2012年11月28日

打つ前に脱力しているのが良い理由は?

11月25日日曜日は、近畿社会人の団体戦でした。
これはちょっと先日のマスターズに似ていて、年代別の3ダブルス
での団体戦なのですが、50歳の代わりに35歳となります。
つまり、35歳、40歳、45歳の3ダブルスでの戦いとなります。

その他にも一般(2複1単)、ミックス、などいくつか種目があり
ましたが、僕が出場したのは上記の年代別でした。

出場資格は、大阪社会人クラブ個人戦で、上記の年代別での優勝
ペアに与えられます。

大阪成年チームは

35歳・・・門野聡、畑下隆男(よく一緒に練習している)
40歳・・・小山顕、國信建臣(マスターズでも一緒だった)
45歳・・・見市昌弘、正岡毅

だったのですが、先週の全日本シニアで肉離れをしたばかりの
見市は出場することができず、代役として同年代の寺尾学さんに
急きょ出場して頂くことになりました。

会場は奈良県桜井市。三輪(みわ)そうめんで有名な三輪の芝
運動公園総合体育館で開催されました。
有名な大和三山(やまとさんざん)の近くです。
皆さんは大和三山って言えますか?

天香具山(あまのかぐやま)
畝傍山(うねびやま)
耳成山(みみなしやま)

です。僕は一応知っていました。天香具山というと、思い出すのは
百人一首のあの有名な

春過ぎて 夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ(ちょう)天の香具山

by持統天皇ですよね!

また近くには、日本最古の神社と称される大神(おおみわ)神社や
南西には神武天皇陵、南には明日香村の石舞台古墳など、古代の
ロマンをたっぷり感じられる土地柄なのです。
高槻市大和から遠いのは、ものすご〜く難点ですが・・・(^^;

近畿社会人の大会は、前回の個人戦でも近隣の県に声をかけて
参加を募っており、高知県から参加頂いたりしていましたが
この大会も「オープン団体戦」と銘打っており、協会としては
同様に近隣の県に参加を打診したそうです。

しかし、この大会は他県からの参加は残念ながらゼロでした。

しかも僕らが参加した成年男子年代別の参加は、大阪、兵庫と
開催県である奈良のわずか3チームのみでした。
つまり2回勝てば優勝となるのです。少し拍子抜けです・・・

とはいえ、負けるよりは勝つ方がいい!ということで、僕らは
一生懸命に戦いました。

ただ、実を言うと、僕は全日本シニアの後から風邪を引いて体調
を崩しており、試合前日の土曜日は懐かしの栗ちゃん(栗原裕司)
が岐阜から来てくれたにもかかわらず、飲み会はおろか、練習さえ
行けずに、家で床に臥せていたくらいのしんどい状況でした。

しかし、この大会は団体戦であり、僕が休むと即棄権になって
しまうので、這ってでも会場に行って、是が非でも参加だけはする
必要があったのです。

幸い、当日の朝には、風邪は小康状態に落ち着いて、何とか運動
はできる状態には復活していました。

初戦は奈良チームです。
こことはちょっと実力差が大きく、大差の3-0で完勝しました。

そして次の兵庫戦に勝てば、もう優勝です!
団体戦ということもあり、僕らはやる気満々でしたが、ただ一人
微妙な立場&テンションの人間がおりました。門野聡です。

彼は、試合の翌日から香港旅行に行くとのことでしたが、旅行前日
の午後2時50分の段階で、海外旅行必携の最重要アイテムである
パスポートを受け取っていないのです!
それ、絶対おかしいやろ・・・

門野いわく、出張続きや全日本シニアもあり、どうしても受け取り
に行けなかったそうです。

ただ、最悪15:50分位三輪駅発の電車に乗れば、谷町四丁目にある
パスポートセンターでの受け取り間に合うとのことで、団体戦最初
の試合である35歳ダブルスが終わったら、タクシーに飛び乗って
即移動という綱渡りの余裕のない状況でした。

35歳ダブルスが始まったのは14:50分くらい。ラリーポイント制の
今なら、通常は20分くらいで終わります。

ところが、門野の意に反して、試合は一進一退の接戦に・・・
自らの首をしめる!?ファイナルに突入して、門野のいつもの軽薄
な薄笑いも、焦燥感に襲われ、目は泳ぎ、口元はひきつりに近い
こわばりを見せていました。

しかし門野は、ファイナルに入るインターバルの際に

「やっぱり、どうせやるなら負けたくないからね」

と、勝負師としての意地を、そんな緊迫した状況でも見せていま
した。
僕は一瞬感心しかかりましたが、考えてみるとその状況に追い込ま
れたのは彼の不手際であり、加えて、そんな意地を見せるなら
さっさと2ゲームで勝っとけ(^^)と、僕には門野の勇ましい
発言も、羽毛のように軽い発言へと瞬時に格下げされたのでした。

そんな門野と畑下の意地で最後は接戦を制し、試合終了と同時に
タクシーに電話をかけ、普段ののんびりした姿からは想像もでき
ないくらいの慌ただしさで、門野は会場を後にして、パスポート
センターへと急いだのでした。
間に合ったのかなぁ・・・

続く40歳ダブルスも接戦ながら、先の全日本シニアで9位(つまり
ベスト16ですね)となった國信・小山ペアが、國信のせわしい程
タッチの速い前衛と、門野に劣らずおっとりした小山の、性格から
は想像しにくい強烈なスマッシュで、決して弱くはなかった兵庫
ペアを力でねじ伏せて完勝!ここで2-0となり、大阪の優勝は確定
しました。

となると続く45歳ダブルスは、ハッキリ消化試合となってしまった
のですが、充実感が欲しかった僕は、寺尾さんに

「マジに行きますよ!」

と、気合いを入れて戦うことを宣言し、その通りに完全に真剣に
攻撃しまくりました。

序盤こそ競り合いましたが、実力差は大きかったようで、僕の
スマッシュもよく走っていてよく決まり、また寺尾さんのカットも
しばしばノータッチを奪って、2ゲーム目は大差で完勝しました!

成年男子は、京都も滋賀も和歌山も参加していなかった近畿大会
ではありましたが、一応優勝なのでちょっと嬉しいです。
ちょっと、です・・・

今回の成年男子大阪チームの雄姿です。
試合後に撮影したので、ここに写っていないのが門野です!?
DSCN3725.JPG

試合の翌日、つまり一昨日は、しっかり風邪がぶり返してしまい
ました。
完全に治りきっていない状態で、張り切ってバドしてしまったのが
やはりまずかったようです。

鬼のかく乱ですが、土曜と月曜の二日間は、巨体をベッドに横
たえて、ずっと呻吟(しんぎん)していました。
決してずっと「singing♪」していたのではありません。
それが言いたいが為に、滅多に使わない呻吟(=うめくこと。
苦しみうなること)なんて表現を背伸びして使ったのでした。
おそらくスベリましたね。

今日もまだ少ししんどいですが、キーボードを叩く程度の元気は
あるようです。
早く回復して、またバドを再開したいです。


では久しぶりにバドの話。

<打つ前に脱力しているのが良い理由は?>

初〜中級者によく見られる間違いは、強い球を打とうとして力んで
体に力が入ってしまい、かえって強い球が打てなくなってしまう
ことです。

上級者は、理論としてというより、自らの経験則から、体の力を
抜いた方が、強く速くスイングできるということがわかっている
のだと思います。
うまく脱力した状態から、瞬間的にビュッと力を入れることで
ムチのようにラケットヘッドを走らせることができるのです。

このブログでも、過去に力を抜くことの重要性を幾度か述べて
きました。
しかし、その理由としては、経験談からのシンプルな説明であり
ではなぜ打つ前に力を抜いていた方が、より強い力が出せるのか
という学術的説明はできておりませんでした。(って今までにも
学術的説明はしたことないですが・・・)

これは、先般参加してきた公認バドミントンコーチ2級の専門科目
講義の際に学んだ正確な知識です。
僕が考えて編み出した知識ではありませんので、ご安心を!?

それは筋肉の性質の話になります。

筋肉は、伸びて、縮む。これにより、骨・関節を自在に動かす力
を発揮しています。

その筋肉の力の入り方には3つのパターンがあります。
分りやすく腕相撲で言うと

腕相撲で勝っている状態。つまり筋肉が収縮している状態です。
二つ目は、真ん中付近でつばぜり合いとなっている状態です。
三つ目は、相手に押されながら盛り返そうとしている状態です。

腕相撲で勝っている状態というのは、筋肉の本来の収縮する動きで
これをコンセントリックと呼びます。

腕相撲でつばぜり合いとなっている状態は、筋肉は収縮も伸張も
しておらず、動かない状態で力を入れているケースで、例えば壁を
押したり、両手のひらをお祈りのように胸の前で合わせてグッと
力を入れるような状態で、これをアイソメトリック(聞いた事
ありますよね?)と呼びます。
力を入れていながら、筋肉は伸びも縮みもしていません。

三つ目の、腕相撲で負けている状態、つまり筋肉が伸びた状態から
収縮しようとする時の状態をエキセントリックと呼びます。

この三つ目の、エキセントリックの状態が、筋肉が最も強い力を
発揮することが分っています。

それは何故か?

筋肉にはあるシンプルな性質があるからです。
それは

「筋肉は伸びたら、縮もうとする」

のです。

これは、全身筋肉だらけで、一方が伸びたら、一方は縮むという
私たちの体ですので、あまり実感は湧きにくいかと思いますが
筋肉の性質はそうなのだそうです。

これを、スイングにおいて、意図的に出すことができれば、普通に
ラケットを振るよりも、強く速くスイングできることになります。

つまり、筋肉を一旦伸ばしてから縮ませるようにすれば、ただ単に
縮ませるより、強い爆発力が得られるのです。

これがいわゆる「ラギングバック」(後方への遅れ)であり、分り
やすく言うと「ムチのしなり」に相当するのです。

ある程度の堅さを持った短いムチ(競馬で騎手が使うような)を
静止した状態から前方に振り出すと、先端部分が一瞬遅れて後方に
反る形になって、そこから一気に加速します。
そしてムチの先からは「ビュッ!」という鋭い風切音が鳴ります。

これを同じ長さの棒きれを、同じ速さで振っても、先端がしなら
ない為、同じような風切音はならないはずです。
棒きれの先端の速度は、ムチの先端の速度より遅いからです。

このムチの動きを、体や腕に実現させることができるのが

「力を抜いていること」

なのです。

力を抜いていることで、自然と動きにしなり、つまり筋肉に一旦
伸びた状態が生じることになり、意図的にエキセントリックの
状態を発生させることができることになるのです。

これが打つ前に体に力が入ってしまっていると、貴重なしなりが
得られず、筋肉の性質を使った爆発力を利用することができない
ので、力んだ割には球は行かない、という気持ちとは相反する
悲しい結果になるのです。

じゃあ、力を抜いてフニャフニャになってればいいのか?という
ことではありません。
ある程度、体に緊張感というか張りを持たせた状態、つまりムチが
静止していてまっすぐになっている、イメージ程度の力を入れて
おくことは必要です。

力を抜き過ぎて、ムチが毛糸になってしまったら、速く振っても
到底スピードは出ませんので。

ここで言いたいのは、同じ筋力の持ち主の場合、よりリラックス
して、打つ前に脱力できている方が、筋肉の性質を利用して
効率的に強い爆発力を発生させることができます!ということ
でした。

このエキセントリックの考え方は、コート内の移動時間の短縮と
いう観点から、フットワークにも応用されています。
それについては、またの機会に!

試合ではついつい体に力が入ってしまいがちですが、強い力を出す
ためには、筋肉の性質上、逆に脱力することが効果的なんだ!と
頭で理解して、実践するように試してみて下さい。
今までより、グンとキレの良いショットが打てるようになるかも
しれませんよ!

***************************

今回の試合は近畿の団体戦でしたが、これに続く上位の全国大会が
石川県金沢市で、3月16〜17日に行われるそうです。
僕は、大阪総合ではダブルス連覇中ですが、大阪社会人クラブ
個人戦ダブルスでは、今年の優勝が実は初めてだったのです。
意外ですね!?
なので、社会人クラブの全国大会があることすら、ノーマーク
だったのでした。

金沢市は数回訪れたことがありますが、お寿司が美味しくてお酒も
美味い(どこでも美味いけど・・・)とても魅力的な土地柄です。

全日本シニアも各地を旅行できてとても楽しいのですが、団体戦
という小規模の団体旅行みたいなシチュエーションは、バドと
旅行と飲み会を兼ねられる、非日常の極致のような素晴らし過ぎる
イベントです。

これを見市に話したら、彼も相当な乗り気を見せていました。

「これからも、大阪社会人と大阪総合のタイトルは死守せんと
いかんな!」

イベントを愛する見市・正岡ペアの、考えることは同じでした。

これからも、バドミントンの試合付きの遠征旅行は、死ぬまで
続けていきたいものです。
候補地は、@食事が美味しい。Aお酒が美味しい。B温泉がある。
になるでしょうか。
北海道、山陰地区、九州などが狙い目でしょうか!
勝手に旅行したらいいんですけどね・・・(^^;

ではまた!
posted by まさやん at 09:23| 大阪 ☀| Comment(7) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月20日

試合結果報告2

一昨日はシングルスでした。
ダブルスが不甲斐ない負け方だったので、シングルスでなんとか!の思いでした。

1回戦は静岡の同い年の酒井繁さんでした。
試合前に神奈川の土田に聞いたら、昭和40年会の静岡メンバーだとのことでした。

これはかなり実力差があり、2-0で完勝しました。
2ゲーム目は3点くらいしか取られませんでした\(^-^)/

そして2回戦は長野の強豪、小出さんです。
小出さんが強いことは分かっていたので、最初から気合いを入れて臨みました。

その気合いが通じたのか、1ゲーム目は競り合って推移したのですが
最後は押しきられて20-22で落としました。

気を取り直して第2ゲームに入りましたが、速いスマッシュと、高い位置で
スピンを掛けてくるヘアピン、そして安定した足腰で、どこへ打ってもすれすれに
返球してくるコントロールに苦しみ、追い込んでいながら焦ってミスしたり
ミスジャッジを繰り返したりして、半分くらいでやられてしまいました…
小出さんは、ダブルスでも上位に残っていて、かなり疲れていた様子でしたが
それでもバンバン強いスマッシュを打ってきて、また動きも粘り強くて、最後は完敗でした。

反省としては、決め急がず、ジャッジなどしないで、もう4〜5ラリー続けるつもりで
焦らなければ、もう少し良い内容になったかと思いました。

しかし、アウトだと思った球がほとんどギリギリに入っていて、自分で自分の首を
ずいぶん締めてしまったと反省しています。

ただ、小出さんは次の試合がファイナルの激戦で、試合途中で肉離れを
起こしたそうで、今まで負けたことがないという京都の木村さんに屈してしまいました…

試合後、小出さんと話をしました。

「正岡さん、強かったですよ!正岡さんとの試合はキツかったです。
それで、次の試合はバテてしまいました…当たる順番が変わっていたら
正岡さんにやられていたと思います」

と、爽やかな笑顔で素晴らしい社交辞令を頂けて、小出さんはいい人だなぁと感心した次第です!

一方、見市は、育児で全然練習していないにも関わらず、4回勝ってベスト8入りしました\(^-^)/
さすがでした!
ただ、練習不足がたたって、8決めの1ゲーム目で肉離れを起こしてしまいました。
しかし、その試合は優位に進めていたので、テーピングを施してそのまま継続し
また、相手も脚が痙攣していたこともあり、肉離れのまま何とか押しきりました。

見市は、準々決勝はもう戦える状態ではなく、残念ながら棄権でした…
しかし、練習していないながらも勝ち上がる実力は、さすがと言う他ありませんね!
僕は自分は負けてしまいましたが、肉離れにも関わらず、頑張って勝ちきった
見市のベスト8入りで、とても嬉しい気持ちになりました\(^-^)/

夜は当然の飲み会です。
ホテルの前の居酒屋「いちげん」に、前夜に続いてなだれ込みました。

今年の僕は戦績としては残念な内容でしたが、楽しい仲間と美味しいお酒を
飲んで、ずっと大声で笑っていました\(^-^)/

居酒屋の隣の席には、高知県のバドミントン関係者が大宴会をされていて
お互い社交的な土地柄ですので、さらに楽しく盛り上がることができました!

ブログ読者で美人の高知の坂田さん(字、合ってるのかな?)楽しい時間と
会話をありがとうございましたm(__)m
DSCN3716.JPG
また、高知の他の方々もありがとうございましたm(__)m

DSCN3718.JPG

そして昨日は、最終日です。
僕は見ずに帰るつもりでしたが、長野の石井先輩が見に行くとのことでしたので
僕もご一緒することにしました。

途中、お昼ご飯のため会場を抜け、石井先輩の運転で近くのビッグボーイに行きました。
すでに緊張感のかけらも無かった僕は、いつものようにビールを頼みました。
チャンプ山口さんの真似をして「お姉さん!泡少な目で!」と注文したら
真面目そうな若いウエイトレスは、家政婦のミタかのように
「承知しました」とさえ言わなかったものの
「わかりました」と表情も変えずにその場を去りました。

僕らはいったいどのくらい泡を少なくしてきてくれるんだろうと、軽い期待を
寄せていましたが、持ってきたビールのグラスは・・・
DSCN3719.JPG
おっ、お見事・・・
あのウエイトレスは、冷静かつ忠実に業務を遂行しました!
これ、泡をヘラかなんかで、相当かき落としたに違いありません。
あの人は、きっと一流の家政婦として大成すると思われます!?

僕が注目していたのは、もちろん自分の年代、つまり45歳ダブルスとシングルスでした。

ダブルス決勝は、3連覇のかかる東京の宮本・宗形ペアと、同じく東京の白木・近藤ペアでした。

決勝前に、宗形さんが観客席に居た僕のところにわざわざ来て下さって
少し話をしましたが、決勝の相手のことを聞くと

「東京でしょっちゅう対戦してるけど、少し分は悪い」

とのことでした。

その決勝のメンバーの中では、宗形さんしか面識がありませんでしたので
決勝戦は観客席かぶり付きで、宮本・宗形ペアを応援していました。

試合はファイナルセッティングにもつれ込む息詰まる展開でしたが
勝利の女神は、最後にホンの少しだけ白木・近藤ペアに微笑んだ感じでした。
実力的には、全くのイーブンだと思いました。
宮本・宗形ペアは、僅差で敗れさえしましたが、チャンピオンにふさわしい
攻撃的かつ積極的な、気合十分の試合を見せてくれました。
準優勝は、2連覇中のお二人には悔しいことには違いありませんが
準優勝を経験したことの無い僕や、その他大勢のバドプレーヤーからしたら
「おめでとうございます」と言えるはずです。
素晴らしい好ゲームでした!お疲れさまでした。

決勝直後、白木さんは床に寝転がって優勝の嬉しさを爆発させていました。
そして、観客席に居た僕の顔を見つけると大きな声で

「来年は正岡さんとやりたいです!今回も正岡さんとやりたかったんですよ!」

と、白木さんとは会釈程度で、今までお話ししたこともなかったのですが
優勝直後のチャンピオンに、フロアーから予想しないリクエストを頂いて
僕はビックリしましたが、純粋に嬉しくなってしまいました!
ブログ効果なのだと思われますが…
ということで、45歳ダブルスチャンピオンの白木さんとの2ショットです。
おめでとうございます!
DSCN3723.JPG

白木さんの、苗字通りに色白の顔と並ぶと、泡なしビールで上気した僕の赤ら顔が
余計に際立っているように感じますね(^^;

シングルスは、長野の竹内さんが、昨年準決勝で負けたチャンピオンの東さんに
振りまくられながらも、声を出しながら食らいついて、ハイクリヤーでつないで凌ぎきって
東さんのミスを誘い、根性の粘り勝ちで昨年の雪辱を果たし初優勝を飾りました。
おめでとうございます!

この試合は、石井先輩とずっと観戦していましたが、テクニック・配球的には
東さんの方が上回っているように思いました。
しかし、どれだけ振られても、シャトルを追い続ける粘りに、東さんが我慢できなかった
形のように見えました。
粘り勝ちですね!素晴らしいシングルスの勝ち方だと思います。

今回改めて思ったのは、全日本シニアで上位に行くには、普段からものすご〜く
練習&トレーニングをしておかないと、とても最後まで持たないんだなとつくづく感じました。

ダブルスはまだしも、シングルスで全国の強豪相手に4試合も5試合も勝ち上がるのは
普通の楽しい練習だけでは、とてもとても不可能だと思いました。

今回は結果を出すことはできませんでしたが、トレーニングしていてなお
この結果でしたので、苦しいけどやり続けるしかないなぁ…

来年の最終日の昼間は、泡なしビールで赤くなってなどいないで、メイン会場で
熱い試合をしていることを自分に期待しておきます!

今回、送迎からお弁当まで用意してくれて、いっぱい応援もしてくれた
杉本(現姓城山)、本当にありがとうございましたm(__)m
何から何までお世話になりました。
とっても素敵で可愛くて大好きな後輩です!
また今度は、選手として同じ場所に居られることを楽しみにしておくね♪

そして前回の仙台からレギュラーとしてずっと応援してくれた青ちゃん(青木孝志)、とっても心強かったし、楽しい話題もたくさん提供してくれて、このイベントを相当盛り上げてくれました。ホントありがとね!
9歳も下の後輩からも「青ちゃん」と親しまれるそのキャラは、誰からも好かれる貴重な性格だと思います。
高崎市の単身赴任は寂しいと思うけど、あまり酒に溺れないで、少しはバドもやってほしいと思います。

また長野から、土曜日日帰り!日曜〜月曜泊まりで応援に駆け付けてくれた石井先輩、ご苦労さま&ありがとうございましたm(__)m
昨日の飲み会も、またまたまたまたオゴって頂きました。
いつも本当にありがとうございます。
もう、石井先輩は僕らには欠かせない存在です!
来年は、石井先輩の祝勝会in愛媛ができたらいいですね♪
これからもよろしくお願いします(^人^)

そしてパートナーの見市どの。ダブルスはお互い本当に悔しく情けない結果だったけど、見市の練習不足&肉離れしながらのシングルスベスト8入りで、何か救われた思いでした。
育児はまだまだ続きますが、またこれからも状況と相談しながら、頑張っていこう!

今回も会場で、色々な懐かしい再会がありました。

元ラケットショップフジ町田店の長沢や、その頃のメンバーの大久保、松川、村さんにオカメ。

そして神奈川県40年会の土田、若松、西山。

元法政の小泉さん、野田くん。そして吉川くんに福田さん。

グリーンタウンの小林さん。

そしてブログ読者の横手さん、ちこりんさん。

富山の山ちゃん(山田哲司)も久しぶりやったねえ!
大阪メンバーの寺尾・太田ペアに当たったのは残念でした…

その他にも、たくさんの知り合いと笑顔の再会を果たすことができて
毎回ながら楽しい楽しいイベントになりました。
いったいどれだけの方と話したか、覚えていないくらいです。

そしてスペシャルサンクスは、同じホテルで金曜の晩の飲み会からずっと一緒に居た合田さん夫妻です!
どの試合でもいつも親身に応援してくれて、本当にありがとうございます!
あっ、金曜の晩の飲み会in定食屋さんの写真です。
DSCN3706.JPG

今回の結果は、やってきた努力が実を結びませんでしたが、まあそういうこともあります。
これからも、現状維持などと考えずに、今より少しでも強く上手くなることだけを考えて
日々過ごしていきたいと思います。

スマホからの更新ですので、短文ですみません!?(それなりに長い?)

「来年のシニアはもう始まっている!」

を合言葉に、また高槻西公園で孤独ななわとび他に励みたいと思いま〜す(^_^;)
あっ、時々犬の散歩にくる人との会話はありますけど…

ではまた!
posted by まさやん at 17:12| 大阪 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月18日

全日本シニア結果報告〜その1

まさやん@プラザホテル浦和です。
昨日、初日でダブルスでした。

結果は…残念無念の初戦負けでした…(ToT)

栃木のペアに、試合序盤から大きくリードを許して、僕のピンサーで盛り返すも、わずかに届かず第一ゲームを19-21で落としました。
第二ゲームも相手の前の速さに何度もやられて、またこちらも凡ミスを繰り返し、僕らの持ち味を出せないまま、第二ゲームも落として0-2で負けてしまいました。

今回、長野から日帰りで石井先輩、高崎市から青ちゃん、地元浦和から城山(杉本)など、百合丘高校バド部OBOGが応援に来てくれていましたが、勝利をプレゼントするどころか不甲斐ない試合をしてしまって、本当に申し訳なく思います…

練習&トレーニングをしっかり頑張ってきただけに、悔しさと虚しさでたまらない思いでした。

ただ、夜は高校OBOGでの楽しい笑いたっぷりの飲み会になったので、思いっ切り気が紛れました\(^-^)/

富山から来ていた山田哲司と、そのミックスパートナーの南山さんも参加してくれて、ずっと笑顔が絶えない楽しい楽しい時間を過ごすことができました!

負けたのは本当に悔しいですが、もう受け入れざるを得ません。
気を取り直して、今日のシングルスを頑張りますo( ̄^ ̄)o

次は良い報告をしたいなぁ…

ではまた!
posted by まさやん at 05:44| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月16日

いよいよ!

さあ、いよいよ明日から全日本シニアです。
全国のみなさんも、本日から続々埼玉入りすると思われます。

僕らも本日午後2時の新幹線に乗って、東京から中浦和駅を目指し
ます。

さあ、今年はどんなドラマが待ち受けているのでしょうね。
自分の試合ももちろん楽しみですが、仲間・知り合いの試合も
ものすご〜く楽しみです。
仲間・知り合いの試合のコーチ席に着くのが好きです!?

僕は昨日シニア前最終練習を行いました。
まあまあのできだったかな?
調整は、少なくとも失敗はしていないと思いました。

今回は会場が関東ということで、去年にも増して応援団が来て
くれることになっています。
勝とうが負けようが、良い試合だけは見せられると思っています!
もちろん、わざわざお越し頂くので、勝利をプレゼントしたいと
願っています。

で、現在は荷造り中です(^^;
全日本シニア後、稲城の実家になだれ込む予定にしておりますので
長旅になりそうです。

試合結果は、例年通りその都度報告致します!
期待していて下さいね。

ではまた
posted by まさやん at 09:06| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月07日

サーブプッシュは真ん中に打とう

10月19日〜22日と、高知県南国市に行ってきました。
日本スポーツマスターズ2012高知大会に、大阪代表として参加して
きたのです。
記事が新鮮でないのは、いつものこ〜とと♪笑い飛ばして下さい。

マスターズについては、今までも何度も書いてきましたが、再度
説明させて頂きますと、端的に言えば

「シニアの国体」

的な位置づけです。
各都道府県の40歳、45歳、50歳のダブルス3つによる団体戦です。
この大会に出場できるのは、基本的にその年代の都道府県チャンプ
ですので、この大会に出られるだけでも栄誉あることだと思います

神奈川県のように、この大会出場のための予選がある県もある
みたいですが、大阪の場合は「大阪総合の優勝ペア」に出場権が
与えられます。

見市正岡ペアは、45歳ダブルスで昨年・今年と連覇しましたので
昨年に続いて今年もこの大会に出場できることになったのでした。

高知県は、僕は前の仕事で何度も訪れているところでしたので
初めて行く人のようにはワクワク感はありませんでしたが、それ
でも試合での遠征で、また団体で訪れるとあっては、やはり気持ち
が相当高揚していたことは間違いありません。

見市と伊丹空港で待ち合わせをしましたが、僕の提案でちょっと
一杯ビールを飲もう、ということになりました。
DSCN3492.JPG
ちょっと一杯のはずでしたが、もう一杯の都合二杯となって
しまったことを一応!?告白しておきます・・・

気持ちよく飲んでいたら、そろそろ出発の時間が迫ってきており
ました。
僕は慌てて残っていたビールを一気して、搭乗口前に下りましたが
飛行機出発は30分遅れ(伊丹への到着が遅れたそうです)だった
ので、それならば一気せずにゆっくり飲めば良かったです(^^;

40分ほどの短いフライトを終え、高知龍馬空港に降り立ち、預けて
いた手荷物を受け取って到着口から出たら、そこには何と非常に
懐かしい笑顔の方が待っていてくれたのでした!

その方は、元テレビ高知の松岡さんでした。
今はもう会社をリタイヤされて、晴耕雨読の悠々自適な生活を
送られているとのことでしたが、同局社員の宮田さん(マスターズ
の自転車競技に出場)から連絡をもらって、僕らの到着に合わせて
ロビーで待っていて下さったのでした。
DSCN3495.JPG
まさか待っていてくれる人が居るなど、これっぽっちも予想して
いなかったので、とってもビックリしたのですが、同時にわざわざ
お越し頂くだけでなく、お土産まで頂き、そして車でホテルまで
送って頂いて、高知県の方の温かさを再認識してとても嬉しい
気持ちになりました。

ホテルはビジネスホテル空港 南国館という、高知の中心街からは
車で20分ほど離れた場所にありました。

今回韓国交流事業も兼ねた大会でしたので、参加人数が多く、宿が
足りない状況になっていました。
ということもあり、大阪チームは、なんと選手が大きな和室に
同部屋というまさに合宿状態。しかし、それはそれで楽しく和気
あいあいの遠征になりそうな予感でした。

宿へは僕らが一番乗りでした。チェックインを済ませて、フロント
の若い小太り系かつオネエ系トークの男性従業員さんにおすすめの
居酒屋を教えてもらい、僕と見市はタクシーでそこに向かいました

繁華街については、高知市内はなかなかの活況を呈しているので
すが、宿泊した南国市というのはお店も少なく寂しい街でした。
ただ、その教えてもらった居酒屋「はま」は、おすすめされただけ
あって、僕らが入った時は満員御礼、賑やかに地元の言葉が飛び
かう賑やかでとても繁盛した店でした。

高知と言えばかつおの塩たたき!(それだけじゃありませんが)
見市は高知が初めてだったので、料理の注文は僕がほぼ担当しま
した。
絶対外せない塩たたきに始まり、ハランボ(かつおのトロ部分の
塩焼き)、川エビのから揚げ、土佐巻きなど、土佐料理の定番を
空腹状態で頂き、その感動的な旨味に、見市も「こっれは旨い
ねえ!これは明日ももう一回食べたいわ」と感動していました。
DSCN3496.JPG
DSCN3498.JPG
DSCN3499.JPG
DSCN3500.JPG
もちろん、土佐料理は何回も食べたことのある僕も「はま」の
料理の味には大満足でした。

その店には、明らかに他県のバドミントンチームと思われる方々も
居られましたので、僕は声を掛けてみました。
すると愛知県チームだったとのことで、なんと

「正岡さんですよね?」

と名前を認識されていたのには少しビックリしました。

僕はブログの読者さんかなあと思いましたが、僕が色んなところに
試合に出ているので知っていてくれたそうです。
その方の名前は、松原さんでした。僕と同い年のにこやかで優しい
感じの方でした。

愛知県チームには「大阪」さんという方も居られました!
大阪さんは「愛知なのに大阪なんですよ」と、おそらく定番と
思われるトークで、その場を和ませてくれようとしたのですが
酔った僕の頭は回転数が低下しており「アハハ」くらいしか出て
こなかったことはちょっと後悔しております・・・(^^;

大満足のうちに小宴会を終え、またタクシーで宿に戻りました。
ホテルのお風呂は和室にはついておらず、同じ階の共同風呂を
使う形でしたが、共同風呂は、ユニットバスが2つ!という大部屋
が数部屋ある階にしては、物足りない数でした。

しかし、僕ら以外の大阪チームはまだ到着していなかったので
僕と見市は悠々とユニットバスを占領し、風呂上りのビールも
しっかり頂き、敷いてあった布団の好きな場所をキープして
先に寝たのでした。

その後深夜に他のメンバーが到着しましたが、意識朦朧であまり
記憶がありませんでした。

遅ればせながら、今回の大阪チームのメンバーを紹介します。
敬称略です。

監督:佐藤彰彦(実質のマネージャー。お世話になりました)
コーチ:宮本芙士夫(日本屈指のプレーヤー。口癖は「真っ向
          勝負や!」)
40歳ダブルス:小山顕(スマッシュは強烈ながら性格はのんびり)
       国信建臣(愛想のいい笑顔。試合だとビビる)
45歳ダブルス:見市昌弘(生後4ヶ月の育児をおして参加。あまり
            練習してまへん)
       正岡毅(練習とトレーニングはしまくり。昼寝も)
50歳ダブルス:田中一寛(レシーブのテクニシャン。愛車はBMW)

50歳ダブルスは、大阪では岡さんがペアで優勝されていたのですが
今回遠慮!?されて、マスターズには参加されなかったのでした。

明けて翌日。いよいよ試合です。
佐藤監督と宮本コーチの車に分乗し、会場である南国スポーツ
センターに向かいました。

体育館の前では、高知の特産品やミズノの出店がありました。
このような雰囲気が、大きな大会ということを感じさせますね。

意気揚々と体育館に足を踏み入れたところ、なんと、もうすでに
開会式は始まっていました・・・(^^;
佐藤監督が、高知に着いたのは深夜1時!頃でしたので、前日の
監督会議に出席できず、開会式の時間を認識できていなかったの
でした。少し恥ずかしく、少し残念でした。
DSCN3504.JPG
試合は、予選ブロック内で総当たりをして、その中の1位がベスト
8となり、決勝トーナメントに進出できます。
昨年は予選敗退しておりましたので、今年こそは!の思いはみな
同じでした。

大阪の予選ブロックは、岐阜、栃木、富山でした。事前情報では
富山は強い、と聞いていました。
でも大阪だって強いんだぞ!と心の中では思っていました。

初戦は岐阜県でした。
こういう試合が始めての国信さんは、噂通り!?しっかり緊張して
いましたが、それでも途中から動きも良くなって、40歳ダブルスを
先取。
続く45歳も僕らが難なく2-0で勝って、50歳を待たずに対岐阜戦は
勝利が確定したのでした。幸先良い出だしです。

違うコートでは、同じブロックの栃木VS富山が熱戦を繰り広げて
おりましたが、そこでアクシデントが!

栃木の45歳ダブルスの一人が、試合中にアキレス腱を断裂して
しまったのです!!!
栃木はメンバーはかつかつだったので、その方のリタイヤにより
その後の試合は全て棄権となってしまいました。

大阪チームはその日に栃木と対戦の予定でしたが、そういう事情で
栃木戦はオープンとなりました。
つまり、大阪チームは初日2勝となったのです。

初日は2試合だったので、嬉しい気分のまま、男女大阪チームでの
宴会となりました。

場所は昨日と同じところを希望したのですが、あいにく満席だとの
ことでしたので、居酒屋はまと同じグループ会社の結婚式場の和室
宴会場で、貸し切り状態での大宴会となったのでした。
こんな感じでした。これはこれで良かったかな。
DSCN3518.JPG
料理は、はまで作って、それを宴会場まで運んでくれたので
実質、はまで食べてるのと同じでした。

大阪のメンバーはみな、初めて食べる土佐料理に感激していた様子
でしたが、ただ一人、田中さんだけは

「私、かつおが嫌いなんです・・・」

と、高知県では絶望的な偏食の事実を打ち明けられて、しかも
田中さんは酒豪そうに見えながらお酒が飲めないということで
土佐料理を満喫してほしい僕の気持ちとは裏腹に、ただ一人
ひたすらコーラのお代わりを繰り返していました(^^;

かつおが嫌いな理由は、なんか虫が居るらしいから、だそうです。
虫はいるのかもしれませんが、多少居たってあの味ならば構わない
と思ってしまうのですけど。

宴会では、僕の独身ネタが話題となり、女性陣から激しい突っ込み
が繰り返されました・・・
僕は集中砲火を浴びながらも、のらりくらり、核心については
一切口を割りませんでした。
大阪のオバちゃん(と言ったら失礼か。でも40〜50歳だからなぁ)
たちの口撃は、なかなかに厳しいものがありました。
DSCN3520.JPG
中でも一番怖かったのは、上地さんの好奇心に満ちた目線でした。

しかし一方では、大阪バド界には「アゲイン会」という団体!?
があるそうで、それは離婚して、もう一度(アゲイン)結婚した人
の総称で、僕も盛んに入会!?を誘われました。

そんな感じで、僕は後半は緊張を強いられた!?飲み会でしたが
大いに盛り上がり、部屋に戻ってビールを一缶飲んで、その日は
就寝となりました。
DSCN3514.JPG
あっ、これは飲み会前の写真でした。明らかに作り笑いです。

明けて10月21日(日)。勝負の富山戦です。

40歳ダブルスは、またまた国信さんが緊張して凡ミスを繰り返す
イヤな展開で、第一ゲームを落としてしまいましたが、第2ゲーム
に入ると、本来の速い動きと読みの良い前衛が決まりだして
取り返し、ファイナルは勢いに乗って21-14で完勝!チームに勢い
をつけてくれる貴重な1勝をあげてくれました。

続く45歳ダブルスの相手は、櫟・蔵野ペアです。
櫟さんの「櫟」って何と読むんだろう、とずっと思っていました
が、「いちい」なんだそうです。これは普通読めませんね。
過去の全日本シニアでは上位常連者で、櫟さんの名前は、読めなく
てもよく見かけていました。間違いなく全国トップクラスの強豪
です。

蔵野さんは、どことなくイケシオペアの池田選手に似た風貌で
ひざが悪そうでしたが、読んで突っ込む前への速さは光っていま
した。

緩やかな序盤から始まりましたが、こちらの調子が良いのか
あちらの調子が悪かったのか、第1ゲームは大差であっさり僕らが
先取しました。

それに気が抜けたわけでもないのですが、逆に第2ゲームは大差で
富山に取り返されました。ファイナルに突入です。

ファイナルゲームは気合いを入れて臨みましたが、相手の調子も
上がってきて、スマッシュもプッシュも厳しければ、レシーブも
固く、ずっと2〜3点リードされたまま終盤へともつれこみました。

最後の最後に追いついてセッティングとなりましたが、追いついて
はすぐに1点取られ、何度もマッチポイントを与える本当に苦しい
苦しい展開でしたが、負けないぞ!と1ラリーを頑張るのみでした

僕も見市も夢中だったので、あまり細かいことは覚えていないの
ですが、相手マッチポイントの状態で、その直前にやられていた
ピンサーを、僕が待っていてスマッシュ&プッシュで何とか凌ぎ
その次のラリーでは、僕がスマッシュを打ちながらもフォア奥に
切り返されて、頑張って走ってロブを上げましたが、それが少し
甘く、蔵野さんが思いっきりクロスにスマッシュを打ってきたのを
見市が起死回生のフォアハンドレシーブで切り返し、それがエース
になってこちらのマッチポイントとなりました。

そして最後のラリーは、見市がちょっとタメを効かせてバック奥
からクロス、つまり相手のフォア前に落として、それをスピン
ネットしようと蔵野さんが突っ込んできましたが、僕も圧力を
与えるべくネット前に詰めてプッシュしようとして、そこで蔵野
さんのヘアピンがネットに掛かりゲームセット。

ファイナル25-23での薄氷での勝利は、今までのバド人生では全く
記憶にないほど大接戦で、しかもその勝利でチームも勝ったという
ことで、勝利の瞬間は、確実に人生最大のガッツポーズ(手は握り
しめて、ひじは伸び切って、両腕を高く突き上げて、大声で雄叫び
をあげていました)をして、盛り上がる大阪チームのメンバーと
歓喜と感動の熱い握手を交わしました。

続く50歳ダブルスは、富山の強豪ペア末坂・神代にファイナルで
屈しましたが、団体戦なので2-1の勝利。
予選ブロック突破で決勝トーナメントに進出決定です。

決勝トーナメント初戦は、これまた強豪の千葉でした。
これに勝てれば東京と対戦できます。
東京の45歳ダブルスは、全日本シニア連覇中の宮本・宗形ペア
でしたので、プレースタイルを知っておくためにも、全日本シニア
前にぜひ一度対戦しておきたいと思っていました。

対戦の順番は変わって、まずは50歳ダブルスです。
千葉は、後藤・磯ペア。全国的にも有名な強豪です。
このペアは、とても50歳とは思えないほど、強烈なスマッシュを
連打していて、大阪の宮本・田中ペアも決して弱くはないのですが
千葉ペアの強い勢いには押し切られた感じでした。これで0-1です。

続く45歳の相手は、羽鳥・渋谷ペアでした。
試合後に渋谷さんにお聞きしたのですが、何と渋谷さんは以前
Hiwakai(当時は飛羽会ですね)に練習に来られたことがあった
そうで、僕や見市弟とも対戦したことがあったそうです。
覚えていなかったことをお詫びしました・・・

この対戦は、少し力の差があったと思われ、1ゲーム目こそ19点は
献上しましたが、終始余裕を持ってプレーして、2ゲーム目は14点
に抑え、2-0で僕らが勝利しました。これで1-1。40歳ダブルスに
全てが託されました。

千葉の40歳ダブルスは、小川・下谷ペアです。
小川さんは有名なシニア強豪で、全日本シニアでも過去優勝して
いますし、下谷さんも過去準優勝しています。
ですので強いのは重々承知していましたが、小山・国信ペアも
頑張って持ち味を出して、また相手ペアのミス多発にも助けられ
ファイナルにもつれこむ激戦となりました!
特に2ゲーム目は完勝の内容でしたので、ファイナルは大いに期待
が持てる展開でした。

しかし、最後はレシーブ力に勝る千葉ペアが、小山・国信ペアの
猛攻撃を拾い切って完勝。健闘及ばず、大阪チームはベスト8で
敗退となってしまいました。

ただ、チーム戦でみな全力を出し尽くしましたし、負けたとは
言え、全て熱戦でいい試合でしたので悔いはありません。
それに、昨年は予選で敗退して悔しい思いをしていたので、今年は
何とか接戦をものにして予選突破できたので、充実した大会だった
と言えると思います。

試合結果は既にネットに掲載されていますが、以下の通りでした。

男子
優勝:神奈川(和久井・濱路、土田・若松、五十嵐・松成)
準優勝:千葉(小川・下谷、羽鳥・渋谷、後藤・磯)
3位:東京(荒木・藤森、宮本・宗形、落合・神代)
   石川(気谷・星、羽田・崎田、高橋・毛利)

女子
優勝:東京(上田・森、上田・千葉、上田・山田)※上田さん多い
準優勝:福岡(金子・池尻、池口・九郎丸、森・有田)
3位:千葉(谷藤・石井、久保・平川、米沢・伊嶋)
   大阪(上地・有田、東郷・阪東、西林・森田)

神奈川は、決勝も2-0で勝つ貫録の圧勝での初優勝でした。
40歳ダブルスの強さが際立っていました。45歳も強かったです。
あっ、50歳もです(^^;
神奈川チーム、松成さんと土田との3ショットです。
いい男、3人前です!?
DSCN3510.JPG
僕には時間があるので、最終日まで残って、閉会式にも参加して
きました。
男子大阪チームはベスト8ながら、一応5位ということで表彰して
もらえたのでした。
僕が代表して賞状を頂きました。
47都道府県の中で5位なら、なかなかだと思います!
女子チームは昨年の2位に続いての3位。素晴らしいことです。
DSCN3547.JPG
DSCN3545.JPG

今回、見市正岡ペアは全勝でした!全日本シニアに向けて、良い
状態を確認することができたと思います。
気がつけば、全日本シニアもあと10日。
全国のバドメインの方々が、この大会に照準を合わせて調整して
いると思います。
一番大事で大きな大会だと思いますので、頑張って今年も良い結果
を出せたらいいなぁと自分のプレーに期待しています。


ではバドの話。


<サーブプッシュは真ん中に打とう>

ダブルスで大事なのは、サーブから最初の3ラリーとよく言われて
きました。
その3ラリーくらいで、よく点数が動くからです。

サーブの重要性については、幾度も語ってきましたが、それを
レシーブするショットも非常に重要です。
そんなこと言ったら、全てのラリーが重要なのですが…(^^;

屁理屈は置いといて、サーブレシーブの狙いどころについてです。

今まで書いた記事では、相手のバック側奥が基本と書きました。
これについては、常に有効だと思っていますが、攻撃の選択肢を
拡げる、つまりバリエーションを増やす意味で、相手コートの
真ん中部分にプッシュするのは、とても効果的だと思います。

理由は

@相手からの返球の角度が狭くなる。
 こちらが相手の真ん中に打つということは、相手は球を真ん中
 から打ち返すことになります。
 つまり、真ん中奥から扇形の範囲内でシャトルは返ってくる事に
 なります。
 コート両サイドには強い球は打てない(アウトになってしまう
 から)ため、返球のコースは自ずと真ん中付近に絞られます。
 つまり、扇の角度は実際には結構狭くなるのです。
 ですので、こちら側としては基本的に真ん中付近で返球を待てば
 よいということになります。
 相手コートの両サイドに打った場合は、どうしてもそちらサイド
 に意識が行ってしまうため、こちらのクロス側への意識が低下
 する傾向があると思います。
 ところが相手の真ん中に打てば、大きな角度のショットは返って
 きませんので、前衛としても次の返球を狙いやすくなります。

A相手前衛がブラインドとなって後衛が取りにくくなる。
 相手後衛は、一応全ての攻撃に対して待ち構えてはいますが
 センターに、つまり自分のボディー付近に打たれると、味方前衛
 が障害物となるため、一瞬反応が遅れます。
 そして、バドミントンのラリーで一瞬反応が遅れるということは
 致命的に不利な状況になります。つまりこちらが有利になると
 いうことです。
 また、前後に並んでいる相手の中間部分にハーフで押し込む
 プッシュも、相手ペアのお見合いが期待できるので有効になると
 思います。

B相手後衛へのシャトルの到達速度が速くなる。
 ほんの微々たる距離ですが、真ん中付近からプッシュして、相手
 のバック奥やフォア奥に打つということは、少しだけ斜めの球筋
 となって球足が長くなります。
 ということは、相手に与える時間がほんの僅かですが多くなると
 言うことになります。
 しかし、相手の真ん中にプッシュを打てば、それは直線の球筋と
 なって、相手が打つまでの時間が短くなるので、これまたほんの
 僅か、コンマ何秒の世界ですが、相手の対応する時間を奪うこと
 ができます。

C体のセンターなので、相手は腕を大きく振れず強い球を打てない
 強い球を打つためには、腕とラケットをスイングするスペースが
 必要となります。
 ところが、体のセンター付近に来た球は、腕とラケットを振る
 十分なスペースがないのと、体を使って打てないので、自然
 とても強い球は繰り出せないということになります。
 これを両サイドに打ってしまうと、フォア奥は言うまでもなく
 バック奥からも、バックハンドが得意な人は、強い球を出す
 準備を整えて、強いクロスドライブを打ってくるかもしれません

このように、サーブプッシュを相手のセンターに打つことは
とても有効な戦術となります。
もちろん、それ一辺倒では相手に読まれて対応されてしまいますが
相手センターにプッシュすることは、これだけ多くのメリットが
あることを理解しておくことは良いと思います。

***************************

10月25〜28日の四日間は、公認バドミントンコーチ2級、専門科目
の講義で、三菱自動車京都に通っていました。
全国からどんなメンバーが集まって来ているのか興味津々でしたが
予想に違わず、錚々たる顔ぶれでした。
これまた個人情報の関係で書けませんが、元日本リーガーや現役
日本リーガー、そして全日本シニア上位者も居て、あまり実績の
ない僕などは全然目立たないという状況でした(^^;

気になる講義の内容ですが、バドミントン専門ということで非常に
ためになったと思います。
バドミントンのスイング、フットワークなどを、学術的に解説して
もらえたので、なぜその打ち方・動き方が良いのか、ということを
論理的に理解することができて、僕のバド技術も1ランクステップ
アップできたのではないかと思いました(^^)
もっと言うと、この論理的な知識無しで人に指導していくことは
非常に危険なことだと思いました(^^;

共通科目のような講義オンリーの内容ではなくて、実技もあり
また筋肉の名称を覚える意味での、人体模型製作の時間もあったり
とっても楽しい講義でした!

講義には、血中の乳酸値を図る実技もありました。
これは指先に、小さな針で穴をあけ、米粒大の血液に乳酸値を計測
する機械(Lactate pro。Panasonic製)で量るのです。

針で指先に穴をあける、ということで、受講者は全員もれなく少し
ビビっていましたが、やってみると痛くもかゆくもなく、みな
楽しみながら!?それぞれの乳酸値を量っていました。

その翌日に、トレーニング前〜中〜後の心拍数と乳酸値を量る
実技があったのですが、トレーニング内容がキツいため、それを
やるのを、乳酸値の数値で決めよう、ということになりました。

トレーニングは班ごとに二人やるので、乳酸値の最も多い人と
最も少ない人の二人にしよう、ということになりました。

機械が値を表示する度に、僕らの班は盛り上がっていました!

乳酸値は、みな同じくらいの数値が表示されていましたが、中で
宇都宮から来た若い女性が最大の数値を叩き出しました。
あと一人は、最少の数値の人となります。

僕はきっと平均的な数値だろうと、高をくくっていました。
しかし運命の計測結果は・・・ダントツ最少の測定限界値以下の
値でした。
Lactate proの表示は「low」と出ました・・・
講師の方からは「普段、全然体力使っていないんじゃない?」と
茶化されました。

しかし実際の実技は、若手の元日本リーガーと現役日本リーガーに
やってもらうことになりました。
その二人でさえ「キツかった」とのことでしたので、やらなくて
良かったと思います(^^;

2級コーチの資格を取得するためには、この専門科目(前期と後期)
の講義を各4日間受講して、課題提出〜合格して、さらに2月頭に
共通科目の試験を受けて、それにも合格しなければなりません。
それは本当に長い道のりで、バドミントンメインの人しかできない
チャレンジだと思います。

でも僕は完全にバドミントンメインですので、この先もしっかり
頑張って2級を取得して、その知識を広く全国のバドプレーヤーに
還元していきたいと思います!

世界ジュニア、男女シングルス優勝、すごいですね!
男子複と団体の準優勝も素晴らしいことです。
桃田選手と奥原選手の今後の活躍に期待ですね!!!
ぜひとも世界で結果を出してもらって、それが日本のバドミントン
人気につながることを期待しています。

目標は、日本リーグをTV中継してもらうこと、かな?
全日本シニアを、せめて開催県では中継してもらいたいですね。
大阪総合もテレビ大阪くらいで放送してくれないかなぁ…(^^)

ではまた!
posted by まさやん at 20:36| 大阪 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする