世界
ですので、ジャッジは人間がしたとしても、疑わしき微妙な判定
に関しては、スロー映像でしっかり確認すべきではないですか!
以前、全英の男子シングルス決勝のマッチポイントで、明らかな
アウトをインと判定されて田児選手が準優勝となった(優勝はリー
チョンウェイ)ことがありました。
あれは、スロー映像で再確認したら、ものすご〜くアウトでした。
そのことを思い出しました。
線審の資質がどうとか言う問題ではありません。
アウトはアウトだし、インはインです。
それは、絶対確実に正確に判断してもらわないことには、見ている
方だって、悶々としてしまいますよ。
人間は必ずミスするので、曖昧ならそこは映像に頼るべきです。
って、誰にぶつけたら良いのか分らずに吠えてしまっていますが
ミスジャッジの問題は、待ったなしで根絶させるべきです。
久々の投稿の割には、怒りの記事だけでスミマセンでした。
日本バドミントン協会に言おうかな・・・