2014年02月05日

第11回 近畿総合(シニアの部) 結果報告

既報の通り、先週末は近畿シニア(近畿総合シニアの部)でした。
場所は奈良県桜井市。以前ブログに書いた大神(おおみわ)神社
のすぐそばの、芝運動公園総合体育館が会場でした。

土曜日はダブルスで、僕らと同じ45歳の部に出場する寺尾・真野
ペアと一緒に、真野くんの車で会場に向かいました。

道中、車内の会話は、いつも通りに他愛のない冗談がメイン
でしたが、寺尾・真野ペアは、密か!?に決勝進出を狙っており
決勝で僕らを倒すことを目論んでいる気持ちが、会話の端々に
アリアリとにじみ出ていたのでした。

昨年の大阪社会人クラブ個人戦の時こそ、僕の不調(実力)で
ファイナルの辛勝ではあったのですが、それ以外の対戦成績は
寺尾・真野ペアにはおそらく練習も含めて一回も負けたことが
なかったので、元来自信家の見市は、僕らに勝つという大それた
!?発言をのたまう寺尾・真野ペアに対して、和気藹々の車内が
凍りつくような、大胆不敵な発言をぶっ放したのでした。

「正岡と飲み会の時なんかで話してたことやけど、寺尾真野ペア
には”生涯”負けへんわ」

と、驚愕の「今回の人生では君らには負けない」発言を、確信に
満ちた表情で断言したのには、真野くんが握るハンドルも
小刻みに震え、寺尾さんの額はその時5mmも後退してしまったとか
しなかったとか・・・!?

そこまで言われた寺尾・真野ペアが発奮しないはずもなく
試合では熱戦をものにして、堂々、決勝までコマを進めてきたの
でした。


一方の僕らは、一回戦は冷え切った体が全く動かず、第一ゲームを
あっさり落とし、第二ゲームこそ取り返したものの、僕の得意!?
の凡ミスが炸裂して、競り合いのまま終盤まで突入し、あわやの
一回戦負けを食らうところでしたが、最後は何とか逃げ切って
初戦を突破しました。


続く二回戦は、2-0で勝つには勝ったものの、相変わらずミスの
多い僕は、サーブもあまり入らず、これまた接戦になってしまい
ました。


続く準決勝は、これまで何回も対戦している大阪の田中棟居ペア
でした。
この相手には、今までダブルスもシングルスも負けたことは
なかったので、イヤな思いを持っているのは相手の方だとは
思ったのですが、昨年の全日本シニアでは8強入り(僕らは16)
しており、今回こそは僕らにリベンジという気持ちは強く持って
いるはずで、僕らが1・2回戦と同じ調子ならちょっとマズいかも
と僕は警戒しておりました。

加えて、見市が「得意」のふくらはぎ肉離れを抱えており(原因
はなわとびのやり過ぎ・・・)激しいプレーができない状態という
ハンデも抱えていました。

事実、試合に入っても、見市のプレーは上げて打たせてレシーブ
するばかりで、ぜ〜んぜんスマッシュを打ちません。
元々レシーブは上手いので、それでも相手ペアの攻撃を涼しい顔
でさばいているのですが、僕にはそんな余裕も技術もないので
僕のところに来た球は、いつもの調子で打って突いて前に出て
押し込んで、という、僕だけ熱く攻める感じのゲーム展開でした。

相変わらず田中さんのスマッシュは重く速かったですが、気持ち
体重増えたかなぁ、という棟居さんのネット前でのミスが目立ち
また、田中さんのスマッシュも力みからか気負いからか、ラインを
割るケースが多く、ふたを開けてみると、今までの対戦の中でも
最も楽な感じの2-0で勝たせて頂きました。

これで決勝進出です。


決勝の相手は、前述の通り「生涯負けない」寺尾・真野ペアです。

不謹慎ながら、決勝に進出した時点で、僕としても優勝を確信した
のですが、もちろん僕は全力で攻撃して、決して余裕など持たずに
しっかり勝ち切ろうと思っていました。

ところが、見市は余裕にさらに拍車が掛かり、近畿シニアの決勝
だというのにもかかわらず、全ての球を上げて、自分からは一切
攻撃しないという恐るべき作戦を決行したのでした。
まるで、マスターズの韓国戦時の「おもてなし」プレーを彷彿と
させる、自らは決して決めにいかずに、相手がミスるまでつなぐ
真綿で首を絞めるようなラリーの組み立てなのでした・・・

もちろん肉離れがあったので、スマッシュを打つのは厳しかった
ようでしたが、それにしても全てクリヤーで返すという余裕綽綽
のプレーは何という自信なのでしょうか。

マスターズでも一緒になったふる〜るの西林さんいわく、見市の
プレーは

「仙人みたいやね」

とのことでした。

見市が全て上げるのに、寺尾・真野ペアは、見市の肉離れを知って
いて攻撃してこないと分っていたので、向こうも執拗に見市に
向かって球を返してきました。

途中、真野くんと見市の間でクリヤー合戦が一体何本行われたこと
でしょうか・・・
僕は、決勝であまり球に触った記憶がありません・・・(^^;

しかしそんな不遜極まりない展開でも、実力差は歴然でしたので
見市の宣言通り、生涯負けない相手には、今回も問題なく勝たせて
頂き、僕らの優勝となったのでした。
僕らが近畿シニアのダブルスに出場したのは二回目ですが、10年前
第一回近畿シニアでも優勝していたので、気分的には連覇です!?


その他の結果としては、40歳ダブルスでは、マスターズで一緒に
戦った有田・林ペアが貫録の優勝でした。さすがですね。


35歳ダブルスでは、40歳になったらマスターズのメンバーに!と
虎視眈々と有田・林ペアの座を狙っている有田(弟)・虻川ペアが
優勝していました。


55歳ダブルスでは、同じチームの幡野さん野牧さんペアは、強豪の
川口近藤ペアにファイナルまでもつれ込む熱戦を繰り広げましたが
僅かに及ばず無念の3位でした。
幡野さんは、最近ずっと膝を痛めておられ、練習もままならない
状態でしたが、ダブルスは何とか出場されて頑張っておられた
ものの、翌日のシングルスは大事をとって棄権されていました。


翌日にシングルスが控えておりましたが、限定一時間ということで
見市と地元で祝杯をあげました。僕はもっと飲んでも問題なかった
のですが、見市が子供をお風呂に入れてあげる必要があったため
なのでした。

DSCN2687.JPG

さて翌日はシングルスです。
その日は僕が車を出して真野くんを拾い、前日と同じ会場まで
一緒に向かいました。

当日は、シングルスの他にミックスも実施されておりましたが
ミズノスクールの生徒さんも二人出場されていたのです。

兵庫の坂田さん、大阪の和中さんです。

会場に到着した時に、既に坂田さんの試合が始まっていて、慌てて
コートの近くの応援に行きましたが、その対戦相手が大阪の渋谷
さんペアでしたので、渋谷さんに

「応援に来てくれたのかと思った」

と誤解!?を与えたのは、申し訳なかったです・・・(^^;

そういう状況でしたので、あからさまに坂田さんを応援もできず
温かく見守るような感じで観戦しておりましたが、ファイナルに
もつれ込む接戦となり、渋谷さんペアが20-19とマッチポイントを
握り、そこでのロングサーブを坂田さんがネットに引っかけて
ゲームセット・・・
坂田さんペアは、無念の初戦負けとなってしまったのでした。
接戦でしたので残念でした、が、しゃあないですね。
また、頑張って練習していきましょう!


