2014年04月22日

大阪社会人クラブ個人戦 結果報告

先週土日は、既報の通り大阪社会人クラブ個人戦でした。
場所はいつもの舞洲アリーナです。

おっ、珍しく早い更新だなぁ、と思われるかもしれませんが
きっと更新は一か月後くらいだろう、という心無い(的確!?)
予想を裏切ってやりたくて!?急いで書いたわけなのでした。

僕は年齢通りの45歳ダブルスと45歳シングルスに出場し、ダブルス
は優勝(3連覇)、シングルスは決勝で見市に負けて準優勝という
結果でした。

ダブルスは、決勝まで危なげなく勝ち進み(と言っても決勝まで
わずか2試合・・・)決勝の相手は、ここ何度も同じ対戦となって
いる寺尾・真野ペアでした。

直近の近畿シニアで、全上げ攻撃(上げてるので攻撃じゃないか)
しながらも大差で勝利していたので、今回も同じ方針でした。
僕は普通に打っていきましたが。

その戦法で、競りながらも1ゲーム目を先取。2ゲーム目も競り
ながら進行していきましたが、寺尾・真野ペアが、レシーブの
堅い見市は狙わずに、僕を狙おう、ということにして、僕の右腕
付け根部分を狙ってスマッシュを打ってくるようになったのです。

そもそも全上げ攻撃!?なので、相手がミスしてくれなければ
基本的には攻撃をされ続けるだけです。
レシーブが不得手な僕は、何とか凌いで拾っておりましたが
取りきれないこともあり、2ゲーム目はデュースにまでなって
しまいました。

そして、見市が打った厳しいドロップを、真野くんが必死に
ヘアピンしてきて、それを僕がプッシュしようとしたら、これが
見事な空振り・・・
そのミスでファイナルにもつれこませてしまいました。
ちょっと恥ずかしいプレーでした。

ファイナル前のインターバルで、僕は見市に

「頼むから打っていって。にーちゃん(見市を僕はこう呼んで
います)はレシーブできるけど、オレはレシーブミスすることも
あるから」
「分った」

ということで、勝負のために仙人見市に方針変更をしてもらって
攻撃するようになってからは、全く問題なく半分強くらいで完勝
したのでした。

寺尾さんはたいそう悔しがっておられましたが、真野くんは

「着実に差は縮まっている!」

との実感を得たそうですが、その実感は全然正しくないと見市・
正岡は診断しております(^^)


これで全国社会人クラブ団体戦の切符も手中に収めることができ
ました!
会場の体育館の屋根が、積雪の重みで崩落するという事故のため
昨年度は大会が中止となってしまいましたが、大阪成年チームは
連覇が掛かっておりますので、他の年代別優勝ペアと共に、また
頑張りたいと思います。


続いて日曜はシングルスです。

プログラムを見てみると、僕のシード下に大学同級生の前川が
居ました。
彼はこれからぼちぼちシングルスもやっていこうということで
手始めに大阪社会人クラブ個人戦からトライしたようでした。

学生時代以来となる彼との対戦を楽しみにしていましたが、無念
前川はあえなく一回戦で撃沈し、照れ笑いを浮かべながら早々に
会場を後にしたのでした・・・

僕は、前川を下したTWBの多畑さん、準決勝でSOBの倉田さんを
2-0で下し、反対側の山の見市VS真野戦を、勝ち残り力士の気持ち
で見ていました。

見市は得意の「打たない攻撃」で、真野くんを気持ちよく振って
いましたが、第一ゲームは不調だったようで、真野くんのショット
を取りきれず半分強くらいで落としました。

しかし第二ゲームに入ると、すっかり復調した見市の球回しに
真野くんはミスを重ね、ファイナルもその流れのまま、逆転での
完勝で、見市が決勝に上がってきました。まあ、予想通りです。



見市・正岡のパートナー対決は、昨年と同じ顔合わせです。

昨年は、つなぎに徹して全然打ってこなかった見市でしたが
それで結局負けてしまったので、今年は同じ轍は踏まないという
こと(だと思う)で、序盤から積極的に打ってきました。

僕はと言えば、最近は打って攻撃することで良い結果に繋がって
いたので、今回も打てる球はスマッシュ、という方針でした。

見市は、全然練習をしていない(現在は10日に1回くらい)の
ですが、調子も動きもショットもよく、いつもの練習試合では
してくれるミスを全然してくれません・・・

そればかりか、スマッシュもガンガン打ってくるので、僕は取り
切れず、またこちらのスマッシュも強く切り返され、クリヤーでも
押し込まれ、2ゲームとも半分くらいの完敗に終わりました。

まあ本気でやられたら元々厳しいのですが、それに加えて僕の
焦りからイージーなミスも多発させてしまって、さらに楽にさせて
しまったのは大いに反省です。

しかし前にも書いた通り、見市には勝っても微妙な気持ちですし
かといって負けて嬉しいはずもなく、つまりはやっぱり一番
対戦したくない相手なのでした・・・


今回健闘したのは、わがHIWAKAIの中川・丸野ペアでしょう。
昨年、大阪総合30歳ダブルスで第一シードを撃破して、3位入賞
したにも関わらず、35歳複では初出場ということで、第一シード下
つまり「パッキン」の扱いを受けていましたが、初戦を難なく
突破して、続く第一シード戦をファイナル21-19という大激戦の末
大阪総合に続いて、見事第一シードを食ったのです!

普段は凡ミスの多いこの二人ですが(^^;この日はよく動いて
レシーブも粘り強く、長いラリーを気持ちで奪っていたように
思います。
次の園部・谷藤ペアには敵いませんでしたが、大健闘の8強入り
だと思いました。


そしてそして、さらに大健闘したのが、見市(武史)・畑下ペア
でした!
武史は、脊柱管の手術から復帰して、今回が初戦となるのですが
まだまだ本来の動きからは程遠いものの、以前よりは明らかに足が
動くようになっていました。

畑下も「隠れメタボ」ながら、気合いで動き回ってよく打ちよく
拾い「武史さんと組むと緊張する」とか言いながらも、武史を
よくカバーして頑張っていました。

初戦(倉本・栗山)をファイナルの長〜い接戦で何とか突破し
続く粟飯原・木村戦も勝ち切って、何とこれまた第一シードの
吉森・市井ペアを撃破したのです!

僕の予想では1回勝てるかな、くらいだったのですが、望外予想外
の決勝進出は、武史の確実な回復を実感できて、とても嬉しく
思いました。

決勝の相手は岩津・門野ペアでした。岩津さんはよく存じ上げ
ませんが、門野はかねてから懇意にしており、ホワイトオークで
対戦するようなカードだったのですが、この時既に武史の体力は
限界を迎えており、決勝第一ゲームを落とした後、残念ながら
棄権を申し出て、準優勝となったのでした。

しかし、本調子でないプレーの中で持てる実力を出し切って
接戦を制して決勝まで到達できたことは、素晴らしいと思います。
武ちゃん、畑下、おめでとう!

