2008年10月05日

ネット前への返球は少し押そう

先週土日は帰省しておりました。今週月曜に神奈川で仕事があった
為、前のりしてオヤジと飲んで、ささやかな親孝行をしようと
思ったのです。

まずは土曜日に得意の生田のスナック若菜で飲みました。
ちょっと僕の到着が遅れた(23時くらい)為、オヤジは既に
出来上がっておりました。
まあ毎度のことなのであまり意に介せず、僕も早く追いつくべし!
とそこからハイピッチで飲み始めました。
その時間で既に、お店にはオヤジと僕と店のママの3人だけでした。
貸切ですね。

そしてだんだん酔ってきた12時頃、突然不意に(って同じ意味の
繰り返しですがスキマスイッチの「奏」で使われているので使って
みました!?)ドアが開きキャップを被った怪しげなおっさんが
舞い込んできたのです。

ママも少し警戒したようで「お店間違えてるみたいですよ」と
やんわりお断りの姿勢を見せておりましたが、一向に帰る気配を
みせないのです。
僕は「これは変人ではないか」と一瞬警戒の色を強めましたが
実は泥酔したお客様で、常連ではないものの、数回この店に来た
ことがあるおっさんだったのです。
ママもそれに気づき、ようやく受け入れられたその異邦人は
こともあろうに僕の右隣にぴったり腰掛けてきました。
おっさんのキャップには「ENJINE」とロゴが入っていました。
実に意味不明です。
聞くと、既に定年を迎えている年金生活者らしく、以前は大企業に
お勤めしていたとのことでした。

おっさんは、カウンター席の僕の隣にどっかと腰掛けるや否や
ママに1,000円札を手渡しました。この分だけ飲もうというのです
こんな制度もありなのですね。
ママはビンビールを一本開け、そのおっさんのグラスに注ぎました

ただ、おっさんは、どこかでしこたま飲んだくれてきたに違いなく
その酔い具合は既に度を越えていて、その証拠に隣に座った僕が
おっさんの言葉を殆ど判別できなかったのであります

相手は初対面の酔っ払いですので、僕もはなからまともに取り合う
気は微塵もありませんでした。

確か政治家(小沢一郎氏のことだったか)についての彼なりの持論
を、初対面の僕に対して、よく聞こえない熱弁を振るうのです。

「ふん、ふん」「あ〜そうですか」「なるほど」「たーしかーに」
僕は一応他人に対する最低限の礼儀として、その都度的確な相槌を
打ち、おっさんの方を向いて、聞こえないトークに耳を傾けて
おりましたが、心の中では「このおっさん、はよ帰らへんかなあ」
と、スプーンが曲がるくらい強く念じておりました。
でもおっさんは、僕がちゃんと聞いてくれていると思ったに違い
ないでしょう。
こういう場での僕は、なかなかの役者なのです。
しかし僕は、何の興味もないおっさんの話は、徹頭徹尾真面目に
聞いてはいませんでした。
直後におっさんの話の内容から出題された国語のテストがあれば
僕は確実に0点だったと思われます。

おっさんは熱弁に夢中なあまり、ママが注いでくれたビールに
口すらつけようとしません。
きっと忘れているんだと思った僕は「ビール飲まはったらどう
ですか?炭酸抜けますよ」と言っても、相変わらずおっさんの
トークは加熱するばかりでとどまるところを知りません。
その時僕は半そででしたので、僕の腕には酔ったおっさんのつば
のシャワーが容赦なく降り注ぎました。あれには参りました・・

その後おっさんは身振りを交えた拍子に、カウンターのグラスに
手を当ててしまい、折角注がれたビールは味わわれることもない
まま、テーブルに全てこぼしてしまったのでした。
その後ママもあきれたのか、ビールを注ごうとしなかったなあ。
30分経過したくらいに、おっさんはようやく退出していきました

通り雨のようなおっさん被害をどうにかやりすごし、その後もう
少し飲んでからタクシーで帰宅。実家到着はAM2:00でありました

翌日は、地元の練習グリーンタウンに参加です。
実はオヤジは、月に一度のバド練習があるとのことで、僕の参加を
要請しましたが、僕としては自分の練習を優先したかったので
そちらは辞退させて頂きました。
オヤジの方の練習はまたストレッチに長時間掛けるからなあ。
毎回ストレッチの途中にトイレに避難していたら、そのうちバレて
しまうので。

グリーンタウン練習参加時は、僕はいつも高校の掲示板に書き
込んで「練習行くから参加すべし!」と先輩・仲間・後輩の参加を
要請しているのですが、先週はちと忙しく、なかなか書き込む
時間が取れなかった為、移動日の朝ささっと書き込んだところ
それをチェックした後輩の志村が参加してくれるとのメールを
くれたのです。

この志村。僕が母校のコーチをしていた時の教え子で、現在も
バドに熱心な後輩です。OB合宿では、昨年は僕が腰痛でリタイヤ
し、今年は志村が参加できずでなかなか一緒に打ち合う機会が
ないままでした。

「お〜!志村が来てくれるのか」と喜んだ僕は、オヤジの作って
くれた健康に良いものばかりの朝食を頂きながら、メールの返事を
作成しておりましたが、文章が完成間近になった時に志村が
電話をよこしたのです。
練習に行きますとの電話でしたが、それなら最初から電話だけで
良かったのに・・・迅速メール回答の為の、僕の左親指運動は
無駄になりました(^^;

オヤジを生田小学校に送り、その足で真福寺小学校に向かって
30分ほど遅刻して体育館の扉を開けたら、そこには懐かしい
後輩志村が会長の和田さんと基礎打ちをしていました。
和田さんの厚意で基礎打ち途中だったにもかかわらず、僕と交代
して頂き、志村と基礎打ちを終えたら、恒例の半面シングルス
です!
僕は先輩かつ元コーチの威厳を見せるべく、9歳年下の後輩に
体力勝ちのラブゲームをしようと、いつものように一切自分からは
攻めずに、何とかの一つ覚えのようにクリヤー・ロブ・ヘアピンで
つなぎにつなぐ作戦(作戦というのでしょうか?)で、長い長い
ラリー展開に持ち込みました。
そして、ラリーのところどころで、一瞬タメを作ってフェイント
を効かせ、相手が少し対応が遅くなったところを、さらにワン
フェイクいれたショットを浴びせ、徐々に相手の体力を奪い
ながら、いつまでも涼しい顔で淡々とつなぐのです。

志村は、僕のそういうプレーに慣れていなかったようで、特に
タメの効いたクリヤーには、本人曰く「衝撃的」(大げさですが)
だったそうで、面白いように効きまくっておりました。

ただ志村は若いだけあって動きは良く、効かされながらも何とか
ラリーについてくるので、さすがにラブゲームは無理でしたが
元コーチかつ大先輩の面目を保ちました。

その後のダブルスでも、各ショットで圧倒し、久しぶりの後輩に
対して恥ずかしくないプレーはできたと思います。
バドに熱心な志村に対して、僕は一生懸命指導しました。
ちょっと熱が入りすぎて、昨夜のおっさん並みに熱く語り過ぎた
かもしれません(^^;
しかし、その後志村はメールで「勉強になることばかりでかなり
ためになる内容でした」との感想を述べていたので、僕の熱血
指導もまんざらじゃなかったんだなと思いました。
マサやんの直接指導を受けられる志村も、なかなかの幸せもの
だと思います!?

ではバドの話。

<ネット前への返球は少し押そう>

レシーブは、概して難しいと思うのですが、それは相手の打つ
球にタイミングを合わせなければならないからで、スマッシュや
プッシュをバックバウンダリーラインまで常にきっちり大きく
返せる技術と力があれば良いのですが、現実的には相手の速い球を
正確にコントロールするのは、27年(1年増えました)の
キャリアがある僕でも難しいなぁと日々実感しております。

シングルスでは相手を走らせる為、ダブルスでは攻守交替する為
そして共通の意義としては連続攻撃を受けない為に、ネット前
へのレシーブは必要となりますし、また多用すべきでもあります。

ただネット前に返すのは、ネットそのものが障害物となるので
ネットに引っ掛けるミスが出る可能性がありますし、またそれを
恐れてネットから浮かして返球すれば、確かにネットには引っ
掛からないかもしれませんが、浮いた甘い球となり、却って
相手にチャンスボールを与えてしまうことになります。

ネットに引っ掛けず、そしてネットから浮かさない。
こう書くと、ネット前への返球もなかなか難しく感じますが
これにはコツがあります。
それが標題の「少し押す」動きです。

皆さんはネット前への返球というと、ネットを越えて垂直に落下
して、相手のネット際にポトリと落ちるイメージを持たれている
かもしれませんが、そういう返球は技術的にも物理的にも難しい
ですし、実はメリットの少ないショットなのです。

過去にも書きましたが、そういう返球はいわゆる「ふんわり」
ショットで、シャトルの軌道が山なりとなるので、コントロール
をつけるのがとても難しくミスが出やすいショットです。
ふんわり球はいわば「3D」のピンポイントショットなので
自分が最初に打つなら別ですが、相手のショットをそのように
返そうとするのは、費用対効果の点からもあまり選択すべき
ショットではないと思います。

運良く!?ネットを越えたとしても、ふんわり球なので返球に
時間がかかり、相手に突っ込まれる恐れもありますし、また
ネットすれすれの返球だと、次に打たれたヘアピンが非常に
厳しくなってしまう可能性も高くなりますので。

そこを考え方を改め、打たれた球をレシーブする際に、ラケットを
少し前に押して、多少球足を長くすることで、ネットに掛けるミス
を減らせますし、高低のコントロールもつけやすくなるのです。

ヒットする際、強く弾けばドライブになってしまいますし(まあ
その返球もバリエーションとして必要ですが)ただラケットに
当てるだけでは、前述のふんわり球になってしまうので、その
中間というか、インパクトの瞬間、面を保ってネットの白帯方向
に少し押す動きをすると、ネット前への返球でのミスが減らせる
ばかりでなく、あまりネットから浮かない球が打てると思います。
面を保って、というのが重要なポイントです。

このイメージは、とても有用な知識だと思います。
スマッシュやプッシュのレシーブだけでなく、ネット前の微妙な
高さの球をネット前に落とそうとする時も、見事なヘアピンで
ミスしてしまうよりは、シャトルを流し込むように返球して
もう2〜3ラリー長引いても、攻撃を持続させた方が良いと
思います。

もっと言うと、ハイバックからのネット前への返球も、流しこむ
イメージで球足長く打てば、ネットから浮かずにミスが減ります

試してみて下さい。

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今週は珍しく水木土と3回も練習してしまいました。

木曜は定例の練習。ここではシニアの強豪幡野さんと基礎打ちの
後、やはり半面シングルス(僕も好きだなぁ)にて対決。
自分からは一切攻めない方針で、幡野さんが何を打とうとマシン
のようにクリヤーばっかり打ちまくり、幡野さんもあまりミスを
しないので、1回のラリーが軽く1分を超えるほど、飽きもせず
淡々と延々とクリヤーでつなぎまくってプレーしました。

そうすると3−2の段階で既に幡野さんの体力は底を尽いて
息も絶え絶えになり「3−3になったら終わる」と11点1ゲーム
のルールを勝手に変更しようとしてきたので、僕が4点目を取り
終わらせないようにしたら、今度は不覚にも4−5と5点目を
献上してしまった瞬間に、自主的に勝ち逃げの形で終わろうと
したので「それはダメですよ!」と僕も、コート脇で観戦して
いたマメちゃんも猛抗議して、では7点ゲームにしようとなり
結局7−5で僕の体力勝ちとなりました!
僕は身長が高く(182センチ)手も長いので、半面だとほとんど
動かないで打てるので、ラリーが長くなってもあまり疲れない
のです(^^)幡野さん、またお願いしますね!

そして土曜日は何回かダブルスをやった後、いつもの丸野が
いつもの通り半笑いを浮かべながら、シングルスを挑んできました
いつもの通り、僕は無条件で受けて立ち、おいしいビールの為に
一汗かくことに集中しました。

1ゲーム目は丸野のミスが多く、半分くらいの楽勝で僕が先取。
2ゲーム目は、逆に僕の球が急に不安定になり、また丸野の球が
良いコースに決まり、リードを保たれたまま16−20のゲーム
ポイントとなってしまいました。
ラリーポイントなので、1本もミスれない状況となり、敗色濃厚
でしたが、僕はおいしいビールのためにも負けたくなかったので
そこから気合を入れ直し、エネルギッシュな動きをして大きな声を
出しながら闘志むき出しでプレーした結果、何と5連続得点で
21−20と逆にマッチポイントを迎えたのです!

こうなると俄然色めきたちます。僕は得意の汚いフェイント気味
のドリブンサーブで、疲れの見える丸野をのけぞらせようと
しましたが、これが痛恨のアウト・・・これで21−21です。

しかしこの状況では勝つことしか頭にないので、ミスだけは
しないように、しかし動きは速くと言い聞かせ、22点目を
ノータッチのドロップでもぎとると、最後は飛びついて打った
クリヤーを丸野が見逃してこれがイン!
嬉しい大逆転勝利となったのでありました。
帰宅後、間髪入れず飲むビールは、得も言われぬほどウマかった
なあ・・・

丸野は負けて悔しいと思いますが、丸野にも言いましたが負ける
のは良い事です。悔しさがモチベーションになりますので。
丸野が挑んできてくれることで、僕の体力も維持向上できている
と感じます。いつもありがとう。
これからも絶対に受けてたちますので、丸野くんよろしくお願い
しますね!

来週は、関東在住の元パートナー見市弟が帰阪して、一緒に
ゴルフすることになっております。
場所はこないだ行ったばかりの「あいがわゴルフコース」
回ったばかりの僕は有利かな?
いっ、いや実は9月30日にABCゴルフ倶楽部でラウンドして
おりましたが、その時のスコアは哀愁の110・・・
ゴルフの実力は、あまりないみたいです・・・
「くっそー〜」(どきどきキャンプのジャックバウワー風に)

ではまた!
posted by まさやん at 10:30| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする