家から車で15分のところにあるコミュニティセンター
略して「コミセン」があり、3面あるバドミントンコートを
最近は太極拳の団体としのぎを削って奪い合っているのです!?
ここのメンバーは、ほぼ僕の所属している飛羽会と同じメンバーで
50代全国2位の幡野さん、最近あまりシングルスを挑んでこない
丸野くん、僕、利光くんなどがメインメンバーで、レギュラー
ビジターとして、泉北バードの金澤くん、スクラッチの上地さん(嫁)
が、狭い体育館内でアツい戦いを毎週繰り広げております。
先週もやる気満々で、基礎打ちから気合を入れて、金澤くんと
11点サーブ権ありの半面シングルスをやり、飽きもせずにクリヤー
で繋ぎまくって相手がイヤになるまで打ち続けるスタイルを貫き
相当年下の金澤くんの体力を、5点目の段階で枯渇させて完勝し
自分もそれなりに疲れながらも、充実感たっぷりのウォーミング
アップでした。
こう書くと、僕の体力が無尽蔵のように読み取れるかもしれ
ませんが、決してそんなことはなく、僕は体が大きくて(182cm)
リーチが長いので、半面の場合は、大して動く事なくシャトルに
届いてしまうのです。
なので、届きさえすれば、それなりに腕力やリストの力はある
ので、手先だけでドリブンクリヤーを繰り出せて、さして疲れる
ことなくラリーを続けることができるのです。
でも考えてみたら、もともと半面シングルスをする目的は
疲れる為、体力をつける為にやっているので、疲れないような
プレーのやり方では、当初の目的を達成していないということに
なります。
ちょっと反省して、次回からは疲れるように、スマッシュを
バンバンラリー中に炸裂させる方針に変えたいと思います。
スマッシュを打つのは、一瞬の無酸素運動なので、連発すると
非常に体力を消耗するのです・・・
ゼーハー言いながら、少しのインターバルで回復して次のラリー
に臨むこの繰り返しがシングルスの苦しいところだと思います
ので、自分に甘いクリヤーだけではなく、ちょっと次回からは
スマッシュ主体でいこうと思います。
ここでのレベルは、大体皆似たり寄ったりで、毎回点数的には
僅差となるケースが多いようです。
ただ、レベル的にはまだまだ自分も含め、最近メンバーにも今
ひとつ物足りなさを感じていて、毎週同じようなラリー、同じ
ようなミスの繰り返しで、少々マンネリ気味なのが、ここだけの
話!?若干不満なのであります。
金澤くんは、動きも良くタッチもまずまずなのですが、どうしても
ただ単にラケットを大きく振り回しているプレーで、ハーフに
ドライブをすっと流したり、ネットに落としたり、フェイントを
効かせたショットを打つという繊細なプレーがなく、またネット前
の跳ね上げ(ロブ)も、いつも指摘しているのですが、わざわざ
打点を低くして打つくせが抜けず、ロブで攻めることができません
また丸野くんは、何といっても致命的なのがショートサーブ・・・
これは本人も強烈に自覚しているのですが、ここぞ!という
大事な場面ではまず入りません(ToT)
また普通のラリー中に、今ひとつ返球コースを考えていないようで
不用意に相手のフォア側に甘い球を返すケースがよくあります。
加えてレシーブの際ひじを伸ばして待っているので、腕の付け根
を狙われると、ラケットヘッドが間に合わず決められることが
多いのです。
利光くんは、スマッシュこそ豪快かつ強力で決定力十分なのですが
やはりサーブでチビってしまうことと、なまじ力があるだけに
金澤くん同様、強い球一辺倒で全て弾いてしまう為、微妙な高さの
中間辺りの球の処理を苦手にしており、ミスが多いのであります。
また練習不足から、前後への動きが鈍く、速いロングサーブと
良い体勢で打たれたドロップに反応が鈍い・・・
また配球にもくせがあり、クロスに打ってこられた球は自動的に
そのままクロスに返す傾向があります。
と完全に親父の小言状態ですが、彼らと木曜日に一緒に打てる
ことは僕にとって非常に貴重な時間で、重要な練習の一つですので
あえて小言を吐き、もっと日々意識してレベルアップを図って
いって欲しいと思うのです。
金澤くんは、昔に比べたらかなり上達しました。
しかし、丸野くんはあまりプレーに変化の兆しがなく、利光くんに
到っては、多分昔の方が強かったと思われます!?
現状のプレーでも、それなりにラリーは続き楽しい瞬間はあり
ますが、僕としては、やはり日々少しでもプレーに変化を出して
欲しいのです。
完全に自分を棚に上げていますが(^^;
せっかく余暇のメイン競技であるバドミントンなのですから
毎回前回とは違うプレーをひねり出して、ラリー中「おっ!」と
驚く瞬間を一つでも二つでもちりばめて欲しいものです。
と愚痴はこのくらいにして・・・お三方失礼しました。
でも当たってるよね?
ではバドの話。
<キくカットの打ち方2>
前にもこの標題使いましたが、新ネタということでまた使います。
前回意味したカットは、文字通りラケットとシャトルが当たる際
普通はフラットですが、面を斜めにしたままで、擦るように打つ
という、腕の振り自体はスマッシュと同じ速度で振るショット
でしたが、今回はどちらかというと、ドロップに近い意味合い
です。
キくカット、というのは、自分が拾う際に痛いほど実感できるの
ですが、タメが効いていて、打つ瞬間までスマッシュのような
気がして、そこから瞬時にカットを繰り出されて、足が止まって
しまうようなショットのことを言います。
カットを打ってノータッチとなる場合は、相手がスマッシュに
備えて待っている場合が殆どだと思います。
相手の体勢が完全に崩れて、何を打っても決まる状況は当然
除きます
なので、ここで言うキく(あえてキだけカタカナなのは、いかにも
キいている感じが出てるからです)カットは、大前提として
スマッシュを打てる体勢で打つ必要があります。
なので、まずはシャトルの下に速く入って、スマッシュを打てる
体勢でシャトルを捕らえる事が条件となります。
本来、そういう体勢で打てれば、基本的にキくと思うのですが
それでも同じ体勢からで、キくショットとキカないショットが
厳然として存在します。
それは何故でしょうか?
体の回転の速度なのです。
スマッシュを打つ際、体の捻転を使う為に、右利きの人の場合は
一旦自分の左側面をネット方向に向けます。
つまり、右足に体重が乗って、これから強力なスマッシュを打つ
準備が出来ている状態です。
スマッシュを打つ時は、この状態から素早く左足から体を捻り始め
腰→胸→肩というように、ムチのしなりが時間差を掛けて
ムチの先端に到達し先端の速度が最速になるように、足先から
始まる回転は、体の上部に上がるにつれて遅れて回転することで
タメができ、ムチの先端に相当するラケットヘッドの速度が
最速になるという理屈です。
しかしそれで打ってしまうと、スマッシュになってしまい、相手の
足を止めるカットにはなりません。
かと言って、体の回転を使わないで手だけで打つカットは
見え見えでバレバレとなって、全然キカないのであります。
キくカットは、腰の回転くらいまではスマッシュと同じフォーム
にして、上体を回転させる途中で、回転に急激に「ブレーキ」を
かけるのです。
この「ブレーキ」というところがポイントです。
何故キくか、ということを考えるに、次の球はスマッシュだと
思っていて、スマッシュに備えて待っているところにカットが来る
からであって、ならば、打つギリギリ直前までスマッシュの
フォームと同じにしておくことが、キくことにつながるのだと
思います。
極論を言えば、インパクトの直前に「ピタッ」とラケットヘッドの
動きを瞬間的にストップできれば物凄くキくと思うのですが
さすがにそこまで急にラケットを静止させられる筋力は、普通は
誰にもありません。
なので、その手前のギリギリの、スマッシュを打つと見せかける
上体の回転にブレーキを掛けることで、相手の足を止めるカットが
繰り出せるのです。
このカットが素晴らしく上手いのが、韓国のチョン・ジェソン
(鄭在成。イ・ヨンデ=李龍大のパートナー)
彼は上背は無いのですが、ジャンプ力とスマッシュ力は途方も
ないほど強力で、高い打点から打ち下ろすスマッシュは爆発的かつ
乱暴なまでに決定力があります。
そんなエースショットを持っている彼が時折見せるフェイントの
効いたカットは、スマッシュが異常に速いだけに、ものすご〜く
キくのです!!!
彼のカットは、ジャンプしてスマッシュを打つ時と寸分違わぬ
同じフォームで入り、インパクトのほんの直前まで全くスマッシュ
としか思えないフォームで、相手に尋常でない威圧を与えた後に
スイングに急ブレーキを掛けて、一転切れ味抜群のカットを打つ
ので、さすがに相手もトッププレーヤーなのでノータッチこそ
食らわないまでも、そのカットで激しく体勢を崩されてしまい
次の強烈至極なスマッシュで仕留められてしまうのです。
もちろん彼のようには打てませんが、そのエッセンスとして
スマッシュと全く同じフォームでスイングを開始して、腰を回転
させたあたりで、急激に上半身にブレーキを掛ける、という
打ち方を実践してみると、相手の足が止まることが多くなるかも
しれません。
ただもちろんこのショットは、スマッシュを打てる体勢で羽根を
捕えることが大前提です。
またそもそもスマッシュがあまり速くない場合は、あまり効果が
ないかもしれません。
しかし、今まで明らかに「今からカット打ちま〜っす」的な
打ち方で、スマッシュのフォームとは完全に違うフォームで
最初からゆっくりしたフォームで打っていた人にとっては
新たな知識となったかもしれません。
難しいかもしれませんが、トライしてみて下さい。
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今週金曜に、神奈川の友人が来阪します。
小室といい、僕と同い年で、ちょっと前に大阪に単身赴任していて
同じチームに所属していた仲の良い友人です。
バドミントンも頑張っていて、やはり僕の友人の永井と組んで
神奈川県の40代ダブルスで上位に進出しているようです。
金曜に大阪に出張があるとのことで、泊まってバド練習も参加して
飲みたい、とのご要望にお応えして、金曜土曜と僕の家に連泊
してもらって、土曜は練習参加して、その後体育館そばの焼肉屋
一心亭にて、大宴会の予定です。
小室くんの人徳からか、飲み会メンバーは総勢12名集まりました
しかも飲み放題。これは翌日は廃人となるのが決定的です。
飲み会でも相当飲みますが、おそらく僕の家に帰ってからも
飲み直して、そこから始まるのが将棋です。
小室くんと飲むと必ず将棋対局となり、小室くんの手つきだけは
羽生名人のようにご立派なのですが、いかんせん実力の程は
「そこそこ」で、対戦成績は僕の30勝1敗位です。
この1敗が痛恨で、いつぞやも酔っ払って対局していましたが
あまりにお酒に脳みそが犯されていて、自分の王様が極度の危険
にさらされているのに僕は一向に気づきませんでした。
不意打ちのように小室くんが桂馬をつかみ「王手!」と高らかに
叫んで、バシッと将棋盤に駒を叩きつけたところ、な、何と
その一手で詰んでしまったのです・・・
酔っ払いの僕は、一手詰めの局面にすら気づかず、不覚の敗北を
喫してしまったのです。
僕の記憶では、小室くんに負けたのは確かその一回だけです。
小室くんは二匹目のドジョウを狙っているようで、また桂馬の
一手詰めに多大な期待を掛けているようです。
その手はくわなの焼きはまぐりです。
次回の対局では、自陣の桂馬を全力で守り抜きたいと思います。
たとえ王様を取られても!?
ではまた!