2009年02月26日

キくカットの打ち方2

木曜日は、毎週定例の練習があります。
家から車で15分のところにあるコミュニティセンター
略して「コミセン」があり、3面あるバドミントンコートを
最近は太極拳の団体としのぎを削って奪い合っているのです!?

ここのメンバーは、ほぼ僕の所属している飛羽会と同じメンバーで
50代全国2位の幡野さん、最近あまりシングルスを挑んでこない
丸野くん、僕、利光くんなどがメインメンバーで、レギュラー
ビジターとして、泉北バードの金澤くん、スクラッチの上地さん(嫁)
が、狭い体育館内でアツい戦いを毎週繰り広げております。

先週もやる気満々で、基礎打ちから気合を入れて、金澤くんと
11点サーブ権ありの半面シングルスをやり、飽きもせずにクリヤー
で繋ぎまくって相手がイヤになるまで打ち続けるスタイルを貫き
相当年下の金澤くんの体力を、5点目の段階で枯渇させて完勝し
自分もそれなりに疲れながらも、充実感たっぷりのウォーミング
アップでした。

こう書くと、僕の体力が無尽蔵のように読み取れるかもしれ
ませんが、決してそんなことはなく、僕は体が大きくて(182cm)
リーチが長いので、半面の場合は、大して動く事なくシャトルに
届いてしまうのです。

なので、届きさえすれば、それなりに腕力やリストの力はある
ので、手先だけでドリブンクリヤーを繰り出せて、さして疲れる
ことなくラリーを続けることができるのです。

でも考えてみたら、もともと半面シングルスをする目的は
疲れる為、体力をつける為にやっているので、疲れないような
プレーのやり方では、当初の目的を達成していないということに
なります。

ちょっと反省して、次回からは疲れるように、スマッシュを
バンバンラリー中に炸裂させる方針に変えたいと思います。
スマッシュを打つのは、一瞬の無酸素運動なので、連発すると
非常に体力を消耗するのです・・・
ゼーハー言いながら、少しのインターバルで回復して次のラリー
に臨むこの繰り返しがシングルスの苦しいところだと思います
ので、自分に甘いクリヤーだけではなく、ちょっと次回からは
スマッシュ主体でいこうと思います。

ここでのレベルは、大体皆似たり寄ったりで、毎回点数的には
僅差となるケースが多いようです。
ただ、レベル的にはまだまだ自分も含め、最近メンバーにも今
ひとつ物足りなさを感じていて、毎週同じようなラリー、同じ
ようなミスの繰り返しで、少々マンネリ気味なのが、ここだけの
話!?若干不満なのであります。

金澤くんは、動きも良くタッチもまずまずなのですが、どうしても
ただ単にラケットを大きく振り回しているプレーで、ハーフに
ドライブをすっと流したり、ネットに落としたり、フェイントを
効かせたショットを打つという繊細なプレーがなく、またネット前
の跳ね上げ(ロブ)も、いつも指摘しているのですが、わざわざ
打点を低くして打つくせが抜けず、ロブで攻めることができません

また丸野くんは、何といっても致命的なのがショートサーブ・・・
これは本人も強烈に自覚しているのですが、ここぞ!という
大事な場面ではまず入りません(ToT)
また普通のラリー中に、今ひとつ返球コースを考えていないようで
不用意に相手のフォア側に甘い球を返すケースがよくあります。
加えてレシーブの際ひじを伸ばして待っているので、腕の付け根
を狙われると、ラケットヘッドが間に合わず決められることが
多いのです。

利光くんは、スマッシュこそ豪快かつ強力で決定力十分なのですが
やはりサーブでチビってしまうことと、なまじ力があるだけに
金澤くん同様、強い球一辺倒で全て弾いてしまう為、微妙な高さの
中間辺りの球の処理を苦手にしており、ミスが多いのであります。
また練習不足から、前後への動きが鈍く、速いロングサーブと
良い体勢で打たれたドロップに反応が鈍い・・・
また配球にもくせがあり、クロスに打ってこられた球は自動的に
そのままクロスに返す傾向があります。

と完全に親父の小言状態ですが、彼らと木曜日に一緒に打てる
ことは僕にとって非常に貴重な時間で、重要な練習の一つですので
あえて小言を吐き、もっと日々意識してレベルアップを図って
いって欲しいと思うのです。

金澤くんは、昔に比べたらかなり上達しました。
しかし、丸野くんはあまりプレーに変化の兆しがなく、利光くんに
到っては、多分昔の方が強かったと思われます!?

現状のプレーでも、それなりにラリーは続き楽しい瞬間はあり
ますが、僕としては、やはり日々少しでもプレーに変化を出して
欲しいのです。
完全に自分を棚に上げていますが(^^;
せっかく余暇のメイン競技であるバドミントンなのですから
毎回前回とは違うプレーをひねり出して、ラリー中「おっ!」と
驚く瞬間を一つでも二つでもちりばめて欲しいものです。

と愚痴はこのくらいにして・・・お三方失礼しました。
でも当たってるよね?

ではバドの話。

<キくカットの打ち方2>

前にもこの標題使いましたが、新ネタということでまた使います。
前回意味したカットは、文字通りラケットとシャトルが当たる際
普通はフラットですが、面を斜めにしたままで、擦るように打つ
という、腕の振り自体はスマッシュと同じ速度で振るショット
でしたが、今回はどちらかというと、ドロップに近い意味合い
です。

キくカット、というのは、自分が拾う際に痛いほど実感できるの
ですが、タメが効いていて、打つ瞬間までスマッシュのような
気がして、そこから瞬時にカットを繰り出されて、足が止まって
しまうようなショットのことを言います。

カットを打ってノータッチとなる場合は、相手がスマッシュに
備えて待っている場合が殆どだと思います。
相手の体勢が完全に崩れて、何を打っても決まる状況は当然
除きます

なので、ここで言うキく(あえてキだけカタカナなのは、いかにも
キいている感じが出てるからです)カットは、大前提として
スマッシュを打てる体勢で打つ必要があります。

なので、まずはシャトルの下に速く入って、スマッシュを打てる
体勢でシャトルを捕らえる事が条件となります。

本来、そういう体勢で打てれば、基本的にキくと思うのですが
それでも同じ体勢からで、キくショットとキカないショットが
厳然として存在します。

それは何故でしょうか?

体の回転の速度なのです。

スマッシュを打つ際、体の捻転を使う為に、右利きの人の場合は
一旦自分の左側面をネット方向に向けます。
つまり、右足に体重が乗って、これから強力なスマッシュを打つ
準備が出来ている状態です。

スマッシュを打つ時は、この状態から素早く左足から体を捻り始め
腰→胸→肩というように、ムチのしなりが時間差を掛けて
ムチの先端に到達し先端の速度が最速になるように、足先から
始まる回転は、体の上部に上がるにつれて遅れて回転することで
タメができ、ムチの先端に相当するラケットヘッドの速度が
最速になるという理屈です。

しかしそれで打ってしまうと、スマッシュになってしまい、相手の
足を止めるカットにはなりません。
かと言って、体の回転を使わないで手だけで打つカットは
見え見えでバレバレとなって、全然キカないのであります。

キくカットは、腰の回転くらいまではスマッシュと同じフォーム
にして、上体を回転させる途中で、回転に急激に「ブレーキ」を
かけるのです。
この「ブレーキ」というところがポイントです。

何故キくか、ということを考えるに、次の球はスマッシュだと
思っていて、スマッシュに備えて待っているところにカットが来る
からであって、ならば、打つギリギリ直前までスマッシュの
フォームと同じにしておくことが、キくことにつながるのだと
思います。

極論を言えば、インパクトの直前に「ピタッ」とラケットヘッドの
動きを瞬間的にストップできれば物凄くキくと思うのですが
さすがにそこまで急にラケットを静止させられる筋力は、普通は
誰にもありません。

なので、その手前のギリギリの、スマッシュを打つと見せかける
上体の回転にブレーキを掛けることで、相手の足を止めるカットが
繰り出せるのです。

このカットが素晴らしく上手いのが、韓国のチョン・ジェソン
(鄭在成。イ・ヨンデ=李龍大のパートナー)
彼は上背は無いのですが、ジャンプ力とスマッシュ力は途方も
ないほど強力で、高い打点から打ち下ろすスマッシュは爆発的かつ
乱暴なまでに決定力があります。

そんなエースショットを持っている彼が時折見せるフェイントの
効いたカットは、スマッシュが異常に速いだけに、ものすご〜く
キくのです!!!

彼のカットは、ジャンプしてスマッシュを打つ時と寸分違わぬ
同じフォームで入り、インパクトのほんの直前まで全くスマッシュ
としか思えないフォームで、相手に尋常でない威圧を与えた後に
スイングに急ブレーキを掛けて、一転切れ味抜群のカットを打つ
ので、さすがに相手もトッププレーヤーなのでノータッチこそ
食らわないまでも、そのカットで激しく体勢を崩されてしまい
次の強烈至極なスマッシュで仕留められてしまうのです。

もちろん彼のようには打てませんが、そのエッセンスとして
スマッシュと全く同じフォームでスイングを開始して、腰を回転
させたあたりで、急激に上半身にブレーキを掛ける、という
打ち方を実践してみると、相手の足が止まることが多くなるかも
しれません。

ただもちろんこのショットは、スマッシュを打てる体勢で羽根を
捕えることが大前提です。
またそもそもスマッシュがあまり速くない場合は、あまり効果が
ないかもしれません。
しかし、今まで明らかに「今からカット打ちま〜っす」的な
打ち方で、スマッシュのフォームとは完全に違うフォームで
最初からゆっくりしたフォームで打っていた人にとっては
新たな知識となったかもしれません。

難しいかもしれませんが、トライしてみて下さい。

***************************

今週金曜に、神奈川の友人が来阪します。
小室といい、僕と同い年で、ちょっと前に大阪に単身赴任していて
同じチームに所属していた仲の良い友人です。
バドミントンも頑張っていて、やはり僕の友人の永井と組んで
神奈川県の40代ダブルスで上位に進出しているようです。

金曜に大阪に出張があるとのことで、泊まってバド練習も参加して
飲みたい、とのご要望にお応えして、金曜土曜と僕の家に連泊
してもらって、土曜は練習参加して、その後体育館そばの焼肉屋
一心亭にて、大宴会の予定です。

小室くんの人徳からか、飲み会メンバーは総勢12名集まりました
しかも飲み放題。これは翌日は廃人となるのが決定的です。
飲み会でも相当飲みますが、おそらく僕の家に帰ってからも
飲み直して、そこから始まるのが将棋です。

小室くんと飲むと必ず将棋対局となり、小室くんの手つきだけは
羽生名人のようにご立派なのですが、いかんせん実力の程は
「そこそこ」で、対戦成績は僕の30勝1敗位です。

この1敗が痛恨で、いつぞやも酔っ払って対局していましたが
あまりにお酒に脳みそが犯されていて、自分の王様が極度の危険
にさらされているのに僕は一向に気づきませんでした。

不意打ちのように小室くんが桂馬をつかみ「王手!」と高らかに
叫んで、バシッと将棋盤に駒を叩きつけたところ、な、何と
その一手で詰んでしまったのです・・・

酔っ払いの僕は、一手詰めの局面にすら気づかず、不覚の敗北を
喫してしまったのです。
僕の記憶では、小室くんに負けたのは確かその一回だけです。
小室くんは二匹目のドジョウを狙っているようで、また桂馬の
一手詰めに多大な期待を掛けているようです。
その手はくわなの焼きはまぐりです。
次回の対局では、自陣の桂馬を全力で守り抜きたいと思います。
たとえ王様を取られても!?

ではまた!


posted by まさやん at 00:30| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月19日

プレー中に一喜一憂しないようにしよう

一昨日、会社の先輩が亡くなりました。
死因は大腸がんです。
年齢は、何と44歳!僕のわずかひとつ上でしかありません。
聞くと、奥さんも子供も居て、お子さんはまだ小さいそうです。
僕はその先輩とは、それほど親しかった訳ではありませんが
それでも会って話したことのある知人が、帰らぬ人になって
しまった事実は、無念以外の何物でもありません。

思えば、この地球上で一日に死ぬ人は数え切れない程も居るので
しょうが、やはり自分に関係のある人がこの世を去ってしまう
というのは、とてもつらく悲しいことであります。

死因である「がん」は、三大死因の筆頭で、今の時代もはや
誰でもがんになる可能性は十分に秘めております。
聞いた話によると、健康な人の体においても、日々小さながん
細胞が発生しては消え、発生しては消えているので、通常は
大事には到らず、健康な生活を営んでいられるのです。

実は、僕も母親を血液のがん「白血病」で18年前に失っています
がんは遺伝する、というのを信じていたので、直結する母親が
白血病で亡くなっている息子の僕は、いつかは白血病になる可能性
があるのかなあ、と漠然とした不安が完全には拭い切れません
でしたが、最近読んだ新聞記事で、白血病は基本的に遺伝しない
とのことが分かり、漠然とした不安は完全に無くなりました。

がんが発生するかどうかは、様々な要因はあろうかと思いますが
多いに関係している原因は「たばこ」だと思います。

たばことがんの因果関係は、医学的に既に証明済で、喫煙者は
非喫煙者に比べて、発がんのリスクは数倍も高いのは周知の事実
となっています。

そもそも、たばこには百害あって一利なしです。
1)健康を損なう(発がんのリスクが確実に高まる)
2)息が臭くなる(コーヒー飲まれたりしたら最悪の臭いです)
3)副流煙で他人にも害を与える(副流煙の方が発がん性高い)
4)煙が臭い(前を歩く人に歩行喫煙をやられたら最悪!)
5)環境破壊(歩行喫煙するような人は大概その辺にポイ捨て)
6)お金がかかる(現在¥300。これを毎回の昼飯代に加えたら
  結構いいもんが食えるのに・・・)
7)息が切れる(酸素摂取能力は確実に低下する)
8)寝たばこで火事の恐れあり(非喫煙者にはその危険性なし)
9)歯が汚くなる(茶色いヤニが確実に付着する)
10)ごはんがまずくなる(味覚に影響が出る)
11)咳やたんが出る(たばこを吸いながら咳きこむ人は愚かです)

と、ざっと書いても十一害あります。
しかしこれらのことは、喫煙者の方々は十二分に理解している
ことだと思います。
ならば何故止めないのか?

それは、体が中毒になっているからです。
止めたくても、体が欲している以上、上記の事は分かっていても
その事実に顔をそむけて「落ち着く」だの「イライラが収まる」
だの「コミュニケーションに役立つ」だの「たばこを吸っても
全員がんになるわけじゃない」と屁理屈をこねくり回して
止められない自分に無益な言い訳を捻出して、非喫煙者からの
揶揄のつぶてを、開き直ってやり過ごしているのが実情です。

実は僕も昔は喫煙者でした。
かねてから、止めたいという気持ちは常に持ちながら、やはり
僕も中毒でしたので、完全に断煙というのは長く困難でした。
しかし、あるきっかけを境に、僕はピタッと喫煙を止めて
それから一本たりとも、二度と吸うことはなくなったのです。

そのきっかけとは?

「禁煙セラピー」byアラン・カー という本を読んだからです。

この本は、止めよう、止めたいと思っていた僕の背中を強烈に
押してくれて、なかなか戻れなかった非喫煙者の世界に
また僕を押し戻してくれた、大変にありがたく貴重な本でした。

思えば喫煙時代は、シングルスをやっていても、息が切れるのが
早かった気がします。
そりゃそうですよね。少しでも新鮮な酸素を摂取しなければなら
ない肺の細胞表面が、黄色いヤニにコーティングされてしまうの
ですから。
喫煙者の肺は、酸素の摂取能力と、二酸化炭素の排出能力が
落ちているそうです。

それなりに長い間、喫煙の悪習から手を切れなかった僕が
5年前の7月7日以来、ただの一本も吸っていません。
それまでの禁煙では、お酒を飲んだ時には無抵抗な意思薄弱児と
成り下がり「悪いけど一本ちょうだい」ともらいたばこして
いましたが、きっぱり断煙してからは、喫煙のマイナスポイントを
胸に刻み込んで、完璧にニコチンの呪縛から逃れることができた
のです。
禁煙セラピーのおかげ様様です。
あ〜、良かった良かった!

いや、何も僕は、僕が禁煙に成功したことをアピールしたい訳では
ありません。
喫煙者の方々が、一人でも多くきっぱりとたばこと決別し
昔のようにスッキリと目覚めの良い朝を迎えて欲しいと思うだけ
です。

その理由は、たばこはがんの大きな原因になるからです。
喫煙者にとっても、その周りの人にとっても。

これは以前も書いたように、人は一人で生きているのではない
という考えに基づいております。
つまり、貴方が亡くなれば誰かが悲しむのです。

喫煙イコールすぐ死亡!?とまでは言いませんが、どう考えても
健康よりは、病気の方向に向かう行為でしょう。

人間の未来は、日々の小さな積み重ねの結果です。
毎日少しずつでも、運動を続けていれば、何ヶ月何年後には
それなりの体力・スキルが身についていると思います。
たばこ1本は、吸ったからといって即どうということもありませんが
継続的に喫煙を続けることによって、見えない程度にでも
一本ずつ着実に、貴方の体を蝕んでいき、長い年月の後には
取り返しのつかないほど、ヤニで汚れて、ニコチンに侵された
不健康体が構築されてしまうのです。
それってイヤですよね!

やはりせっかく意思ある人間に生まれた以上、少しでも体も心も
健康な状態に保ち、自分も周りも明るく楽しく健康的文化的な
生活を送れるように気をつけるのが本分だと思うのです。

厚生労働省のたばこについてのホームページを読みますと

*たばこの煙には、分かっているだけで43種類の発がん性物質
 あり
*たばこは単独でがんの原因の30%を占める
*喫煙者は、非喫煙者に比べて3.5〜5年余命が短い
*たばこが原因で死亡する人は、114,200人(2000年時点の日本)
*頬がこけてしわが増え年齢より老けてみえる「Smoker's face」
 になる

http://www.health-net.or.jp/tobacco/menu03.html

これだけ並べただけでも、喫煙のデメリットは甚大であります。

特にバドミントン選手ならば、間違っても喫煙などしてはなり
ません!
世界のトッププレーヤーで喫煙している人など居ないはずです。

なかなか日々忙しい社会人の身だと、練習やトレーニングなどの
バドにプラスになることをするのもままならない場合がありますが
ならば少なくとも、バドにマイナスになることはしない、という
ことはすぐにでも実行すべきではないでしょうか?

人間は自分の意思で自分の行動を決めることができます。
マイナスと分かりきっている事を続ける愚行は、本日この瞬間から
永久に捨て去ってしまいましょう!

僕の関係者で言うと、実兄、晴彦先輩、青ちゃん、山ちゃん、見市弟
北村くん、マメちゃん。
実兄と晴彦先輩と青ちゃんと見市弟はこのブログを読んでいないと
思うので、せめて、北村くんとマメちゃん、もうたばこなんて
無意味な行為とは、今日中に早急に決別しよう!(KSKですね)

もう少し言うと、僕の持論は「寿命は性格で決まる」です。
心と体は直結不可分であり、緊張すると心拍数が上がり
ビックリすると血の気が引き、心配事があると胃が痛くなります。

つまり心配性、ストレスをためやすい人は、それによる物理的
障害を体内から受けやすく、毎日少しずつですが体内に負担を
強いられ続ける為、それが恒常的なダメージとなり、図らずも
自らの寿命を縮めてしまっているのだと思っています。

僕もかつては色々と思い悩む性格でした。
読書や他人から得た知識で
*物事をありのままに見つめる
*過ぎ去った昔の事は変えられないし終わった事
*起こってもいないことを心配しない
*何とかなる
などの、心に便利な知識を蓄積した結果、あまり悩んで
ストレスを溜めることがなくなったのですが、それより何より
即効性の高い対策があります。
それは・・・

忙しくしていること、です。

社会人になると、日々仕事や家庭やプライベートなどで
めまぐるしく時は過ぎ去っていきます。
そういう状況に身を置いてみると、一つの事で悩んでいるや否や
次から次にやるべき事がそこここから発生して、それらに対応して
いる間に、悩み自体の存在を忘れてしまうのであります。

まあ、忘れてしまう程なので、元々大した悩みでもなかった
のかもしれませんが、悩みの大半は過ぎ去ってみれば大した事
ではないことが多いように思います。
なので、悩み多き人イコールヒマな人、なのかもしれません。

たばこを止めて、忙しい社会活動に没頭していれば、悩みが
蓄積する余地が無くなり、活き活きとした生活が送れるのでは
ないでしょうか?

ではバドの話。(やっとかよ・・・)

<プレー中に一喜一憂するな>

これは気持ちの持ち方です。
ただ、さっき書いたように、心と体は直結しているので
間接的に体の動き、つまりプレーに色濃く影響が出る部分だと
思います。

試合をしていますと、普通は勝ちたいです。
当たり前ですね。
勝ちたいという気持ちがあると、エースが決まるとヨッシャ〜!と
雄たけびを上げたくなり、逆に大事なポイントでミスしたりすると
落胆し、イライラして、焦ってしまい、その結果ミスの連鎖が
起こってしまうケースがあります。

好きでやっているスポーツなので、感情を表に出すのは
自然な事ですが、いざ良いプレーをしようという観点からすると
感情に踊らされる状態は、心も体も不安定であると思います。

昔、デンマークの名選手にモルテンフロストハンセンという人が
居ましたが、この選手は試合中に感情をあらわにすることは
滅多になく、ただただ淡々と正確無比なラリーを展開するのです。

以前ジャパンオープンの決勝で、このフロストとホイヤーラーセン
(ラーセンの弟。長身のサウスポーで、ショットは超強力。
アトランタ五輪の金メダリスト。調べてみたら僕と同い年でした!)
がぶつかりました。おそらく1990年の決勝だと思います。

フロストが年上であり、ラーセンは日の出の勢いの若者。
フロストとしては、同国の先輩であり負けるわけにはいかなかった
と思われますが、何分若さと勢いとパワーがあり、実力者の
フロストも対応にてこずり、試合は一進一退の息詰まる攻防と
なりました。

そんな緊張の展開(見ていてですが)でありながらも、フロスト
選手は実に淡々と表情を変えずにプレーするのです。
自分が決めても、相手に決められても、自分がミスしても、相手が
ミスしても。
まるで一人でトレーニングしているかのように、感情を表に出さ
ないでただひたすらラリーを続けていました。

そんなフロスト選手でしたが、マッチポイントをもぎ取るラーセンの
フォア側へのラウンドからの逆クロススマッシュが決まった瞬間
抑えていた感情を爆発させて、喜びが天まで届くかのような
ガッツポーズをしたのです!

その場面は強烈に印象的だったので今でも覚えていますが
その時に解説していた池田監督(当時)が、フロストの振る舞いを
称して

「これが本当のファイティングスピリットですよ」

と言ったセリフが今でも忘れられません。

試合中は、1ラリーの結果にに一喜一憂することなく、淡々と
平然と厳しいショットに耐え抜き、試合が決まったその瞬間まで
自分の感情を見事なまでにコントロールしていたフロスト選手は
本当の意味で「勝負師」だったんだなと、今でも尊敬してしまい
ます。

トッププレーヤーでない皆さんは(って決め付けてもいけませんが)
そこまでストイックに、感情を押し殺してプレーする必要はないとは
思います。
しかし、試合の途中において、自分のエースショットやミスショットに
いちいち心を乱されているようでは、安定した成績は残せないのでは
ないでしょうか?

まあ、エースを決めたらガッツポーズや声を出すのは良いかも
しれません。
それで勢いが出る事もありますし、相手にも焦りと怒りが芽生える
かもしれませんので。

しかし、自分がミスしたり、相手に決められた時の、自分の心の
乱れは、極力胸の中にしまいこんで「たかが1ラリーだ」位に
言い聞かせて、次のラリーにも落ち着いた気持ちで臨むように
するのが、勝利へ近づく一策であると思います。
またその方が、相手に対して無言のプレッシャーを与えられる
と思います。
こちらが決めても、相手がミスしても、動じずに表情を変えない
対戦相手は、何かやりにくく不気味なものです。

ですので<ラリー中にいちいち一憂するな>かもしれませんね。

勝利が決まる最後の瞬間まで、自分の感情をコントロールしきった
フロストのように、余計な考えでショットが乱れることを
フロストの10分の1でも実行していきたいものです。

****************************

以前も書いたと思いますが、松山には今年90歳になる祖母が
健在です。
もう他の祖父・祖母はかなり前に他界している為、僕にとって
唯一のおばあちゃんです。

僕くらいの年齢ともなると、両親の安否も微妙な時期に来ており
そんな状況でお祖母がまだ健在であるということは、本当に
ありがたく嬉しいことであります。

先週の金曜、愛媛県に出張があったので、おばあちゃんの所に
泊まることにしました。
おばあちゃんと二人きりで一夜を過ごす!?というのも何なので
おじさん(母親の弟。祖母の末っ子)に、一緒に飲みましょうと
声を掛けたところ、喜んで来てくれました。

おじさんだけでなく、おじさんの娘(いとこ)と孫も一緒に来て
くれて、総勢5人のちょっとした宴会になったのでした。

このおじさんは、姉である僕の母親が幼少時相当可愛がっていた
らしく、おじさんも母を慕っていたようで、なんとおじさんの
新婚旅行時に、大阪のマサやん家に来てくれた程だったのです。
その際に、うちのオヤジが調子に乗ってお酒を勧めるのを、この
おじさんは素直に勧められるがままに飲み続けてしまった為
吐いてしまう程酔わされてベロベロになり、翌日は完璧な二日
酔いで、布団から起き上がることができず、そのままもう一泊して
しまったという、忌まわしい過去があったそうです。

その仕返しではないですが、このおじさんは焼酎ボトル片手に
やってきてくれて、僕のグラスに焼酎原液を矢継ぎ早に注ぎまくり
開放感一杯で楽しかった僕は、昔のおじさんのように勧められる
がままにクピクピ飲み続けたら、10時過ぎにはあえなくダウンして
しまい、知らない間にいとこが敷いてくれていた布団にバタン
キューとなって、朝までピクリともしない遺体と化してしまい
ました・・・

明けて翌朝、おばあちゃんは僕のために朝ごはんを用意してくれて
いました。
昔ながらの懐かしい味に、ああ、僕はやはりおばあちゃんの孫
なんだなあ、と感涙にむせびそうでしたが、あいにく強度の二日
酔いの為、まだ泥酔に近い状態で往生しておりました・・・

そんな体調でありながら、おばあちゃんが気を遣ったのか
「ビール飲むけ?」と聞いてきたので、よせばいいのに
「ハイッ!頂きます」と、調子に乗ってさらに二缶のビールを
グビグビ注入し、そしてもちろんおばあちゃん特製の美味しいけど
大量な朝食も残らず完食し、その後おばあちゃんとの取りとめも
ない会話を楽しみながら、寂しい出発の時間が訪れたのです。

「おばあちゃん、お世話になりました。ありがとう。また来るよ」
「またおいでえや」

あまりそこで深刻になると寂しさが増してしまうので、あくまでも
さらっと、またすぐに来る感じを出して、極力あっさり淡々と
しながらも、本当は後ろ髪引かれる思いでおばあちゃんの家を
後にしたのでした。

おばあちゃんは、家の前に出て僕の姿が見えなくなるまでずっと
ずっと見送ってくれました。
その姿が僕にもちょっと辛かったので、最後に大きく手を振って
少し早めに角を曲がり、おばあちゃんの視界から消えたのです。

その後電車で松山市駅に向かい、そこでタイミング良く松山空港
行きのバスに飛び乗りました。

空いている座席にどすんと座り、バスに揺られていると、徐々に
体調が悪くなっていくのに気づきました。

完全にお酒が残っているところに、さらに缶ビールを注入し
さらに大量の朝ごはんを一粒残さず平らげて、僕の弱い胃袋が平気
で居られる筈が無かったのです。

ムカムカする胃を押さえながら、しばし気持ち悪さに耐えており
ましたが、自分がNGとなる瞬間は、飲酒暦の長い僕にはよおく
診断できました。

JR松山駅に近づきながら「ん、こりゃいかん」と、乗車継続に
ピリオドが必要なことを察知して、口を真一文字に固く結びながら
JR松山駅にて途中下車を余儀なくされました・・・
松山市在住の方なら分かりますが、松山市駅とJR松山駅は車で
5分位の至近距離です・・・バス乗んなきゃ良かった。

一点を見つめながらバスを降りて、よろめきながらこみ上げる
ものと戦い、やっとの思いで駅のトイレに到着。
そこから先は・・・割愛させて頂きますがご想像の通りです。

30何年ぶりに、おじさんのリベンジが成功した形でした!?
しかし、親族というものは温かいものですね。
久しぶりに会っても、殆どブランクを感じさせないほど、自然に
普通に楽しく飲めましたので。
おばあちゃん孝行ではないですが、また近い内に訪問したいと
思いました。

最後に、今回感心したこと。

おばあちゃんの家に行くと、前回訪問時から明らかな変化があり
ました。
何と、TVが地上波デジタル対応に変わっていたのです!
アクオスの37インチ液晶ハイビジョンです。
おばあちゃんいわく

「この先いつ死ぬか分からん。綺麗なTVを見とかんで死んで
しもたら損やと思って買った」

う〜ん。深イイ話でした!
人生一度、やりたいことは躊躇せずすぐにやろう、といつも
思って周りにも吹聴している僕でしたが、生きたお手本を見せつけ
られた思いでした。
おばあちゃん!地デジの綺麗な映像をいつまでもいっぱい見れる
ように、まだまだこれからも長生きして下さいね。

ではまた。
posted by まさやん at 00:30| 大阪 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月06日

お知らせ

お伝えするのを忘れておりました。

以前のURLでの記事も、こちらのアドレスに移設済です。
正月休みを利用して、しこしこと移設作業しておりました。
(それにともない、以前のURLは完全に閉鎖しております。既に
ご存知かもしれませんが)

移設作業時に改めて読み直しましたが、以前の記事も、なかなか
良いことを書いております(^^)
ですので、以前の記事もまた時間がある時に、覘いてみて下さい

よろしくお願い致します。
posted by まさやん at 13:04| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月05日

積極的に自分より強い相手と打とう

今日はバドミントンにおけるマナーについて考えてみます。
マナーについては一度書いておきたかったのです。

マナーの意味は「態度、作法、行儀、礼儀」と国語辞典に書いて
あります。
ここでは「礼儀作法」という意味で使用したいと思います。

社会の中で、他人と生きていく上では、一定のルール(法律)が
必要です。
交通で言えば、赤信号では止まる、車は左側を走る、制限速度を
守るなど。
生活で言えば、税金を拠出して、生活の為の設備(道路、施設など)
を作る。
もっと極端な例は、他人を殺してはいけない、人の物を盗んでは
いけないなど。
これらは、守らなければ生活に混乱を招き、人命の危機にも瀕し
ます。
ルールについては、絶対に守らなければなりませんし、守らない
者は当然罰せられるべきです。

そこからもう一歩進んだ文化的な営みがマナーです。
例えば、朝会ったら挨拶をする、老人には電車で席を譲る、ドアを
開けたら後ろの人のためにドアを押さえておく、列に並んだ順番を
守る。電車で携帯電話で話さない、エスカレーターに乗ったら左側
を空ける(大阪では!)
ポイ捨てをしない、歩行喫煙をしない等などで、これらはみんなが
気持ちよく過ごすために成熟した社会人としては、守るべき事柄
だと思います。

バドミントンも、いわば社会的営みの一つで、様々な職種、環境
年齢の方々が、唯一つバドミントンという種目によって、定期的に
集い、同じ体育館、コートで一緒に汗をかいて楽しんでいるわけ
で、そこには一定のマナーがあってしかるべきと思います。

回りくどかったですが、僕が言いたいことは、下記をしっかり
やりませんか?ということなのです。

1)自分が引っ掛けたシャトルは、自分で取りに行こう
 →僕の学生時代は、自分が引っ掛けたシャトルはもとより
  先輩が引っ掛けた場合でも、全力ダッシュで拾いにいかされた
  ものです。
  あの時は、それこそ異常でした・・・
  先輩が引っ掛けた時も、過剰な程のスピードで拾いにいって
  たので。
  それはちょっと歪んだ年功序列だと今は思いますが、少なく
  とも自分がミスして引っ掛けたシャトルは拾いにいく姿勢は
  必要だと思うのです。
  実際は、相手の方がネット、つまり落ちたシャトルに近ければ
  相手が拾うのが合理的ですが、それでも拾いにいく姿勢だけ
  でも見せる事は礼儀として必要ではないか、と思っております
  丁度親におごってもらう際に、払う気が無いのに財布に
  手を伸ばして払う素振りを見せるみたいな!?

2)ダブルスのパートナーにシャトルを渡す時は手渡しで
 →よく、床面に落ちているシャトルをラケットですくい上げて
  そのままパートナーの方に放る人が居ますが、これはちょっと
  どうかと思います。
  シャトルはバドでは球ではありますが、いわば「物」でもある
  訳です。
  物と考えれば、人に物を渡す時に放る人は居ないでしょう。
  特に相手が目上、年上の人であればなおさらです。
  できるだけ手で持って、相手のラケット面に置くようにして
  渡すのが良いマナーだと思います。
  まあ、仲の良いペアならば、床面から拾ってそのまま放ると
  いうのも有りかとは思いますが、その場合でもシャトルの軌道
  を山なりにして、相手のラケット面を狙ってふんわりと返す
  べきだと思います。
  相手が目上、年上の場合は、ポイッと放り投げられても
  甘んじて受け入れざるを得ませんが・・・
  年上の方に、そっと手でラケット面においてもらえたら
  それだけでその人を尊敬したくなります!?

3)対戦相手にシャトルを返す場合は、ネットの上からそっと
 →これは2)と同じ意味合いです。
  こちらがネットに引っ掛けてミスして、ネット下に落ちた
  シャトルを相手に返すのに、ネット下床面のシャトルを
  ラケットで「あっち行け」みたいに、バックハンドの面で
  払って返す輩が居ますが、止めて欲しいものです。
  2)と違って手渡しは、ネットを挟んでいるので現実的では
  ないので、シャトルを弾いて返すのが合理的ですが、返し方も
  相手のラケット面を狙ってふんわりと返すのが礼儀だと思い
  ます。
  イライラしている時は、僕も若干球は強めになってしまうの
  ですが・・・

4)ゲームのカウント(点数)を率先して数えよう
 →この意味は、練習で試合をしている時は、審判はつかないので
  ダブルスなら4人の内の誰か1人が代表で点数のカウントを
  取るわけですがこのことを言っています。
  これは以前、神奈川に住む僕の後輩が提起した問題でした。
  その後輩論では

  1)年下がカウントすべし!
  2)同年齢ならば、暗黙の了解でバド実力に劣るものが
    カウントすべし!

  とのことでしたが、僕は2)にはきっぱり反対しました。
  1)は、日本の文化で長幼の序、つまり年功序列の部分があり
  年上を敬うのは自然な振る舞いであるので、例えば僕が50歳
  3人の中に一人入ってダブルスをしたら、率先してカウントを
  取るのは当たり前だと思います。
  50歳の人3人もそれが当然だと思うでしょう。
  ただ、43歳(僕・・・)と42歳、43歳(僕より誕生日が
  先)45歳が例えばダブルスを対戦したら、それはもう年上
  年下などと言うのも微妙であります。
  その際は、誰か率先してやれば良いと思います。
  ただ基本的には、日本の場合は年下が率先して積極的にカウント
  を取るのが普通だと思います。

  2)についてですが、これは僕は明らかに間違っていると
  思います。
  バドの実力が高い人は、実力そのものに対して多大な敬意は
  払うものの、だからといって人間的に上下があってしかるべき
  ではないと思うからです。
  僕よりバド実力に劣る人と一緒にプレーする事はいくらでも
  ありますが
  だからといって、僕はその人達に「お前ら下手くそなんやから
  お前らが審判したらええんじゃ」とは、一回も思ったことは
  ありません。

5)相手にシャトルをぶつけたら謝ろう
 →これは当然ですね。しかし、試合中などは興奮していて
  相手にスマッシュやプッシュを当ててしまっても、謝る
  どころか「ナイッショー!」とこれみよがしにラケットを
  振りかざす人がいますが、まず嫌われます・・・

6)試合の開始と終わりの握手はしっかり握ろう
 →これもその人の性格に負うところが大きいですが、握手の時
  手を差し伸べるだけで、全然握らない人がいます。
  こちらがグッと握っているのに、相手は手のひらをまっすぐ
  差し出しているだけ・・・
  何か陰鬱な感じがしてイヤなんですよね。
  握手というからには、ギュッと握って少しシェイクする位の
  動きは欲しいところです。

4)の件は、僕はこれまではメンバーが誰彼構わず、どこの練習場所
においても積極的にカウントを取ってきましたし、それは大して
苦にならなかったので継続してきましたが、最近それではいけない
なあ、と思うようになってきたのです。

というのは、うちのクラブでは、僕がカウントを取るだろう、と
いうことで、誰も進んでカウントを取ろうとしない傾向があるから
です。
明らかに年下の人には、自ら進んでカウントをして欲しいですし
僕がカウントしていても「いいですよ、僕がやりますよ」と言って
欲しいのです。
例えば、他の練習場所でプレーした時には、率先してカウントを
取るようになって欲しいのです。

だんだんオヤジの小言みたいになってきていますが、カウントを
自ら進んで取る姿勢は、積極性と気遣いを養うことだと思います

例えば、みんなと一緒にお店に入って、テーブルに着いた時に
割り箸、お手拭取り皿を率先して分配するとか、一緒に飲んでいて
周りの人のお酒が少なくなっていたら注文を促すとか、会話の
きっかけを自ら作るとか。
相手に対する気遣いがあれば、何らかのアクションを「自分から」
起していくはずです。
そういうことは、何も営業(僕・・・)だからというわけではなく
社会人なら誰でも銘記すべきポイントで、他人との係わり合いの
中で生きていくのが人間なので、他人に対する気遣いは、基本的
には何時でも失ってはいけないと思うのです。

徐々に脱線しつつありますが、僕が重要視するのは「会話」です
同じマンションで他の住民とエレベーターで一緒になることがあり
ますが、挨拶だけはしてもあとはムスッと無言の人や、にこやかに
話を切り出してくれる人、こちらが切り出したら話す人、こちらが
切り出してもノリが悪い人と様々ですが、やはりムスッと無言の人
とは、何か一緒にやりたいとは思えないのです。

やはりエレベーターでたまに会う夫婦が居て、旦那さんは迫力の
ある容姿をしていて、僕は最初非常に怖かったのですが、話しかけて
みると非常に社交的かつ温厚な明るい方で、同じ体育館スポーツ
の卓球をされており、お酒も好きだとのことで、この方と一緒に
なると何故か嬉しい気持ちになるのです。
そしてその奥さんも、よく朝のエレベーターで一緒になりますが
いつもにこやかで明るく話しかけてくれるので、朝の低いテン
ションを上げてくれるありがたい存在です。
この旦那さんにして、この奥さんあり、という感じです。

気を遣わないのは、そりゃあ楽でしょう。
家に一人で居る時みたいに、な〜んにも考えなくていいんだから。
しかし、同じ社会に集う仲間として、常に相手を思いやる気持ちは持たなければ
ならないと思いますね。
特に30歳を越えて、他人に気を遣われるのをいつも黙って受け
入れているようでは、僕は社会人として全く未熟だと思います。

最後は社会人論にまで及んでしまいましたが、ここではバドの
マナーについてが主題ですのでもう一度まとめますと

1)自分が引っ掛けたシャトルは、自分で取りに行こう
2)ダブルスのパートナーにシャトルを渡す時はできる限り手渡しで
3)対戦相手にシャトルを返す場合は、ネットの上からそっと
4)ゲームのカウント(点数)を率先して数えよう
5)相手にシャトルをぶつけたら謝ろう
6)試合の開始と終わりの握手はしっかり握ろう

4)は賛否両論あるかとは思いますので、例えばダブルスする4人で
じゃんけんして決めるのもありかも、です。
最初のトスに続いて、直後に審判じゃんけんをするとか。
その方がはっきりしてていいかもしれません。

僕もせっかくここまで書いたので、これからは率先してカウントを取ります。
ってそれでは今までと同じ!?

ではバドの話。

<積極的に自分より強い相手と打とう>

これは上達に不可欠なポイントです。
実力が同じ位の相手とでも、対戦している内に得られるものは
ありますが、端的に、自分より強い人、つまり上級者と基礎打ち
練習試合と積極的に打ってもらうようにするのです。
自分より上手い人は、つまり自分ができないことをできたり、自分
では思いつかないようなラリーの組み立て方ができたりするもの
です。
だから自分より上手いのですが・・・
それをそばで見ているだけでも練習になりますが、やはり確実
なのは、実際にそのショット、プレーを直に肌で感じられるように
直接打ち合うのが何よりも勉強になると思います。

このことは至極当然で皆さんも「そんなこと分かってるよ!」と
抗議の声すら聞こえてきそうですが、何故敢えて書いたの
でしょうか?

それは、基本的に同じレベル同士で一緒にプレーしようとするのが
普通だからです。
バドレベル3の人2人と、バドレベル5の人2人が居たら
自然な流れで、同じレベル同士で基礎打ち〜試合となってしまう
筈だからです。

しかも、通常の練習であれば、基礎打ちのパートナーも固定化傾向
にあり、レベル差がある人とはさらに打つ事が少なくなります。

豊富に練習できる学生ならばまだしも、社会人のクラブや
サークルでそのように同じ人とばかり打っていては、新たな発見も
レベルアップも期待薄だと思うのです。
(本人によほど上達意欲がある場合は別ですが)

ですので、次回練習での基礎打ち時から、思い切って上のレベルの
人に屈託無く「基礎打ちお願いします!」と明るく声を掛けてみて
下さい。
言われた方はいきなりで戸惑うかもしれませんが、決してイヤな
顔はしない筈です。
(本人がよほど嫌われている場合は別ですが・・・)

試合もどんどん気軽に挑戦したら良いと思います。
いや、積極的にそうすべきです。上達したいなら。

僕が自分の上達した理由を振り返るに、学生時代にいろんな場所に
連れて行ってもらって(ラケットショップフジの渡辺さん。感謝して
ます!)
自分より遥かに上のレベルの人と打たせてもらったり、プレーを
見させてもらったりしたのが、何よりも大きかったと思います。
そういった上級者の方々も、どこの馬の骨か分からん僕でも
普通に打ってくれましたし、その人達の普通が僕にとっては
スペシャルな球ばかりでした。

ただ、やはりそれも貴方に上達する熱意あってのことです。
一生懸命にやる姿勢が見えない人とは、上級者も打ちたくない
でしょう。
このブログを読んでいる人は、もれなく上達を熱望していると
思いますので、次回の練習から遠慮せずに、上級者にどんどん胸を
借りていっては如何でしょうか?

**************************

1月25日(日)は、大事なリーグ戦二日目でした。
初日に二勝していたわがチームは、一期での一部復帰を目指して
寒風吹きすさぶ池田市体育館に集結しました。

リーグ戦の後は、勝った場合は祝勝会、負けた場合は反省会と
いずれにしても飲み会となるのが通常ですが、今回は用事があって僕が
NGだったこともあり、飲みはなしということで、みんな車での
移動となりました。

リーグ戦の時は、体育館の駐車場は選手の車でいつも満杯となり
あまり遅く到着すると、駐車するのに四苦八苦していたので
用心深い僕は、8:30頃の到着を目論んで7時には自宅を出発
したのでした。

当日は、全国的に寒気が流れ込んできており、大阪も例に漏れず
車で中央環状線を走っている時には、前方から物凄い吹雪で
視界も遮られるほどでした。

体育館は山の手にあり、平地よりもさらに気温が低い感じで
道路はところどころで白く凍っているほどで、車についている
外気温のボタンを押したら、オドロキの0度でした!

僕の予想に反して、道はガッラガラに空いていたため
8時前には体育館に到着してしまったのですが、そこの駐車場が
有料かつ、料金が高かった為、少しでも入場を遅らせようと
入り口のバーの所で、時間調整をしておりました。
後ろから車が来るまではそこで停まってて、少しでも料金を
セーブしようという、いわばみみっちい作戦でした。

そうやって停まっていると、駐車場にいた誘導員のおじさんが
僕の車の方ににじり寄ってきました。
きっと僕が何か困っているとでも思ったのでしょう。

「どうかされましたか?」

と聞かれるよりも前に

「いや、ここ駐車料金高いので、後ろから車が来るまでギリギリ
粘ろうと思ってるんですよ」

と若干バツ悪く説明したら、そうですかってなもんで
誘導員のおじさんは手持ちのポジションに戻っていきました。

と答えたその直後です。
僕の下腹部に朝定番の異変が生じてきました・・・
しかもその勢いは通常のレベルを著しく逸脱しており、ちょっと
意思の力程度では抑えられそうにない、猛烈な爆発の予兆が
急転直下、車内の僕に襲い掛かったのです・・・

「これはイカン」僕は我慢するのは不可能と即座に判断し、たった
今、誘導員のおじさんに「ギリギリ粘ろうと思っている」と言った
舌の根も乾かぬ内に、予定変更してずんずん駐車場に侵入し
きょとんとしてるおじさんの誘導も上の空で、駐車するや否や
体育館入り口に向かって、内股の小走りダッシュを敢行したのです

小刻みかつ速いピッチでダッシュしましたが、足が地面に付く度
に、気が遠くなりそうな刺激が直腸付近で暴れて、朦朧とした
表情でようやく体育館入り口にたどり着いたのですが、な、何と
時間が早くてまだ開館していなかったのです!!!

や、ヤバイ・・・何とかたどり着いたと思った僕は、まずい事に
下腹部の集中力を少し緩めてしまったのです。
既に状態は一触即発。そよ風が吹いても噴火しそうな限界の状況
でした。

その段階で、草むらでの違法行為まで視野に入れかけた僕ですが
入り口の左隣を見ると体育館の事務室があり、そこは電気が
点いていたのです!

もはや恥も外聞もへったくれもない僕は、一切の躊躇なしで
事務室のドアを開け、そこに居たさえない事務員のにーちゃんに
「トイレ貸して下さい」と、貸さなかったらただじゃおかんぞ!
的オーラを全身から発揮して、有無を言わさず事務室から入館し
事務室のすぐそばのトイレに駆け込んで、震える手で慌てて
ペロリーンとジャージを下ろし、何とか事なきを得たのでした。

毎度毎度の下品な話で失礼しました・・・

肝心の試合ですが、何と一試合目にはメンバーが揃わず、その
時点で最下位決定戦に回ることが確定。ベベタ決定戦に悲しいかな
二部残留を賭けて戦うことになってしまったのです。

ベベタ決定戦の相手は、なかよしパワーズ。このチームは力が
ありながら、やはり試合中にシングルスの人がアキレス腱を断裂
してしまった為、一試合棄権を余儀なくされ、不本意なベベタ
決定戦に回ることになってしまったのでした。うちと同じです。

第一ダブルスは見市と多谷。第一ゲームこそエンジンが掛からず
落としてしまいましたが、調子が出てきてからはさすがは実力者
磐石の試合運びで、まずは一勝を勝ち取ってくれました。

第二ダブルスは、僕と丸野です。
ここで勝って何とか2−0で決めたいところです。
1ゲーム目を落とし、2ゲーム目を取り返し、勝負はファイナル
ゲームへ。
点数の感じから、全くの互角と思われました。

ファイナルも一進一退の攻防が続き僕らが先に19点目をゲット
したのですが、そこから相手に連取されてしまい、無念極まりない
19−21での敗戦となってしまいました(ToT)

これで1−1。勝負はシングルスへと持ち込まれました。
うちのシングルスはマメール中川くんです。
最近は段々シングルスの動きも良くなってきていますが、今回は
いかんせん相手が悪かったのです。

うちのクラブにも何回か来てくれていた三嶋くんというサウスポー
で、高校時代は奈良でシングルス、ダブルスともインハイに出場
しており、またダブルスでは関西で優勝しているという、それは
それは相当なつわものだったからです。

ただ、三嶋くん本人曰く、シングルスの練習は全然していないとの
ことだったし、実際試合でもミスは多かったのですが、やはり
ここぞという時のショットに尋常でないキレがあり、落ち着いて
粘って良いプレーを見せてくれたマメちゃんも、最終的には
軍門に下る悲しい結果になってしまったのです。

結果は1−2で負け。僕らは、リーグに参加して以来初めての
3部落ちという、受け入れ難い結果を眼前に突きつけられて
しまったのです。

本来であれば初日に二勝していたので、メンバーさえ揃っていたら
少なくとも残留は間違いありませんでした。
しかし、もう何を言っても3部落ちの事実は覆すことはできません
気を取り直して、次回スッと2部に復帰し、その勢いで1部に
戻るのみです。

ということで、これからもまだまだ上手く強くなりますよ〜!
この敗北は、相当なモチベーションになりました。
これからも、自宅で鉄アレイを振り回す日々が増えるものと
思われます。
とりあえず今日は飲酒してますが・・・
ではまた!
posted by まさやん at 23:48| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする