僕は、守口市とはぐっさんの絡みでは猛烈に関係がありますが
今回出場させて頂いたのは、いつも日曜に練習させて頂いている
ホワイトオークの蔭西さんからのお誘いなのでした。
(お声がけ頂いた肝心の蔭西さんは不参加でしたが・・・)
ダブルスに出場したかったところなのですが、あいにくパートナー
が都合つかなかったため、僕は果敢にも!?シングルスのみの
出場となったのでした。
守口市総体は、ダブルスは年齢別なのですが、シングルスは何故か
年齢制限がないのです!
おそらくは、僕以外のシングルス参加者はみな20代のところに
一人ダントツに年配の(^^;46歳が出場するというのは、一種の
チャレンジでした。ワイルドだろぅ?
と言いながら、気分的にはほぼ「親睦」なのでした。
シングルスは3つのブロックに分かれて、そのブロックで1位の人が
決勝トーナメントに進めるという方式でした。
僕のブロックはB。3人の箱なので2勝すれば勝ち上がれます。
最初の対戦相手は、佐野さんという若い(って僕以外はみんな
若い・・・)小柄な、そしてとても真面目そうな方でした。
試合は朝一なので、僕は気分的にはできるだけ長くラリーを続けて
身体をほぐして運動量を稼ぐことに主眼を置いていました。
その方針通りに、僕はできる限りの長いラリーを心がけ、相手の
甘く返ってきたクリヤーも、スマッシュを打つことなく、また
クリヤーでつないで、できるだけ汗をかきたかったのです。
佐野さんは、とても頑張って僕のショットに食らい付いてきました
僕の打つショットは、佐野さんにはとても効いていたように思え
たのですが、佐野さんはそれを何とか頑張って拾ってつないで
くるのです!
なので、必然的にラリーは長くなり、僕の思惑通りの展開になった
のですが、佐野さん的には相当体力を消耗していたようで、試合の
途中から、明らかに肩で息をして、途中で腰を折ってへばっている
のが手に取るように分かりました。
しかし冷酷にも僕の方針は変わらず、頑張る佐野さんをよそに
決めてあげない!?長〜いラリーで、佐野さんを死亡寸前にまで
追い込んでしまったのでした・・・(^^;
佐野さん、すみませんでしたm(_ _)m
ということで、初戦は2-0で勝利!
次の相手は、吉岡くんというasというクラブの若手です。
吉岡くんは、以前水曜日に寝屋川のアプリコットというクラブに
練習に数回お邪魔した際、何度か対戦したことがありました。
朗らかで素直で気のいい若者です(^^)
吉岡くんは試合前に
「勝ちますよ!」
と、笑顔で僕に勝利宣言をしてきました。
僕も笑顔で
「負けへんぞ〜」
と軽く返しました。
試合をしてみると、吉岡くんは佐野さんよりは明らかにショットが
強かったと思います。
佐野さんはほとんどスマッシュがありませんでしたが、吉岡くんは
上がった球はほぼスマッシュで、そしてそのスマッシュも身体の
回転を調節して、ストレートとクロスを相手に悟られないように
打っている工夫が見られました。
しかし、いかんせんミスが非常に多かったのと、僕のいかがわしい
ネット前のフェイントが劇的に効きまくったため、点数的には
初戦の佐野さんと同じくらいの、半分くらいの点数で2-0の勝利と
なりました。
つまり僕は2勝して、決勝トーナメントに進出しました。
決勝トーナメントの組み合わせは、3人によるあみだくじでした。
くじの結果、Aブロックの勝者、増子さんがシードとなり、その
時点で増子さんの準優勝以上が確定しました。
そのシード下に、僕と、Cブロックの勝者、田渕くんが入りました。
準決勝は僕と田渕くんという、好カードの対戦が実現しました。
(自分で言うなって・・・)
田渕くんは、此花学院出身で、社会人クラブのasというチームの
代表です。
大阪社会人個人戦でも、一般の部で常に上位に進出している
シングルスの強豪です。
今までにダブルスでしか対戦したことはありませんが、シングルス
では、どうみても分が悪い対戦です・・・(^^;
しかし、やる前から弱気になるわけには参りません!
僕は一応勝つつもりで、最初から最後まで攻めまくって意地を
見せようと思って対戦しました。
ちょうどその試合が始まる直前に、畑下夫婦も観戦に来ました。
僕の試合をコートサイドでかぶりつきで見てました(^^;
僕の方針は基本的に「オールスマッシュ」でした。
つないでいったら、若くてパワーも技術もある田渕くんには到底
敵わないと思ったからです。
その攻撃が功を奏して、中盤までは一進一退で進行しました。
しかし、やはり若さとパワーに勝る田渕くんが、随所に厳しい
クロス系の球を決めてきて、僕はそれを拾いきれず、健闘空しく
0-2での敗北となってしまったのでした。
しかし、僕も勝つつもりで一生懸命果敢に攻撃したし、何本か
エースショットもあったし、何本か追い込んだショットもあった
ので、負けはしましたが内容的にはそれほどの不満はありません
でした。
その後の決勝では、完全に余裕しゃくしゃくの田渕くんが、頑張る
増子さんを翻弄しまくって(増子さんが可哀想なくらいでした)
大差で余裕の優勝を飾りました。
増子さんも決して弱いわけではないのですが、いかんせん実力差が
大きすぎました。
シングルス1〜3位の写真です。
結果に関わらず、僕はいい笑顔ですねぇ(^^)
ダブルスは、年代別に寺尾真野ペアが出場しました。
決勝までは順当に勝ち上がり、決勝はかつての強豪(すみません)
守口市バドミントン界の重鎮、木田山本ペアとの対戦でした。
木田くんは、元々はホワイトオークのレギュラーメンバーでしたが
お子さんが1歳半とということで、家族サービス重視のために
最近は全く練習に来られず、練習自体、週一回しかできないという
練習不足の状態なんだそうです。
また山本くん(守口市バドミントン協会副会長です!)も同様に
十分な練習ができず、木田山本ペアは強いダブルスなのですが
今年は大阪総合にも出場しないとのことで、今年一年は試合参加も
見送りだとの話でした。もったいないですねぇ・・・
となると、練習量豊富な寺尾真野ペア有利か?と思われましたが
第一ゲームこそ大接戦ながら、第二ゲームに入って、真野くんの
レシーブが粗いという致命的な欠点に気づいた木田山本ペアが
集中的に真野くんにスマッシュを集め、それを返しきれないため
あれよあれよと言う間に、大差のスコアにて寺尾真野が完敗。
決勝は、今ひとつ盛り上がりに欠ける展開で、木田山本ペアの
完勝となったのでした。
試合後、空いているコートで、寺尾真野ペアと、僕・中山くんと
いう若手でダブルスをしました。
僕らが2-1で勝利して、寺尾真野ペアにとどめの一撃を加えておき
ました(^^)
寺尾さん、真野くんとの記念撮影です。
そして今回お世話になった守口市バドミントン協会の役員の方々です。
後列左から二番目、手に参加賞のグリップテープを持っているのが
今年度から新会長となった南出さんです。
いつもホワイトオークで一緒に練習させて頂いております。
試合後は軽めの反省会をしました。あまり反省しなかったように
記憶しています!?
今回の試合は、週末の全日本社会人クラブ個人戦の練習という
ことにしておきます。
45歳台では、田渕くんのような厳しい攻撃をしてくる人は皆無だと
思いますので、週末は余裕を持って戦いたいと思います。
今回は土曜泊でホテルを予約していますが、シングルス一回戦は
土曜日の夕方に実施されます。
これに負けてしまうと、翌日することがなくなりながら泊まる
という事態が勃発してしまいます(^^;
それだけは避けたいので頑張りますが、もし負けたら思いっ切り
夜にハジケることになるのは、現時点で確定的です!?
勝っても結局ハジケてしまいそうですが・・・
ではバドの話。
<クルム伊達公子さんの話>
クルム伊達公子さん、というのは長くて言いにくいので単に伊達
さんと言わせてもらいますが、今日、本屋さんで伊達さんの本を
読みました。(「進化する強さ」ポプラ社)
とても良いことが書いてある内容でしたので、購入しようかと
一瞬思いましたが、書いてある分量的には少なかったので、僕は
立ち読みで読破することにしました・・・(本屋さんすみません)
そこで心に残った事を二つ紹介します。
1)本気で戦わないのは、負けているのと同じ
これは競争の重要性を説いていました。
最近は、運動会などで順位をつけないということがたまに
あるそうなのですが、そのようにすることは、頑張っている
人のモチベーションも殺がれ、また負けた人にしても、次は
頑張るぞ!という意欲を持てなくなるので、みな平等的な
環境は、人々の本気を損なっているのではないかというお話
でした。
好むと好まざるにかかわらず、この世の中には常に競争が
存在しています。
そして当然ながら、競争にはみな負けるよりは勝ちたいのです
逆説的ですが、勝ち負けが重要なのではなくて、勝つ喜びを
知り、そして負けてしまっても、それを努力で克服して実力を
磨き、次にまたチャレンジすることの大切さを伊達さんは
語ってくれているのだと思いました。
頑張って負けることは決して悪いことではありません。
そうではなく、どうせ勝てないからと最初から諦めて、自ら
勝利の可能性を放棄して、自分の実力を出し切ることなく
負けてしまうことを強く戒めているのだと思います。
2)ライジングショットについて
伊達さん=ライジングショット、というのは有名な話です。
ライジングショット、というのは、テニスにおける高度な
打法です。
テニスでは、一旦バウンドした球が再度地面に落ちかかる
タイミングで打つのが一般的な打法です。
ところが、伊達さんの場合は、ライジング、つまり球が
バウンドした跳ね上がるすぐのところでヒットするのです。
野球で言えばショートバウンド。ここで球を捕らえるのは
普通の人が打つポイントより1.4m前、0.1秒速くしなければ
ならないそうです。
技術的には非常に難しいショットなのですが、伊達さんいわく
「ライジングで打つことによって、それが相手の時間を奪う
ことになる」
とのことでした。
いつものタイミングで返球されることを想定している相手は
伊達さんのライジングショットを受けると、速い返球に面
食らってしまうそうです。
これはバドミントンにも通じる考え方だと思います。
ダブルスのような速い展開のラリーにおいて、速い対応に
よって、相手の反応する時間を奪う、という考え方はとても
重要だと思います。
2011年全英オープンで、芝の女王ヴィーナスウィリアムスと
大接戦の末に惜しくも敗退した試合は、皆さんも記憶に新しいと
思います。
伊達さんの速いサービスリターンで、ヴィーナスの動揺を誘い
あわや勝利か?というところまで強豪を追い込んだのは、本当に
価値があり賞賛に値すると思います。
この試合を見ていた往年の名選手マッケンローやナブラチロワは
試合後、伊達さんに最大級の賛辞の言葉をかけたそうです。
伊達さんは、もちろん世界のトップクラスの選手でした。
自己最高位は、世界ランク4位でした。
しかし、今日現在の年齢は41歳です!
引退して、現役復帰したのは、今から4年前、37歳の時なのです!
伊達さんの背中を押したのは、旦那さんのミハエルクルムさんで
あることは間違いありません。
しかし41歳という年で、大好きなテニスにまた一生懸命打ち込んで
そして結果を残していて、さらに進化を実感しているという驚愕の
事実は、我々にもとても大きな影響を与えてくれていると思います
信じられないことですが、伊達さんのフィジカルは現役時代より
上なんだそうです!
また精神的にも余裕が出たとのことで、何と41歳の今のほうが
現役時代より総合的には強くなっているようなのです!!!
それは考えられないくらい素晴らしいことです。
我々は決して世界のトップクラスの選手などではありませんし
現役時代を振り返っても、自己ベストまで成長し尽くしたと
胸を張って言える人はそんなに多くないと思います。
それよりも、まだまだ改善できる(すべき)点は、山のように
ある人の方が圧倒的に多いと思うのです。
伊達さんほどのストイックな姿勢は真似できないにしても、彼女の
いつまでも挑戦し続ける姿勢は、我々も是非とも参考すべきでは
ないでしょうか?
ただ「上手くなりたい!」というだけの漠然とした思いだけでは
なかなか上達の速度は速くないと思います。
やはり自分の問題点、欠点、課題を見出して、それを反復練習に
よって改善していく姿勢が、上達には必要不可欠なんだと思います
伊達さんの41歳など、僕から見たら「若い」です!?
そして、55歳や60歳の方でも、一つポイントを改善できれば
その部分については「上達した」と言えるはずです。
劇的な上達でなくとも、ワンポイントだけでも上達を目指して
日々の練習に取り組んでいってもらいたいものです。
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今日は地元の小学校で、和気あいあいとプレーされている同じ
マンションのメンバーの方々と練習をしてきました。
レベル的には寝屋川市で3部くらいの、初級者ぞろいなのですが
それでもみな、上達したい!という意欲は満ち溢れているのです。
このレベルの方々には、改善ポイントが山ほどもあります!
別の言い方をすれば、それだけ上達できる余地・伸びしろがあると
いうことなのです。
僕が教えることで、ここの皆さんが少しでもワンポイントでも
上達されて、練習や試合で、今までできなかったことができる
ようになって、今まで敵わなかった相手に接戦したり勝ったり
することができれば僕も本望です。
僕のコーチング活動の勉強の場としても、この火曜日の練習は
継続してお邪魔させて頂きたいと思っております。
そして寝屋川市民大会で、この方々が3部で賞状をゲットできる
ように、辛抱強く丁寧にコーチしていきたいと思っています。
見事賞状をゲットできたアカツキには、はこべ貸し切りで大宴会
ですかね(^^)
その際には、家寿多さんにも来てもらおうっと!?
ではまた!