翌日の武ちゃんは、床から起き上がるのも困難な状況に陥った
とのことです・・・


40歳シングルスでは、SBCの仁科さんが、先般の近畿社会人王者
Yクラブの永田くんをファイナルで下す金星で、初の決勝進出を
決めました。
本人に話を伺いましたが、決勝が初めてということでたいそう
喜んでおられました。
残念ながら、優勝には届かなかったようですが、彼の実直な
プレーが結果に繋がって良かったと思います。
試合後の永田くんに聞いたら

「まだまだ修行が足りません。また1からやり直します」

とのこれまた真面目な発言でした。この敗戦をモチベーションに
して、さらにレベルアップしていってほしいところです。


50歳単では、楠本さんが先日の近畿社会人優勝に続いて、今回も
貫録の優勝を飾り、51回目優勝の新たなスタートを切られました。
さすがと言うほかありません。
この先、何回の優勝回数を重ねられることでしょう。このまま
ずっと先を走り続けてもらって、それを僕もモチベーションに
したいと思います。
楠本さん、51回目の優勝おめでとうございました!


僕は決勝で負けたので、70歳混合複決勝の線審をおおせつかり
ました。
第一シードの千菊夫婦ペアVS野田・市井ペアの対戦でした。
この試合は、かなり見ごたえがありました。

試合前に野田さんに話を聞くと「とても敵わない」的な発言を
していた通り、第一ゲームは千菊の広いコートカバリングと強烈
なスマッシュ、そして佳美ちゃんの鋭い前衛が決まり、千菊ペア
が先取しました。

第二ゲームも千菊ペアが押し気味かと見ていましたが、野田さん
の粘りある浮かないレシーブや、佳美ちゃんへのピンサーがよく
決まり、セッティングにもつれ込む大接戦の末、野田・市井ペア
が取り返しました。

ファイナルに入ると、千菊に疲れが見え始め、徐々にミスが出る
ようになってからは点差は離れ、最後は21-15くらいで野田・市井
ペアが見事優勝を飾りました。

試合直後に放った佳美ちゃんの一言が面白かったので、無断!?
でここに取り上げさせて頂きます。

「あんた、どんだけ野田さんに苦手意識持ってんの!」

佳美ちゃんにかかると、敗戦のA級戦犯の汚名は、常に千菊に着せ
られることになっているのでした。あ〜面白い(^^)
しかし、試合中は夫婦お互い励まし合い、声掛け合いながら
集中して頑張っている姿は、なかなかいい感じのペアだなぁなんて
思います。
試合後、僕から「準優勝、おめでとう」と冗談っぽく握手を
求めたら、一瞬二人は苦笑いして、返す刀で「正岡さんも準優勝
おめでとうございます」と言われました。ナイスツッコミです。


次の大きな大会は、大阪総合と全国社会人クラブ個人戦ですが
非常に残念なことに、この大会の日程(6/21、22)ががっつり
バッティングしてしまっているのです・・・

この二つの大会には、毎年エントリーしていたので、僕は本当に
残念でしたが、見市とも相談の上

*大阪総合は45歳複に出場(マスターズ選考の為)
*全国社会人は45歳単に出場(4連覇がかかる為)

ということにしました。
ですので、当日は、大阪総合終了後、その足で会場である愛知県
豊田市に向かい宿泊、翌日のシングルスに参戦するという流れ
です。

大阪総合45歳単の4連覇を諦めるのも残念ですが、全国社会人でも
4連覇がかかっていた為、正に苦汁の決断でした。


ということで、今回は試合結果報告でした!
大阪社会人クラブ個人戦に参加された皆さん、お疲れ様でした。
また毎回運営にあたってご尽力頂いている本部の皆さま、いつも
本当にありがとうございます。
今回、全然審判協力できずに申し訳なく思っています。
ご協力したい気持ちは常に持っていますので、またその気持ちを
行動にしていきたいと思います。

今週末は、非常に楽しみな北九州レッスンです!
りゅうたさんとの初対面・初バド、そして初飲み会も全てが
ワクワクしております。りゅうたさん、コメントも頂いており
ましたが、今週はお世話になります。よろしくお願い致します。
嬉しくて飲み過ぎて、記憶無くさないように、よく見張っていて
下さい!?

ではまた!
posted by まさやん at 15:51| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月18日

動きたい方向に足を開こう

大阪では、桜も散り、暖かい毎日が続くようになりました。
春は、暖かくなるだけでなく、そこここに新芽が吹き出し
また入学式や入社式・転勤など、新しい環境に身を置く季節でも
あり、新しい始まりを感じて、毎年のことですがなぜだかウキウキ
してしまいます。


先週末は、第二回北海道講習会に入って参りました。
1月に第一回を実施して、その内容を喜んで頂けたということで
是非二回目を!というご要望を受けていたこともありますが
僕の方こそ、早くもう一度北海道に行きたかったというのは疑い
のない事実です・・・

今回の講習会も、前回同様金曜日夜に深川市、そして土曜日夜に
札幌市にて行いました。

今回も、ブログの読者さんである深川市のikuminさんに何から
何までお世話になったおかげで、第二回目も実施にこぎつける
ことができました。
本当に感謝します!、という言葉では全然足りないくらい嬉しく
思っております。本当にありがとうございました。


ikuminさんの職場の最寄駅であるJR砂川駅にてピックアップして
頂き、道中アオサギと白鳥ウォッチングをさせて頂きながら
会場である深川市立総合体育館へと向かって頂きました。

本州で見られるサギはシラサギですが、北海道ではサギと言えば
アオサギがスタンダードなんだそうです。
ikuminさんが通勤に使っているルートから一本入った道に湖が
あり、そこに立ち寄って頂くと、アオサギが数羽、エサを探して
いる風景に出合いました。
まだ凍っている広い湖に佇む北の野鳥は、雄大な景色に映えて
素敵なひとつの風景画のようでした。

そして、白鳥と言えばバレエの優雅な「白鳥の湖」、あるいは
ウトナイ湖あたりで見られる高貴で美しい渡り鳥というイメージ
でしたが、僕が深川市で見た白鳥は、それまでの概念を完全に
ぶち壊すダーティーな活動を行っていたのです!

これです・・・

DSCN2851.JPG

雪が融けて、土の面がむき出しになった田んぼに、泥だらけに
なりながら一心不乱にエサにむさぼりついていたのです・・・
白鳥の顔や体は泥で汚れて茶色になっていましたが、そんなことは
お構いなし。僕の存在も気にすることなく、長い首を曲げて
ひたすらぬかるんだ泥の中に、くちばしを差しこんでいたのでした
彼らは一体何を食べていたのでしょうか???

DSCN2850.JPG

まあ、白鳥さんたちも食べるのに精いっぱいなのは、人間と
変わりませんね。
こんなに一度に、そして間近に、野生の白鳥を見ることができて
泥だらけでも感激しました。


驚いたのは北海道のお天気です。冒頭の文章のように大阪では
すでに桜も散ったという状況ですが、北海道では当日雪が降って
おりました・・・

地面も白銀に覆われているところの方が多く、池も凍っており
北海道の春はまだ遠いんだなぁと、大阪との気候の違いに感心
しきりなまさやんなのでした。


今回のレッスンは、ダブルスでの動き方・ローテーションを
知りたい、というご要望がありましたので、それについての練習
や、バックハンドのストレートドロップとクロスドロップの打ち
方、ドライブを打って前に詰めてネット前で色々と打ち分ける
練習などを実施しました。
そして最後にゲームを行ってもらいながら、途中で問題が発見
されたら、そこでゲームを止めてご指導するというやり方でした。

僕の強調したポイントは「前に出る」です。
これはブログでも常日頃(って言う程更新していない・・・)
口が酸っぱくなるくらい力説していることですね。

つまり、中級者レベルまでのほとんどの方は、前衛に居るという
のに、相手が高く上げてきた球まで下がって追っかけたり、また
サイドバイサイドに居る時に、相手の体勢を崩すショットを打って
おきながら、その場で動かないのです。

ダブルスで勝つために重要なことは

「攻めている時間を長くすること」

です。
実力が近い場合、守っているより攻めている方が、たくさん点が
取れることは疑いのない事実です。

ですので、ダブルスでは、いかにしてトップ&バックの体勢を
長く続けられるか、そして守備体勢であるサイドバイサイドから
いかにして攻守交代して、トップ&バックの体勢に転じさせる
ことができるかが重要なポイントとなるわけです。

その点については、レッスン最後の総括でも力説しましたので
受講者の方々にはきっと伝わったと思い・・・たいです(^^;

第一回も参加して下さった方も居られたので、一回目よりは
僕もリラックスできました。和気あいあいの雰囲気ながら、皆さん
一生懸命課題に取り組んで頂きました。

前回は撮り損ねた参加者の写真です。僕が笑顔を強要したかも!?

DSCN2855.JPG

レッスン後は、当然の飲み会です。
今回もikuminさんのお気遣いで、深川市の「南大門」というかなり
美味しいと評判の焼肉屋さんを予約してもらっていました。

南大門は「深川市で焼肉と言えばココ!」というくらい有名で
美味しいお店なんだそうですが、あいにくラストオーダーが21時
となっており、レッスンが21時までですので、ここでの飲み会は
通常であれば不可能なのですが、ikuminさんが店長さんと交渉
(ハードネゴだったようです)してくれて、ラストオーダーを
22時まで延長してくれたのでした。

このお店の焼肉は「超ヤバい」旨さでした!
お世辞でも誇張でもリップサービスでも何でもなく、僕の人生に
おいても確実に一番と言える美味しさでした。

特に秀逸だったのが、裏メニューである「○○○の肉」です。
脂身が程よくちりばめられており、肉厚や柔らかさも丁度よく
お肉に振りかけられていたスパイスのような調味料が、まるで
魔法の粉のように深い旨味成分を醸し出し、それにレモンを絞って
これまた美味しい美味しいタレにつけて食べたら、いやはやもう
何とも言えない極上の味に、遠慮することも忘れて、僕は次の
お肉にお箸を伸ばしてしまっていました。

DSCN2856.JPG

また、牛タンも負けずに美味しく、仮にikuminさんが深川市から
引っ越されて、体育館も無くなって、バドができない環境になった
としても、南大門で食べるためだけにでも深川市を訪れたい!と
思うくらい南大門は美味しいお肉ばかりの素晴らしいお店でした。

DSCN2860.JPG

当然ながらビールは進みましたが、いかんせんラストオーダーの
時間が22時でしたので、そこから徒歩1分の「機関車」という
カラオケスナックに移動して二次会でした。

DSCN2862.JPG

前回訪れた時は、広いお店はガラガラだったのですが、当日夜は
新社会人か学生かの団体さんが居られて、ものすごい活況を呈して
おりました。

カラオケで歌う順番も簡単には回ってこなそうだったので、そこ
からさらに飲酒は進み、ハイボールを何杯お代わりしたか記憶も
無くなってしまいました(^^;

それから二次会参加メンバーで、深夜にも関わらずikuminさんの
お宅にお邪魔しましたが、僕は程なく撃沈・・・
皆さんが居なくなったことなど、知る由もなかったのでした。


明けて翌日。深川市の空は広く青く澄みきって、空気は少し
ひんやりしていましたが、暖かな日差しが降り注いで、とっても
爽やかで気持ちの良い快晴の朝を迎えました。

DSCN2874.JPG

ikuminさんのお宅に泊まらせて頂いて、僕は楽しみにしていた事
がありました。
それは、ペットのフレンチブルドッグ「だいず」クンのお散歩を
することでした!

だいずクンは、食事が良いのか遺伝子の影響なのか、非常に
発育が良く、普通のフレンチブルに比べて、頭一つくらい大きく
そして何より筋骨隆々で逞しいオス犬なのでした。

ikuminさんによると、来訪者があるとだいずクンの「遊んで〜」
攻撃が激しいらしく、例にもれず、僕に対しても果敢に飛び
掛かってきました。
僕が立っていると、二本足で立ち上がって、太もも付近に力強く
ギューっと抱きついてきますし、僕がソファーに腰掛けていると
今度は体に抱きついてきて、僕の顔の前でハァハァ興奮の息遣い
なのです。

それを見ていたikuminさんのご主人は、だいずクンを僕から引き
離し、グッとだいずくんの両脇を抱えて、大きな声で真剣に叱り
つけてくれました。

叱られただいずクンは、シュンとして悲しそうになって大人しく
なりました。
それを見ていた僕は、少し可哀そうになりましたが、ご主人が
だいずクンを手放した瞬間、またまた僕に飛び掛かってきて
同じ行動を繰り返すのには笑ってしまいました(^^)

さっきあんなに大声で真剣に叱られたことはどこへやら。
ご主人の入魂のしつけが、一切効果なしに終わり、僕はかなり
ウケながら、だいずクンの攻撃を何とか凌いでいました。

そんなドタバタの後、だいずクンにリードを付けて外に連れ出して
あげると、だいずくんの興奮はさらにヒートアップ!
丈夫な皮ひも製のリードがちぎれんばかりの勢いで、グングンと
前に進もうとするのです!
その推進力はハンパなく、僕がローラースケートを履いていたら
結構な速度でだいずクンに引っ張ってもらえて、移動が楽だろう
なぁ、としょうもないことを想像していました。

基本的にはだいずクンを先に行かせないように、しっかり僕の
隣くらいにはべらせておりましたが、ikuminさんいわく、運動
不足解消と楽しみのため、だいずクンと一緒に全力で走ることに
しました。

僕が走り始めると、だいずクンも負けじと疾風のごとく駆け始め
ました。
だいずクンのリードがたわむくらいに、僕は全力でダッシュしま
したが、ワンちゃんの体力とスピードには到底及ばず、50mくらい
走ったところで、僕の完敗〜ゲームオーバーとなったのでした。

久しく全力ダッシュなどしていなかったので、僕の両ももはパン
パンに張りましたが、その後もう一回、だいずクンのために
全力ダッシュしました。結果、二日酔いの症状が悪化しました!?

楽しく散歩中の僕とだいずクンです。
DSCN2873.JPG

二日目の講習会は札幌でしたが、18時30分の開始までかなり時間が
ありましたので、ikuminさんのご厚意により、増毛(ましけ、と
読みます。ぞうもうではありません)というところに観光させて
もらうことになりました。

増毛というのは、深川市から西北西に位置する港町で、甘エビで
有名なところなんだそうです。
人口も少ない寂しげな港町ですが、毎年5月の甘エビ祭りの時には
溢れんばかりの人で賑わうそうです。

ikuminさんの運転で、増毛で有名な水産会社「遠藤水産」を見学し
その後「寿司のまつくら」というお店で甘エビ丼を食べました。

遠藤水産
http://www.marukoendh.com/

DSCN2883.JPG

寿司のまつくら
http://mashike.jp/tourism/%E9%A3%9F%E4%BA%8B/%E5%AF%BF%E5%8F%B8/%E5%AF%BF%E5%8F%B8%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%89/

DSCN2890.JPG

こんなに大量に甘エビが乗った丼を食べるのは初めてでしたし
見た目にもとろけそうに美味しそうで、僕の口からは、今朝の
だいずクンのように唾液が溢れそうなくらい大量に分泌されて
いました。

お店のご主人いわく「甘エビ、多めに入れといたからね!」との
ことでしたので、僕はその言葉を信じながらも、遊び心から
丼の甘エビの数をカウントしてみることにしました。

食べた甘エビの尻尾で、正の字を書いてみたところ、正の字が
4つと1本余ったので、合計21尾も盛られていたことが分りました。
(ヒマ人ですね・・・)

DSCN2891.JPG

ちなみにikuminさんの方は20尾だったので、確かに1尾多めに
盛ってくれていましたね!

とっても美味しい甘エビ丼でした。寿司のまつくらさん、ありがとう
ございました。


そして早めにチェックインして仮眠を取り、またikuminさんに
迎えに来てもらって、18時に体育館に着きました。

レッスンは18時半からでしたので、最初の30分はみっちりikumin
さんと基礎打ちをしながら、ポイントごとにご指導させて頂き
ました。

その後18時半〜21時でみっちりレッスン・練習を行い、最後に
記念撮影をしました。
これまた僕が笑顔を強要したことを白状します・・・(^^;

DSCN2896.JPG

レッスン後は当然の飲み会でしたが、あいにく皆さんのご都合が
つかず、僕とikuminさん、Y本さんの3人となりました。

がしかし、お酒はガンガンとお代わりされて、前夜に負けず劣らず
僕は出来上がってしまったのでした。
Y本さん、お付き合い頂きましてありがとうございました。

DSCN2899.JPG

そして、3日目の日曜日は純粋に観光でした。
ikuminさんには、ずっとお世話になりっぱなしです(^^;

当日は、吹きガラス体験と、ものすご〜く美味しい棒寿司を
食べましょう!ということで、小樽の近くの「朝里」(あさり)
というところに連れて行ってもらいました。

吹きガラスは「創造硝子工房 Studio J-45」というところでした。

http://www8.plala.or.jp/galss-g/

感じの良い若いご夫婦と、若い女性のスタッフが3人で営業されて
おり、明るく清潔感のある建物と、穏やかで優しいスタッフに
とても好感を覚えました。

店内を見渡すと、素敵で可愛いガラス製品がたくさん飾られて
いるのですが、ちょこちょことギターが飾られていることにも
気づきます。

奥様と見受けられる受付の女性にその理由を聞くと、ここのお店の
ご主人は、ブルースギタリストもやっていて、また何とスタッフの
女性がボーカルで、札幌などでライブをされたりしているそう
です!
調べてみたら、J-45というのはギブソンのギターの型名でした。
なるほどね。

僕とikuminさんは、ご主人とスタッフの手ほどきを受けながら
恐る恐る、でもとても楽しく吹きガラス体験をenjoyしました。

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DSCN2959.JPG

当日の僕のいでたちが、偶然、スタッフの方々と同じような格好
だったので、受付の女性に

「僕の格好はここに合ってますね!」

と軽口を叩いたら、女性は

「今日はチェックのシャツの日なんです。相談して、その日毎に
みんなの服装を合わせることになったんです。で今日はちょうど
お客さんと同じチェックの日なんです。
服装のことホームページに乗せといた方がいいですかねぇ」

最後の言葉には、申し訳なくも僕もikuminさんも無反応でした。


僕の作品は、昨日家に届きました。こんな感じでした。どうです?
なかなか素敵でしょう?
と言いながら、作れたのは殆どがご主人とスタッフさんの力に
よりますが・・・
今週末は、このグラスにて美味しい焼酎を飲みたいと思います。

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吹きガラス体験を楽しんだ後は、お待ちかねの棒寿司です。

JR朝里駅前、と言っても、ものすご〜く閑散としている寂しい
場所にあります。
朝里駅はほぼ海沿いに位置しておりますが、線路と海に挟まれた
というより、ほぼ海に面したところに、目的のお店である
「あさり家」はありました。

あさり家
http://sapporoi.sblo.jp/article/41788692.html

DSCN2968.JPG

お店の裏です。

DSCN2963.JPG

ここのご主人は、元々普通のお寿司屋さんを営んでおられたとの
ことですが、体調を崩され普通のお寿司を握ることができなく
なってしまい、どうしたものかと悩んだあげく、オリジナルの
「燻製棒寿司」を開発するに至り、それが大人気の好評を博して
お土産も飛ぶように売れるようになったのだそうです。

お世辞にも整然としているとは言えない店内に入ると、お酢の匂い
が強く漂っていました。酢飯を作っていたところなのでしょう。

ikuminさんによると「めちゃくちゃ美味しい」とのことでしたので
期待に胸と胃袋を膨らませて、ikuminさんおススメの「さば」と
僕の好みで「サーモン」を頼んだのでした。

ものの数分で運ばれてきたお寿司は・・・見た目は完璧に普通
でした(^^;
ところがこれをほおばってみると・・・「うっ、うんま〜い!
うますぎる〜!」と、想像を遥かに超える旨味で、南大門での
○○○の肉同様、遠慮も忘れて、僕のお箸は次々にさば寿司に
伸びていってしまいました。

DSCN2967.JPG

もちろんサーモンも美味しかったですが、さばの旨味はダントツ
でした。
ikuminさんが食べたことがないというホタテも頼みました。
ホタテも美味しかったですが、それでもなおさばの旨味は群を
抜いていました。

札幌に観光に行かれる方は、普通は小樽に足を延ばすと思うの
ですが、小樽に行かれる前に、朝里駅前の「あさり家」にて
何としてもさば寿司を食べてほしいと心から強く思いました。

このあさり家ではネコちゃんを飼っていましたが、外で首輪を
つけられていたのは、少〜し不憫な気がしました・・・

DSCN2962.JPG

その後、ikuminさんに小樽を車で流してもらい、それから前回
同様、新千歳空港まで送って頂き、僕が手荷物検査上に入って
いって僕の姿が見えなくなるまで、ikuminさんはずっと見送って
くれました。
その温かい優しさに、僕は強く感動していました。

ikuminさん、前回に引き続き、今回も講習会から飲み会、観光まで
事前の準備や手配、当日のご協力から何から何までお気遣い頂き
まして、本当にありがとうございましたm(_ _)m
ikuminさんの存在なくしては、北海道講習会も決して実現すること
は無かったと思います。

かくなる上は、僕は絶対にikuminさん始め、皆さんのバド上達に
貢献していきますので、引き続き今後ともよろしくお願いします!

また次回もだいずクンのお散歩はお任せ下さいね♪


では、そろそろバドの話。


<動きたい方向に足を開こう>

動きながら、いや、動かされながらシャトルを強くヒットして
さらにはコントロールしなければならないバドミントンにおいて
より速く動くことは、少しでも良い体勢で打つために、非常に
重要です。

ところが、シャトルの動きが非常に速いため、気持ちばかりが
慌てて動こうとするため、足が出ず、上半身だけが前のめりに
なり、結果、簡単に体勢が崩されてしまうということがあります。

バドミントンは短距離走ではないので、一方向に向かって単純に
走る速さはそれほど必要ではありません。
しかし、コート内を縦横無尽に素早く移動できる速さは、大きく
求められるスポーツなのです。

コートのど真ん中に居たとして、そこからコートの四隅への移動は
あまり長い距離ではありません。
数歩くらいの距離しかないのですが、止まった状態から動き出す
というのが移動速度アップの難易度を高めています。

その速度を劇的に高めるのが「シャセ」という動き方です。
これは、フェンシングで前に進む動き、と言えば理解しやすいと
思います。右足を前に出して開いて、左足を小さく右足側に寄せ
素早く右足を踏み出すというものです。
(右利きの場合。以下同様)

これは主にフォア前とフォアのサイドに動く時に使う動き方だと
思いますが、ネット前にラッシュする際にも使える足運びだと
思います。

それを使いやすくするのが、標題の「動きたい方向に足を開く」
です。

例えば、フォア前に動きたい場合、右足をフォア前、左足をバック
奥方向に開いていれば、シャセを使って簡単に速くフォア前に動く
ことができます。

ところが、フォア前に動きたいのに、右足をフォア奥側、左足を
バック前側に開いていたら、フォア前への移動は、歩き出すような
足の踏み出しになってしまうので、初動が非常に遅くなってしまい
ます。

まあ、常に動きたい方向が判明するわけではありませんが、予め
相手の打ってくる方向が絞れる場合は、動きたい(と予測される
方向)に右足を出す形で、足を開いて待つのが良いでしょう。

コート内での移動は、足で床を蹴って推進力を出すので、開いた
足のどちら側に動くとしても、動きたい側の反対側に動力となる
エンジン、つまり足がある方が良いのです。

シャセを使って右足方向に動くのではなく、左足の方向に動く
場合も、動きたい左足方向に両足を開いていれば、スムーズに
力強く動き出すことができると思います。

足で床を蹴る(踏んで押す)ことで動力を得ますので、右足方向
に動きたい場合は、左足で床を蹴ります。
つまり、動きたい方向と逆側の足が重要になるのです。

いかに、動きたい方向に足を開いていても、最初の一歩目を右足
で動き出そうとしたら、非常にぎこちなくなりますし、動きも
遅くなってしまいます。

そうするためにはどうするか?

「動きたい方向と逆側の足の力を抜いて、体重を掛ける」

のです。

一方に動き出すためには、バランスを自ら崩す必要があります。
となると、第一印象は右足方向に動きたいなら、右足の力を
抜いて、そちらに体重を掛けた方が動き易そうな気がしますが
移動に使う動力が左足である以上、より強く床を蹴るべきで、
となると、左足の力を抜いて、バランスを左足側に崩して体重を
掛けてから、一気に右足方向に蹴り出す方が、より速く動けると
いうことになるのです。

動きたい方向と逆側の足の力を抜く、というのは、一見非常に
難しいように感じますが、相手がプッシュと見せかけてネットに
落とした球を、一瞬効かされながら取りに行く、時の動きに
それがよく表れていると思います(余計分りにくい!?)

上記で説明した動き方は、ベテランの方や上級者であれば自然に
習得しているかもしれませんが、バドミントンを始めたばかりの
初心者や初〜中級者の方々は、ちょっと意識してみると、動きが
劇的に改善するかもしれませんよ!

ぜひ試してみて下さい。

***************************

鋭意編集中のバドレッスンDVDも、ようやく大詰めに入ってきま
した。
最初はカメラの使い方さえよく分らず、パソコンの映像編集ソフト
に到っては、全く初めて使うものだったので、取説を見ながら
操作して、なかなか思うようなことができず、非常にイラつきつつ
(時には大声で叫んで!?)、それでも徐々に操作に慣れてきて
ようやく完成が近づいてきました。

元インハイチャンプである見市のお手本は、僕から見ても完璧で
動きに無駄がないばかりか、非常に効率的な体・腕の使い方を
しており、強豪校で教わってこなかった方や、社会人始めで基礎
がよく分らないまま自己流でプレーしている方々にとっては
目からウロコのバイブルになることを確信しております。
その極上のお手本に、公認コーチかつブログのまさやんが詳細で
分りやすい解説を加えておりますので、上達を目指す皆さんに
とって、とても素晴らしい教材になると思っています。

4月中の完成・販売に向けて、現在ラストスパート中です。
乞う、ご期待です!


そして明日・明後日は、大阪社会人クラブの個人戦です。
去年は、ダブルスは辛勝(^^;、シングルスは激戦の末の
これまた辛勝という苦しい戦いでしたが、今年はどのような内容・
結果になるのでしょうね。

試合結果はまた報告致しますが、どっちにしても飲み会は実施
する筈です!?
何とか祝勝会になるように頑張りたいと思います。


そして来週末は、北海道に続いて、北九州講習会です。
ブログ読者さんのりゅうたさんに、ikuminさん同様色々お気遣い
頂きまして、実現に到ることができました。

参加される皆さんが、少しでも上達できるような内容にして
お伺いしますので、二日間お世話になりますがりゅうたさん
よろしくお願い致します!

ということで、引き続き、僕は全国どこへでも出張レッスンに
伺いますので(月、火、木曜以外)、遠慮なく気軽に連絡頂き
たいと思います。

でも北九州の後は、まずはまた北海道かな(毎週でも行きたい)

ではまた!
送信ň
posted by まさやん at 16:03| 大阪 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月04日

しんどい方を選べ

暦は早くも4月。大阪にも春が訪れ、ここ数日はとっても暖かく
あちらこちらで桜も満開となり、お花見シーズンの到来とともに
新年度の始まりで気持ちも新たになっている方も多いことでしょう

僕としては年度は関係ありませんが、今年もライフワークである
バドコーチングに焦点を当てて、自分の好きなことを楽しみながら
自分の特性を活かして世の中に貢献していこうと思っています。


既報の通り、3/23はこの時期恒例の四條畷オープンでした。
男女6人の合計年齢280歳以上、つまり平均年齢46.6歳という
シニアでも高年齢(^^;のメンバーによる団体戦です。
男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルスの3試合で争います。

3連覇中の我が四條畷Aチームは、予選リーグを難なく・・・いや
最初の木津川市戦で、見市・正岡ペアがいきなりファイナルに
もつれこむヤバい状況に陥りましたが、気を引き締め直して
ファイナルは半分くらいで勝利。
その他の試合は、メンバーみな1ゲームも落とさない完勝で
僕ら以外は難なく予選を突破したのでした。

予選を勝ち上がってきたのは4チーム。

四條畷A、セントポーリア、Yクラブ、さくらフレンズでした。

準決勝はYクラブと対戦しました。僕らの相手は中嶋さん(ミズノ)
と大森さんでしたが、相手の頻繁なネット引っ掛けミスにも
助けられ2-0で完勝。続く女子ダブルスも2-0で勝って、混合に
回すことなく決勝進出を決めました。

一方のセントポーリアVSさくらフレンズは、第一ダブルスは
寺尾真野ペアが徳田・楢崎ペアに完勝。続く女子ダブルスは、今回
セントポーリアの強力助っ人の利川さんが、その実力を遺憾なく
発揮して、徳田奥さんをフォローしながら2-0で勝利。
勝負は混合にもつれこんだのでした。

セントポーリアは岡光洋さん・岡森美智子さんの実力派ペアに
対して、さくらフレンズは、大先輩山田敏勝さんペア(女性は?)
でした。

試合前に山田さんに「どうですか?」とお聞きしたら
「う〜ん・・・ちょっと厳しいなぁ」と自信なさげなセリフを
おっしゃっておられました。

で、そのセリフの通り、岡・岡森(この「岡」という字には何か
親近感があります!?)ペアが終始押し気味に進めて勝利。
決勝は昨年に続いてセントポーリアVS四條畷Aとなったのでした。

このオーダーについては、ちょっと悩みました。
見市と僕が組めば、それは取れるでしょうが、その後が厳しそう
です。
さくらフレンズは寺尾・真野ペアで完勝した後、2つ落として
負けており、それと同じようになってはマズいと思いました。
四條畷チームとしては、利川さん絡みは負けても仕方がないので
それ以外で勝てるオーダーにしよう、ということになりました。
つまり、力を平均化させたのです。

試合直前まで、僕が岡本さんと組んで、見市がミックスに回る
予定でしたが、直前になって急きょ、僕がミックスということに
なりました。ミックスははっきりヘタなのですが・・・

男子ダブルスは岡本・見市ペアが、楢崎・徳田ペアの攻撃を
何とかしのいで、第二ゲームゲームポイントを握られながらも
僅差で逃げ切りまずは先勝。
厳しい接戦だったので、見市も最後は小さくガッツポーズして
いました。

続く女子ダブルスは、利川さんの桁違いのパワー、意外性の高い
配球に圧倒され0-2で完敗・・・勝負はミックスの結果に委ね
られることになりました。

ミックスは正岡・上田VS岡・岡森という、4人中3人に「岡」の字
が入っているという、珍しい対戦でした。
ということは、誰も気にしていなかったでしょうし、僕も単に
今思い付きで書いてるだけですが・・・(^^;
しかし岡本さんも居られたので、岡率の高さはハンパないです。

その前の岡・岡森ペアの試合を見ていた限りでは、僕はあまり
自信が持てませんでした。
実際に試合をしてみると、相手ペアはセオリー通り、上田さんに
球を集めてきて、僕はあまり触る機会を与えてもらえません。

しかし、ソフトボールでならした身体能力で、上田さんはよく
動き、よく打ち、相手の攻撃を凌いで、チャンスボールは強く
叩いてくれたおかげで、何とか2-0で勝利することができました。
つまり、4連覇達成です!ヤッタぁ。

今回の優勝メンバーです。いい感じのポーズですね。

DSCN2701コ.jpg

試合後は、ずいぶん前から予約していた体育館から至近距離にある
「忍者屋敷」にて祝勝会を実施しました。
気兼ねないメンバーであり、接戦での優勝の嬉しさから、いつも
以上にお酒は進み、楽しく気持ちよ〜く酔っぱらってしまったの
でした。



3月27日は、かねてから予定していた楠本さんのお祝いを梅田にて
実施しました。
畑下に幹事を申し付けていたのですが、夫婦共々インフルエンザに
蝕まれてしまったとのことで、お店の予約もできず、結局僕が
前日にお店を探して予約しました。

メンバーは、楠本さん、畑下、僕に加えて、楠本さんのライバルと
して、長く共に戦ってきた阪急電鉄の大野さんの4人でした。
僕は大野さんとご一緒するのは初めてでしたので、それもとても
楽しみでした。

楠本さんのお話をメインに、明るく楽しく穏やかな雰囲気で宴は
進み、楠本さん以外は「イケる口」でしたので、飲み放題プラン
ということもあり酒量はとめどなく進み、前述の祝勝会に劣らぬ
泥酔になってしまいました(^^;

今回、僕はちょっとお祝いの企画をしていました。楠本さんの
公式戦優勝50回というのは、どう考えてもスゴ過ぎる大記録です
ので、それを記念して何人かの大阪社会人クラブ有志を募り
お祝いの盾を贈ることにしたのです。

盾はクリスタル製で、当たる光の加減により不規則に色が変化する
素敵な品で、刻印する文言は僕が考えさせて頂きました。

楠本さんは大いに喜んで下さったので、この盾を企画して良かった
と思いました。
ご賛同頂いた方々、どうもありがとうございました。

賛同頂いた一人、真野くんに話を聞いたら

「楠本さんの優勝50回達成を遅くしたのは僕です」

とのビックリ発言がありました。
聞くと、以前楠本さんと真野くんが試合で対戦し、その試合の
途中で楠本さんがアキレス腱を断裂したことがあったそうです。

また賛同者の一人、ATMの合田さんからは、楠本さんとの素敵な
エピソードを伺いました。それは印象的なお話でしたので、また
のちほど書きたいと思います。

飲み会の時の写真と、お祝いの盾を持った楠本さんの写真です。
(盾を持った写真は、飲み会の時に撮影するのを失念して、後で
楠本さんに撮ってメールで送って頂きました。お手数をおかけ
しました・・・)

DSCN2708.JPG

KIMG0500.JPG

改めまして、楠本さん、公式戦優勝50回おめでとうございます。
これからも60回70回とどんどん記録を伸ばしていって、とどめは
念願の全日本シニア優勝を期待しています!



先週末は、見市と共に富山県高岡市にバド遠征に行ってきました。
前回書いた通り、富山県のメンバーとは試合で懇意になっており
また僕としては、仲の良い高校後輩、山田哲司(以後、山ちゃん)
が居るからでした。

サンダーバードと特急はくたかを乗り継いで、人生初の富山県
入りを果たした僕らは、山ちゃんの車で「サンライフ高岡」という
勤労者余暇活用センター、つまりは体育館に向かいました。

サンライフ高岡はバドコート3面ですが、バドが盛んなお土地柄と
いうこともあり、朝から晩までバドミントンできる羨ましい状況
で、普段は色々なクラブの方が集まって賑わっているそうです。

今回、大阪代表!?の見市・正岡が訪問するということで、何と
そこに練習に来られるクラブの一つに、その日は練習を遠慮して
もらったそうです!!!
ありがたいやら、申し訳ないやら・・・(^^;

練習時間は13時から17時まででしたが、僕らは最初から最後まで
ずっとコートに入らせて頂きました。
合計8試合(8ゲームではありません)もやらせて頂きました。

僕らは大阪代表として、他府県に負けるわけにはいかない!?と
意気込んで、次々と襲いかかる富山メンバーを撃破し続けましたが
僕はあまりに全力でスマッシュを打ち過ぎたことと、見市は練習
週一回の運動不足状態でしたので、最後の2試合は二人とも全く
体が言うことを聞かず、最初の勢いはどこへやら、最終の2試合は
富山チームに難なくリベンジを許してしまったのでした。

DSCN2709.JPG
今回、色々と動いてくれた蔵野くんと見市

DSCN2711.JPG
昨年の全日本シニア50歳複王者、神代さんと

試合後は、富山チームに予約して頂いていた居酒屋「魚人」で
飲み会です。
富山は魚介類が美味しいことで有名で、ブリやホタルイカなど
素晴らしい海の幸に恵まれた県です。

この「魚人」(ぎょじん、と読みます)の店主は、僕らと同い年の
バドプレーヤーで、高岡第一〜専修大でプレーしていた金谷さん
という方で、見市も覚えていました。

富山メンバーは、大源さん、笹村さん、蔵野くん、山ちゃん
そして竹本さんの5人がお付き合いしてくれました。

DSCN2713.JPG

運ばれてくる料理はどれも美味しく、特にお刺身の盛り合わせと
魚をすり潰して団子にして揚げたやつ(名前忘れた)が絶品でした。

DSCN2716.JPG

お酒は最初は当然ビールでしたが、地酒も飲んでみたかったので
美味しい地酒を冷で注文しました。
予想通り美味しかったのですが、僕の隣に座った竹本さんが
いわゆる「歯医者さん注ぎ」(グラスをテーブルに置くやいなや
なみなみと注いでくれること)を実行したため、昼間の激しい
練習での疲労も相まって、完全にグロッキーになってしまったの
でした。いや、別に僕がすぐに飲まなきゃ良かったのですが。

DSCN2721.JPG

そこのお会計ですが、なんと富山メンバーにごちそうになって
しまいました・・・(^^;
予約頂いて、美味しい料理を頂いて、何よりしこたまお酒を
飲ませて頂きながら、昼間に続いてここでもお世話になって
しまいました。これまた大変恐縮です。

DSCN2723.JPG

翌朝も9時から練習でしたが、昨日の疲れと大量のお酒で、流石の
僕も体育館への気持ちは薄れていました。

案の定、体は昨日の後半よりも動かず、何を打たれても対応でき
ない二体の筋肉痛の48歳がそこには居ました・・・

そんな感じで、軽目の練習を終え、体育館で記念撮影をして
山ちゃんと笹村さんと共に、美味しいと評判のラーメン屋「誠や」
で昼食(僕はビールも)を頂き、そこのお会計くらいは僕らが
ごちそうして、高岡駅まで送ってもらい、大阪への帰路についた
のでした。

DSCN2728.JPG

DSCN2731.JPG
誠やのラーメン。チャーシューがトロットロで美味しかったぁ!

DSCN2730コ.jpg
ビールは2本いっちゃいました・・・

しかもとどめに、笹村さんと山ちゃんから、お土産まで渡されて
最後まで恐縮至極な見市・正岡なのでした・・・

帰りのサンダーバードでは、今回の遠征を500mlの缶ビールと共に
振り返りながら、気が付いたら二人とも深い眠りに落ちていました
・・・


さて、そろそろバドの話。


<しんどい方を選べ>

これは前述の合田さんと楠本さんのエピソードから流用させて
頂くものです。

合田さんは、以前シングルスの試合をしていた時に、第一ゲームで
少し劣勢に立たされて、5点以上離されて先に19点を奪われる
苦しい展開だったそうです。

ラリーポイントでの19点は厳しい状況ですし、試合自体もしんどく
なってきて、合田さんは

「このゲームは無理かな?っていうか負けそう」

と思い始めていたそうです。

そこに現れたのが楠本さんでした。
諦めかけていた合田さんに与えたアドバイスが、表題の

「しんどい方を選べ」

の一言だったのです。

楠本さんは、合田さんの試合運びを見て、焦って点を取ろう、楽
しようとしているのを瞬時に見抜き、寸鉄人を刺すごとく、合田
さんの気持ちを奮い立たせ、その言葉を境に合田さんはプレーを
変え、焦らずラリーを続けるようになって、そこから見事追い
ついてセッティングの末、逆転で第一ゲームを取ったのです!

続く第二ゲームは、相手の気持ちが逆に萎えてしまい、第一ゲーム
の流れのまま進み合田さんが勝利したそうです。

合田さんいわく「まさにツボを得た一言」とのことで、試合に
向かうだけでなく、練習に向かう姿勢や生活の中でも取り入れて
おられるとのことで、座右の銘になっているそうです。

ちょっとした一言で、そこまでの影響力を与える楠本さんの実力
は素晴らしいと思いますが、その言葉の持つ意味を前向きに
捕えて、その場やその後の実生活に活かしている合田さんもまた
素晴らしいと思いました。

楽をする=焦って一発でエースを狙う、ことだと思います。

エースを狙うこと自体は悪いことではないと思いますが、ここで
問題なのは「焦っていること」ですね。

急いてはことを仕損ずる、の例えの通り、焦ってプレーすることは
丁寧さを欠くことにつながり、コントロールにも乱れが生じ
その結果、ミスを誘発することになります。

気持ちは体と直結しています。焦ってドキドキしている状態では
手先もぶれていつものようには打てなくなります。
ただでさえ、動きながら打つことはコントロールが難しいのに
そこで気持ちがはやっていたら、ショットの精度は低くなるばかり
です。

シングルスは特にそうですが、ミスの原因は技術より心の問題が
大きいと思います。
いくら素晴らしいショットが打てる人だったとしても、不安定な
心理状態からは、そのショットは打つことができません。

ではどうやったら、緊張したり焦ったりする場面でも落ち着く事
ができるのでしょうか?

練習と場数、ですね。

練習を重ねることによって、体力や技術が身に付き、それが自信と
なります。
自分のプレーに自信を持てれば、精神的に落ち着いた状態でプレー
できるようになりますが、それはやはり場数を踏むことが重要に
なります。

勝ち負けが絡む以上、完全に緊張を消し去ることはできないかも
しれませんが、練習と場数を重ねることによって、それは最小限に
食い止めることができるようになると思います。

ですので、楽しみながらも一生懸命集中して練習して、そして
試合にもどんどんエントリーして、緊張感に慣れていきましょう。

***************************

昨日は、ちょっとしたイベントがありました。
僕がコーチをさせて頂いている田原スマッシュBCから、初めての
卒業生が出るということで、メンバー全員で送別会を行ったの
です。
場所は北谷集会所という、田原小学校のそばの公共施設でした。

代表の岩城さん、宮崎さん、お手伝い頂いている畑末さん、僕を
含め、田原スマッシュBCメンバー全員と、何人かの保護者の方々
で、この度新中学生となる5名を送り出してあげる会なのでした。

その5名とは、翔太くん、駿一くん、ちよりちゃん、楓香ちゃん
真由美ちゃんでした。

正岡コーチからはお祝いとして、これからもさらにバドミントン
頑張ってもらうように、僕らしく「なわとび」を全員にプレゼント
しました。

そのプレゼントは、前日に地元のスポーツ用品店で物色していた
のですが、お店の方に

「これこれこういう事情で、何かちょっとしたものを探している
んです。あっ、いや、そんなに高いもんじゃなくていいんですが」

とリクエストを伝えましたが

「う〜ん・・・シューズケース(袋)くらいしかありませんねぇ
あとはグリップテープじゃ安すぎますかね」

「そうですねぇ・・・」

と、そのお店には適当なものが無かったみたいだったし、時間も
夕方で、まあ、別にあげると伝えていたわけでもなかったので
プレゼントなしでもいいかなとお店を出ようとしかけたところ

「正岡コーチ・・・ですよね? 真由美の母親です。いつも
娘がお世話になっております」

な、なんと、他でもないそのプレゼントを贈る相手のお母さんが
偶然そのお店に居られたのです!!!

僕はものすご〜くドギマギしましたが、きっとマズい発言はして
いなかったと思うので、つとめて冷静さを保ちながら、いつもの
調子で明るくにこやかにご挨拶したのでした。

真由美ちゃんのお母さんは笑顔で

「ここの話は聞かなかったことにしますので」

と、プレゼントのことは娘さんに伏せておいてくれる気遣いを
見せてくれました。

真由美ちゃんのお母さんが帰られてから、あまりの偶然にお店の
方としばし笑いが絶えませんでした。

僕はさらに店内を執念で物色し、ようやく発見したのがなわとび
だったというわけでした。

「あの会話を聞かれたら、もう買わんわけにはいきませんわ!」

と話したら、お店の方は爆笑していました(^^;

壁に耳あり障子に目あり。YKスポーツに真由美ちゃんのお母さん
あり!?です。

そんなエピソードのなわとびですので、卒業生の5人はしっかり
正岡コーチの気持ちを噛みしめながら、なわが擦り切れるくらい
まで跳んで鍛えてほしいと思います!?
ちなみに、今回の卒業生は全員バドミントンを継続するそうです。

卒業生に、田原スマッシュからのサイン色紙・卒業証書と僕から
なわとび、畑末コーチからもクッキーとボールペン(だったかな?)
が贈られ、楽しい送別会もお開きになろうとした時に、思わぬ
サプライズがコーチ陣を待ち受けていました。

それは卒業生からコーチに、メッセージ付きのサイン色紙が
プレゼントされたのです!
さすがに号泣とまではいきませんでしたが、僕らも全員少しだけ
ウルウルしてしまいました。

話が前後しますが、最後に、その送別会で僕が話したことを
ここに記します。

「田原スマッシュのみんなは、よく頑張って練習していると思い
ます。ここに居る岩城コーチ、宮崎コーチ、畑末コーチ、それに
僕も、みんなを強くさせてあげようと思って、一生懸命に教えて
いるつもりです。

でも、いくらこちらが一生懸命に教えて、素晴らしい練習環境を
与えても、結局強くなるかどうかは、みんなが一生懸命に練習
するかどうかにかかっています。

僕らは日々練習でみんなを見ていますが、やはり頑張って練習を
一生懸命に取り組んでいる人はしっかり伸びています。
そのあたりをコーチは見ています。

バドミントンをやるからには、強くなって試合にも勝ってほしい
ですが、それより何より、僕は一生懸命にやってほしいと思って
います。
試合をやれば、勝つ時も負ける時もありますが、一生懸命やって
負けることは悪いことではありません。

これからも一生懸命ベストを尽くして頑張って練習をやっていって
ほしいと思います」

なんか「一生懸命」を多用してしまいましたが、純真な子供達
だからこそ、楽しいバドミントンに夢中になって、普段の地道な
練習こそが、試合の結果に直結することを信じて、これからも
頑張っていってほしいと思います。

正岡コーチも「気持ちは28歳」でこれからも頑張ります!?

ではまた!
tー
posted by まさやん at 19:15| 大阪 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする