ということで、木曜日の練習にも行けず、それどころかホーム
チームである畷シャトルズの土曜日の練習すら行けず、尋常で
ないストレスが蓄積しておりました。
皆さんは一週間に何回練習されているのでしょうか?
皆さん忙しい社会人(学生も読んでくれていますかね)ですから
できても週に一回、もしくはできても二回くらいなんでしょうね
学生時代のことを考えると、多くて週に二回の練習はとてもとても
上達するのに十分な練習量だとは思えません。
学生時代は、週に4〜5回はシャトルを打っていたと思いますので
しかし社会人になったら、何かと忙しいんです・・・
ちょっと仕事が忙しくなったりしたら、貴重な一回の練習ですら
行けないことは普通に生じますよね。
考えようによってはそれが普通の状態なので、その中でいかに
時間を捻出して、1時間でも30分でもシャトルを打ったり、体を
動かしたりすることは、普通に必要になってくるのだと思います。
社会人の公式戦は、一日に6試合や7試合もの対戦をこなすわけでは
ありません。(そんなにできない・・・)
勝ち上がってせいぜい3試合とか、多くても4試合くらいだと
思います。
しかし、そんなそれほど多くないと思われる試合数でも、試合と
なると真剣度が全然違うので、体へのダメージは練習の比じゃない
のです!
となると、やはり試合で勝ち上がっていくためには、3〜4試合を
通して、精力的に動き続けられる体力を獲得・維持していかないと
練習では良くても試合では体力切れしてやられてしまう、という
悲しい結果になります。
メイン競技であるバドで負けるということは、非常に悔しいこと
です。
そして負けてしまうということは、経緯はどうあれ
「相手より自分が弱いから」
にほかなりません。
忙しいことに言い訳をして、だから勝てなかった、という一連の
言動には、1mgすらも意味がありませんので、そうならないように
みな頑張って練習時間の確保に努めているのです。
かくいう僕も、先週がそういう状況でしたので、普段はあまり
行かない日曜日の練習(西コミセン)にお邪魔してきました。
ここは福島塗料の社長である福島さん主催の「翼クラブ」という
ところです。
正直、あまりレベル的にはものすごく強いところでもないのですが
皆さん和気あいあいと、それぞれのレベルで一生懸命かつ真剣に
眼前の対決に躍起になって頑張っておられます。
そこはペアリングを「箸」のくじ引きで決めるのですが、僕は
幸い!?にも外れは一回のみで、ほぼコートに入りっぱなしで
たくさん打たせて頂きました。いつもながら福島さん、ありがとう
ございますm(_ _)m って僕のくじ運のおかげかな!?
僕の感想を言うと、ここのクラブのレベルに対して、僕が貢献
できる可能性が非常に高い、ということです。
つまり、皆さんそれなりに自分のプレーで一通りのショットを
打って試合を進めておられますが、ヒジョ〜〜〜〜に改善できる
ポイント満載の方々なのです(^^;
一緒に組んだり対戦したり、そしてコート外からプレーを見て
いたりすると
「ああ、もっとこういう打ち方をすればいいのに」
とか
「ああ、そこじゃなくて、あそこに打てばいいのに」
とか、色々な改善ポイントが浮かびまくってしまうのです。
ものすごく端的に言うと、ポイントは2つです。
* 打ち方がまずい。
* コースが単調。
しかし、皆さんが求めているバドのレベルも様々ですので、僕が
一概に「こうした方が良いです」という、一方的なアドバイスは
期待していない可能性も十分あります。
ということで、僕は普段は、求められない限り基本的にはそれほど
アドバイスはしないのです。
明らかに「強くなりたい!」「もっと頑張って上達して試合でも
勝ちたい!」という方には、遠慮なくガンガン言いますが、全員が
全員そういう上達志向の方々ばかりでもないと思っていますので
僕は決しておせっかいにあれこれ言うべきではないと考えています
みなさん、成熟した大人ですからね(^^)
ということで、アドバイスは最小限に留めて、僕は楽しい練習を
満喫してきました。
しかし仕事で疲れた体は、練習ですら体力が持たなくなるような
状態に落ちてしまっていて、本当は日曜夜のホワイトオークにも
参加して、練習不足を一気に取り返そう!と最初は意気込んでいた
僕ですが、福島さんのところの練習だけで疲労困憊になってしまい
ました・・・(^^;
となるとビールしかありません!?
体育館帰りに行きつけ!?のコンビニに寄って、ビール1缶と最近
少しMyブームの角ハイボール2缶購入しました。
そして録画してあった将棋NHK杯決勝、羽生善治NHK杯選手権者
(ちなみに読み方は「せんしゅけんじゃ」なんで濁るんやろう?)
VS渡辺明竜王という、今将棋界で最高峰の対戦をワクワクしながら
グビグビやっていました(^^;
予想通りの手に汗握る展開から、序盤の研究・構想に勝った羽生
二冠が優勢のまま押し切って、見事優勝されました!
おめでとうございます!!!
なんと羽生さんは、これで単独トップの10回目の優勝、しかも
前人未到の4連覇という「神がかった」(解説の森内名人評)
強さを発揮して、当然史上初の「名誉NHK杯選手権者」という自身
7つ目の永世称号を獲得されたのでした。
ご存知の方も多いかと思いますが、将棋界には7つのタイトル戦が
あります。
それぞれの獲得回数の規定に応じて、タイトルを規定回数以上獲得
した棋士には、永世称号なる栄誉が授与されます。
例えば名人・棋聖ならば5期獲得。王将ならば10期というように
です。
中でもハードルが高いのは「永世棋王」で、獲得条件は
「連続5期」
のみなのです。5連覇しか許されないとは・・・
しかしそれすらも、羽生さんは獲得されています。(これを持つ
のは羽生さんのみです)
羽生さんは、7つあるタイトルにおいて、既に6つも永世称号を
獲得しているのです!
残るは竜王のみですが、竜王もあと1回獲得すれば永世称号が
得られます。
NHK杯はタイトル戦ではないのですが、TVで放送するメジャーな
棋戦であり、しかも前年度優勝しても、また一からトーナメントに
参加して勝ち上がらなければならないことを考えると、10回も
優勝して、しかも4連覇ということは、やはり常軌を逸したとん
でもない強さで、この新たな永世称号獲得は、他の正式タイトル
戦に勝るとも劣らない栄誉だと思います。
ああ、思わず熱く語ってしまいました・・・(^^;
これは将棋のブログではありませんでした。
羽生さんの優勝に興奮した僕が、さらにお酒が進んだのは言う
までもありません。
それから2012全英オープンの男子ダブルス決勝を見て、これまた
尋常でない興奮をしてしまって、酔うわ興奮するわで、一人で
画面に向かって
「オオ〜!」
とか
「チャアシャア!」(意味はありませんが、なぜかエースを決めた
時にこのフレーズがつい口をついて出て
しまいます)
とか
「アチャ〜・・・」
とか、ナイスプレーには拍手したり、応援している韓国チームが
エースを決めたらガッツポーズをしたりで、それはそれはうるさい
いち観客と化してしまっていました。
対戦カードは鄭在成・李龍大vsカイユン・フーハイファン。
将棋に続いての!?世界最高の対決でした。
第一ゲームは一進一退の大接戦ながら、最後に中国が抜け出て
先取。
第二ゲームは、不調のカイユン狙いに出た韓国チームが大差で
取り返しました。
第二ゲームのゲームポイントでは、中国チームも完全に諦めていて
ただ球を上げるだけの非常に気を抜いたラリーでした。
全英の決勝ではとても珍しいシーンでした。
勝負のファイナルは序盤こそ競り合いましたが、中国チームにミス
が多く、韓国チームが大差で勝利!
優勝が決まった瞬間の、鄭在成の、床に寝転がってピクつきながら
のガッツポーズがとても印象的でした。
その放送では、ところどころでスーパースローで選手のプレーを
再生してくれていて、鄭在成の超強烈なスマッシュ時の腕の使い方
や、李龍大のスーパーレシーブ時のラケットワークなど、見ていて
ものすごく参考になる素晴らしい教材となりました。
鄭在成の腕の使い方は、本当に理想的です。
肩、ひじ、内旋、回内が見事にリンクしており、ラケットヘッドの
速度が最大限になるような素晴らしい振り方をしています。
あの振り方をしているからこそ、威力絶大・破壊力抜群の豪快な
スマッシュが打てるんだと納得しました。
あの振り方は、皆さんにもぜひとも見て頂きたいと思いました。
また李龍大のレシーブは、自分のかなりフォア側に来た厳しい球
(フーハイファンのスマッシュだから相当厳しい・・・)を
バックハンドで返して、しかもそれがネットを越えて沈んでいた!
という、解説の栂野尾さんにして
「これは素晴らしいレシーブですねぇ」
と感嘆せしめたほどのスーパープレーでした。
同じようなプレーは望むべくもありませんが、我々のレベルと
しては、あのような世界一のプレーを見ることで、バドミントンの
素晴らしさを再認識して、少しでもモチベーションを上げられれば
十分に価値あることだと思います。
話は二転三転します(^^;
先週日曜日は、第17回四条畷オープンバドミントン大会でした。
団体戦の大会で、1部(若者・・・という言い方が悲しい)と
2部(チーム合計年齢280歳以上。つまり平均46.6歳)に
分かれております。
僕はもちろん!?2部でした。平均年齢より少し若いですが・・・
チームは四条畷Aでした。ちなみに昨年は優勝しております!
試合形式は、男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルスの3試合
です。
わが四条畷Aチームのメンバーは
僕、見市、桐野さん(守口のホワイトオークに毎週熱心に来られて
いる方。何と70歳!)、西川さん(昨年も同じチーム)、入江
さん(プレーがトリッキー)、そして上田さん(元ソフトボール
選手。小柄ながらパワフルかつ運動量豊富)
でした。
オーダーは、基本的には僕と見市で組んで、後はどうしようか
という感じでした。
僕と見市は、自分で言うのも何ですが、全て余裕の圧勝でした。
ということで、女子とミックスに頑張ってもらうのみでした。
当日は、入江さんにミスが多く不調の様子だったので、西川さんと
上田さんの女子ダブルスに頑張ってもらう形となりました。
予選ブロック3試合、決勝トーナメント2試合とも、危なげなく
勝ちきって、嬉しい2連覇を達成しました!ヤッター!
助っ人の桐野さんも、ミスの少ない丁寧なプレーで、勝利に貢献
してくれました。参加頂いてありがとうございました。
ちなみにこの桐野さん、とても寡黙な方で、あまり言葉を発し
ません。
実直で真面目な感じの方なので、僕はついつい笑わせてやろう!と
冗談を連発すると、少しだけニヤッとして「また〜」なんて感じで
僕を指さすのです(^^)
その仕草が面白くて、僕と見市は影で密かに真似していたことを
ここで白状します・・・
この大会には、多くの知り合いが参加していて、とても楽しい
雰囲気でした。
山田さん(中大の先輩)、幡野さん、寺尾さん、合田さん、喜多
さん(きょんきょんさん)徳田さん、徳田さんの奥さん、中島くん
(ジマさん)、歌野さん。
そしてHIWAKAIから竹内さん、竹内娘さん、真野くん、勝山くん
(某一流企業所属)、勝田くん、勝田くん奥さんなど、非常に
リラックスして楽しめた大会でした。
当日の写真をいくつか添付します。
四条畷バドミントン界のトップに君臨する二人です。
セントポーリアの男性陣です。敗戦後なので表情は冴えません。
セントポーリアの女性陣です。僕の右が喜多さん、左が徳田さんです。
山田さんチームで出場していた寺尾さんです。
嬉しい優勝の四条畷Aチームです!
山田さんとは、朝、体育館のピロティー駐車場でお会いしましたが
何と韓国にマラソン走りに行かれていたそうで、韓国土産(海苔
とチョコパイ)を下さいました。美味しかったです。ありがとう
ございました!
ところで僕は、四条畷の他のチームの女性陣から、なぜか
「ダンディーさん」
と呼ばれていました!?
あの「ゲッツ!」のダンディーからきてるのかと一瞬不安になり
ましたが、聞いてみると、僕が紳士的だから、なんだそうです。
そんなこと言われてしまうと、紳士的に振舞わざるをえなくなり
ます・・・
そして「ダンディーさん」と呼ばれて「はい」って返事するのも
とても違和感がありました。
しかし、実は悪い気もしないので、これからも紳士的でいようと
思います!?
嬉しい連覇を決めたとなると、当然の祝勝会です。
行きつけのお店、忍ヶ丘の「あぐ楽」で開催となりました。
僕は車で来ていたので、一旦車を置きに家に帰り、シャワーを
さっと浴びてから出かけました。
京阪香里園とJR学研都市線忍ヶ丘は、直線距離こそ大したことは
ありませんが車を使わずに移動となると、非常に不便極まりない
のです。
香里園から京阪に乗り、隣の寝屋川市駅で降りて、そこから
タクシーで移動しようと思っておりました。
しかし、スマホのマップで調べてみると、寝屋川市駅から忍ヶ丘
も相当な距離がありました。
これはタクシー料金もかさんでしまうなあと思った僕は、少しでも
タクシー乗車区間を短くしようと、昭栄町のあたりまで歩きました
つまり「寅吉」のあたりまでです。
セコいと言わないで下さい。もったいながり屋なのです(^^;
途中寅吉も通過しましたが、のぞいて入らなかったら申し訳ない
ので、外からチラ見だけして、通り過ぎてしまいました。
大将、奥さん、すみませんでしたm(_ _)m
昭栄町の交差点は大きいので、流しのタクシーならばすぐに
拾えるだろうと楽観しておりましたが、全然「空車」の表示が
見えません・・・
立ち止まっているのももったいなかったので、さらに直進して
ついに外環(国道170号)にまで出てきてしまいました。
外環ならば絶対タクは居る!と信じて、さらに忍ヶ丘方面に向けて
歩を進めていましたが、いつまで経ってもタクシーは通りません。
既に店で宴会は始まっており、見市からは電話で「いまどこ?」
と聞かれます。気持ちばかりが焦ります。
ついに観念した僕は、タクシーを電話で呼ぶことにしました。
呼んだ場所は「楠根」の交差点でした。寝屋川市駅からは相当な
距離(3km強!)を移動してしまいました(^^;
5分で来るとのことだったので、焦りながら少し待ちましたが
電話で呼んだ1分後、流しのタクシーが通りかかったのです。
僕は躊躇なく手を上げてそのタクシーを確保し、行き先を告げて
から、先ほど電話したタクシー会社にキャンセルの連絡をしました
ようやくたどり着いて合流して、それからはビール、ビール
チューハイ、チューハイ、チューハイの連呼を繰り返し、最後には
記憶もおぼろげでした。
ちなみに祝勝会メンバーは、最初は桐野さんを除く全員でしたが
上田さんが「家族で鍋をします」とのことで早々に帰られたので
僕、見市、西川さん、入江さんの4人で、相当飲みました。
写真添付しますが、みな相当に出来上がってます(^^;
あっ、ちょうど帰宅のタイミングだった見市の奥さん(美波ちゃん
)も参加してくれていました!美波ちゃんは上田さんが帰る時に
一緒に帰りました。
話の流れで、日曜日午前中のレディースの練習に、僕と見市で
参加させて頂くことになりました(と思います)
しかし、一応、四条畷レディース総長!?ドン小坂さんに事前に
申し入れしておく必要があるそうです(ということだったと思い
ます)
帰宅がまた大変だなあと思っていましたが、西川さんの旦那さんに
何と香里園まで車で送って頂きました!
行きと違って非常に楽させて頂きました。
西川さんの旦那さん、ありがとうございましたm(_ _)m
とっても助かりました。
帰宅して歯だけ磨いて、いつもの通りリビングで朝まで寝てしまい
ました・・・
ではバドの話。
<強く打てる体勢まで我慢しよう>
ダブルスでの話しです。
ダブルスでのラリーでは、なかなか十分な体勢では打たせてもらえ
ません。
それどころか、厳しく左右に振られ、打つのに相当不自然な体勢
を強いられるのが普通だと思います。
トップクラスの選手には、そのように多少振られて体勢が崩され
ながらも、それでもなお強いスマッシュを繰り出せる体力と
豊富な練習量があるのですが、我々社会人プレーヤーにとっては
ちょっと厳しい相談です。
崩れた体勢で無理矢理攻撃すれば、ミスする確率も高いですし
無理矢理攻撃をレシーブで切り返されたら、それこそ次は全然
取れませんっていう話になります。
しかしそうやって振られながらも、頑張って攻撃を継続して
いかなければ、得点には結びついてくれないのです。
そこで「我慢」なのです!
相手の厳しいロブで左右に振られながらも、一応は上から打てて
いるのであれば、ドロップやカット、あるいは5〜6割程度の
スマッシュでネットから沈めて、その間に少しでも体勢を立て直す
のです。
ここで言う「我慢」とは、そのつなぎの球でミスしない、という
ことです。
振られに振られながらも、何とか上から沈めていって、前衛は
ネット前に詰めてヘアピンを落とされないようにして、何とか
スマッシュを打てる体勢まで我慢してつなぐのです。
振られてすぐミスってしまうと、それですぐに1失点です。
そして振られたからといって、すぐに上げてしまっていたら
攻守交替され、得点のチャンスを失います。
ということで、何とか我慢してネットに沈めて、動きの中で体勢
を整えて、強く打てる時まで頑張ろう、というのが今回のお題
でした。
左右に振られてもなお、スマッシュを打てて、さらに次の球にも
ついていける強靭な体力と脚力があれば、連打連打で構わないと
思います。
しかし、そこまでできない社会人選手としては、振られたら我慢
してつないで、打てるチャンスが来たら思いっきり叩き込む!
というスタイルが良いように思います。
意識してみて下さい。
***************************
先に述べた将棋棋士の羽生さんは、疑いなく史上最強の棋士だと
思います。
名人のタイトルこそ、大山康晴15世名人(18期)、中原誠16
世名人(15期)にかないませんが、総獲得タイトル数は現時点で
史上最多タイの80期!(故大山康晴15世名人と並んでいます)
現時点でも2冠を保持していますので、更新は間違いないところ
です。
羽生さんは、小学生名人になって奨励会入りして、なんと中学生で
プロ入り、つまり四段になったという天才です。
将棋界の7つのタイトルを総なめにした7冠フィーバーは、今も
記憶に新しいところです。
つまり天才中の大天才なのです。
その羽生さんが書いた本を、先日本屋で得意の立ち読み(^^;
しました。
その本の中で、羽生さんが「才能」について語った部分があり
ました。
才能・センス・天才。これらの言葉は凡人の我々にとってみたら
何か別次元の世界の話であり、生まれ持った遺伝子によって
予め決められているような諦めにも近い感覚があります。
日常生活やバド練習の中でも「あいつはセンスがある」とか
「彼は天才的だ」とか、逆に「彼はセンスねえなあ」とか「ああ、
やっぱり私はダメだ」など、実体が無いようでしっかり実在する
才能というものの正体について、他でもない才能の塊・稀代の天才
である羽生さんがどう思っているのか、興味津々でページをめくり
ました。
羽生さんいわく
「才能とは一つのことを熱意を持って続けられることだと思って
います。
瞬間的にきらめく才能を発揮する人もいますが、そういう人の中
には才能に溺れて努力を怠り、長い目で見てよい成績を残せない
場合も多いのです。
逆に、一見パッとしないように思える人でも、一生懸命コツコツと
地道に精進を続けているような人の方が、成績で上にいくことが
よくあります」
表現・文言は多少異なりますが、ほぼ上記のようなことを書いて
おられました。
これを読んで真っ先に思い浮かんだのは「ウサギとカメ」でした。
もちろんウサギが天才で、カメがコツコツの努力家です。
天才は人が苦労して習得することを、いとも簡単に実現できて
しまいます。
一方カメは、ウサギのように速くは走れません。
しかし、ゴールはウサギと同じなので、とにもかくにも自分の
速度で一歩一歩前に進んでいくしかないのです。歩みを止める訳
にはいかないのです。
その結果が、油断して居眠りした天才のウサギより先にゴール
できたのですね!とてもいいお話です。
羽生さんのような大天才に「才能とは継続することである」と
言ってもらえると、とても勇気が湧いてきます。
しかし最初に書いたように、忙しい社会人では、その継続ですら
現実的になかなかに難しい問題であります。
仕事で疲れた上に、飲み会なんかもあって、寝不足の状態で
夜の11時に帰宅したような場合は、とてもそこからトレーニング
しようなどという気持ちには普通はなれないものです。
時間には限りがあります。どのように時間を使うかは、その人の
思考(志向・嗜好)に委ねられております。
忙しい生活の中で、バドミントンをするためには、やはりバドを
好きでなければ、時間を捻出して練習に行ったり、体を鍛えたり
することはできないと思います。
よく考えると、一つのことをずっと好きで居られて、それをずっと
続けられるということ自体、既に一つの特徴ある性格であり
それ即ち「才能」と呼べるほどの貴重な特質なんだと思います。
その時点で決して凡人ではありませんね(^^;
一つのことに集中して継続していくことは、例えその事が大好き
であったとしても、時にはマンネリになったり、他の事に気を
取られたりで、なかなか難しいように僕は思います。
特に僕は、良くも悪くも興味が色んな方面に分散する傾向にある
ので、あまり一つのことを集中して継続することは、実は得意では
ありません。
そんな僕が、熱意を継続してバドをやれている理由を考えてみると
「自由にバドができないから」
だと思うのです。
いつなんどきでも自由にバドできる環境であれば、食傷、つまり
飽きてしまう可能性が、僕には多分にあります(^^;
やりたいけどやれない。せっかく今日こそは練習しようと思って
朝から張り切っていたのに、仕事が長引いてできなかった!
チッキショー(懐かしの小梅太夫)という不都合・不満が定期的に
あるからこそ、練習できた時の嬉しさが際立ち倍増するというもの
です。
そこで思い出したのが、僕の高校の先輩、津商業高校の教諭である
神田厚先生に教えて頂いた言葉です。
いわく
「多少不都合がある方が、生物学的には最適な状況である」
なんだそうです。
全てが思い通りに進むことなど皆無なのが人生ですが、仮に万一
全てが自分の思い通りに進んでしまったら、実はその状況は
ちっとも幸せでも嬉しくもないかもしれません。
我慢の末に勝ち取ったエースこそ、真に嬉しいエースなんだと
思います。
ということで今日のお題の「我慢」が大事ということなのでした。
皆さん、不遇の時にこそ、喜びの種が隠されています。
うまく行かない時を、希望を持って乗り越えましょう。
来週土曜日は、大阪社会人クラブバドミントン選手権大会です。
来週はダブルス、再来週土曜日はシングルスです。
単複優勝を目指して頑張ってきます!
審判活動も、です。
また主審の時は、若干緊張しそうですが・・・
今回はバスの時間に間に合うように、余裕を持って吉野家の牛丼を
味噌汁つきで堪能したいと思います!?
ではまた。