ます!
優勝したことよりも、皆さんに温かい言葉を頂けたことの方が
はるかに嬉しい気がします。
と言いながら、こちらからコメント下さいってお願いしていたの
ですが(^^;
しょうさん、まさっちさん(マサやんと似てますね)、岸本さん
バタコさん、カロリーメイトさん、じゅんぼーさん、皆さんの
お言葉にありますように、バドミントンはこれからも引き続き
上達目指して頑張っていきますし、ブログの更新ももう少し
間隔を空けないように頑張っていきたいと思います・・・
引き続き応援のほどお願い致します。
さて、今回いの一番に頂いたしょうさんのコメントで
*朝一の1試合目はどのような意識でゲームをするのか?
という点について、今回の自分を振り返りながら書いてみたいと
思います。
まず大前提として、確実に言えるのは「非常に緊張している」
ということですね。
バドミントン暦27年を数えて、公式戦の経験も数え切れない程
こなしてきた僕ですが、試合の前は例外なくかな〜り緊張します。
その緊張はどこから来るかというと、それは負けたくないという
気持ちからです。
試合に出場するくらいなので、当然ながら勝ちたい気持ちがある
のですが、いざ試合前になると、勝ちたいという気持ちより
負けたくない、負けるのはイヤだ、という敗北を恐れる気持ちが
まさってしまうのです。
僕も27年バドやってきて、それなりの実力は持っている筈なの
ですが、試合となると自分も相手も本気になるわけで、普段の
練習のように気持ちに余裕の有る状態で羽根は打てないのです。
つまり自信のない状態ですし、今回もそうでした。
そんな状態ですが、試合の時間が来たらコートに行かなければ
なりませんし、審判がコールしたらゲームを始めなければなり
ません。
相手と試合前に軽く羽根を打ち合いますが、相手の打ち方や
打ち返してくるショットの威力を見て、いつも必要以上に相手が
強い人のように思えてきてしまうのです。今回もそうでした。
そしていざ試合が始まった直後は、体の動きも緊張からぎこちなく
スムーズに動けない為、シャトルの軌道も安定せず、打つ球は
浅くなったり、奥へ打ち過ぎたり、序盤は情けないような凡ミス
をただただ繰り返して情けなくバタバタしてしまいます。
今回もそうでした。
そしてこちらの球が甘いからだと思うのですが、相手のショット
でノータッチエースを奪われたりすると、またまたプレッシャー
に襲われてしまうのです。今回もそうでした。
なので、最初に緊張するのはどうしようもないことで、そうして
緊張しながらでもとにかくラリーを続けるしか、最初はもう
しょうがないと思います。
コントロールが定まらなくても、普段はしない凡ミスを繰り返し
ても・・・
そのうちにきっと気持ちも体も落ち着いてきますので。
かと言って、緊張した状態が長過ぎたら、気が付いたら試合が
終わっていた、ということになってしまいかねないので、できる
だけ早めに心身の緊張を解かなければなりませんが、その方法は
*普段練習で得意としている自分の攻めパターンを多用する
でしょうか。
例えば、相手のバック奥への執拗なクリヤーで相手を追い込み
タメを効かせてフォア前にカットを落とすとか、ストレートに
打ったスマッシュの返球を、ちょっとタメて、クロス奥に速い
ロブで攻めるとか、とにかく何でも良いので、普段自分が得意と
しているショットを使って、早くいつものペースを取り戻すの
です。
いつも使っている得意なショットは、普段も打っている回数が
自然と多くなっていると思われますので、試合の緊張した場面に
おいても、上手くいく可能性が高いです。
そうやって、信頼の置けるショットを使って、少しでも早く
落ち着きを取り戻すのが良いと思います。
そして心の持ち様としては「諦めないで粘ろう」が良いと思います
序盤はどうしても、早く、そして少しでもリードしたい心理が
邪魔をして、ついついラインぎりぎりやネットすれすれに打って
しまい、いきおいミスにつながってしまうのですが、はやる心を
できるだけ抑えて、まずは丁寧に相手の全てのショットに食らい
ついていこうという「何でも来い」状態が良く、最初はどたばた
してオーバーアクション気味でも、まずはラリーを続けて積極的に
体を動かすことによって徐々に緊張もほぐれてくるものだと
思います。
勝ちたい、と思うとどうしても焦ります。
しかし負けてもいいや、などと思っては良いプレーはできません。
「相手の球に食らいついていって、諦めないで丁寧に粘る」
気持ちが、落ち着きを取り戻す近道ではないかと思います。
プレーヤーは常に弱気との戦いです。少なくとも僕はそうです。
負けるのを怖れる心理が、弱気を生み出します。
しかし、それが普通だと思うのです。
その試合を真剣に捕えているからこそ、緊張するわけであって
どうでもいい試合ならば、はなから緊張などしません。
なので、緊張することは仕方ないことと諦めて、その緊張状態から
できるだけ早く抜け出せるように、序盤はとにかく体を動かす
べきだと思います。
今回の準決勝の相手はチームメイトの真野くんで、僕は普段の
練習から何度と無く対戦してきましたが、今までに負けたのは
多分一回くらいだったと思います。
しかし試合前になると、その一回がここで繰り返されるのではと
これまた弱気になっている自分がおりました。
試合後真野くんにも正直に心理を吐露しましたが、僕を負かした時
のプレーをやられたらどうしよう、と正直ビビッておりました。
ただ、僕と真野くんの試合を見た人は、どうみても僕の完勝の展開
で、余裕の勝利に見えたことと思います。
また僕と真野くんの力関係を知っている人は、まあ僕が勝つだろう
と思っていたのではないかと思われます。
実際そのような試合展開ではありましたが、試合前の心は裏腹に
実に弱気になってしまっていたのです。
おかしなものですね。
僕と決勝を戦った藤田さんも、試合後奥さんが興味深いコメントを
おっしゃっていました。
「この人はいつもは強気なセリフばかりなんだけど、試合前は
すっごく弱気なんです」
と旦那さんを茶化すような発言をされていましたが、僕は即座に
「試合前は誰だって弱気になっちゃいますよ。僕だってそうです」
と、強く擁護させて頂きました。
本当は優勝したのだから、もっと勇ましい自信に溢れたコメント
を書き綴りたいところだったのですが、優勝者の試合中の心理は
上記のように、弱気弱気のオンパレードだったのが偽らざる実情
なのでした。
しかし逆に言うと、そんな弱気の僕でも勝てたのです。
自信に満ち溢れて、素晴らしいプレーで勝つことは素晴らしい事
だと思いますが、あえて包み隠さず弱い自分でも勝てました、と
いう告白をすることで、同じような気持ちに悩める皆さんの
勇気が少しでも湧けばと思い、今回特別!?に公開しました。
昨日も書きましたが、今回勝てた最大の要因は、直前の練習で
僕より上級者である見市とバンバン対戦してもらって、その厳しい
配球に一生懸命食らい付いて頑張っていたからだと思います。
見市の打つ球は、ショット自体が厳しいことに加え、全ての
ショットにフェイントを掛けてくるので、いつも追い込まれがち
の厳しいラリー展開になります。
しかし、そこを頑張って強く弾き返したり、追い込まれながらも
意表を突くクロスカットなどを試し打ちしてみたりした結果
追い込まれた苦しい状態でのショットに、少し自信ができてきた
のだと思われます。
今回の最大の難所だった二試合目の二ゲーム目で、16−20と
後が無くなった時にも、追い込まれた苦しい態勢のショットが
ありましたが、見市とのラリーで覚えたフォア奥からのクロス
カットがばっちりノータッチエースとなり、逆転勝利に大いに
貢献したのでした。
色々書きましたが結論としては、試合は最終的には実力通りの
結果になるんだと達観して落ち着いて、淡々といつものプレーを
するように心がけるのが良いと思います。
頑張って自分を出し切って、それで負けたらそれが実力です。
そういう開き直った気持ちで、頑張って粘れば良い方向に向かう
と思いますよ!
あまりかっこいい話でもありませんでしたが、少しでも皆さんの
参考になれば幸いです。
是非、一度や二度の失敗になどめげることなく、その反省を次に
活かして、勝利の味を十分に堪能して欲しいと思います。
ということで、引き続き皆さんのコメントはウエルカムです!
マサやんもおだてりゃ、キーボードを叩く、です!?
どうか僕に更新の活力を与えてやって下さ〜い。
ではまた。