複数の人から「最近更新してないですね」と指摘され、分かって
いながら、期末〜新年度の忙しさにすっかりエネルギーを奪われ
てしまい、キーボードを打つパワーが全然足りなかったのです。
じゅんぼーさんより、ご心配のコメントありがたく頂きました。
お気遣い本当に感謝します。ありがとうございます!
何かあった、という意味では、相当忙しかった、ということが
「あった」と言えます。
このブログ、毎回毎回ダラダラと駄文のようですが、心と体に
余裕がないとなかなか書けないものなのです。
しかし、そんな中でもイベントは色々とあり、皆さんに報告する
事もたまってきており、あまりため過ぎてしまうと、またまた
長〜い文章になって、皆さんの視力低下につながる恐れがあり
ますので、ここいらでちょっと吐き出しておきたいと思います。
どっちにしても、長文は必至なのですが・・・
ところで
気が付けば世はすっかり春爛漫です。
いや、大阪では既に初夏の様相を呈しており、外を歩くと汗ばむ
陽気となってしまっております。
大阪の春は短いのです。
期末〜期初の忙しさのため、毎年欠かさず楽しみにして、実施して
いたお花見も結局できないまま、桜は葉桜となってしまい、来年の
年賀状候補写真が撮れず、今年こそハワイに行くぞと決意も
新たなマサやんなのでした。
春は何かと忙しいものですが、そんな中嬉しいイベントが2つも
ありました。
一つは、兄が姪と一緒に大阪観光に来てくれたのです!
昨年はやはり同じ時期に兄と甥が大阪観光に来てくれて
道頓堀のグリコの看板のところや、無くなる直前のくいだおれ人形
ドンキホーテの観覧車(これは穴場)に通天閣と、ディープな
大阪を心ゆくまで満喫し、大阪スカイビルの空中庭園に登って
商人の町大阪を一望したのですが、今回はどこにしようか
最後まで良い案が浮かばず、他でもない姪本人に行きたいところを
聞こうということになりました。
リクエストは、大阪城と通天閣・・・
あまりに定番過ぎて拍子抜けでしたが、それならばお安い御用で
しかしその二箇所だけだと時間も余りまくると踏んでそこに加えて
美味しいラーメン屋さんと、大阪の秘密の穴場スポットに
お連れすることにしたのです。
美味しいラーメン屋は、一部では有名な「天神旗(てんじんき)」
です。
博多ラーメンのお店ですが、煮込みに煮込んで豚骨がドロッドロ
に溶けた感じで、味は濃厚ながらそれが特製の細麺とからまって
こってりどっしりなんとも食べごたえがある、美味しい美味しい
人気の店です。
場所は東淀川区上新庄にあり、内環状線の脇の細い道にある
小さな店です。
こんな目立たない場所にありながら、お昼時には必ず行列が
できるのです。
幸いにして、僕らは少し早めに店に到着できたので、店の
目の前の駐車場にズドーンと停めて、お店の二つしかない
座敷スペースの一つにどっかと陣取ることができたのです。
日ごろの行いはたいして良くないのに!?ツイていました。
うまいラーメンをぺロッと平らげ、次は秘密の穴場スポットです。
ってもったいぶるほど秘密でもないし、大阪では有名なところ
なのですが、伊丹空港脇の千里川沿いに連れていったのです。
ここは日本でも珍しく、空港滑走路に隣接した場所で、まさに
着陸せんとする飛行機の機体を、頭上スレスレで見られるという
初めての人ならば興奮必至の、マサやんお勧めスポットです。
きっと喜ぶとは思ったのですが、失敗したのはちょっと道が混んでいて
到達に時間が掛かったので、姪が「あとどのくらいで着くんですか〜?」と
ちょっと退屈気味に聞かれてしまいました・・・
しかし現場で間近に見る飛行機の機体は、ド迫力サイズかつ轟音
凄まじく、兄と姪も足を延ばした甲斐があったかのように、しばし
あんぐり開けた口で、すぐ上のジェット機の、巨大な動く胴体に
見入っていました。
そこから大阪城に移動。
朝から降っている雨は、ほぼ土砂降りです。
傘を差しながら天守閣を目指しましたが、靴はびしょびしょでした。
悪天候の中でもそこそこ人は多かったので、お天気ならば入れ
なかったかも。
いやあ、またまたツイていました。
ただ、天守閣からの素晴らしい眺望も、ガスに視界を遮られて
その点は少し残念でした。
不自然に金ピカなしゃちほこを写真に収め、近代化されまくって
いる城内をテキトーに見学し、次なる目的地の通天閣へ車を
飛ばしました。
大阪城から通天閣までは近く、車で15分くらいです。
観光コースとしては、良い流れかもしれません。
これまたラッキーなことに、通天閣真下の駐車場に空きがあった
のでスイーッと駐車して、徒歩10秒で通天閣に到達しました。
通天閣というとビリケンさんです。
E.I.ホースマンというアメリカの女流アーティストが、夢に出て
きた像を具現化したのがきっかけのこの異形の神様は、足の裏を
さするとあらゆる願いが叶うという万能の神様なのですが
あまりに多くの人にさすられた足の裏は、磨り減って削られて
えぐられた形で凹んでいるのが特徴です。
僕も都合3回はさすってますが・・・
お約束通りに、ビリケン像と一緒に写真を撮り、新世界で8個
わずか300円のたこ焼きをホフホフ食べて(熱すぎて舌焼いた)
スマートボールに興じて(姪は玉を90個出して景品をゲット!)
予約していた西天満の餃子専門店へと移動しました。
次なる店は、以前よく利用した店でその名も「味奉行」
餃子を、色んなバリエーションで調理するという、餃子尽くしの
お店です。
ここで兄と姪を歓待することにしました。
土曜の夜なので混んでいると思って、しっかり予約して行き
ましたが、予想に反して店はガラガラで貸切状態。僕らが飲み
食いしている間に入ってきた他の客はわずか二人のみで、この店
の将来を悲観せずにはいられませんでした!?
ここは面白い店で、店長が大阪では有名なミュージシャンらしく
バンドを組んでCD出したりしているのです。
以前、その店に行った時にもらったシングルCDは、その名も
「餃子バンザイ」
歌詞はというと
「ラァーメ〜ン憎〜い〜♪餃子ぁ〜がかわいそう〜♪」
という、はっきり言って、小学生が音楽の授業の課題で作曲した
ような、幼稚でイケてない歌なのです。一応まだ捨てずに持って
いますが・・・
お酒も飲んで調子良くなっていた僕は、店長に
「僕、餃子バンザイのCD持ってますよ!」と話題のネタを振った
ところ、予想通り店長もまんざらでない笑みを浮かべ「実は
アルバムも出していて、その中の曲でデーモン小暮閣下が気に
いった曲があって、カバーしてくれているんですよ!」と気色
満面の笑みで語ったのでした。
そして会計時に、何とそのアルバム(CD)をお土産にタダで
頂いたのです。
僕は、少しお酒も入って図々しくなっていたので、店長に
「もう1枚下さい」とお願いしたところ、店長は一瞬たじろいだ
ような表情を浮かべながらも、もう1枚くれました。
もう1枚は、もちろん兄と姪のお土産用でした。
味奉行での宴会が終わり、自宅へ帰る道すがら、店長にもらった
CDを車で聞いてみました。
う〜ん・・・これは歌というより、セリフメインの企画物CDの
ようで、スネークマンショーのイマイチ面白くない版みたいな
感じで、一応全曲(全ネタ?)飛ばしながら聞きましたが、まず
この先一生ケースから取り出すことすらないでしょう。
誰か欲しい人が居たら、謹んで進呈します。
ただ、歌はまずくとも、この味奉行、出す料理の味はうまいです。
また行きたいお店です。
今回の兄と姪の大阪ツアーは、下記URLの通りです。
大阪城は置いといて!?その他の場所はなかなかイケてますので
皆さんも、マサやんの軌跡を辿ってみてはいかがでしょうか?
http://gourmet.yahoo.co.jp/0001998455/M0027011312/
http://k-asobiba.com/asobiba/sonota/itami_plane.html
http://www.osakacastle.net/
http://www.shinsekai.ne.jp/
http://www.jin.ne.jp/ajibugyo/
序盤から長文ですね。しかしまだまだこれからです!?
2番目の嬉しい出来事とは、前にも書いた同じチームの丸野くんと
舞衣ちゃんが、4月5日にめでたく結婚することになり、その式と
披露宴に参加してきたのです。
実は、兄達が来たのが前日の4月4日でしたので、嬉しいイベント
は二日連続ということなのでした。
兄らと朝食を食べ、僕は結婚式、兄らは道頓堀〜京都観光に
京阪電車で一緒に出かけました。
僕は見市と京橋で待ち合わせだったので、兄らとは京橋で別れ
ましたが、その際に叔父さん(父母の弟という意味。父母の兄の
場合は「伯父さん」になります)らしいところを見せて、別れ際
に、ポチ袋に入れた一万円をお小遣いとして姪にサッと渡して
逃げるように、電車を降りたのでした。
程なく見市と合流し、向かう先は梅田茶屋町の「玉姫殿」
ここは、あのダウンタウンの浜ちゃんが結婚した場所だそうで
前からそこにあるのは知っていましたが、中に入るのは初めてで
外観からはもう少し古い建物なのかなと思っていたら、なかなか
どうして、とても綺麗で格調高い素敵な結婚式場でした。
受付をしようと思ったところ、そういえばまだご祝儀袋を準備
していなかった事を思い出し、受付の隣のテーブルで、持参した
筆ペンを取り出し、若干緊張に震える手で記名して(習字は苦手)
大枚!?を封入し、何食わぬ顔で受付を済ませました。
新郎新婦は二人とも同じバドチームなので、ゲストも同じチーム
のメンバーが多く、実にリラックスした雰囲気で、僕のスタンスと
しては「ちょっとお金の掛かる飲み会」という捉え方をしていた
ことを告白します・・・丸野くん舞衣ちゃん、ゴメン。
まずは結婚式。玉姫殿は建物内に教会があり、お二人もそこで
厳かな儀式を執り行い、夫婦の契りを、多分普段は一切信じて
いないキリスト教に則って、衆目のもと固く永久に結ぶのであり
ます。
教会は明るく清潔で天井も高く、とても梅田の街中、新御堂の脇
にある雰囲気はありませんでした。
普通、教会は祭壇からバージンロードが伸びた先に扉があり
そこが開いて入場の形ですが、ここ玉姫殿では祭壇に向かって
右手側の壁に沿って階段があり、階段を上りきったところに扉が
あったので、ははん、そこから入場するんだなと読んでいました。
定刻通りに式は始まり、予想通り階段の上の扉がすっと開き
まずは新郎の丸野くんが、純白のタキシードに身を包み、緊張に
こわばる表情で、コツコツと階段を降りてきました。
普段練習の時のウェア姿しか見たことがなかったので、ビシッと
正装で決めた姿は、元々男前なだけにかっこよく、さぞかし親御
さんも晴れ姿に感激しているんだろうなあと思いました。
しかし、丸野くんはもともと顔が白い上に、緊張も加わっていた為
蒼白の表情は、純白のタキシードでさらに際立ち、うつろな目で
おぼつかない足取りで降りてくる丸野くんを見て、僕は実は笑いを
こらえるのに必死だったことを告白します。(いや、何回も吹き
出してました・・・)
その後、舞衣ちゃんが純白のウエディングドレスに身を包み
同じく階段を降りてきて、真ん中の踊り場でお母さんと合流し
手を引かれながら一段、また一段と歩く姿は可憐の一言!
元々すらっと背が高くスタイルも良く、美人の舞衣ちゃんなので
はっと息を飲むほどの美しい姿に、直前に丸野くんの緊張の姿に
吹き出したことも忘れて、しばし見とれてしまいました。
神父さんも豪州人(dayを「ダイ」と発音していたので)の男前で
新郎新婦は初めてかつ緊張のセレモニーで雰囲気を感じる余裕も
何も無かったと思いますが、とても素敵な結婚式でした。
続いては盛大な披露宴です。
僕らのポジションは「新郎友人」でしたので、会場中央部辺りの
テーブルで、全員もれなくH羽会でした。
メンバーは並び順で、見市、僕、真野くん、勝山、マメちゃん、小野
という、場所と服装を除けば単にいつもの飲み会のような
気の置けないメンバーだったので、めでたいお祝いの席という事
は意識から無くなって、快調なペースで眼前のグラスを空けては
注ぎ、空けては注ぎして、全員もれなく酔っ払って、笑顔の
絶えない楽しい楽しい宴を満喫していました。
最近の披露宴では、大型のスクリーンを使用して、新郎新婦の
生い立ちやメッセージを流す趣向が流行っているようですが
宴の途中で流れた、新郎の丸野くんが母親宛に書いた感謝の手紙に
会場の皆さんは感動して皆もらい泣きをしていました。
僕もボロボロ泣いてしまいました・・・
多くは書けませんが、丸野のお母さんはかなり苦労をされて
丸野くんを育て上げ、丸野くんも病魔に犯され一時はバドどころか
命の危険にさらされるという厳しい状況ながらも、それらを乗り
越えて、今日という立派な素晴らしい披露宴を迎えられたことは
丸野親子にとってどれほど嬉しいことなのか、想像もつかないほど
です。
会場全体が涙に包まれて、その余韻を引きずりながらも、我が
テーブルのアルコール消費量は留まることを知りません。
特にマメちゃんの焼酎摂取速度は、群を抜いて速かったと思われ
ます(^^)
既報の通り、僕はこの披露宴で歌を披露することになっていました
歌を丸野くんに依頼されて、リクエストはないとのことだったので
今までとは趣向を変えて、しっとりとしたバラードを歌い上げ
会場の感動を誘おうという作戦で、僕が選択したのは
Elvis Costelloの「She」
映画「ノッティングヒルの恋人」の主題歌で、皆さんも一度は
聞いた事があると思われる素敵なバラードです。
歌うことが決まってから、僕は家でも車の中でも、歌う曲はこの
Sheのみ。
メロディは覚えていても、歌詞を完璧に歌えるようになるまで
都合50回は歌ったかもしれません。
練習の甲斐あって歌詞も完璧に覚え、気持ちは100%エルビスに
なりきっていた結婚式までひと月を切った3月7日(土)
いつものように半笑いでシングルスを挑んできた丸野くんから
対戦前ネット越しに
「すみません。やっぱり歌、リクエストしたいのですが・・・」
とのお願い!
僕は一瞬心の中で「えっ!あんなに練習したのに・・・」と思い
ながらも、余裕のあるところを見せたいので、何食わぬ顔で
「ええよ。で、何を歌ったらいいの?」と聞いたら、後でメール
しますとのことでした。
翌日届いたメールで「いとしのエリー」をお願いされたので
僕はホッとしました。
得意中の得意のサザンであり、歌としては練習する必要がない
からですが、折角の披露宴、カラオケで歌うのでは芸がありません
僕は丸野くんに「ギター弾き語りで歌います」と宣言。丸野くんも
「更に楽しみです!」と喜んだ様子。
その日から、しばらくご無沙汰していたギターを引っ張り出し
いとしのエリーの歌詞をワープロで打ち、そこにコードを書き
込んで、熱心な練習が続きました。
最近はほとんどギターを弾いていなかったので、弦を押さえる
指先はジンジンと痛みました。
そして、結婚式をあと二日後に控えた4月3日。丸野くんから
予想だにしない驚愕のお願いを受けたのです。
「歌の時、ゴンドラで降りてきて欲しいんです」
「えっ!?」
新郎新婦がお色直し後、キャンドルサービスの時の演出で
ゴンドラに乗って降りてくる、あのゴンドラに乗って登場して
欲しいと言うのです。
これまた度肝を抜かれるリクエストでしたが、懐の深い僕なので
これまた「ええよ!」と余裕しゃくしゃくで快諾したのでした。
かく言う丸野くん舞衣ちゃんも、キャンドルサービスでゴンドラを
使用して、惜しげもなくスモークを焚きまくって、ド派手な登場
をキメた後で、同じゴンドラから登場するのは、はっきり言って
キツかったです。
僕が歌を披露することはみんなにも話していたので、見市が冗談で
「ゴンドラ乗って出てきたらええやん」と言われた時は「実は
ゴンドラ乗んねん」と言いたかったですが、丸野くんに内緒でと
言われていたので「それはええっちゅうねん」とつとめて軽く
サラッと流しました。
そして程なく係の人に呼ばれて、僕の出番間近です。
トイレに行くかのように、あくまでもさりげなくテーブルを離れて
僕は誘導されるがままに、階段を登ってゴンドラ脇の椅子に座り
司会の紹介まで待機していました。
その時間の緊張したこと・・・
僕の直前のスピーチの人が話している間「次ぎは俺か」と徐々に
テンションが上がり始め、係の人にも「何で僕、こんなところに
居るんでしょうね」と意味無く話しかけ、係の人の「期待して
いますよ」の言葉にさらに緊張度アップして、いよいよ僕の出番
となってしまいました。僕の手のひらはビッショリ汗をかいて
いました。
そしてついに僕の紹介があり、紹介がありながら僕が会場に
居ないので、若干のどよめきの中、ギンギンにハイテンションで
会場を見下ろすゴンドラ乗り場への通路から、大きな声で颯爽と
登場したのです。
登場からゴンドラに乗り、ゆっくりと会場フロアに降りるまでの
間、僕はひたすらしゃべりまくるしかありませんでした。
どう考えても、酷なシチュエーションでした。
まあ、ある程度お酒も入っていたので、口は滑らかに動き
しゃべり出したら緊張もほぐれてきて、リハーサル通りに椅子に
座り、ギターを抱えていよいよ本番となりました。
僕の目の前のテーブルには、飛羽会の大御所がどっしり構えており
さあこれから歌おうと思ったら、幡野さんからワイン一気の指令が
出てしまい、逆らえるはずもなくグッと一息に飲み干してから
「いとしのエリー」を熱唱する時間となったのです。
僕はこの曲のポイントは、イントロにあると思っていました。
出だしをミスるとその後もメロメロになると危惧した僕は
事前にこれでもかという位、ひたすらイントロ部分に重点をおいて
練習を繰り返しておりました。
緊張の出だしでしたが、何とか無難にイントロをこなせたので
後は気持ちよくいつも家で歌っているように、悦に入れば良いと
思っていたのですが、やはりせっかくの披露宴、失敗する訳には
いかないので、譜面台に置いた歌詞とコードをちらちら確認
しながら歌っていたのですが、僕に向けられた照明が譜面を
背後から明るく照らしていた為、歌詞とコードが相当見えにくく
なってしまい、少なからず動揺しておりましたが、日々の練習が
功を奏し、見えない歌詞やコードの部分もそらで覚えていたため
何とか無難に緊張のひと時をこなすことができました。
バドの話が全然出てきませんね・・・
それでは本末転倒なので、徐々に書いていきます。
4月11日は大阪社会人のダブルス個人戦でした。
僕は40歳ではありますが、パートナーが30代なので必然的に
30代で出場することになっておりました。
パートナーは勝田くん。自ら「バドばか」と称するように、週に
4回も練習している確実にバドメインの無口な若者です。
勝田くんは、相当無口でこちらが話しかけなければ、基本的に
声帯を震わすことはないと思われる、それはそれはおとなしい
性格で、一体そんな性格で社会人としてまともにやっていけてる
のだろうかと心配してしまうくらいの性格ですが、それを補って
あまりある程、嫁さんがベラベラベラベラのべつまくなしに
喋りまくるのです。
それはそれでバランスが取れて、良い夫婦なのではないかと
思います。
まずは一回戦。僕らは若干緊張しながらも幸先良く一ゲームを
先取。このペアで初めて1ゲームを取り、かなりホッとしており
ました。
その段階で「まあ、勝てるな」と判断した僕は、かなり心に余裕
を持っていましたので、2ゲーム目を僅差で奪われても、あまり
動揺はありませんでした。
予想通り、ファイナルも終始リードを保ちながら、そのまま
逃げ切って念願の初勝利!
次は第一シードの竹下、鈴江です。
竹下はシングルスが相当強く、今回の個人戦でも優勝を飾る位の
実力者ですが、ダブルスに関しては30代に出場してることから
判断できるように、シングルスからするとかなり落ちると思われ
ます。
また鈴江くんは、たま〜にうちのクラブにも練習に来ている小柄な
若手で、中堅クラスのプレーヤーです。
しかし、基本的には厳しいマッチメークなので、僕も気を引き
締めて、最初から気合を入れて、一本決まるごとに「ヨ〜シ!」
と大きな声で、頑張りまくっていたのでした。
竹下は、シングルスの実力に裏打ちされたフットワークと動きで
常に上からのショットを浴びせかけ、タメの効いたフォームで
スマッシュとカット攻撃を繰り返し、手を焼いたのですが、鈴江
くんが凡ミスを繰り返してくれたおかげで、点数的には一進一退
の息詰まる展開になりました。
若干リードされた状態ながら、何とかかんとか食い下がって
スコアは20−20となりましたが、最後は総合力に勝る相手が
押し切り、結局20−22で1ゲーム目を落としてしまいました。
2ゲーム目も引き続き頑張ったのですが、実力差はいかんとも
し難く、18−21と競ったスコアながら、内容は終始押される
展開で、悲しくも2回戦負け(でも一応ベスト8)という結果に
相成りました。
その翌週はシングルス。僕は前年初戦で負けていながらも
一昨年の優勝が効いていたのか、第4シードを頂いておりました。
久しぶりのシングルスだったこともあり、初戦の相手は線の細い
何となく弱そうな相手ながら、僕が完全に浮き足立っていた為
最初のロングハイサービスを1mもアウトしてしまう失態から
始まり、その後もミスを連発し、丁寧に打とうとしたら甘くて
決められるという完全に空回りの状況で、気が付くと4−16と
いう絶望的なスコアになってしまったのです・・・
ラリーポイント制なので、この時点で1ゲーム目は諦めざるを
得ませんでしたが、2ゲーム目の巻き返しを考えると、少しでも
食い下がっておくべきだと考えて、その後も頑張りましたが
序盤の大差は埋めるべくもなく、結局15−21で最初のゲーム
を落としました。
この段階で、二年連続初戦負けを意識しましたが、案外僕の心は
落ち着いており、第一ゲームはバタバタしたけど、最終的には
実力通りになる筈だから落ち着いていこう!ということで
臨んだ2ゲーム目は、僕の普段通りの実力を発揮できて、逆に
21−9位の半分程度に抑えて勝負はファイナルへともつれ
込みました。
その時点で、相手の球は全部取れるしこちらのショットは良く
決まっていたので、優勢を強く意識しましたが、去年の例
(逆転負け)もあるので、勝ちきるまでは集中を切らさずに
プレーした結果、最後も常に5〜6点のリードを保ち、逆転で
初戦を勝つことができました!
あ〜、ホッとしたなあ・・・
2回戦の相手は、僕はてっきり御前くん(高校時代はシングルス
近畿3位)が上がってくるものと警戒していたのですが、予想に
反して、勝ち上がってきたのは荒木という全然知らない人でした。
試合前の打ち方を見たら、くせのあるフォームだったので
それほど強くもないのかなと思っていたら、全然その反対で
動きは速いわ、ショットはきついわ、ミスは少ないわで、しかも
僕のショットもあまり効かず、1ゲーム目を完敗の形で14−21
で落としてしまいました。
僕の調子は悪くなく、僕の凡ミスも少なく、はたからみても
「正岡は調子悪くなさそうだ」とのことでしたが、相手が強かった
のです。
しかし折角の個人戦、2回戦負けもイヤだということで、必死に
動き、積極的にスマッシュも放ち、若干リードを許しながらも
食らい付いていきましたが、先にマッチポイントを許し16−20
と絶体絶命状態になりました。
もちろん諦めはしていないので、そこからも頑張り、一方相手は
あっさり勝ちたかったのか、そこで無理気味にスマッシュを打って
ミスが出たりして19−20まで追い上げました。
ただ、まだマッチポイントは続いているので、開き直って集中して
相手の厳しいカットをネット前に返そうとして、さすがの相手は
猛然とネットに詰めてきましたが、僕のショットはここで起死回生
のネットイン!
相手の球は僕の目の前に力なく上がって相手も諦め、僕が軽〜く
プッシュして奇跡的に追いつきました!20−20の同点です。
しかし残念ながら、基本的に相手の方が全てにおいて一枚上手で
追い込まれぎみのラリー展開では、相手を崩せずこちらが崩され
結局追い上げもそこまでで、21−23で屈してしまいました。
これまた無念・・・
聞くとその荒木という無名と思っていた選手は、実はかつて
強豪実業団のメンバーだったとのことでした!
そりゃあ強いわ。
ネットで調べてみたら確かに事実で、全日本社会人でも何回か
勝ち上がっていた強豪なのでした。
僕と競るということは、おそらく練習不足だったのでしょう。
事実、その後荒木選手は、第一シードの赤川くん(昨年優勝。
僕が昨年の近畿社会人で競り負けた高井くんに、今年の近畿社会人
で勝って優勝していた強豪)に
敗れてしまいました。
そしてその赤川選手も御前弟に決勝で敗れ、僕はダブルスに続き
これまた一回勝っただけのベスト8、というパッとしない結果に
終わってしまいました。
ダブルスはともかく、シングルスはちょっと届かない感じで
僕も実力は出し切っていたと思うので、しょうがないかなあと
思いました。
トピックスとしては、一般ダブルスで飛羽会のエース多谷くんが
なみいる強豪を退けて、圧巻の優勝を遂げたのです!
倒した相手は、いずれ劣らぬつわものばかりで、ベスト電器出身の
強豪や、大阪総合30代優勝のペアも難なく下しての、飛羽会から
初めての一般ダブルス優勝(準優勝は過去にあり)に、我が
クラブは大いに盛り上がりました。
そして、今回新規加入した新人ペアが、これまた望外の快進撃で
堂々のベスト4進出です。
一人は龍谷大、もう一人は大経大卒の若手ペアですが、最初は
あまり上手そうに見えなかったものの、徐々に調子を上げてきて
気が付いたら準決勝まで難なく駒を進め、準決勝でも元ベスト電器の
ペアをファイナルセッティングまで追い詰めたという実力。
今は我慢の3部ですが、程なく1部に返り咲き、そして初の優勝も
視野に入れられると思われ、次回のリーグが今から楽しみになり
ました!
ということで、僕的には試合の結果は不満足に終わりましたが
それもまぎれも無い僕の現時点での実力です。
これをバネに、引き続き切磋琢磨して、今年の全日本シニアでは
上位に食い込めるように、頑張っていきたいと思います!
来月は大阪総合です。僕は年齢通り40代シングルスに出場します
僕は40代としては強い方だと勝手に思っていますので、何とか
上位進出して、できればプログラムに名前を残したいと思います
ああ、久々なので書き疲れました・・・
でもへこたれずに、そろそろバドの話。
<もっともっとネット前に落とそう!>
これは僕が、周りのプレーを見て日々感じていることです。
ネット前に打たれたショットを打ち返す時、僕の見る限り中級
以下のプレーヤーでは、無策に相手コートの奥にパッコーンと
上げるショットを選択する傾向があると思います。
ダブルスの場合です。
理由は
1)ネット前に返すのは相手の前衛も居てプレッシャーが掛かる
2)頭の中に、そのショットを選択する引き出しが無い
だと思われます。
ネット前のショットを返球する場合、確かにパッコーンと高く
返すのが、分かりやすくて難易度も低いので、そのショットを
選択してしまうのは理解できるのですが、僕が普段他の人の
プレーを見ている感想を言うと、そこでネット前に落とせば
かなり有効なショットだったり、下手したらノータッチで決まる
んじゃないか、と思うくらいの状況だったりします。
確かにネット前に返すのは、プレッシャーが掛かるものですが
ダブルスの場合、相手に球を上げさせて、こちらが攻撃態勢を
しくことが主眼であることを思えば、もっともっとネット前に
落として、相手に上げさせるプレーが必要なのではないでしょうが
ただ、ネットに落とす時に相手が目の前に居たらまずいですし
また、いかにもネットに落とします、というフォームで入ったら
手痛いしっぺ返しを食らってしまいます。
相手がネットに付いていないこと、そしてこちらは直前まで
ネットに落とすようなフォームでは打たないこと、がこの
ショットを選択する条件だと思います。
ネットに落とすようなフォームとは、ひじが伸びてラケット面が
寝ていること、です。
この入り方では、ネットに落とす位しか選択肢がないフォーム
なので、敏感な相手ならばフォームから判断されて、猛然と
ネットに詰めてきてしまいます。
最低でも、ひじに余裕を持たせ、相手側に面を見せる形で
ロブを打つような形で、ネットに置けるよう工夫して下さい。
無論、ベストはプッシュの形で、ラケット立てて入ることです。
プッシュが打てれば、プッシュを打つのが良いですが・・・
ということで、次回の練習からは、積極的にネット前に落として
下さい。
ここで重要なポイントは、ネット前に落としたらネットに詰める
ということです!これはかなり重要です。
ネット前に落としても、ネットに詰めなければ、相手はまたまた
ネットに落として、こちらが上げざるを得なくなってしまいます
それでは何の意味もありません。
ネットに落として、ネットに付く。その際しっかりラケットは
上げておく。これは非常に重要なポイントです。
是非是非、忘れずに実践して欲しいと思います。
***************************
僕は読書が好きですが、今ハマっているのは「三国志」です。
劉備玄徳が主人公の、吉川英治の文庫本です。
一冊の厚さが3cmもある分厚い本で、しかもそれが8巻まで
あります!!!
しかし内容は相当興味深いので、通勤電車内で没頭して読んで
いると、あっという間に目的地に着いてしまいます。
一冊目は読み終えましたが、何分中国の名前は分かりにくく
ストーリーがあやふやになってしまうので、一冊目を二回読んで
先日第二巻を購入しました。
これからしばらく通勤電車が待ち遠しい位です。
ちなみに、今流行っている映画の「レッドクリフ」は、この
三国志の物語の一幕です。その名の通り「赤壁の戦い」の英訳
です。
曹操と劉備玄徳が戦い、戦力的には劣勢の劉備が勝利するの
ですが、早くそこまで辿りつきたいなあ・・・
個人的には、直情的で情熱的な張飛が好きです。ってわかんない
ですよね。
この物語を読破したあかつきには、また一回り成長している
ような気がします。
でも、今は焼酎飲みすぎて、思考能力は低下の一途です・・・
皆さん、これからも僕を見捨てないで下さいね!?
ではまた!