2011年10月21日

レシーブ時、おおげさな体の動きを使ってラケットを振らないようにしよう

本日は既に10月21日ですが、9月24日のことは書かない
訳には参りません!

相変わらずイベントに更新が追いつかない状況には変わりあり
ませんが、この嬉しかった出来事は必ずや書く必要がありました

以前ブログで、高崎市に単身赴任で住む青ちゃんのバド練習場所
を問い合わせたことがありましたが、そこで返信してくれたのが
同市在住のT瀬さんでした。

T瀬さんはD東文化大出身で、僕より10歳年下です。僕と同じUBF
(関東バドミントンサークル連盟)でプレーされていたそうで
戦績も僕と同じ、シングルスA級ベスト4という実力の持ち主
でした。
しかも身長まで僕と同じ183cm!とのことで、まだお会いして
いないのに、かなりの親近感を抱いてしまっておりました。
(心理学上、共通点が多いということは、親近感が湧くという
ことになっております。なので、営業などは相手の情報を色々と
収集しながら、少しでも共通点を見出してそれをアピールする
のが常套手段!?なのです。出身地などはその最たるもので
初対面の人と話していて、同県人だと判明すると盛り上がるのは
そういうことなのです。逆に何から何まで全く正反対の人にも
新鮮な好奇心・興味という意味で、仲良くなるケースもあり
ますが)

単身赴任の青ちゃんは、一人寂しい思いをしていたようです。
温かく賑やかな家族に囲まれて、楽しく生活してきた(と思う)
青ちゃんでしたが、急に一人暮らしを余儀なくされて、食生活も
荒れてしまい、10kgも痩せてしまったそうです。
高崎市には、あまり馴染みとなりそうなお店もないそうで
家で飲んで、食事も大したものを食べなくなってしまうと、実に
簡単に痩せて、いや痩せ細ってしまうものなのですね。

T瀬さんのお気遣いで、青ちゃんは高崎市でもトップクラスの
実力の「八幡クラブ」にお邪魔させて頂くことになりました。
T瀬さん、本当にありがとうございましたm(_ _)m

練習に初参加した青ちゃんからは、律儀に報告メールが届き
ました。
曰く

「自分のバド人生最低の結果でした」

とのことでした。

ということは、おそらくまた基礎打ちの途中で疲れてしまって
休憩を申し出たに違いない(以前、僕と打った時に実績あり)と
読みました。
確かあの時は、ドロップ、ドロップ交互と進んで、ドライブを
している途中で「ちょっと休ませて!」と言われたと思います。
ドライブなど、疲れるはずもないのに(^^;
最悪、ということは、それさえも下回る内容だったのかと少し
だけ気になったので、T瀬さんに聞いてみましたら

「A木さんは、最初のドロップのロビングを2〜3本打ったら
両足つってリタイヤされましたよ」!!!

との驚愕の事実が判明してしまいました。
ドロップを打っている方ではなく、ロブを上げる方ですよ。
しかも最初の2〜3本とは・・・
これはもう運動不足というレベルではなく、日常生活にも支障を
きたす深刻な状況です(^^;
ロブ2〜3本で両足つるようなら、駅の階段を昇ったら全身が
痙攣して泡吹いてしまうに違いありません!?

しかし青ちゃん本人も、そのありえない自分のていたらくに
バドがんばろう!と思ってくれたようで、明らかに気合が入った
みたいです。

具体的には、僕の試合のDVDを送ってほしいとのことでした。
同い年で同じ部活でやっていた友人が、バドメインで動き
まくっている映像を見て、刺激にしたかったのでしょう。
DVDを見た感想もメールをくれて

「それにしても、よくあんなに身体動くね。びっくりです」

とのコメントでしたが、僕としてはロブ2〜3本で両足つる方が
はるかにビックリです(^^)

加えて青ちゃんは、なんと高崎市から繰り出して、仙台の全日本
シニアに、僕を応援にきてくれるというのです!!!
しかも、青ちゃんだけではなく、後輩に声をかけて応援団を結成
しようとしてくれているようなのです。

高校の同級生であり友人の青ちゃんが来てくれるのは、もちろん
嬉しいですが、これは中途半端な試合はできないなぁ・・・
するつもりもありませんが。

聞くと、高崎市からは高速バスが出ているので、仙台までは
それほど高額を要さずに移動できるそうなのです。
しかし、それでも少しは申し訳ない気持ちがありますねえ。
まあ、勝とうが負けようが、仙台で楽しい楽しい飲み会だけは
確実に実施できそうです!

脱線しました。

その後、T瀬さんからメールを頂いて

「関西に行く用事がありますので、M岡さんのところの練習に
是非参加させて頂きたいのですが」

との嬉しいご連絡を頂きました。

関西と言いながら、京都に義理の妹さんが居られるとのことで
そこへの訪問と京都観光の流れで、畷シャトルズの練習に参加
したいとのことでした。

僕はもちろん二つ返事でウエルカムしました。
久しぶりの読者さんとの「生交流」です(^^)

9月24日当日は若干ドキドキ感もありましたが、メールの
やり取りをさせて頂いている中で、T瀬さんの真面目で優しく
丁寧なお人柄は十分に感じ取れておりましたので、初対面が
とても楽しみでした。

サンアリーナのロビーでT瀬さんと感動!の対面を果たし、少し
照れながらフロアーに入り、まだ誰も来ていなかったアリーナで
一緒にネットを張り、基礎打ちをさせて頂きました。

T瀬さんと打った感想は、上背がありパワーもありショットは
とても力強かったです。
しかし本人もおっしゃるように、練習不足からか基礎打ちの段階
でも若干ミスが多かったように感じました。

僕は基礎打ちでは足がつらなかったので、青ちゃんとは違う!?
ところを見せられたかな(^^)

一通り基礎打ちを終え、恒例の半面シングルスで対戦しました。
サーブ権ありの11点1ゲームです。

僕は得意のアホほどつなぐ作戦!?で、練習不足のT瀬さんが
ミスするまで攻めない方針でした。
練習不足のT瀬さんは徐々に体力を失ってきて、我慢しきれずに
先にミスしてしまうので、結果は11−3で勝たせて頂きました

その後僕、M市、M田、T尾さん、G田さんらとダブルスを計10
ゲーム!もこなされて、T瀬さんは完全に出来上がっておられ
ました(^^;

ダブルスでのT瀬さんは、スマッシュも重く速く、レシーブも
アグレッシブで、かなり強いと思いました!
しかしいかんせん、いきなり10ゲームもやったら、誰だって
へばるに決まっています・・・
最初はあれほど重く速かったスマッシュが、最後の方はほとんど
カットへと姿を変えていました(^^;

T瀬さんにそのことを話すと

「いや、実はM岡さんとの半面シングルスで終わっていました」

とのことでした。
相当疲れたとは思いますが、T瀬さんはとても充実した練習に
なったようで、その点ではとても僕は満足でした。

T瀬さんは、畷シャトルズのメンバーの皆様へ、ということで
わざわざ高崎市からお土産を持参してくれていました!
僕は知らなかったのですが、高崎市発祥で全国的に有名な
行列ができるほどのお菓子「ラスク」(ガトーフェスタハラダ)
を持ってきてくれたのです。
ちなみに、僕以外の人はそのお菓子をよく知っていました・・・
特に女性陣(2人)には好評でした。
T瀬さん、温かいお気遣いありがとうございましたm(_ _)m
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折角大阪までお越し頂いたので、ぜひ夕食でも!ということで
体育館近くの「和食さと」にて、軽く一杯、といっても二人とも
車でしたので、ノンアルコールビールで雰囲気だけ乾杯という
ことにしました。
本当はいっぱい飲みたかったのですが。

T瀬さんと対面して座ったので、僕はガラにもなく少し緊張して
しまっていました。
それもビールでも飲んでいれば即解消だと思いますが、酔わない
僕は、若干落ち着きがなかったかもしれません。
T瀬さんも営業職だとのことで、逆にT瀬さんに気を遣ってもらい
よく話して頂きました。
とっても気持ちよい爽やかな方でした。お会いできて良かった
です!
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高崎市と大阪はso far awayですので、滅多にはお会いでき
ませんが、ありがたいご縁ができましたので、またいつか必ず
再会したいと思いますし、再会できると確信しています。
T瀬さんお疲れ様でした。そしてどうもありがとうございました
また高崎市で青ちゃんを相手してやって下さい。
青ちゃんは、お酒でリベンジを目論んでいるようですので!?

ブログをやっていたおかげで、また一つ素敵な出会いを授かる
ことができました。
こうやって、本来なら出会える可能性のないに等しい方々と
つながることができるのが、インターネットの凄さですね。
これからもまた、嬉しい初対面をどんどん増やしていきたいと
思っています。
まだ見ぬ皆様、これからもよろしくお願いします!

ではバドの話。

<レシーブ時、おおげさな体の動きを使ってラケットを振らない
ようにしよう>

これは以前も書きましたが、周りを見回すと、まだまだ問題アリ
の方が非常に多く見受けられる、いや殆どの初〜中級者がそう
だと思われますので、ここに再度記載することで、少しでも
皆さんのレシーブが安定されんことを期待しております。

スマッシュやプッシュレシーブというのは、少し身体は硬直
しがちになります。
それは速いスマッシュ・プッシュを弾き返さなければならない!
それにはこちらもラケットを強く振らなきゃって思うからです。

これはごくごく自然な心理かつ反応ですが、この一見自然に
思える心理・反応が、うまくレシーブする上で、ものすごく足を
引っ張ることにつながってしまうのです。

強く奥まで返したいばっかりに、腕全体で下から上に大振り
したり、曲げた膝を伸ばして身体が伸び上がったり(ひどい人に
なると軽くジャンプしたりもしている)相手の強い球を返そうと
するために、上半身も下半身もブレブレなのです。

まずここで大事な意識改革は、そうやって身体全体でレシーブ
しようとして大振りしても、ラケットヘッドは大して動いて
いない、つまりそのフォームではラケットヘッドにあまり仕事を
させられていない事実に気づくことです。

オーバーヘッドストロークにおいて、リストスタンドして内旋・
回内を使うことについては、何となく理解頂けているのでは
ないかと思います。

しかし、スマッシュレシーブ・プッシュレシーブにおいても
オーバーヘッドと同様にリストスタンドして、腕(上腕・前腕)
の旋回運動、つまり、オーバーヘッドとは逆回転の外旋・回外を
使う必要があるのです。

いけないなあと思うのは、ひじが延びて棒のようになった状態で
リストスタンドもなく、親指の腹をラケットのハンドル部分に
つけ、親指の腹でハンドルを押しながら腕全体を棒のようにして
下から上へ腰まで使って振り上げるレシーブです。

このフォームでもタイミングが合えば、奥まで返せないことも
ありません。
しかしこのフォームではうまくタイミングが合った時にこそ
気持ちよく弾ける場合もありますが、それでは合わせて返すこと
しかできませんし、タイミングが合わない場合は全然強く押し
返すことができませんし、その場合非常に力が必要となります。
だから身体全体を使ってでも奥に返そうと力んでしまうのです。

しかもその打ち方では、バック側からクロスに切り返す時には
腕の振りの速さに頼ることになります。
つまり、クロスに打ちにくくなるので、返球のコースも限定
(そもそも上げるだけですが・・・)され単調になってしまう
ため、猛烈に不利になることになります。

またその持ち方だと、ネット前に返す場合も、高さが安定する
ことはありえません。
ラケット面が一定に保ちにくいので、ネット前への返球も
あてずっぽうになってしまい、ネットから浮いたり、ネットに
掛けたり、つまり軌道が安定しないのです。

いや、ここでの主題は、レシーブ時に身体全体を使って返そうと
いう弊害です。

なぜいけないのか?
それは身体の軸(体幹)がぶれることでラケットのスイングも
安定せず、そして身体がぶれると目線もぶれるため、シャトルと
ラケットがうまくコンタクトできる可能性が少なくなるという
ことが理由です。

そもそも、スマッシュを打たれた時に、頑張って奥に返そう!
とそうやってキバる必要はないと思っています。

奥に返すということは、球の深さはどうあれ、相手に上げている
ということには変わりありませんので。
そしてそもそも全力で放たれたスマッシュを、うまくタイミング
を合わせて奥まで返し続ける、というのは、難しいと思います。

ですので、まずは奥に返すのではなく、ドライブ気味の低い球で
返すということを考えられたらよいかと思います。
ドライブ気味の低い球で返すならば、それほど強い力を必要とは
しません。
相手のスマッシュにラケット面を合わせて、少し押すだけです。
相手のショットの速度を利用して、打ってきた相手の腰当たりに
押し込んでやるのです。

そういう返球であれば、体も力む必要がなくなるため、大きな
アクションは自然と少なく制限されていくものだと思います。

速いスマッシュはそもそもが取りにくいです。だからといって
「強く返さなきゃ!」って力んでしまうと、元々取りにくい球が
余計に難しくなってしまいます。

僕の技術顧問かつパートナーのM市曰く

「スマッシュレシーブで大事なことは、リラックスして構える
ことだ」

とのことでした。
また、かつての年代別で活躍したレシーブが得意なドクターM尾
さんのレシーブも、何の力みもなくゆったりとした構えをされて
いました。それでいて速いスマッシュを涼しい顔でネット前に
スーっと返すのです。
U地さんの「振らないレシーブ」もそうです。U地さんはいかに
相手のスマッシュが速かろうが、体には一切力が入っておらず
ラケットの面だけを合わせて、心憎いばかりにスーっとネットに
返してきます。

気持ちが落ち着くと、体の余計な緊張や動きが少なくなり
そのことがラケット面の無駄なぶれを抑えるので、レシーブ
しやすくなるという理屈だと思います。
そもそも緊張して体が硬直していたら、どんなことだって上手く
できませんよね!

次回のスマッシュレシーブ時には、不必要に緊張することなく
体幹を暴れさせないで、落ち着いた体の動きで対応するように
してみて下さい。
きっとレシーブの安定度が上がって、ミスる確率が少なくなると
思いますよ。

***************************

僕は昔から、真面目で厳しかった亡き母親に、口酸っぱく

「人に迷惑を掛けてはいけません!」

と育てられてきました。
例えば、中学や高校の時などには、友達の家に泊まりに行きたい
年頃だと思うのですが、上記の理由で僕は一回たりとも友人の
家に泊まったことはなかったのです。(珍しいかなぁ・・・)
それに限らず、母親の対人関係の基本方針は、他人に迷惑を
かけてはいけない、なのでした。

子供時代からの教育の影響は、心に強く色濃く刻みこまれるので
僕はずっとその考えを基本に生きてきたように思います。

しかし時は過ぎ年齢を重ね、自分の考えが自分なりにまとまって
きた今の僕からすると、母親の教育は正しいとばかりは言えない
のだと思うのでした。

つまり「人には迷惑を掛けてもよい」のです。

これは一見誤解を招く逆説的な言い方ですので、説明が必要と
なります。

この社会では、自分一人で生きているのではなく、必ず誰か他の
人との係わり合いの中で生活しています。
いや、オレは誰の世話にもなっていない!自分一人の力で生きて
いるんだ!っていう人も、他人が作った食品を食べて、他人が
作り上げてきた街、鉄道、社会、水道、電気などにお世話には
絶対になっているのです。

そんな社会の中で、果たして他人に全く迷惑を掛けないで生きる
ことなどできるのでしょうか? それは絶対に不可能です。
迷惑をかける、つまりは必ずや誰かのお世話になっていればこそ
この社会の中で生きていけるのであります。

生きているということは、他人との係わり合いの中に居るという
ことです。
迷惑を掛けないということは、他人との係わり合いを極力少なく
しよう、という意味にも取れます。

基本的に人は誰かに何かをしてあげたいものです。他人の為に
何かをして、それで喜んでもらえることが、人にとって一番
嬉しいことではないかと僕は思っています。
なので、友人や知人、そして他人に対してさえ、基本的に親切心
があるのが普通であり、むしろ積極的に「何かしてあげたい!」
って思っているものです。

そこを遠慮ばかりして「人に迷惑を掛けてはいけない」の教えを
遵守して、人と距離を置いたり、人の親切心を断ることは、その
人にとっても実は嬉しくないことなのです。

他人から何かしてあげたい!って思われたら、それについては
「ありがとう!とっても嬉しいです!」と満面の笑みで感謝して
その親切を素直に遠慮なく享受する方がお互いにハッピーだと
思うからです。
それを「いや、悪いから結構です」と断ってばかりいるようだと
折角、何かしてあげたいと思ったことが空振りに終わってしまい
親切心を出した人は、とても寂しい気持ちがするものです。

また不可抗力で迷惑を被ってしまった人も、その人との関係が
良好であるならば、むしろその迷惑を「仕方ねえなあ」と半ば
軽く呆れながらも、手放しで受け入れて、それを人間的魅力と
捕えて、快くさえ感じてしまうのではないでしょうか?
そういう心理はよくあると思います。

母親の考え方は、道徳的には間違いはないのでしょうが、実践
における人間関係構築においては、不必要に他人との距離を作り
出してしまうことにしかならないように思います。

いや、もちろん、明らかな不法行為での迷惑とは別問題ですよ。
そして、何でもかんでもお世話になろうという図々しい考えとも
明確に異なります。

お互いがお互いを思いやって生きていく中で、お世話になったり
お世話をしたり、迷惑を掛けたり掛けられたり、そういう
ウェット(ドライの反対語の意味)な関係こそが、親密な人間
関係につながるのではないかと、年を重ねた今の僕は思います。

いや、基本的には迷惑は掛けないに越した事はありません。
僕が言いたいのは、もし仮に迷惑を掛けてしまうことになっても
それを必要以上に申し訳ないとか、悪かったとか深刻に考える
必要はないっていうことでした。
世の中は「お互いさま」なのですから。

そう考えると、人間関係が楽になると思います。僕は昔から楽
でしたけど(^^;

ということでこれからも皆さんのお世話になり続けますm(_ _)m
ですので、皆さんも遠慮なく僕にお世話になって下さい!?

ではまた!


posted by まさやん at 14:09| 大阪 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月08日

球を置きにいかないようにしよう

もうひと月近く前になってしまいましたが、9月16〜18日と二泊
三日で、石川県で開催された日本スポーツマスターズに参加して
きました。

既報の通り、この大会は都道府県対抗の団体戦で、40歳、45歳
50歳の各ダブルス3つで争う、いわば「シニアの国体」と呼べる
大きな試合なのです。
基本的に各年代別のチャンピオンが出場してきますので、あと
二ヶ月弱後に迫った全日本シニアの前哨戦としても、各県代表が
どのくらいの力を持っているのか、そして現時点での僕らの力が
どの程度通用するのかという試金石として、非常に価値ある大会
なのでした。

大きな大会だけあって、新聞やTVなど地元メディアでも大きく
取り上げられていました。

試合時は都道府県名のプラカードに続いて、一列に入退場するの
ですが、そんなのは初めての経験で、僕はその雰囲気を十分に
楽しんでいましたし、大阪代表だということに強く誇りを持ち
ました。
各都道府県からの参加者は、年代別チャンピオンばかりでした
ので、どの試合を見てみても、ショボいプレーヤーなどは殆ど
いませんでした。

そればかりか、あんた本当に40歳、45歳、50歳かよ?と言いたく
なるような、エネルギッシュでパワフルで、普通にジャンプ
スマッシュしている姿を見て、僕は血沸き肉踊る思いでした。

初日(9/17。ちなみにオヤジの77回目の誕生日でした。なんと
石川遼くんと同じ日です)は福井県との戦いでした。

40歳ダブルスは、基礎打ちを見る限り、相手がパワフルで
強そうな感じでしたので、ちょっと厳しいかなあと思って
いましたが、U地さんの老獪なレシーブと、M野くんの乱暴で強力
なスマッシュ攻撃で、ファイナルにもつれ込む熱戦でしたが
大阪チームが幸先の良い一勝をあげました。

続いて45歳ダブルスは、M市・僕vsK葉・U林でした。
K葉さんは、過去に全日本シニア45歳ミックスで優勝、45歳
ダブルスで3位の実績がある長身の選手です。
U林さんは、過去に駒ヶ根のI井先輩がシングルス対戦したことも
ある、小柄などちらかというとシングルスプレーヤーです。
全日本シニアでは、40歳でベスト16か32くらいでは
なかったでしょうか。

僕とM市は、お互い十二分にベテランの域に達しており、試合
経験も豊富で試合慣れもしているはずなのですが、さすがに
大阪府代表の団体戦ということもあり、僕はもちろん緊張し
さしものM市でさえも相当に力が入っておりました。

具体的には、僕はサーブを打つ時のシャトルを持つ左手が震え
M市は普段ならば絶対にしないようなチャンスボールのプッシュ
を2mもアウトさせるような信じられない見たこと無いミスを
するくらいでした。

その背景には、大阪のベンチの圧力もありました。
自称「日本屈指のプレーヤー」M本監督を筆頭に、M口さん
(元早稲田でインカレシングルス3位。元国体選手)や古豪
U地さんなど、実に「ウルサイ」野次や叱咤・・・いや指示が
容赦なく浴びせかけられるのでした。

正直、相手よりもベンチの方が怖かったような感じでした。
体育館内で、間違いなく一番やかましいのが大阪チームでした
(^^;

特によく喋るのがM本監督で、最初の試合でM野くんに対して
「M野!前! M野!前!」と20回くらい同じことを叫んでおり
ました。(すぐ後ろに下がりたがるM野くんに、もっと前に入れ
という意味です)

またU地さんが前に入り、M野くんが後ろに回る勝ちパターンの
体制になると
「これで勝ちや。これで勝ちや」とこれまた20回くらい連呼
していました。めっちゃ面白かったです!

そんな感じで、僕らは二人とも力が入っていてかなりミスって
いたのですが、それは相手も同じだったようで、終始少しリード
を許しながらも、最後にスッと抜け出た僕らが21−18で
1ゲーム目を先取。
そして2ゲーム目は押し気味に進めながらも、定期的に僕らが
ミスり、点数的には競ってしまいましたがやはり21−18で
勝利!
代表での団体戦の重圧は大きかったので、勝利の瞬間は二人とも
大きな雄たけびとガッツポーズを自然と出していました。
2コロで勝って、ここで大阪チームの勝利は確定しました。

しかし予選はリーグ戦なので、三つ巴となった時にゲーム数が
効いてくるということで、50歳ダブルスにも勝ってもらって
ぜひ3−0での勝利を!と期待していましたが、残念ながら
ファイナルでの惜敗となってしまいました。

そこで嬉しい再会がありました!
単身赴任の四日市から富山に戻った山ちゃん(Y田哲司。高校の
後輩)がスポーツドリンクの差し入れを持って、会場まで足を
運んでくれたのです。
おそらくTVか新聞を見て、マスターズの開催を知ったようです
来てくれたのが僕の試合後だったのはタイミング悪しでしたが
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夜は大阪チームでの親睦飲み会です。
女子チームも勝利したので、祝勝会ということにもなりました。

女子40歳45歳を除き、みな大阪の年代別チャンピオンという事も
あり、みなすごく個性的で明るく楽しい方ばかりでした。
男性メンバーは全員知っていましたが、女性は40歳以外の方々は
知りませんでした。
しかし、中でも際立って面白い人間は僕とM市であることには
疑いの余地はありません!?
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楽しい飲み会は盛り上がり、二次会はラーメン屋でラーメン
食べながらビールを飲み直し、そこで一応解散でしたが、僕と
M市とM野くんの三人で、僕の部屋で缶チューハイで三次会を
やりました。
しかしその段階で結構酔っていた僕は、半分寝かかっていたため
何を話したのか一切記憶がありませんでした。

そして二日目。勝負の神奈川戦です。

神奈川チームは、40歳ダブルスがかなり強いので、ここにはまず
勝てないと思っていました。
相手はH路・W久井ペア。
H路は、以前、Aヶ久保と組んで、全日本シニア35歳ダブルスで
優勝している強豪です。
W久井は、元実業団(F士通だったかな?)に所属、若くて細い
のですがスマッシュが異常に速く、強烈な決定力があります。

W久井は高崎市単身赴任中の高校同級生青ちゃん、Y田哲司の後輩
つまり名門菅生中出身だそうです。(山ちゃんの2つ下)
ちなみに青ちゃんは、高崎市でバド練習を9/16に再開したそう
なのですが、無残、基礎打ちの途中に両足がつってリタイヤと
いう、青ちゃんいわくバド人生最低の出来だったとのことです。
しかもよくよく聞いてみると、基礎打ちの途中どころか、最初の
カットのロビングを2〜3回打っただけで、見事!?両足の
すね部分が痙攣してしまったそうです。
そんなに筋力なくて、普通に歩いたり階段昇り降りできてるん
だろうかと余計な心配をしてしまいます(^^;

予想通り、40歳ダブルスは2ゲーム目こそかなり善戦しましたが
基本的にはペンペンにイワされました。
残念ながら力の差が大きすぎました。

そして注目の一戦!?M市・僕vsM成・W松です。

僕はM成さんのことは知らなかったのですが、よくよく調べて
みたらK泉さん(元H政大学)と組んで、全日本シニア45歳
ダブルスで準優勝の実績のある強豪でした。昨年もベスト4
でした(試合後に知りました)

W松は説明するまでもなく、全国トップクラスのシニア強豪で
過去に全日本シニア40歳シングルスで優勝しており、昨年も3位
になるなど、押しも押されもせぬ名選手と言ってよいでしょう。
(ちなみにW松は僕と同い年で、彼の高校時代のパートナーが
前にも書いたムロさん(K室。巨漢の親友)だったこともあり
旧知の仲でした。試合前のW松とのツーショットです)
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しかし、こちらだって負けてはいません!
ブログのマサやんに、天才M市なのですから(^^)v

さすがにこの年代でのM市の知名度は抜群で、色々な人から声を
掛けられていました。
M市の全中決勝の試合を見ていたという人もいて、一緒に写真を
撮られたりもしていました。

ただ前日の福井戦でのM成・W松のプレーを見ていた僕らの正直
かつ冷静な感想は

「ちょっと厳しいかな」

というものでした。相手は動きも良く、スマッシュもかなり速く
レシーブも良かったからです。客観的に見て、相手の方が少し
上かな、と試合前は思いました。

試合は僕らが序盤リードして、10−5となりました。
相手も固くなっていたようで、結構一杯ミスもしてくれました。
W松は試合後「すっごい緊張してたよ〜!M岡からよろしくって
メール入ってきた段階で、体固まってたよ」と言ってました。

しかし、そこから6連続で失点し、10−11と逆転を食らい
ました。
その後一進一退の攻防が続きましたが、若干のリードがそのまま
効いて第一ゲームは18−21で落としてしまいました・・・

そして第二ゲーム。やはり接戦のまま推移していました。
12−14の段階で、僕が相手サーブをプッシュしたのがライン
際に綺麗に決まり、線審もインのコールをして13−14!
と思ったのですが、そこで線審(高校生)が何をトチくるった
のか、判定を覆してアウトのジャッジをしたのです!

打った僕から見ても完全にインだった、それも相当イン(5cmは
ラインの内側)だったので、おそらく線審は見ていなかったんだ
と思われますが、こんな大事な試合の大事なところでミス
ジャッジをされてはたまらんということで、僕らは主審に

「今のはどう見ても完全にインでした」

と主張しました。
主審権限によるオーバーコールを期待したのです。

しかしシャトルが落ちたところは主審から最も遠いところであり
主審もその瞬間をはっきり見たわけではなかったので、形式的に
その線審を呼びつけて話を聞いていましたが、線審も自分が
ジャッジしたことを覆すことなどあるはずもなく、結局主審は

「今のはアウトです」

と、無情の裁定が下されたのでした。

競り合った場面でのこの明らかなジャッジミスは痛かったです。
13−14の1点差となるはずのところが、12−15と3点差
になってしまうわけですから・・・

落胆した僕は、その次の甘いチャンボをアウトしてしまい
12−16の4点差となってしまいました(_ _;
ラリーポイントでのその点差は大きく、そのまま試合は進んで
最終的に16−21で悔しい負けとなってしまいました。

ジャッジミスも痛かったですが、ここでの大きな誤算は
「M市のメガネ」でした!?

M市は視力が低く、前日まで裸眼でプレーしていたのですが
実はあまりよくシャトルが見えていないそうで、いつも適当に
打っているらしいです。

しかし大事な試合だということで、視力をアップさせたかった
のでしょう。
でもいきなり初めてそこでメガネにすることもなかったと思う
のですが・・・

メガネだとシャトルがかなり見えにくい(レンズから外れると
感覚が狂うし、動くとメガネも上下動するし、汗もレンズに
垂れると見えにくくなる)ため、M市のプレーは明らかにいつも
とは違っていました。
彼にしてはの注釈付きですが、異常にミスっていたのです。

空振りはするわ、タイミング外れてカットを打ち損じて床に
打ってみたり、また得意かつ磐石なレシーブも反応が遅れるため
いつもより差し込まれてミスることも多かったです。

いや、もちろんM市のせいにしているわけではありません。
僕も相当ミスっていましたし、いつもは僕の定期的なミスを
彼のプレーでカバーしてもらうというケースが多いので・・・

悔しかった僕は、試合後W松に

「あのプッシュは絶対インだったよなあ?」

と聞いたら、彼らしい屈託のないあっけらかんとした口調で

「うん、入ってた」

と即答で認めました。
でも、僕も言い訳がましくなりたくなかったので

「まあ、あれがインでも勝てなかったかもしれないけどね」

と爽やかにフォローしておきました。

ちなみに、僕らと並行して試合をしていた50歳ダブルスは
僕らの試合途中で負けてしまっていたので、結果的には僕らが
勝とうが負けようが、チームとしては敗北は決定していた状況
でした。
しかし一矢は報いたかったなあ・・・

残念ではありましたが、ベストを尽くした結果ですのでこれが
今の実力です。

しかしW松との試合後、M市と僕との共通見解は、試合前とは
大きく変わりました。

「M市がコンタクトレンズ入れてたら勝てる」
(決して負け惜しみではなく本音の実感)

ということで、全日本シニア時までには、コンタクトを作るよう
に強く依頼をしておきました。
(なんとM市は、コンタクトレンズを通り越して、レーシックを
受けることになりました!)

僕らに勝った神奈川チームは、その後富山(ここもかなり強い)
にも大熱戦の末2−1で勝ってベスト4入りしました。
大阪は、女子がベスト4入りしました!

翌日が準決勝・決勝です。
男子は石川県Aチームが貫禄の優勝でした。
40歳に元インカレチャンプY本(現姓はH)・K谷、45歳に元
インハイ準優勝のH田さん(義仁。H田・M松ペアでK市工出身)
そして50歳には、僕をシングルスでイワしたあのT橋光一さんと
全日本総合にも出場経験があるM利達彦さんですので、それも
当然かと思いました。
大阪のM本監督いわく「ドリームチームや」とのことでした。

そして女子は、これまた貫禄の東京の優勝でした。
40歳に世界シニアで優勝した方がいて(めっちゃ長身。僕と同じ
くらい)、50歳はS藤翔二のお母さんとU田拓馬のお母さん
(元国体選手)が居られるので、磐石の勝利だったと思います。

僕の初参加の日本スポーツマスターズは1勝1敗の予選敗退で
幕を閉じました。
高校のOB合宿をキャンセルまでして臨んだ大会でしたが、僕は
本当に楽しかったし良い経験になりました。
全国のシニア強豪達の強さを、肌で感じることができたのが
非常に有意義で貴重な経験ができました。

その感想は

「僕でも十二分に上位に行けるチャンスがある。しかしもっと
もっと練習が必要」

ということでした。
シニアで勝ち上がる人は、例外なく相当練習をやりまくって
います。
話によると、シニアでベスト4以上の人は公務員(特に消防士)
かバドショップ関係者ばかりだとか!?
シニア強豪たちの、スマッシュ連打する体力とパワーは
ものすごく迫力がありました。
そして僕もその中の一員として、全国に認知されたいと思い
ました。
その可能性は十二分に秘めていると思います(^^)v(自分で
言うなって?)

感心したことを一つ。

対福井戦後、更衣室で着替えていたら、福井県の50歳ダブルスの
方も入ってこられました。
何気ない会話を交わしていましたが、ふとその方がウェアを
脱いだら度肝を抜かれました!
引き締まった上半身は、筋骨隆々で大胸筋が発達していて
30代くらいの鋼の肉体に思えました。
思わず写真を撮らせてもらおうかと思ったくらいです!?
聞くと年齢は59歳とのことだったので、またまたびっくり
しました。
努力の賜物に他なりませんね。敬服致しました。

日本スポーツマスターズは、来年は高知県で開催されるそうです
来年もぜひ参加したい気持ちが強くなりました。
って、来年も大阪総合で優勝できるかは分かりませんが(^^;
非常に楽しかったので、また来年も頑張るぞ〜!!!
ちなみに高知県は、以前の僕の営業担当エリアでしたので
美味しい料理のお店を知っています。
来年も出場して、祝勝会で「かつおの塩たたき」をアテにして
栗焼酎「ダバダ火振り」で一杯やりたいもんです。

試合後の大阪チームの写真です。みな清清しい顔をしてます。
2011-09-18 16.31.08.jpg

詳細のスコアは以下のページに掲載されています。

http://sportsmasters2011.jp/result/19/bad/bs.pdf

あっ、それと今回地元石川の友人T野さん夫妻にはたいへん
お世話になりました。どうもありがとうございました。
初日のお店も良かったし、その後のラーメン屋も美味し
かったし、お土産に頂いた「甘納豆」もとっても美味でした
またシニア会場でお会いできることを楽しみにしています!

ではバドの話。

<球を置きにいかないようにしよう>

これは、自省の念を込めて言っております。(って結構多い)
今回の試合で(だけじゃないですが)ネットから少し浮いた球に
対して、僕はつなぎの意味と安全かつ丁寧に、という理由から
球をネットに置く、つまり強く打つのではなく流し込むような
ショットを何球か使いました。

そして、その何球かを全て押し込まれたり、上手くクロスに
打たれてエースを食らってしまいました。

これは大阪総合での準決勝でも、球を置きにいって、それを
待たれて突っ込まれて強く押し込まれるという攻撃を受けて
しまっていたのでした。

相手は常に虎視眈々と「少しでもスキあらば前に出て叩いて
やる!」と前へ前へと意識を持っているので、そのような意思の
弱い球では、攻撃的な相手にしてみたら既に「チャンスボール」
なのです。

まあ全てが全て、置きにいったらダメということもないと思い
ますが、これは気合いと勢いの問題でもあります。
そのような緩い球を念頭に置いていると、いざという時に強い
気持ちが持てず、弱い球を使ってしまい、まんまと相手の餌食と
なってしまうのです。

百歩譲って置きにいく球を使える場合は、以下のケースくらい
でしょう。

1)相手が明らかにカウンターで待っている場合
  そこに強い球を打ってしまったら、カウンターを食らって
  自分はもとより、パートナーも対処できない場合

2)ネット前で、ラケットを上から出せる時
  これも1)の意味合いもありますが、強い球が打てる状態で
  落とす(ネット前でプッシュの形で落とすなど)は、時に
  ラリーに織り交ぜていくと、非常に効く場合もありますし
  また本来のプッシュを打つ際にも、相手に落しを警戒させる
  ことができますので、これはたまにはありだと思います。

ダブルスの場合だと、ネット前でラケットを寝かせた瞬間に
「これはプッシュはないな」と読まれてしまうので、いかにも
ヘアピンを打ちます、みたいにラケットを寝かせて打とうもの
なら、相手が猛然と突っ込んでくる恐れがあります。

球を置きに行く一番いけない部分は、置きにいくことで攻める
気持ちが弱くなってしまうことです。
置きに行ってネットにでもかけようものなら、パートナーさえも
意気消沈してしまうと思いますので(^^;
攻撃的気持ちを持ち続けるためにも、基本的にはネットから
浮いてきた球は、強く弾く方がベターだと思います。

***************************

ついに、全日本シニアの組み合わせが本日発表になりました!
気になる僕のポジションは・・・
今年は第一シード下ではありませんでした(^^;

http://miyagi-badminton.net/kumiawase.pdf

シングルスはY寿多さんのシードの山です。しかし二回戦の相手
はかなり強いです。と言いながらまずは一回戦突破が先ですが。

そしてダブルスは、一回戦がS藤さんペア。S藤さんは昨年の45歳
シングルスのチャンピオンです。
二回勝てば、スポーツマスターズで苦杯を喫したM成さんペアと
再戦の可能性があります。

全日本シニアに出場しようと思うような人たちは、皆バドメイン
で頑張って練習している人たちです。(僕も含めて)
なのでみな強いですし、簡単に勝てる試合などあまりないと
思っています。
以前は強い選手と当たるのはイヤだなあ、と思っていましたが
考えてみたら、上位に行こうとしたらいずれにせよ強い選手
つまりシード選手を誰かは食わないといけないのです。
そして、強い選手を倒してもぎ取った勝利こそ価値があるので
あって、勝って当然の相手(そんなに居ないですが)つまり
自分より実力が下の相手に勝つのは当たり前のことなのです。

いつも思うのですが、相手がいかに強かろうと、自分は自分で
あり、自分以上でも以下でもありません。
できることは自分のプレーをすることだけです。
もちろん、いつもよりは頑張ってスマッシュ打って、頑張って
粘って拾うとは思いますが、究極は「自分のプレーをする」こと
が全日本シニアの場でできれば、それに勝ることはありません。

できれば「自分のベストのプレー」がしたいですけどね(^^)

組み合わせが発表されて、なぜか興奮してきて居ても立っても
いられなくなってしまい、ついついなわとびトレーニングして
しまいました(^^;
スキルは今からは劇的に上達するはずもないので、せめて体力
だけでもつけて自信にしたいマサやんなのでした。
現在、身体ガッタガタです・・・
とりあえず焼酎飲もうっと。

ではまた!
posted by まさやん at 00:01| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月01日

後衛の体のセンターにサーブプッシュ

更新速度をイベントが追い越していっていますが、諦めずに!?
イベントについて語っていきたいと思います。

9月3〜4日は、既報の通り公☆同好会合宿でした。
この合宿自体は以前から半定期的に何度も開催してきましたが
最近は少しご無沙汰状態だったのでした。

発端は大阪総合祝勝会in寝屋川の坐和民(^^;でした。
空いている割にはなかなか料理やお酒を運んでこないそのお店に
イライラを募らせながらも、M市とM野くんと僕の3人はいい感じ
で酔いが進み「久しぶりに合宿でもやろう!」という軽い発案
から実現することになったのでした。
そういえば、高校のOB合宿もそのノリで実現したものでした。

ブログでもメンバー招集を図りましたが、なかなか人数が集まら
なかったので、最後は僕の直メール攻撃!?を炸裂させた結果
最終的には練習17名、宿泊6名という理想的人数のメンバーが
参加してくれることになったのでした。

参加メンバーは
僕、M市、M野、I井先輩、Y寿多さんのレギュラーメンバー!?に
加え
M川(大学同級生。T中クラブ所属。急遽参加決定)
N島くん(ジマさん。元30シングルスチャンプ。今は・・・)
G田さん(ATM所属。40歳シングルスで頑張っています)
G田奥さん(朗らかな笑顔でいつも僕を癒してくれます)
I田さん(G田奥さんのパートナー。性格もプレーもおっとり)
K林さん(歯科医。いつも一緒に練習してます)
M田くん(畷シャトルズの成長株)
M出さん(守口市バドミントン協会副会長。最年長ながらバドには
    燃えてます!)
T中さん(京都Antalar所属。M野くんの誘いに来てくれました)
I井さん(長身のパワフルな選手。35混合で8強の実績あり)
I井奥さん(男性と混じっても遜色ない実力の持ち主)
O和田くん(高校2年生でIHダブルス出場。スマッシュ速い)

でした。

場所は木津川市民スポーツセンター。3面ですが、合宿には
最適の広さと規模で、過去に何度もそこで実施してきました。

練習は、ランニング・基礎打ちで体をほぐしたあと、いきなり
全員で半面シングルス6分x4本という過酷なメニューから
スタートでした(^^;

ヨシケイさんから頂いたキティちゃんのキッチンタイマーで
(高校の合宿でも使った)6分セットして、僕は最初N島くん
と対戦しました。
N島くん、いやジマさんは元々シングルスが強いので、半面だと
1ラリーが相当長く続いて、体力のある僕でも相当へばりました

お互いにクリヤーの応酬を続け、お互いに殆どミスしないので
ラリーは延々と続きました・・・

最近全くシングルスをやっていないジマさんが、少しだけミス
が多く、僕が若干リードしていながらも、しんどかったので
早くタイマーが鳴って、終わってほしい思いでした。
その6分はいつもより明らかに長く感じました。

しかし明らかに時間が長く、他のコートからも「まだ〜?」
「もう6分経ったんちゃう〜?」と声が上がり始めたので
タイマーを見たら、既に6分は経過して表示は止まっていました
音が小さくて、プレー中の僕らには全然聞こえなかったのでした

最初の6分、いや8分(^^;の半面シングルスで全員激しく
へばりましたが、時間を5分に短縮して、一応あと3回続け
ました。僕ももちろん、皆さん半分終わっていたかもしれません
(^^;

その後は全てゲーム練習で、みな楽しく真剣に合宿を楽しんで
いてくれたように思いました。
その楽しそうな集合写真です!
DSCN2903.JPG
そしてメイン(明らかに)の飲み会です。
宿泊飲み会の参加者は、僕、M市、M野、I井先輩、Y寿多さんに
加え、飲み会だけ参加!という飲む気満々のMズノのK塚さんが
加わり、狂乱のガッシュクが激しい盛り上がりを見せるのでした

K塚さんは、元々は練習から参加の予定でしたが、合宿一週間前
の畷シャトルズの練習で、M田とのシングルス中に、フォア前を
拾いに行ってそのまま前のめりに転倒し、その際床に着いた左手
を骨折してしまったので、練習は不参加となってしまったので
した。
しかし骨折にめげず、泊まりの飲み会には参加されるその意気は
素晴らしいですぞK塚さん!
左手のギプスが痛々しかったですが・・・(^^;

練習後、いつもの大阪王将で腹ごしらえをして、リカマン
(リカーマウンテン)で大量のお酒、どのくらいかというと
クーラーボックス2つがパンパンになるくらい!買いこんで
意気揚々と宿泊所に向かったのでした。

到着してまずはひとっ風呂浴びて、サウナを数セットして汗を
搾り出して、待ちに待ったビールでの乾杯です!

乾杯は、Y寿多さんご推奨の「キリンハートランドビール」
緑色の瓶が爽やかかつ味わい深い雰囲気を醸し出していて
期待に色んなところが膨らみましたが!?栓抜きがないことに
気がつきました・・・

Y寿多さんがチョイスの責任をとって、テーブルの角を利用して
うまく栓を抜いてくれて、ようやく念願の一杯目のビールに
ありつけました。

僕らは豪快に男らしく、瓶をラッパ飲みで「カンパーイ!」
「アチョ〜!」「ホエ〜イ!」「チャアシャ〜!」と乾杯とも
奇声とも判断できない叫びと満面の笑みで、楽しい楽しすぎる
飲み会に突入しました。

かといって、話している内容などは非常に他愛のないものです。
ただ単に楽しい仲間と一つの場所に集まって、お酒で盛り上がり
ながら、共通の時間を共有できるということが、何よりも楽しい
ことなのでした。
(ATMのG田さんからスパークリングワインを差し入れて頂き
ました!ありがとうございましたm(_ _)m )
2011-09-03 22.19.47.jpg
しかしそれなりにイベントは用意されています。
それは「シンギング=Singing」つまり歌です。
僕が奏でるギターに合わせて、みんなが大声張り上げて歌う。
ただそれだけですが、合宿のシチュエーションで酔った状態だと
これが異常に楽しいのです!

M野くんは歌が大好きなので、ゆずの「夏色」の楽譜を、僕に
弾いて欲しいと、わざわざコピーを持参したくらいです。

その他僕が持参した歌本(よく年末に出る分厚いやつ)とサザン
の楽譜を見ながら、ただひたすら熱唱タイムとなり、最後の締め
は定番中の定番、長淵剛の「乾杯」で、全員肩を組んで大合唱で
シンギングタイムは終了となります。
(ちなみに僕は昔長淵でギターを覚えた世代ですので、乾杯は
もちろん、順子、祈り、二人歩記、夏祭りなども弾けます)
僕はギター係なので、最後の肩組みに入れないのが少し寂しい
ですが(^^;

次はトランプ。って学生のようですね。
大貧民(大富豪)をやって、大貧民になった人が罰ゲームという
シンプルな発想です。
罰ゲームは体育会系らしく、腕立て伏せ20回です。しかし昼間に
長時間練習して、風呂入って飲んだ状態での20回というのは
相当きついのであります。

長野のI井先輩も顔を真っ赤にさせて、M野くんの「上から押さえ
つけ攻撃」をくらいながら、一生懸命に罰をくらっていました。
DSCN2915.JPG
面白かったのはY寿多さんの「崩壊」でした。
温厚で真面目でおとなしいと思っていたY寿多さんでしたが
その場の雰囲気もあったのでしょう、見ていると段々声のトーン
も高くなっていき、言動が滑稽になっていくのです。

罰ゲームをくらって腕立てする時も、何を思ったか壁面に倒立
して、倒立腕立てをやろうとして、いとも簡単に崩れ落ちて床に
頭を強打しているその姿は、一人の酔っ払いに過ぎませんでした
DSCN2914.JPG
皆段々酔ってきて、大貧民で決めるも面倒になってきた僕らは
そのうちにジョーカーめくりに突入するのです。
これは百人一首の坊主めくりと同じで、伏せられたトランプを
めくって、ジョーカーを引いた人が罰ゲームという単純なルール
です。

最初は、トランプの枚数を人数の倍分、つまり12枚にしていま
したが、そのうちにそれすらも面倒になって、枚数を人数分に
してしまいました。

つまり、一週目で必ず誰かが罰ゲームとなるのです。
その頃には、罰は腕立てではなく、残り少なくなったお酒の一気
へと変わっているのでした。
僕は奇跡的に一回しか負けませんでしたが、罰を受けなくても
自主的に飲んでいたので、大勢に影響なく酔っておりました。

そしてお酒がなくなったラスト勝負の罰ゲームは、屈辱の

「手押し車で部屋一往復」

です!
宿泊所の部屋は結構横幅があるので、その時点(多分夜中2時位)
での手押し車はガチでキツいと思われ、ここだけはジョーカーを
引きませんようにと祈った結果、屈辱のドボンはM野くんに決定
しました。
屈辱の写真、掲載します(Photo by I井先輩)
DSCN2919.JPG
ということで、この合宿は毎回毎回おんなじことの繰り返しでは
ありますが、それが毎回毎回非常に楽しいのです。
こんな合宿でよければ、次回は皆さんも是非ぜひ参加して下さい
お待ちしています!

今回合宿に参加して頂いた上記の皆さん、どうもありがとう
ございました。おかげさまで大変充実した合宿で大成功裏に
終わりました。あらためてお礼を申し上げるとともに、また次回
もぜひとも参加お願いします。泊まりでね(^^)

ではバドの話。

<後衛の体のセンターにサーブプッシュ>

ダブルスのショートサーブをレシーブする場合、狙いどころは
いくつかあります。

1)相手のバック側の奥にプッシュ。
  バックハンドは人類共通!?の弱点ですので、というより
  フォア側からは強い球が打たれるので、まずはここは定番
  セオリーの狙い目です。

2)両サイドのハーフに落とす。
  ショートサーブ時の相手はトッパン状態ですので、うまく
  二人の中間の両サイド、いわゆるハーフに落とせれば決まる
  確率も高いですし、相手の体勢が乱れてチャンボが上がって
  くる可能性も高いです。
  しかし、これは上から下に押さえ込む形で打たないと
  なかなか打てないので、良いサーブを打たれた場合には
  狙いにくい場所ではあります。

3)ネットに置く
  これは上手く置いて、置いたと同時にラケット上げて
  プレッシャーを与えられれば、相手としては上げざるを
  得なくなりますので、すぐにチャンスボールになります。
  しかし、サーブを打つ相手も前衛にいますので、甘いヘア
  ピンだと叩かれる恐れがありますし、相手のプレッシャーで
  ネットミスも出やすいので、難しい!?ショットだと思い
  ますが、味方後衛にスマッシュ力がある場合は、多用しても
  よいショットだと思います。

そしてもう一つの手段がセンターへのプッシュ(厳密に言うと
フォア側へのプッシュやセンターへのハーフなどもありますが
ここは割愛します)があります。

皆さんもセンターへプッシュを打つと思うのですが、アバウトに
センターと言っても、細かくは相手後衛のバック側・フォア側
そして体のど真ん中のセンターがあります。
(もっと言うと高さもありますが、それは置いといて)

この後衛の体の中心、体のど真ん中というのは効くコースだと
思うのです。

それはラケットには長さがありますので、フォア側、バック側に
ラケットを倒して打つ場合にはシャトルを打ちやすいのですが
体の中心、ど真ん中はラケットワークが難しいからです。

特に相手後衛の鳩尾(みぞおち)、股間(^^;の当たりを
狙うと、あまり厳しい球は返ってこないと思いますし、一発で
決まることもあると思います。

皆さんはプッシュと言えばコーナー狙い、と無意識に思われて
いるかもしれませんが、このど真ん中のセンター狙いというのは
確実に効果的であるコースだと思います。
またそこを打っておくことによって、相手が待つコースの意識を
散らすことも可能となります。

ぜひ次回の練習で試してみて下さい。
しかしあまり狙い過ぎて「股間狙いプレーヤー」と言われない
ように!?

***************************

9月11日は昇格を賭けたリーグ戦二日目でした。
当日はエースのM市を仕事で欠く厳しい状況でしたが、それは
仕方が無いので、僕らは残ったメンバーで戦いました。

僕とA井くん、O笠原さんとM田弟、そしてシングルスがM田兄。
もうこの布陣しか取れず、これで負けたらしゃあない状態でした

一戦目は問題なく勝利してブロック1位となり、反対側の山の
1位との、1位2位決定戦に臨みました。これに勝てば晴れて
6部昇格です!

対戦相手はJんれい会という、老人ホームか病院かのような名前
のチームでした。
第一ダブルスは僕らが出て2−0で完勝!
第二ダブルスは残念ながら完敗・・・
勝負はM田兄のシングルスに委ねられました。

M田兄は僕とM市がクラブに加入した当時は、シングルスが弱く
僕と対戦しても赤子の手をひねるくらい楽勝していましたが
僕らとの対戦や、本人の努力もあって、最近はメキメキと上達
して、僕らではなかなか勝てないレベルにまで強くなっていたの
でした。

ということもあり、相手が誰だか知らないですが、まあ負ける事
はないだろうと高をくくっておりました。

しかし、相手は阪大を卒業したての23歳の若手で、最初から
最後まで強いスマッシュを打ち続ける体力とパワーの持ち主で
さしものM田兄も攻め込まれて、自分のペースに持ち込むことが
できません。

第一ゲームを接戦で奪われて、嫌なムードが漂いましたが、第二
ゲームに入り、落ち着きを取り戻したM田兄が、相手の苦手な
フォア前のネットに球を集めてミスを誘い、競りながらも取り
返したのです!

そして勝負のファイナル。
M田は気が抜けたわけではないでしょうが、序盤に大きくリード
を許してしまいました。(7点差くらいだったか・・・)
1、2ゲームとも、激しくスマッシュを打ちまくってきた相手
なので、多少動きが落ちるかと思われましたが、そこが23歳の
若さなのでしょう。最後までずっとスマッシュを打ちまくって
きました。大したものです。
またスマッシュ以外でも、低く速いタッチの球でM田兄を厳しく
追い込む場面が目立ちました。

成長著しいM田兄でしたが、23歳の勢いの前には歯が立たず
残念ながらファイナルでの完敗となってしまい、チームの昇格は
お預けとなってしまいました(ToT)

たらればを言うと、M市が居ればダブルスを二つ取れて勝てて
いたと思われますが、まあそれもしゃあないことでした。

ここでの足踏みは残念かつ痛いですが、また次回に頑張るのみ
ですね。
今回のリーグは、僕は全勝でした。今後もチームに貢献して
昇格に一役買っていきたいと思います。

ああ、まだイベントに投稿が追いつかないです・・・
次回は早めに更新して、日本スポーツマスターズのレポートと
高崎市のT瀬さんの嬉しい来阪・練習について、詳細に綴りたい
と思います。

ではまた!
posted by まさやん at 08:51| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする