まあ、更新が遅いのも今では恒例なのですが、今回は特別な事情
があったのでした。
そう。お伝えしていた通り、運命の視力回復手術を受けたのです!
10月24日(金)10:00に、以前から受けたかったレーザー手術を受け
先日までとてもパソコン画面を長時間見続けていられる状態では
なかったのです。
皆さんの中にも、視力の弱い方、つまりメガネやコンタクトで
視力矯正して、日常生活を送っている方、そしてバドミントンを
する時も、メガネの方はずれ落ち防止のストッパーやバンドを
付けてプレーしたり、あるいはプレーの時だけコンタクトを装着
したりして、つまりは目の良い方には不要な面倒を強いられて
いる方は、相当多いと思います。そして僕もその一人でした。
小学校高学年の頃から、寝そべって横になって本を読むくせが
ついていた為、床側の目であった右目がまず悪くなり、それに
つられて良い方の左目も悪くなり、中学の時からは現在に至るまで
30年もの間メガネ&コンタクト生活を強いられてきました。
さすがに30年もその生活を送っていると、それが当たり前になって
慣れてしまっていたのですが、視力の良い方に比べて当たり前
ですがどうしても不都合な面がたくさんありました。
メガネ(コンタクト)がないと見えないし、メガネをしていても
熱いラーメンなどを食べようとすると曇るし、冬場寒い外から
暖かい部屋に入るとやはり曇るし、メガネでバドやると汗が垂れて
視界が悪くなるし、顔が上気するとやはり曇ってシャトルが見え
にくくなるし、そうでなくても普通にレンズが汚れると見えにくく
なるし、ゴロンと横になる時も邪魔になるし、コンタクトにゴミ
が入ると痛いし、異物感はあるし、コンタクト入れたままだと
寝られないし・・・とにかく、慣れてはいましたが、これらの事
から解放されたらどれだけ幸せだろうなあとぼんやり思っていま
した。
しかしレーザー手術は、費用が高かった(以前は50万円くらい)
事と、やはり目を手術することが少し心配だった為、メガネ生活を
甘んじて継続してきましたが、レーザー手術が一般的になり
手術費用も相当安価になり、何よりも僕の周りに手術を受けて
うまくいって視力回復して、何の問題なく快適な新生活!?を
送っている方が数人いたことが後押しになり、その中の一人である
お客さんからの紹介を受け、やや突然の感がありましたが、実施を
決意したのです。
実施した病院は有名な「品川近視クリニック」
品川、と銘打ってはおりますが、大阪にも支店があるのです。
レーザー治療では、この品川〜と神奈川近視クリニックが有名
ですが、お客さんの紹介だったこと、品川の方が症例数が多かった
こと、そして神奈川より品川の方が東京だから都会!?だったこと
から品川に決めました。
品川〜は大阪駅と福島駅の中間にあり、最寄駅としては距離的に
微妙ですが、開通したばかりの京阪中之島線「渡辺橋」だと思い
ます。
僕は、初中之島線だったこともあり、興味津々で新しい駅に
降り立ちました。
当たり前ですが、駅の全てが新品で!?綺麗で、乗客の中には
駅の色んなところで撮影している人がいました。
僕もその一人でした(^^;
考えてみれば、これからいくらでも撮影できるのにねえ・・・
京阪中之島線は、京橋から中之島まで通っているのですが
天満橋からは地下鉄になって、外の景色は全く見えません。
なので、新しくできた鉄道と言っても、真新しい景色が
見られるわけではないので、何の感動も無かったです(^^;
感動はしませんでしたが、その深さにはド肝を抜かれました!
地図を見て最寄出口を確認して、中之島側の出口から地上を
目指しましたが、その階段の長いこと長いこと!!!
あまりに長かったので、僕は思わず段数を数えてしまいました。
踊り場での歩数を除いて、驚愕の89段!!!
階段下に来て上を見上げた他の人も、例外なく衝撃を受けて
「これはよう上らんわ」と上りだす前からため息をついて
いました。
あれはエスカレーター必須だったと思うのですがねえ、京阪さん。
でもまあ初めてだったので一歩ずつ階段を上がり、やっとの思い
で到達した地上はなかなかの感動を与えてくれました。
渡辺橋というくらいなので橋のそば、つまり川のそばなのですが
地上に出た途端、眼前に広がる堂島川(淀川の支流。中之島の
北側を流れる川。ちなみに中之島の南側を流れるのは土佐堀川)
沿いの開放的な風景は、ちょっとした感動を覚える景色で
川沿いに立ち並ぶ近代的ビル群、幅広く雄大な川面(水質には
目をつぶって・・・)青く高く開けた空は素晴らしく、89段の階段
を上り詰めた甲斐があったなあと、しばし地上に立ちつくして
しまったのでした。
また川沿いには、綺麗に整備された長い遊歩道があり、遊歩道脇
には、色とりどりの可憐なパンジーが植えられた花壇が並び
ここを散歩するだけで、気持ちが晴れやかになる感じがするの
でした。
その美しい遊歩道を下流に向かって歩き、田蓑橋を北に渡って
300mほど歩くと、目的地である品川近視クリニックがあるのです。
場所はパシフィックマークス西梅田というビルで、以前はスノー
クリスタルビル(雪印のビル)と言われておりました。
特徴的な形をした白いビルで、あれは多分上空から見たら雪印の
形をしているんだろうなあ、と予想してグーグルの航空写真で
確認したら、やはり八角形をしていました(^^)
手術前の事前検診はそのビルの地下一階で行うのですが、驚いた
のはその患者さんの数で、受付前の待合場所はところ狭しと視力
回復を願う人々で埋め尽くされていたのです。
手術をする人は多いとは聞いていましたが、あふれかえる患者さん
達を目の当たりにして、レーザー治療が市民権を得ていることを
強く実感しました。
スタッフは、ほぼみな若い女性でしたので、病院ではありながら
華やかな雰囲気がありました。
程なく私の名前が呼ばれ、検査場に入っていきましたが、さらに
驚いたのは、充実した眼球検査機器の設備群でした。
あの視力検査をする時に使う、あごを乗せておでこをつける類の
機械が、ずらり大学のパソコン教室のように整然と並んでいて
人間ドックのように流れ作業で次から次へと、実に多岐に亘る
検査を、慣れまくって早口でしかし丁寧で優しい女性検査員達が
要領よくスピーディーに僕のほぼ見えない裸眼を計測していって
くれたのでした。
眼球の形状、眼圧、もちろん視力に、角膜厚まで、10種類ほども
検査したでしょうか。
そして全ての検査を終え、手術についての説明があり、最後に
眼科医からのお話を伺って、事前検診の全工程終了なのですが
先生が「検査の結果なんですが・・・」とちょっと伏し目がちに
口を開いたので、「えっ、ひょっとして手術できないんじゃ」と
一瞬緊張が背筋を走りました。
というのは、この手術は誰でも全員が受けられるわけではなく
角膜の形状によっては、受けられない人もいると聞いていたから
です。その確率はかなり低いらしいのですが。
僕は全身の力が抜けそうになるのを絶えながら、先生の次の言葉
を待ちました。
僕の検査結果データを手にして机に向かっていた先生が、椅子を
回して僕に正対し、幾分重い雰囲気で開いた口から出た言葉は
「検査の結果ですが、あなたの角膜は通常に比べて薄いです」
僕はさらに緊張し、握るこぶしに汗が滲みました。
それは一体手術に関して、どういう影響があるんだろう?
って考えても分からないので、おとなしく先生の説明に耳を傾け
ました。
「通常角膜というのは520μmくらいあるものですが、あなたの
角膜は470μmと薄いので、ご希望のスーパーイントラレーシック
は受けられません」
ガーン!!!
かなづちで後頭部を強打されたような衝撃を受け、動揺からしばし
言葉を失った僕に、先生は続けました。
「ご希望のスーパーイントラレーシックは受けられませんが
代わりにラゼック(LASEK)という手術が受けられます」
(ラゼック?何じゃそりゃ)と未知の単語に、引き続き黙って
説明を聞くしかありませんでした。
先生の説明は非常に分かりやすく、それまでは全然知らなかった
ラゼックについて必要十分に理解することができました。
内容は以下の通りです。
*レーシックは、角膜上皮を薄く削ってフラップ(ハッチのような
ふた)を作り、フラップをめくってその下の角膜実質層に
レーザーを照射する手術ですが、あなたの角膜厚は薄いので
フラップを作ることができないのです。
*ラゼックは、フラップを作らず、角膜上皮をアルコールで溶か
して除去してしまいます。それから角膜実質層にレーザーを
照射するのはレーシックと同じです。
*最終的な視力回復度合いは、ラゼックもレーシックと同じ
ですが、ラゼックにはいくつかデメリットがあります。
1)術後の検査がレーシックの倍(6回)となります。
2)術後一週間は保護用のソフトコンタクトを着けっ放しと
なります。
3)レーシックと違い、個人差はありますが痛みが長引く場合
があります。
4)レーシックに比べて視力の回復と安定に時間が掛かります。
とここまではまあそれほどのデメリットとも思わなかったのですが
最後のデメリットは、ちょっと手術を躊躇してしまうくらいの
それはそれは大きな大きなデメリットでした。
5)術後6ヶ月間は紫外線を避ける為、外出時にはサングラスか
帽子の着用が必要です。
6ヶ月!せっかく手術してメガネから解放される筈が、さらに半年
もの長期間、サングラスを掛けなければならないのです!!!
理由は、ラゼックの場合、半年間は紫外線に当たると、角膜に
白濁(ヘイズというらしい)が生じてしまう為、その防止用に
サングラスをかけ、そして朝晩粉末のビタミンCを摂取し続ける
必要があるのです。
しかし乗りかかった船であり、考えようによっては今までと同じ
メガネなので別に困るわけでもなく、僕はそれを受け入れて
手術することを了解しました。
しかしこのラゼックという手術。デメリットばかりでもなく
実はメリットもあるのです。
1)フラップを作らないので、将来、目に衝撃を受けることが
あっても、フラップがずれることがなく安全度が高い。
レーシックで作るフラップは、しっかり元通り目にくっつくまで
2〜3年を要するそうで、その間に目に衝撃を受けるような事が
あると、フラップがずれてしまう恐れがあるそうです。
一方、ラゼックの場合は除去された角膜上皮は1〜2週間で再生
するらしく、術後の安全度が高いメリットがあったのでした。
ちょっと腑に落ちないのは、それほど再生が早い角膜上皮である
にも関わらず、フラップが完全に固定するのに2〜3年かかると
言うことですが、再生と再付着の仕組みが異なるのでしょう。
先生の話を聞くと、デメリットはあるものの、ラゼックの方が
安全度が高いなら、バドでシャトルが目に当たる可能性がある僕
としては、そちらの方が良いのではないかと思い、その旨を先生
に話したら、先生も同意していました。
先生によると、患者さんの中には、レーシックを受けられる人
にも関わらず、インターネットで調べて「ラゼックでお願い
します」という人が何人か居たそうです。
また格闘技など、目に衝撃を受ける可能性の高い人は、はなから
ラゼックを選択しなければならないそうです。
僕の場合、角膜厚不足の為、選択の余地がありませんでしたが
不幸中の幸いでラゼックという術式を知り、それを受けられて
却って良かったと思いました。前向きぃ〜(^^)v
ちなみに、角膜厚不足でラゼックとなる人は10人に1人位だそう
です。
そして事前検査の一週間後、10月24日に運命の手術です。
僕は、前回と同様、京阪中之島線の渡辺橋に降り立ち、今度は
しっかりエレベーターで地上に上がり、弾む気持ちでクリニック
に向かいました。
受付を済ませしばらく待機していると、僕の名前を含んで10人の
方が呼ばれました。この10人が今からいよいよ手術を受けるの
です。
10人は大体20〜30代の若い方々だったと記憶していますが、52歳
のおじさんも一人いました。
手術は同じビルの16階で行うため、僕ら10人は受付の右脇非常口
から裏側のエレベーターに乗り、16階まで移動したのです。
10人の中で、ラゼックを受けるのは僕だけでした。まさに10人に
1人だなと納得しておりました。
何種類かの点眼を受け、最後に点眼麻酔をされて、僕がいの一番
に手術室へと移動になりました。
そこは10畳くらいの部屋で、先生含めて5〜6名は居たでしょうか
手術用のベッドに横たわり、頭の位置を微調整させられて、目を
大きく開く器具を装着された時には、さすがに緊張しました。
麻酔と言っても点眼だけの局所麻酔なので、意識はしっかりして
おり、また目も見えるので、事前に手術内容を予習していた事も
あり、何をやっているのかが手に取るように分かりました。
ラゼックの場合以下の流れになります。
1)目(黒目)の部分に、黒目と同じくらいの輪っかでマーク
する。この際角膜上皮に少し切れ目も入れていると思います
2)マーキングした部分に同じような輪っかをあてがい、上皮を
ふやかして溶かして除去する為のアルコールを流し込む。
3)30秒浸して角膜上皮を除去し、洗浄・消毒の後、レーザーを
照射する。
4)再度洗浄・消毒の後、治療用ソフトコンタクトをはめて完了
1)のマーキングする時に眼球を押さえられる時と、3)の
レーザーを照射されている時に、何か焦げ臭いにおいがしていた
時に、若干のイヤな感じがしましたが、手術自体は痛くもかゆく
もなく、それと特筆すべきはその時間の短さで、僕の感覚から
したら、両眼で5分くらいしか掛かっていないような印象でした!
とにかく、あっと言う間に手術は終了してしまいました。
術後に回復室という部屋に行き、しばらく目を閉じてじっとして
20分くらいしてから、先生の診察を受けて、大量の薬と目薬
そして保護用のサングラスを受け取って早くも日程終了です。
僕はさっそくサングラスを掛けて、また渡辺橋へと戻っていき
ました。
涙は溢れてショボショボしていましたが、しばらくは痛みは
無かったものの、渡辺橋の長い階段を下りた辺りで、段々目が
ズキズキ痛くなってきたのです。
クリニックからは、手術当日用の痛み止めの目薬をもらって
いました。
ただその目薬は、基本麻酔薬なので、あまり使うと角膜上皮の
再生が遅くなってしまう為、手術当日3回までと制限されており
ました。
僕はその貴重な3回のカードの内1枚を、早くも渡辺橋で使って
しまったのです・・・
痛みの質としては、ズキズキの弱い感じで、ハードコンタクト
に大きなゴミが入った状態が続いているのに近く、ちょっと我慢
したくない痛みでした。
目薬の効果はてきめんで、程なく痛みは収まり、最寄駅である
香里園に到着したのです。
手術当日は、何と一時間おきに3種類の目薬をささなければならず
涙目で目が開けにくい状況には、かなりつらい苦行でした。
そして麻酔点眼の効果が切れると、また不快な痛みが押し寄せて
きて、僕もできるだけ我慢して、痛み止めを使わないように
頑張っていたのですが、あまりに不快な痛みなので、帰宅後すぐ
2回目の点眼をしてしまったのでした。
残された回数はあと1回です。
それからも1時間毎の点眼、痛みとの戦いは続きましたが、元来
あまり痛みに抵抗力を持たない僕は、夕方5時頃に3回目の点眼の
権利を使い果たしてしまったのです。
つかの間のやすらぎを求めてしまった僕は、しばらくして点眼の
効果が切れてからの苦しみを甘んじて受け入れざるを得ません。
僕は一人リビングに横たわり、押し寄せる痛みに我慢しながら
しかしイライラして「痛い〜!」と一人で叫びながら、いつまで
続くか分からない痛みと格闘していたのです。
しかしやはりあまりに不快だった為、僕は制限回数の3回を
「約3回」と勝手に拡大解釈して、4回目の点眼に逃げました。
この点眼をするとうそのようにピタリと痛みが止まります。
あとはもう早く寝てしまえば痛みも無事通過してくれるだろうと
若干の痛みを感じながらもベッドへと移動し、目を閉じてじっと
睡魔が到来するのを待っていましたが、一向に痛みは収まる気配
を見せず、痛いのでどうにも眠れないのです。
ちなみに、手術後一週間は寝ている時無意識に目を擦らないように
目にプラスチックのカバーを付けて寝るのも、また不快な事でした
僕のわずかな我慢は容易に限界に達し、禁断の5回目の点眼に
逃避しました・・・
点眼時には、吐き捨てるように「もうどうでもええわ」と捨て鉢
になっていたことを恥ずかしながら告白します。
明けて翌日。目が覚めた僕は、昨日あれほど苦しめられた痛みが
雲散霧消、綺麗さっぱり消失していることに、嬉しさに小躍り
したくなるほどでした!
肝心の視力も確実にクッキリすっきり。保護用のソフトコンタクト
がいまいち違和感ありましたが、それでも無いに等しかった視力
役に立たなかった僕の両眼が、何十年ぶりにその本来の機能を
取り戻す事ができて、その日は朝から見るもの全てが新しいものの
ような感じさえ受けるほど感動していました。
現在は手術後22日が経過していますが、日によって見えたり
若干ぼやけたりで、まだ視力は安定していませんが、僕の受けた
ラゼックは視力の安定に時間が掛かると理解していますので
特に心配しておりません。
また当初バド再開は、術後一ヶ月と思っていましたが、3日後検診
でお医者さんに確認したら「運動は別に構いませんよ」とのこと
でした。
ただ、まだ角膜上皮が回復しきっていないので、目に衝撃を与え
ないように、とのことでした。
ということで、手術の翌週土曜日から、僕は両眼保護用の度なし
透明サングラスを着用して、何事も無かったかのように定例の
練習に復帰したのでした。
この保護用のサングラスが、またうっとうしいのです・・・
実際にプレーしてみると、手術して見え方も違うし、汗もつくし
揺れてシャトルが見にくくて、かなり凡ミスの確率が上がって
しまいました。
まあ、それも仕方ありません。11月27日には術後一ヶ月検診を受け
その結果をもって、保護用のサングラスからも解放されると思い
ます。
今までに最長の前置きでしたが、レーザー手術の一部始終を語り
たくて長くなってしまいました。
メガネやコンタクトでプレーされている方、視力回復手術に興味
はありながら、怖かったり費用の問題で実施に二の足を踏まれて
いる方、もう悩む必要はありませんよ!
いつかやろう、と思っているなら、早く手術を受けるべきです。
なぜならその方が早くそして長く目の良い状態に変われるからです
手術してみよう、という方がいらっしゃれば、マサやんが紹介
させて頂きますよ!
僕が紹介すると、手術費用が15,000円割引となり、僕にも紹介料
が懐に入ってきますので(^^)
ではそろそろバドの話。
<ミスする確率が高ければやり方を変えよう>
皆さんは、ある程度の期間バドをされてきて、ある程度自分の
プレースタイルが固まってきて、ある程度の方法論を自分なりに
持たれていると思います。
つまり一通りのショットを打てるようになって、この場所ではこう
ここにきたらこう、というように、自分なりの尺度で自分スタイル
のプレーをされていると思います。
そのプレーにおいて、ある一定のショットについて、ミスが多い
と思うことはありませんでしょうか?
例えばダブルスのショートサーブでミスが多いとか、ラウンド奥
からストレートのスマッシュでミスが多いとか、クロスヘアピン
でネットに掛けたりアウトにしたりとか、フォア奥からのクリア
をサイドアウトにしてしまうとか。
僕自身、自分のプレーを今冷静に振り返ってみると、以下のケース
でミスが多いように思います。
1)フォア側で体に近いレシーブ→フォアで取ろうとしてしまう
2)ラウンド奥からのドロップ→ネットに掛けることが多い
3)ネット前バック側のプッシュ→時に空振りさえする・・・
4)体正面のドライブ→腕と手首に余裕がなく引っ張り過ぎて
アウトにしてしまう
5)高い位置で速く取ろうとするヘアピン→焦りからネットに
掛けてしまう。
僕の場合上記が多いと思いますし、それ以外でも細かいところで
まだまだミスする確率の高いショットは存在していると思います。
ここで間違いなく言えることは、ミスする確率が高いということは
その打ち方・方法は間違っているということです。
1)について言うと、やはりバックハンドでレシーブしなければ
ならないでしょう。その辺の球をフォアで取ろうとすると、面を
安定させることが難しいので、自然ミスは多くなると思われます
2)については、心理的にノータッチを狙おうという気持ちが
悪さしているのだと思います。
特に、相手の返球が浅い場合にミスが多い気がしています。
3)は、おそらくラケットの出し方がまずいと思います。ラケット
が寝て出ているので、シャトルとの接点が少なくなっていると
判断しています。またネット前に出る時に上下動が多いのではとも
思っています。
4)の原因は、グリップの余裕の無さです。これは純粋にスキル
の問題ではないかなあ・・・
5)は2)と同様、心理的な問題でしょう。相手の球を読んで
速く取れる!と思って、厳しくしてやろう!という色気が、丁寧
さを損なって、ネットミスが多くなっているのだと思います。
と、これだけのことを分かっているので、意識してそのように
プレーできている時は良いのですが、それでもやはり上記の悪癖
は時折顔を出してしまいます。
しかし僕の場合、まだ自己認識できている上記の問題については
改善の可能性があります。何といっても自分で分かっているので。
厄介なのは、特定のミスが多い自分のプレーに気づかない状況です
考えてプレーせず、来た球をその時の感覚だけで反射的習慣的に
打つばかりですと、同じミスを繰り返していながら、その対応に
ついても何も考えずに、何とかの一つ覚えのように、同じミスを
ひたすら繰り返しているのです。
対戦相手も同じであれば、どんぐりの背比べでそれもひと勝負
かもしれませんが、競技者である以上、そして一番熱中して
取り組んでいるバドである以上、自分のプレーを昨日よりも今日
今日よりも明日と改善・向上させていこうとするのが、正しく
健全な姿勢だと思います。
ではそのためにはどうすれば良いか?
まずは、自分のプレーを冷静に分析してみることです。
冷静に分析、というと難しいようですが、簡単に言うと、自分は
このプレーでミスが多いなあ、ということをしっかり認識する事
でまずは十分だと思います。
純粋にスキルの問題で対応できないショットについては、反復
練習をしてできるように改善していけばよいのかもしれませんが
一般的には、特にミスが多いショットというのは、打ち方か考え
方が間違っているのです。
どれだけ言い訳をしようと、ミスが多い、という事実から目を
背けてはいけません。
ラリーポイント制になってからは、ワンミス=即失点です。
エースショットを磨いたり、相手のエースショットを拾えるように
なるのは大変ですが、自分の問題でミスを減らす方が短期的に
よほど効果大だと思います。
自分で分からなければ、他人の言葉に耳を傾けるのも良いと思い
ます。そこで意固地になってミスを続けるか、相手の言う事にも
一理ありとプレーを変えてミスを減らせるか、僕も含めてよく
考えていきたいものです。
全国のバドプレーヤーの方々は、レベル・環境・性格も千差万別で
バドにおける目標も一人一人それぞれのMYゴールがあると思います
それはそれで当然ですが、せっかくバドミントンという、実に
魅力的で奥深く楽しいスポーツと出会えたのですから、是非
皆さんそれぞれの、MY BESTを目指して欲しいと思います。
全国大会で優勝するような人、地区大会で上位を狙える人もいれば
ラリーを続けるのがやっとの人や、バックハンドが使えない人も
いると思います。
みなそれぞれのレベルの中で、自分のバド人生で到達できる
ベストのプレーを目指して、努力を惜しまないで欲しいと願います
何と言っても少しでも強い方が楽しいですからね!
次回の練習から、自分のミスする傾向を注意して確認してみま
しょう!
K多さんとM野のショートサーブは、直した方がいいなあ・・・
***************************
先日、といってもちょっと前ですが、マイナビABCチャンピオン
シップゴルフの決勝ラウンドを観戦してきました。
場所はひょうご東条ICから車で10分の名門ABCゴルフクラブ。
僕が先日110を叩いた美しくも難しいコースです。
あの注目の石川遼選手が優勝争いをしていたので、重い腰を上げて
見に行くことにしたのです。
僕らが到着した時は、遼くんは1打差の2位でした。
遼くんの周辺はミーハーな(失礼・・・僕もか)ギャラリーで
溢れかえっていましたので、終盤までは他の選手を見ることに
しました。
といっても知らない選手も多い中で、僕らが知っている宮本勝昌
選手のプレーを見ていました。
宮本選手は、真っ黒に日焼けした顔に白い歯が爽やかな男前の
選手で、にこやかで愛想もよく、何と言っても飛距離がすんごい
かっこいい選手なのです。
彼のドライバーショットは、一緒に回っていたプロの飛距離を
大きく引き離していました。
最終のミドルホールでは、ドライバーがギンギンに飛んでいたので
セカンドはショートアイアンの距離となり、バーディーが期待
できるところでしたが、痛恨のミスショットでピンからかなり
離れたところにオンしました。まあそれでもパーオンしているの
ですが。
このミスショットの時、にこやかで爽やかな宮本選手は、自分に
腹が立ったのか「何やってんだよ!」と語気荒く吐き捨てました
僕は小さな声で「ゴルフ」と下らない突っ込みを入れていました
長いバーディーパットを外して、これまた長いパーパットを残し
てしまった宮本選手ですが、それをきっちり沈めてナイスパー!
僕は、さすがだなあと惜しみない拍手を送りました。
ホールアウトする宮本選手らに、歩道で待ち受ける子供達が
「ボール下さい!」とおねだりしていたのが可愛かったです。
あれはきっと親に言わされてるんだと思いますが・・・
それでも何人かはボールをもらえていました。
僕はまたまた小声で「お金下さい」とボケたら、隣にいた
おじさんに受けてました(^^)
さあ注目の遼くんです。
ギャラリーが多すぎたので、僕らはクラブハウスに近い16番と
池超えのロングで有名な18番最終ホールを観戦しました。
16番で遼くんの到着を待っていると、15番でどよめきのような
歓声が沸き起こりました。
リーダーボードを見ると、遼くんがバーディーをとって首位の
深堀選手に並んだのです!
幾分緊張の面持ちで16番ショートホールに乗り込んできた遼
くんは、去年初優勝した時に比べると、あどけなさは消えて
勝負師の男の顔つきに変わっていました。
バーディーを取った遼くんがオナー(最初に打つ)でした。
みなが固唾を呑んで見守る中、遼くんの放ったショットは
一直線に遥かかなたのグリーンに向かって真っ直ぐ飛んでいき
ました。
16番はショートホールと言いながら200ヤード以上あるかなり
長いショートです。
結果的に遼くんはここでバーディーをもぎ取って、逆に深堀選手は
痛恨のボギーを叩いたことにより、優勝への流れをグッと引き
寄せたのです。
最終ホールの水切りショットは圧巻でした。水中から出すだけで
なく、ピンに吸い寄せられるそのスーパーショットは、遼くんの
強運と実力を痛いほど感じさせされました。
涙の優勝インタビューも感動的でしたが、最も感動したのは
遼くんが17歳という年齢で、主催者や関連会社への感謝の辞と
大会のボランティアの方々にきちんとお礼を欠かさなかったこと
です。
これはなかなか大人でもできることではありません。
この優勝で、遼くんはさらにファンを増やしたと思います。
でも本音を言うと、深堀選手を応援していたんだけどなあ・・・
しかしあそこでもし深堀選手が優勝していたら、盛り上がり度合い
は全然違ったと思うので、深堀選手にはまた次回の健闘を期待して
おります。
この番組を一応録画していたので、家に帰ってから確認しましたら
しっかり映っていました(^^)
ただ僕は、紫外線防止の怪しいサングラスを掛けていたので
かすかに変質者の香りが漂っていました・・・あちゃー。
ではまた!
PS:更新を辛抱強く待っていてくれた読者の方に感謝します!
止めるつもりはありませんので(^^;