日本スポーツマスターズ2012高知大会に、大阪代表として参加して
きたのです。
記事が新鮮でないのは、いつものこ〜とと♪笑い飛ばして下さい。
マスターズについては、今までも何度も書いてきましたが、再度
説明させて頂きますと、端的に言えば
「シニアの国体」
的な位置づけです。
各都道府県の40歳、45歳、50歳のダブルス3つによる団体戦です。
この大会に出場できるのは、基本的にその年代の都道府県チャンプ
ですので、この大会に出られるだけでも栄誉あることだと思います
神奈川県のように、この大会出場のための予選がある県もある
みたいですが、大阪の場合は「大阪総合の優勝ペア」に出場権が
与えられます。
見市正岡ペアは、45歳ダブルスで昨年・今年と連覇しましたので
昨年に続いて今年もこの大会に出場できることになったのでした。
高知県は、僕は前の仕事で何度も訪れているところでしたので
初めて行く人のようにはワクワク感はありませんでしたが、それ
でも試合での遠征で、また団体で訪れるとあっては、やはり気持ち
が相当高揚していたことは間違いありません。
見市と伊丹空港で待ち合わせをしましたが、僕の提案でちょっと
一杯ビールを飲もう、ということになりました。
ちょっと一杯のはずでしたが、もう一杯の都合二杯となって
しまったことを一応!?告白しておきます・・・
気持ちよく飲んでいたら、そろそろ出発の時間が迫ってきており
ました。
僕は慌てて残っていたビールを一気して、搭乗口前に下りましたが
飛行機出発は30分遅れ(伊丹への到着が遅れたそうです)だった
ので、それならば一気せずにゆっくり飲めば良かったです(^^;
40分ほどの短いフライトを終え、高知龍馬空港に降り立ち、預けて
いた手荷物を受け取って到着口から出たら、そこには何と非常に
懐かしい笑顔の方が待っていてくれたのでした!
その方は、元テレビ高知の松岡さんでした。
今はもう会社をリタイヤされて、晴耕雨読の悠々自適な生活を
送られているとのことでしたが、同局社員の宮田さん(マスターズ
の自転車競技に出場)から連絡をもらって、僕らの到着に合わせて
ロビーで待っていて下さったのでした。
まさか待っていてくれる人が居るなど、これっぽっちも予想して
いなかったので、とってもビックリしたのですが、同時にわざわざ
お越し頂くだけでなく、お土産まで頂き、そして車でホテルまで
送って頂いて、高知県の方の温かさを再認識してとても嬉しい
気持ちになりました。
ホテルはビジネスホテル空港 南国館という、高知の中心街からは
車で20分ほど離れた場所にありました。
今回韓国交流事業も兼ねた大会でしたので、参加人数が多く、宿が
足りない状況になっていました。
ということもあり、大阪チームは、なんと選手が大きな和室に
同部屋というまさに合宿状態。しかし、それはそれで楽しく和気
あいあいの遠征になりそうな予感でした。
宿へは僕らが一番乗りでした。チェックインを済ませて、フロント
の若い小太り系かつオネエ系トークの男性従業員さんにおすすめの
居酒屋を教えてもらい、僕と見市はタクシーでそこに向かいました
繁華街については、高知市内はなかなかの活況を呈しているので
すが、宿泊した南国市というのはお店も少なく寂しい街でした。
ただ、その教えてもらった居酒屋「はま」は、おすすめされただけ
あって、僕らが入った時は満員御礼、賑やかに地元の言葉が飛び
かう賑やかでとても繁盛した店でした。
高知と言えばかつおの塩たたき!(それだけじゃありませんが)
見市は高知が初めてだったので、料理の注文は僕がほぼ担当しま
した。
絶対外せない塩たたきに始まり、ハランボ(かつおのトロ部分の
塩焼き)、川エビのから揚げ、土佐巻きなど、土佐料理の定番を
空腹状態で頂き、その感動的な旨味に、見市も「こっれは旨い
ねえ!これは明日ももう一回食べたいわ」と感動していました。
もちろん、土佐料理は何回も食べたことのある僕も「はま」の
料理の味には大満足でした。
その店には、明らかに他県のバドミントンチームと思われる方々も
居られましたので、僕は声を掛けてみました。
すると愛知県チームだったとのことで、なんと
「正岡さんですよね?」
と名前を認識されていたのには少しビックリしました。
僕はブログの読者さんかなあと思いましたが、僕が色んなところに
試合に出ているので知っていてくれたそうです。
その方の名前は、松原さんでした。僕と同い年のにこやかで優しい
感じの方でした。
愛知県チームには「大阪」さんという方も居られました!
大阪さんは「愛知なのに大阪なんですよ」と、おそらく定番と
思われるトークで、その場を和ませてくれようとしたのですが
酔った僕の頭は回転数が低下しており「アハハ」くらいしか出て
こなかったことはちょっと後悔しております・・・(^^;
大満足のうちに小宴会を終え、またタクシーで宿に戻りました。
ホテルのお風呂は和室にはついておらず、同じ階の共同風呂を
使う形でしたが、共同風呂は、ユニットバスが2つ!という大部屋
が数部屋ある階にしては、物足りない数でした。
しかし、僕ら以外の大阪チームはまだ到着していなかったので
僕と見市は悠々とユニットバスを占領し、風呂上りのビールも
しっかり頂き、敷いてあった布団の好きな場所をキープして
先に寝たのでした。
その後深夜に他のメンバーが到着しましたが、意識朦朧であまり
記憶がありませんでした。
遅ればせながら、今回の大阪チームのメンバーを紹介します。
敬称略です。
監督:佐藤彰彦(実質のマネージャー。お世話になりました)
コーチ:宮本芙士夫(日本屈指のプレーヤー。口癖は「真っ向
勝負や!」)
40歳ダブルス:小山顕(スマッシュは強烈ながら性格はのんびり)
国信建臣(愛想のいい笑顔。試合だとビビる)
45歳ダブルス:見市昌弘(生後4ヶ月の育児をおして参加。あまり
練習してまへん)
正岡毅(練習とトレーニングはしまくり。昼寝も)
50歳ダブルス:田中一寛(レシーブのテクニシャン。愛車はBMW)
50歳ダブルスは、大阪では岡さんがペアで優勝されていたのですが
今回遠慮!?されて、マスターズには参加されなかったのでした。
明けて翌日。いよいよ試合です。
佐藤監督と宮本コーチの車に分乗し、会場である南国スポーツ
センターに向かいました。
体育館の前では、高知の特産品やミズノの出店がありました。
このような雰囲気が、大きな大会ということを感じさせますね。
意気揚々と体育館に足を踏み入れたところ、なんと、もうすでに
開会式は始まっていました・・・(^^;
佐藤監督が、高知に着いたのは深夜1時!頃でしたので、前日の
監督会議に出席できず、開会式の時間を認識できていなかったの
でした。少し恥ずかしく、少し残念でした。
試合は、予選ブロック内で総当たりをして、その中の1位がベスト
8となり、決勝トーナメントに進出できます。
昨年は予選敗退しておりましたので、今年こそは!の思いはみな
同じでした。
大阪の予選ブロックは、岐阜、栃木、富山でした。事前情報では
富山は強い、と聞いていました。
でも大阪だって強いんだぞ!と心の中では思っていました。
初戦は岐阜県でした。
こういう試合が始めての国信さんは、噂通り!?しっかり緊張して
いましたが、それでも途中から動きも良くなって、40歳ダブルスを
先取。
続く45歳も僕らが難なく2-0で勝って、50歳を待たずに対岐阜戦は
勝利が確定したのでした。幸先良い出だしです。
違うコートでは、同じブロックの栃木VS富山が熱戦を繰り広げて
おりましたが、そこでアクシデントが!
栃木の45歳ダブルスの一人が、試合中にアキレス腱を断裂して
しまったのです!!!
栃木はメンバーはかつかつだったので、その方のリタイヤにより
その後の試合は全て棄権となってしまいました。
大阪チームはその日に栃木と対戦の予定でしたが、そういう事情で
栃木戦はオープンとなりました。
つまり、大阪チームは初日2勝となったのです。
初日は2試合だったので、嬉しい気分のまま、男女大阪チームでの
宴会となりました。
場所は昨日と同じところを希望したのですが、あいにく満席だとの
ことでしたので、居酒屋はまと同じグループ会社の結婚式場の和室
宴会場で、貸し切り状態での大宴会となったのでした。
こんな感じでした。これはこれで良かったかな。
料理は、はまで作って、それを宴会場まで運んでくれたので
実質、はまで食べてるのと同じでした。
大阪のメンバーはみな、初めて食べる土佐料理に感激していた様子
でしたが、ただ一人、田中さんだけは
「私、かつおが嫌いなんです・・・」
と、高知県では絶望的な偏食の事実を打ち明けられて、しかも
田中さんは酒豪そうに見えながらお酒が飲めないということで
土佐料理を満喫してほしい僕の気持ちとは裏腹に、ただ一人
ひたすらコーラのお代わりを繰り返していました(^^;
かつおが嫌いな理由は、なんか虫が居るらしいから、だそうです。
虫はいるのかもしれませんが、多少居たってあの味ならば構わない
と思ってしまうのですけど。
宴会では、僕の独身ネタが話題となり、女性陣から激しい突っ込み
が繰り返されました・・・
僕は集中砲火を浴びながらも、のらりくらり、核心については
一切口を割りませんでした。
大阪のオバちゃん(と言ったら失礼か。でも40〜50歳だからなぁ)
たちの口撃は、なかなかに厳しいものがありました。
中でも一番怖かったのは、上地さんの好奇心に満ちた目線でした。
しかし一方では、大阪バド界には「アゲイン会」という団体!?
があるそうで、それは離婚して、もう一度(アゲイン)結婚した人
の総称で、僕も盛んに入会!?を誘われました。
そんな感じで、僕は後半は緊張を強いられた!?飲み会でしたが
大いに盛り上がり、部屋に戻ってビールを一缶飲んで、その日は
就寝となりました。
あっ、これは飲み会前の写真でした。明らかに作り笑いです。
明けて10月21日(日)。勝負の富山戦です。
40歳ダブルスは、またまた国信さんが緊張して凡ミスを繰り返す
イヤな展開で、第一ゲームを落としてしまいましたが、第2ゲーム
に入ると、本来の速い動きと読みの良い前衛が決まりだして
取り返し、ファイナルは勢いに乗って21-14で完勝!チームに勢い
をつけてくれる貴重な1勝をあげてくれました。
続く45歳ダブルスの相手は、櫟・蔵野ペアです。
櫟さんの「櫟」って何と読むんだろう、とずっと思っていました
が、「いちい」なんだそうです。これは普通読めませんね。
過去の全日本シニアでは上位常連者で、櫟さんの名前は、読めなく
てもよく見かけていました。間違いなく全国トップクラスの強豪
です。
蔵野さんは、どことなくイケシオペアの池田選手に似た風貌で
ひざが悪そうでしたが、読んで突っ込む前への速さは光っていま
した。
緩やかな序盤から始まりましたが、こちらの調子が良いのか
あちらの調子が悪かったのか、第1ゲームは大差であっさり僕らが
先取しました。
それに気が抜けたわけでもないのですが、逆に第2ゲームは大差で
富山に取り返されました。ファイナルに突入です。
ファイナルゲームは気合いを入れて臨みましたが、相手の調子も
上がってきて、スマッシュもプッシュも厳しければ、レシーブも
固く、ずっと2〜3点リードされたまま終盤へともつれこみました。
最後の最後に追いついてセッティングとなりましたが、追いついて
はすぐに1点取られ、何度もマッチポイントを与える本当に苦しい
苦しい展開でしたが、負けないぞ!と1ラリーを頑張るのみでした
僕も見市も夢中だったので、あまり細かいことは覚えていないの
ですが、相手マッチポイントの状態で、その直前にやられていた
ピンサーを、僕が待っていてスマッシュ&プッシュで何とか凌ぎ
その次のラリーでは、僕がスマッシュを打ちながらもフォア奥に
切り返されて、頑張って走ってロブを上げましたが、それが少し
甘く、蔵野さんが思いっきりクロスにスマッシュを打ってきたのを
見市が起死回生のフォアハンドレシーブで切り返し、それがエース
になってこちらのマッチポイントとなりました。
そして最後のラリーは、見市がちょっとタメを効かせてバック奥
からクロス、つまり相手のフォア前に落として、それをスピン
ネットしようと蔵野さんが突っ込んできましたが、僕も圧力を
与えるべくネット前に詰めてプッシュしようとして、そこで蔵野
さんのヘアピンがネットに掛かりゲームセット。
ファイナル25-23での薄氷での勝利は、今までのバド人生では全く
記憶にないほど大接戦で、しかもその勝利でチームも勝ったという
ことで、勝利の瞬間は、確実に人生最大のガッツポーズ(手は握り
しめて、ひじは伸び切って、両腕を高く突き上げて、大声で雄叫び
をあげていました)をして、盛り上がる大阪チームのメンバーと
歓喜と感動の熱い握手を交わしました。
続く50歳ダブルスは、富山の強豪ペア末坂・神代にファイナルで
屈しましたが、団体戦なので2-1の勝利。
予選ブロック突破で決勝トーナメントに進出決定です。
決勝トーナメント初戦は、これまた強豪の千葉でした。
これに勝てれば東京と対戦できます。
東京の45歳ダブルスは、全日本シニア連覇中の宮本・宗形ペア
でしたので、プレースタイルを知っておくためにも、全日本シニア
前にぜひ一度対戦しておきたいと思っていました。
対戦の順番は変わって、まずは50歳ダブルスです。
千葉は、後藤・磯ペア。全国的にも有名な強豪です。
このペアは、とても50歳とは思えないほど、強烈なスマッシュを
連打していて、大阪の宮本・田中ペアも決して弱くはないのですが
千葉ペアの強い勢いには押し切られた感じでした。これで0-1です。
続く45歳の相手は、羽鳥・渋谷ペアでした。
試合後に渋谷さんにお聞きしたのですが、何と渋谷さんは以前
Hiwakai(当時は飛羽会ですね)に練習に来られたことがあった
そうで、僕や見市弟とも対戦したことがあったそうです。
覚えていなかったことをお詫びしました・・・
この対戦は、少し力の差があったと思われ、1ゲーム目こそ19点は
献上しましたが、終始余裕を持ってプレーして、2ゲーム目は14点
に抑え、2-0で僕らが勝利しました。これで1-1。40歳ダブルスに
全てが託されました。
千葉の40歳ダブルスは、小川・下谷ペアです。
小川さんは有名なシニア強豪で、全日本シニアでも過去優勝して
いますし、下谷さんも過去準優勝しています。
ですので強いのは重々承知していましたが、小山・国信ペアも
頑張って持ち味を出して、また相手ペアのミス多発にも助けられ
ファイナルにもつれこむ激戦となりました!
特に2ゲーム目は完勝の内容でしたので、ファイナルは大いに期待
が持てる展開でした。
しかし、最後はレシーブ力に勝る千葉ペアが、小山・国信ペアの
猛攻撃を拾い切って完勝。健闘及ばず、大阪チームはベスト8で
敗退となってしまいました。
ただ、チーム戦でみな全力を出し尽くしましたし、負けたとは
言え、全て熱戦でいい試合でしたので悔いはありません。
それに、昨年は予選で敗退して悔しい思いをしていたので、今年は
何とか接戦をものにして予選突破できたので、充実した大会だった
と言えると思います。
試合結果は既にネットに掲載されていますが、以下の通りでした。
男子
優勝:神奈川(和久井・濱路、土田・若松、五十嵐・松成)
準優勝:千葉(小川・下谷、羽鳥・渋谷、後藤・磯)
3位:東京(荒木・藤森、宮本・宗形、落合・神代)
石川(気谷・星、羽田・崎田、高橋・毛利)
女子
優勝:東京(上田・森、上田・千葉、上田・山田)※上田さん多い
準優勝:福岡(金子・池尻、池口・九郎丸、森・有田)
3位:千葉(谷藤・石井、久保・平川、米沢・伊嶋)
大阪(上地・有田、東郷・阪東、西林・森田)
神奈川は、決勝も2-0で勝つ貫録の圧勝での初優勝でした。
40歳ダブルスの強さが際立っていました。45歳も強かったです。
あっ、50歳もです(^^;
神奈川チーム、松成さんと土田との3ショットです。
いい男、3人前です!?
僕には時間があるので、最終日まで残って、閉会式にも参加して
きました。
男子大阪チームはベスト8ながら、一応5位ということで表彰して
もらえたのでした。
僕が代表して賞状を頂きました。
47都道府県の中で5位なら、なかなかだと思います!
女子チームは昨年の2位に続いての3位。素晴らしいことです。
今回、見市正岡ペアは全勝でした!全日本シニアに向けて、良い
状態を確認することができたと思います。
気がつけば、全日本シニアもあと10日。
全国のバドメインの方々が、この大会に照準を合わせて調整して
いると思います。
一番大事で大きな大会だと思いますので、頑張って今年も良い結果
を出せたらいいなぁと自分のプレーに期待しています。
ではバドの話。
<サーブプッシュは真ん中に打とう>
ダブルスで大事なのは、サーブから最初の3ラリーとよく言われて
きました。
その3ラリーくらいで、よく点数が動くからです。
サーブの重要性については、幾度も語ってきましたが、それを
レシーブするショットも非常に重要です。
そんなこと言ったら、全てのラリーが重要なのですが…(^^;
屁理屈は置いといて、サーブレシーブの狙いどころについてです。
今まで書いた記事では、相手のバック側奥が基本と書きました。
これについては、常に有効だと思っていますが、攻撃の選択肢を
拡げる、つまりバリエーションを増やす意味で、相手コートの
真ん中部分にプッシュするのは、とても効果的だと思います。
理由は
@相手からの返球の角度が狭くなる。
こちらが相手の真ん中に打つということは、相手は球を真ん中
から打ち返すことになります。
つまり、真ん中奥から扇形の範囲内でシャトルは返ってくる事に
なります。
コート両サイドには強い球は打てない(アウトになってしまう
から)ため、返球のコースは自ずと真ん中付近に絞られます。
つまり、扇の角度は実際には結構狭くなるのです。
ですので、こちら側としては基本的に真ん中付近で返球を待てば
よいということになります。
相手コートの両サイドに打った場合は、どうしてもそちらサイド
に意識が行ってしまうため、こちらのクロス側への意識が低下
する傾向があると思います。
ところが相手の真ん中に打てば、大きな角度のショットは返って
きませんので、前衛としても次の返球を狙いやすくなります。
A相手前衛がブラインドとなって後衛が取りにくくなる。
相手後衛は、一応全ての攻撃に対して待ち構えてはいますが
センターに、つまり自分のボディー付近に打たれると、味方前衛
が障害物となるため、一瞬反応が遅れます。
そして、バドミントンのラリーで一瞬反応が遅れるということは
致命的に不利な状況になります。つまりこちらが有利になると
いうことです。
また、前後に並んでいる相手の中間部分にハーフで押し込む
プッシュも、相手ペアのお見合いが期待できるので有効になると
思います。
B相手後衛へのシャトルの到達速度が速くなる。
ほんの微々たる距離ですが、真ん中付近からプッシュして、相手
のバック奥やフォア奥に打つということは、少しだけ斜めの球筋
となって球足が長くなります。
ということは、相手に与える時間がほんの僅かですが多くなると
言うことになります。
しかし、相手の真ん中にプッシュを打てば、それは直線の球筋と
なって、相手が打つまでの時間が短くなるので、これまたほんの
僅か、コンマ何秒の世界ですが、相手の対応する時間を奪うこと
ができます。
C体のセンターなので、相手は腕を大きく振れず強い球を打てない
強い球を打つためには、腕とラケットをスイングするスペースが
必要となります。
ところが、体のセンター付近に来た球は、腕とラケットを振る
十分なスペースがないのと、体を使って打てないので、自然
とても強い球は繰り出せないということになります。
これを両サイドに打ってしまうと、フォア奥は言うまでもなく
バック奥からも、バックハンドが得意な人は、強い球を出す
準備を整えて、強いクロスドライブを打ってくるかもしれません
このように、サーブプッシュを相手のセンターに打つことは
とても有効な戦術となります。
もちろん、それ一辺倒では相手に読まれて対応されてしまいますが
相手センターにプッシュすることは、これだけ多くのメリットが
あることを理解しておくことは良いと思います。
***************************
10月25〜28日の四日間は、公認バドミントンコーチ2級、専門科目
の講義で、三菱自動車京都に通っていました。
全国からどんなメンバーが集まって来ているのか興味津々でしたが
予想に違わず、錚々たる顔ぶれでした。
これまた個人情報の関係で書けませんが、元日本リーガーや現役
日本リーガー、そして全日本シニア上位者も居て、あまり実績の
ない僕などは全然目立たないという状況でした(^^;
気になる講義の内容ですが、バドミントン専門ということで非常に
ためになったと思います。
バドミントンのスイング、フットワークなどを、学術的に解説して
もらえたので、なぜその打ち方・動き方が良いのか、ということを
論理的に理解することができて、僕のバド技術も1ランクステップ
アップできたのではないかと思いました(^^)
もっと言うと、この論理的な知識無しで人に指導していくことは
非常に危険なことだと思いました(^^;
共通科目のような講義オンリーの内容ではなくて、実技もあり
また筋肉の名称を覚える意味での、人体模型製作の時間もあったり
とっても楽しい講義でした!
講義には、血中の乳酸値を図る実技もありました。
これは指先に、小さな針で穴をあけ、米粒大の血液に乳酸値を計測
する機械(Lactate pro。Panasonic製)で量るのです。
針で指先に穴をあける、ということで、受講者は全員もれなく少し
ビビっていましたが、やってみると痛くもかゆくもなく、みな
楽しみながら!?それぞれの乳酸値を量っていました。
その翌日に、トレーニング前〜中〜後の心拍数と乳酸値を量る
実技があったのですが、トレーニング内容がキツいため、それを
やるのを、乳酸値の数値で決めよう、ということになりました。
トレーニングは班ごとに二人やるので、乳酸値の最も多い人と
最も少ない人の二人にしよう、ということになりました。
機械が値を表示する度に、僕らの班は盛り上がっていました!
乳酸値は、みな同じくらいの数値が表示されていましたが、中で
宇都宮から来た若い女性が最大の数値を叩き出しました。
あと一人は、最少の数値の人となります。
僕はきっと平均的な数値だろうと、高をくくっていました。
しかし運命の計測結果は・・・ダントツ最少の測定限界値以下の
値でした。
Lactate proの表示は「low」と出ました・・・
講師の方からは「普段、全然体力使っていないんじゃない?」と
茶化されました。
しかし実際の実技は、若手の元日本リーガーと現役日本リーガーに
やってもらうことになりました。
その二人でさえ「キツかった」とのことでしたので、やらなくて
良かったと思います(^^;
2級コーチの資格を取得するためには、この専門科目(前期と後期)
の講義を各4日間受講して、課題提出〜合格して、さらに2月頭に
共通科目の試験を受けて、それにも合格しなければなりません。
それは本当に長い道のりで、バドミントンメインの人しかできない
チャレンジだと思います。
でも僕は完全にバドミントンメインですので、この先もしっかり
頑張って2級を取得して、その知識を広く全国のバドプレーヤーに
還元していきたいと思います!
世界ジュニア、男女シングルス優勝、すごいですね!
男子複と団体の準優勝も素晴らしいことです。
桃田選手と奥原選手の今後の活躍に期待ですね!!!
ぜひとも世界で結果を出してもらって、それが日本のバドミントン
人気につながることを期待しています。
目標は、日本リーグをTV中継してもらうこと、かな?
全日本シニアを、せめて開催県では中継してもらいたいですね。
大阪総合もテレビ大阪くらいで放送してくれないかなぁ…(^^)
ではまた!