そして和中さんは、僕の大先輩、山田敏勝さんとペアを組んで
おられました。
一回戦をコーチ席から拝見させて頂きましたが、余裕の内容
でしたので、1ゲーム終了時点でその場を離れました。
その試合は問題なく勝ったようですが、最後はどうなったので
しょうか・・・?


僕の初戦は、一回戦を勝ち上がってきた兵庫の井口さんでした。
井口さんとは過去2回対戦したことがあり、そのいずれも僕が
勝利していました。

最初の全国社会人クラブ個人戦決勝では、2ゲーム目の後半、僕は
井口さんに大いに苦しめられましたが、その次の試合では、井口
さんのミスに助けられて、あまり競ることなく勝利していました。

試合前に井口さんは「今回は、もっと早く終わりそうです」と
自信なさげなセリフをおっしゃっていましたが、果たして実際の
試合展開も、井口さんのバックアウトミスがメッチャ多くて
2ゲーム目の後半は、5〜6本くらい連続してアウトにしてくれた
ことも大きく、大差での完勝となったのでした。


続く二回戦は、兵庫の永井さんです。
永井さんとは、昨年の全国社会人クラブin三重で単複対戦しており
ました。
ダブルスは負けましたが、シングルスは決勝で勝っていました。
僕から見たら小柄な方ですが、よく動きよく打ってきて、何より
気合いがものすごい方なのです。
エースを決めたりしたら、非常に大きな声で雄叫びを上げる方
ですので、乗らせたらマズいと思い「打たれる前に打つ」作戦で
いきました。

僕のスマッシュもよく決まりましたが、永井さんにもそれなりに
決められました・・・
しかし、永井さんのクリヤーに若干バックアウトが多かったことと
チャンス球を打ったスマッシュを、大きくサイドアウトしてくれた
ことが点差につながり、最後は僕の珍しい!?ハイバックからの
スマッシュでエースを取り、2-0で勝利できました。

試合後、気合いの塊の姿から、普段の人懐っこい表情に戻った
永井さんは、すぐさま僕にアドバイスを求めてこられました。

僕は今回も本音で「チャンスボールでのアウトが痛かったと思い
ます。あれでだいぶ楽でしたので」と伝えたところ

「やっぱり早く点が欲しいんですよねぇ・・・」

とのことでした。

「それは僕も同じですけど、やはりミスったらそれで即1点を献上
してしまうので、取られたとしても、いや取られることを前提に
コートの中に打っていかないといけないんでしょうね」

とダブルスでの自分にも言い聞かせるようなつもりで、ショボイ
当たり前のアドバイスをさせて頂きました。
全然大したこと言えなくてスミマセン(^^;


この試合が終わったタイミングで、ブログの読者さんであり
会場近くの宇陀市に居られる上田さんが、わざわざ応援に駆け
つけて下さいました!
ブログへのコメントで、体調不良で来られないと伺っていたので
ビックリしましたが、体調も良くなったとのことで、お土産持参
で来られて、もちろん嬉しかったですが、またまた恐縮でした。

上田さんのお土産はお米で作ったパンとのことで、飛鳥米コルネ
と称し、モッチモチの生地に濃厚なカスタードクリームが入って
いて、後で家で頂きましたが、ものすごく美味しかったです!
ありがとうございました。
試合後の上田さんとのツーショットです。僕が着ているシャツは
昨年の宇陀市講習会で上田さんから頂戴したものです。
このシャツを気に入ってよく着ているので、今回もバッグに
入っており、せっかくということでそれに着替えたのでした。

DSCN2690.JPG

そして試合ですが、反対側の山では、真野くんと、京都の太田さん
がファイナルの熱戦を展開していました。
お互いに、打って拾って声出しての熱い戦いでしたが、安定度と
スキルに勝る太田さんが最後に抜け出し、真野くんは準決勝で
涙を飲みました。

準決勝から決勝まではあまり時間が空かなかったので、太田さん
は、きっとファイナルの疲れをひきずったまま、決勝に臨むこと
になったわけです。真野くんのナイスアシストです!

太田さんとは初対戦でした。過去の素晴らしい実績は存じ上げて
おりましたし、サウスポーから繰り出すトリッキーな感じの
ショットは、きっとイヤな感じなんだろうなぁ、と少し不安な
気持ちを抱えての対戦でした。

不安な気持ちを払拭するためには、攻撃あるのみです。
僕は、できる限り、打てる球はスマッシュを打っていく作戦に
出ました。

当日のシャトルはちょっと飛んでいたことと、スマッシュを打つ
時、しっかり体を入れて打てて、コースがライン際によく決まって
くれたので、終始僕が安全なリードを保ち、また太田さんも準決勝
の疲れからか制球が定まらずミスが目立ち、不安な気持ちとは
相反して、2-0で完勝することができました!

試合後、太田さんは

「お疲れ様でした。シニアでの試合を見ていましたが、とても
敵わないと思っていました。ラウンドからのスマッシュが一瞬
クッと体が入るので、リバースカットかと思ったらスマッシュが
きたので、取りにくかったです。またよろしくお願いします」

と僕との対戦の感想を紳士的なコメントで頂きました。

僕からは

「準決勝のファイナルが効いていたのだと思います。真野くんの
ナイスアシストでした!
スマッシュは僕もためて打つようにはしています。
あと、今日はシャトルが飛んだので、結構バックアウトが多かった
のが助かりました。こちらこそ今後ともよろしくお願いします!」

とお伝えしておきました。


今回の近畿シニアは単複二冠、シングルスは連覇という嬉しい結果
となりました。

いつも思いますが、最終的な結果はこうだったとしても、試合前
はずっと不安なものなんですよね・・・
やってもいない前から、負けたことを想像したりしている自分が
居て、それがいつもとてもショボく情けなく思えます。

そういうことを考えそうになった時には、極力自分をせせら笑って

「アホやなぁ。まだ起こってもいないことを何考えとんねん!」

と茶化していました。

でも、そういうことを考えるのは、負けたくないから気持ちから
こその症状だと思いますので、自然な感情であり抑えることは
難しいかもしれません。

無理に消そうとしても消えにくいと思いますので、その不安を
危機感として捉えて、その危機感を練習のモチベーションに
していければ、不安に思う気持ちを昇華させて上達につなげる
ことができるのかもしれませんね。
この考え方は、前向きで僕らしいですね〜


その他の結果としては、最後まで確認はできなかったのですが
35歳シングルスは、第一シードの小川さんと第二シードの荒木さん
が戦っていました。
見た限りでは、荒木さんがラリーを少し優位に進めていたような
・・・

40歳シングルスは、兵庫の高井さんが貫録の優勝でした。
決勝の相手は、同じく兵庫の阿久津さんでファイナルだった!?
ようですが、しっかり勝ち切るところはさすがですね。

全日本シニアで4強に入っていながら、今回の試合で高井さんの
シード下に入ってしまっていた林くんも、残念ながら今回は
やられてしまいました・・・

林くんに

「高井さんは強いねぇ」

と話しかけたら、他人事のようなそっけない口調で

「強いっすね」

とさらっと話したあたりに、林くんの悔しさが滲み出ていました。


Hiwakaiの練習にもよく来てくれるYクラブの永田くんは、準決勝
で高井さんと対戦しましたが、対戦前には負けて元々の全く
プレッシャーのない理想的な精神状態でした。

それが奏功したのか、ファイナルにもつれ込んでファイナルも19点
まで奪うという大接戦を演じたのでした!

でも試合後にその報告を永田くんから聞いた僕は

「そこまで行ったら勝っとけや〜!」

と笑顔で軽い叱咤激励をしておいたのでした。
永田くん、ナイスファイトでした。


50歳シングルスは、絶対王者の楠本さんが今回もまた優勝かと
思っていたのですが、いつも決勝で楠本さんに苦杯を嘗めてきた
阪急電鉄の大野さんが、見事にリベンジ達成!感動の近畿シニア
初優勝を飾られたのでした。おめでとうございます。

その試合は少しだけ見ていましたが、いつもに比べて明らかに
動きの良くなかった楠本さんを、冷静に四隅に振って、楠本さんの
無理攻めを誘って、逆にレシーブでラリーを取っていたのが
印象的でした。

いつもお世話になっている楠本さんの敗戦は、残念ではありますが
たまに負けることで、またモチベーションも上がるっていうもの
ですよね?
まずは、体調を戻して、また大野さんとの熱い意地の戦いを僕らに
見せて頂けたらと思います。


そして、55歳シングルスでは三連覇中の川口さんを、野牧さんが
準決勝で撃破して、その勢いのまま決勝も勝って、見事優勝を
飾りました!おめでとうございます。

僕が髪の毛を伸ばして染めて色気づいて!?いるのと好対照に
野牧さんは、長かった髪をバッサリ切って、短い精悍な表情に
変わっておられ、またプレーも少し攻撃的に打つようになられた
ように思われ、少し進化されたように感じました。

55歳近畿チャンプ、野牧さんとの嬉しいツーショットです!
Photo by SOB横内さん

DSCN2689.JPG

ということで、全編バドの話でしたので、今回はここまでにして
おきます。

ではそろそろ王将のランチでも食ってくるかな(^^)
posted by まさやん at 12:41| 大阪 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月01日

ハイバックからのクロスドロップの打ち方

新年明けまして・・・と書いたのが、はやひと月近くも前になり
早くも一年の12分の1が過ぎ去ろうとしております。

今年こそは、更新頻度を早めていこう、と年初に少しだけ思った
のですが、会社勤めをしていない自由極まりない状況においても
色々とやることがあって、年初の思いは羽毛のように軽〜く
どこかへ吹き飛んでいってしまったのでした・・・

さて、そんな中でも報告すべき事項はあります。

まずは大阪社会人リーグです。

僕の所属するHiwakai Aチームは、現在2部に所属しています。
ただ、2部ではあるのですが、これはかつて在籍していた強い
若手のおかげであり、現在のチーム力では現状維持さえ困難
極まりない厳しい状況なのでした。

初日の相手は、Yクラブと友鳩サークルでした。

僕はいずれも見市と組んで、Yクラブは第一、友鳩では第二に
出ました。

僕も見市も、気にはしていないものの、共に48歳であり、1〜2部
の中では最年長に近い状況です。
なので、対戦相手はたいがい年下の活きのいい若者を相手にする
ことになるのでした。

しかし、頑張った48歳ペアは、いずれも接戦ながら勝利を収め
気を吐いて2勝することができたのでした! イヨ〜シ!

ただ、やはり2部ともなると、現時点のHiwakaiの実力ではいかん
ともしがたく、圧倒的な実力差を見せつけられて、結局いずれも
1-2での2敗となってしまったのでした。

次回は2月16日です。そこで泉北バードに勝てれば残留の目が出て
きますが、基本的にはキツいだろうなぁ・・・
まあ、また自分の試合を頑張るのみですね。



さて、今回最も報告したかったのは、まさやん主導としては初の
遠征講習会 in 北海道のことです。

1/24(金)深川市、1/25(土)札幌市の二か所で実施しました。

初めての自主的講習会というのにも盛り上がっておりましたが
その場所が北海道!というのにも、僕の胸の鼓動は高なって
いました。
オヤジギャグで言うと「ドキがむねむね」状態です!?

ブログ読者さんのikuminさんと、JR砂川駅で待ち合わせして
感動の初対面に緊張しながらも、普通だったら絶対知り合う事の
できない方との運命的な出会いに、満面の笑みで爽やかに挨拶
させて頂いたのでした。

当日の北海道は、大寒波が去った後で、現地の方に言わせると
「寒くない」とのことでしたが、大阪では決して見ることの
できない程の大量の雪や、純粋に低い気温に、寒がりの僕は
動きがカクカクなるくらい、小刻みに震えておりました。
つまりはとっても寒かったのでした・・・(^^;

ikuminさんは、さすがに現地の方らしく、完全な雪道もスイスイ
軽快に運転していました。

真っ白な道路の脇には、道の範囲を示す紅白の縞のポールが所々に
立てられておりました。
ikuminさんは、そのポールのことを「ボッコ」と呼んで、僕は
一瞬「んっ?」と分らなかったのですが、一面、雪しかない所を
走っていて「ボッコ」らしきものは、そのポールしかありえない
とすぐに理解して、僕は何食わぬ顔で「ボッコ」をあたかも
既知の言葉のように、得意のツッコミも入れずに会話を続けたの
でした(^^)

後の飲み会でikuminさんにそのことを打ち明けたら、ちょっと
悔しがっていました!?
ちなみに「ボッコ」とは「棒っ子」のことのようです。
北海道の方は、「〇〇っ子」と「子」を付けて呼ぶことが多い
そうです。

そういえば「どじょっこだ〜の、ふなっこだーの」って歌が
ありましたね!(あれは秋田の歌だそうですが)

ということは魔女っ子メグちゃん、の作者は北海道出身、なわけ
ないか(^^;

ikuminさんには、レッスン前の観光として、岩瀬牧場に連れて
行って頂き、美味しいと評判のアイスクリームを食べさせて
もらいました。
あまり甘いものは食べない僕ですが、このアイスは美味しかった
です。

DSCN2571.JPG

DSCN2573.JPG

そして、若干の緊張と大きな感動の初講習会です!

場所は深川市総合体育館のサブアリーナ(3面)でした。
外は深い雪に覆われていて、さらにどんどん雪は降り積もって
いたので、アリーナ内も寒いかなぁと思っていましたが、その
心配は無用で、北海道の体育館はどこもしっかり暖房が効いて
いて、むしろ大阪より暖かく、とても快適にレッスンできました。

DSCN2576.JPG

深川市総合体育館前にて 辺りは一面の銀世界!

人数は6名でしたが、大阪からやってきた謎の男!?の講習会に
参加して頂けたことを思うと、ikuminさんの人数集めの努力は
並々ならぬ熱心さだったと想像され、その熱いご期待に応えようと
遠征前にはレッスン内容をしっかり事前準備して、3時間という
限られた時間の中で、どうすれば最大限かつ効率的に、上達への
きっかけを掴んで頂けるかを考えて、簡単なことから段階を追って
次のステップに進む形を取りました。

レッスン内容は、ikuminさんのリクエストにお応えして、レシーブ
とカットを盛り込みました。
また翌日の札幌のレッスンでは、他の方の要望でスマッシュの
打ち方についても指導させて頂きました。

その中味は、普段僕がこのブログで伝えてきた内容を実践した形
でしたが、参加者の方々からは「非常に良かった」または
「良かった」との嬉しいご感想を頂いております。
(実施後のアンケート回答による)

そして、同様の講習会があったら今後もぜひ参加したい!との
ことでしたので、数か月以内に再度実施されることは間違いあり
ません。

今回、収支的には決して黒字にはなりませんでしたが、それは
第一回目ということで、まずはとにかくやってみよう!とにかく
前に進んでみよう!たとえ黒字ではなかったとしても、北海道に
行けて、バドを教えて貴重な出会いが得られて、僕のライフ
ワークであるコーチングができるなら、お金には換えられない
貴重な経験が積めるならと、最初から承知の上でした。


深川市でも札幌市でも、レッスン後は参加者の方々と楽しいお酒
を酌み交わしました。

特に、初日の深川市では、居酒屋マスターの異名を持つK戸さんが
良さげな居酒屋「桃源郷」をセレクトして頂き、美味しい地元
料理と、美味し過ぎるビールを、楽しいトークと共に堪能して
いたら、酒量は進みに進み、二次会のスナックでカラオケを絶叫
して、気が付いたら2時20分まで盛り上がってしまいました。

DSCN2577.JPG

深川市一次会「桃源郷」にて

札幌では、レッスン用にコートを貸してくれていたサークルの方
4名も飲み会に参加して頂けて(毎週飲んでいるという噂も・・・)
ikuminさんの用意してくれていた最っ高に旨いジンギスカンも
頂きながらお酒も進みまくり、終盤は前日の睡眠不足で眠〜く
なってしまい、連夜で行くはずだったカラオケの余力もなく
ホテルに戻って死んだように眠りこけたのでした。


今回の北海道講習会は、まさやん主導、とは言いながら、実施に
こぎつけられたのは、完全にブログの読者さんであるikuminさんの
おかげ100%でした。

ikuminさんには体育館予約から人数集め、シャトルの準備や宴会の
予約まで、本当に何から何までお世話になりっぱなしで、また
宿の紹介、車でのピックアップ〜送迎まで、どんな優秀なツアコン
よりも精力的かつ親身になって僕の初遠征をバックアップして
頂きました。

ikuminさん、直接でもメールでもお伝えしていますが、この遠征
では本当にお世話になりましてありがとうございましたm(_ _)m

また3月か4月に再度お伺いさせて頂きますので、お手数&ご足労
お掛けしますが、その時も色々とお世話になりますm(_ _)m
今後ともよろしくお願い致します。



さて、バドの話。

<ハイバックからのクロスドロップの打ち方>

バック奥というのは、基本的に万人の弱点と言えます。
当たり前ですが、バックハンドからはフォアハンドと同じようには
強い球は打てないからです。

特に、相手がハイバックで打ちにいく場合、そこからまさか強い
スマッシュはこないでしょうから、ダブルスでもシングルスでも
その瞬間、ネット前への返球を強く意識に置いて、次の甘い球を
待つ、ということになります。

また、その場合の返球も、基本的にストレートが多いことから
ストレートの前への返球に大きくヤマを張ることができると思い
ます。

ですので、ハイバックから打つ側としては、その体勢からそこへ
つまり、ストレートの前にばかり返球していては、ハイバックの
体勢になったら終わり・・・になってしまうので、配球の選択肢
を増やす意味合いで、他の場所へも打たなければなりません。

そのひとつがクロスショットなのです。

バック奥からのハイバックで、相手側のクロス奥にクリヤーで
弾き返すことができたら話は簡単なのですが、そのショットを
打つとなると、かなりの技術・パワーが必要となります。

それはそれで練習を重ねるとして、さしあたっては、ハイバック
からクロスにドロップ・カットを打てるようにしたいものです。

クロスに打てるようになるだけで、相手としては待たなければ
ならない返球の可能性が2倍に増えるわけですから。

ではどうやって、ハイバックからクロス方向に狙うのでしょうか
・・・?



ラケットを立てて、ストレートに落とすのと同じスイングで
ウエスタングリップに握り換えて振るのです!
(正確には「ウエスタングリップ気味に」)



ウエスタングリップというのは、床に置いたラケットを上から
わしづかみにする形で握るグリップのことを言います。

イースタングリップでは、ラケットを持ってみると、ラケット
ヘッドは縦になり、ガットの面は見えないのですが、ウエスタン
グリップの場合、ラケットを持つとガットの面が完全に見えます。

イースタングリップでサムアップ(親指をハンドルに付けること)
して、ハイバックからストレートに落とすのは難しい技術では
ありませんが、その握りのままクロスに打とうとすると
ラケットを斜めに寝かせて、手関節の背屈(手の平を手の甲側に
折ること)を使って、その微妙な感覚でコントロールするしか
ありません。そして、それはとても難しく、非常に感覚の優れた
人にしか、安定したコントロールは不可能だと思います。

そうではなく、そこをウエスタングリップ(気味)に持ち換えて
ラケットを垂直に立てて、ストレートに落とすのと同じスイングに
した場合、ラケット面がクロス方向を向いているので、それほど
繊細な感覚を持ち合わせていなくとも、シャトルはクロス方向へ
飛んで行ってくれるのです。それは面がクロスの方を向いている
からです。

この打ち方を覚えると、クロスへのコントロールが飛躍的に向上
します。
ストレートでもクロスでもフォームは同じ、というシステマチック
な打ち方をしているからです。

バドミントンは、動きながら動いているシャトルを打つ競技です。
そのような状況で、ショットを安定させてコントロールを向上
させるためには、体にしっかりとした基準を持たなければなり
ません。

バドミントンのコートやネットは動きませんので、打つ方も
打つ瞬間には極力大きな動きは抑え、少しでも安定したフォーム・
動作でスイングするべきです。

前述のように、手首を背面に折って、感覚でクロスに持っていく
打ち方ではなく、しっかりラケットを垂直に立てて、ウエスタン
に持ち換えて、ラケット面がクロス方向45°を向くようにして
そのままストレートに打つようにすれば、シャトルは難なく
そして安定して、クロスに飛んで行ってくれることでしょう。

試してみて下さい!

***************************


僕は現在、会社には勤めておらず、個人事業主ということで
楽しみながら、バドミントンのレッスン教材の制作に集中して
おります。

一方、上記のように直接指導のレッスンにも、積極的に取り組んで
いきたいと思っております。

僕の事業の屋号は「e-Badminton(イー・バドミントン)」に
しました。
屋号のeの意味は

* enjoyable(楽しめる)
* educational(教育的な)
* electronic(電子媒体上の)
* e(=良い)

の4つの意味を込めました。
我ながら、良いネーミングだと思っております。

そして、事業活動を実施していくにあたり、重要なものを忘れて
いることに気づきました。名刺です。

現在では、名刺はネットで無料作成してくれるところもあったり
自作という手もありましたが、僕はしっかりしたものが欲しいと
思いましたので、50歳シングルス全国3位の楠本さんに依頼する
ことにしました。

楠本さんは、デザインの仕事をされており、株式会社サン創美の
代表取締役社長として、東奔西走の忙しい日々を送られています。

楠本さんにメールをして、これこれこのようなイメージで名刺を
作って頂きたい旨お伝えしたところ、さすがはプロ!翌営業日には
デザイン案数点を綺麗に仕上げて送ってくれました。

その後、何度かのやり取りを経て、とっても素敵でイカした名刺が
できあがりました!

しかも楠本さんは、僕の北海道遠征に間に合わせるために、納期も
急いでくれて、しかもしかも、僕のマンションまでわざわざ届けに
きてくれたのです!!!

楠本さんには、丁重にお礼を申し上げたと共に、記念すべき最初の
一枚の名刺は、楠本さんに捧げました。
楠本さん、その節はどうもありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。


さて、明日・明後日(もう今日・明日ですが・・・)は近畿シニア
(近畿総合シニアの部)です。
僕は45歳の単複に出場しております。
ダブルスは、30歳の時、第一回近畿シニアで優勝した以来、不出場
だったので、今回が初めてのようなものです。
これに勝てば「近畿チャンピオン」となりますので、しっかり
実力を出し切って、良い結果を出せるよう頑張ってきます。

そしてシングルスは連覇がかかります。
バドミントンプロと自称している割には、少ない練習量なのですが
これまた実力を出し切って連覇して、美味しいお酒を飲みたいと
思います。

結果はまた報告させて頂きますので、楽しみに!?待っていて
下さいね。

ではまた!
posted by まさやん at 00:18| 大阪 ☀| Comment(12) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする