2008年04月19日

中間の球を丁寧にドライブで返そう

本日は、大阪社会人個人戦ダブルスの試合です!
試合前というのは、何故か早く目が覚めてしまうものですね。
今朝目が覚めたのは、何と6:30。
遠足に行く前の子供、じゃないですが、試合前にはやはり少しは嬉しさと期待と緊張が
あるのです。

試合という目標があると、普段の練習やトレーニングにも気合が入ります。
普通の練習時の動きにも機敏さが増していましたし、なわとびと素振りも、ヘトヘトに
なりながらも、試合時の苦しい状況を思い浮かべて、頑張って継続していました。

そのおかげもあって、最近は非常に調子も上がってきており、特にスマッシュについては
全盛期と言っても良いくらいの強烈な当たりが戻ってきて、プレーをするのがとても
楽しい状況でした。

でした、と書いているのは、そう、その好調の状態が文字通り過去形になってしまったの
です・・・

実は、木曜の定例練習にて、背筋右腰上の当たりを肉離れしてしまい、今日の試合は
無念にも棄権せざるを得なくなってしまったのです・・・(ToT)(ToT)(ToT)
ああ、何ということでしょう!

今回の試合は、上位進出を目標にして、またその自信も少なからずあった為、非常に残念
でなりません。
パートナーの真野くんにも大変申し訳ないことです。

怪我をした状況は、前衛に居た時に、バック側の高めの球をラウンドで取ろうとして
取れずに空振りしてしまったので、左側に反った体をすぐに体勢を立て直そうとして
体を真っ直ぐに戻そうとした瞬間、右側面に鋭い痛みが「ピシッ!」と走ったのです。
その瞬間「あっ、これは肉離れだ」と確信しました。(肉離れしたことないのに)
それでプレーは終わりです。
その後は、じっとしている分には痛くも痒くもないのですが、動かすと痛いし、咳を
すると激痛なので、その段階でこれは試合は無理だなあと、悲しい判断をしたのでした。

その晩、親愛なるドクター村尾さんに電話で状況を説明し、助言を仰ぎましたところ
下記のアドバイスを頂きました。

1)肉離れは必ず治ります〜
2)肉離れは、日常生活には支障はないが、スポーツには支障があるんですわあ
3)安静にして湿布する事ですな。ただ湿布しすぎて肌がかぶれる人もいますが
4)肉離れは、こんな言い方も何ですが、医者にできることはあんまりないんですわ

とのことでした(^^;
結論としては、安静にしておく以外になさそうです。
お医者さんにできることがなさそうならば、医者に行かなくとも良いと判断しました。
それが分かっただけでも、診察費がセーブできました。村尾さん、またまたありがとう
ございました!

まあ、もうなってしまったものはしょうがないので、今僕にできること、つまり「肉離れ
を治す」ことに専念したいと思います。

思えば、木曜日は少し疲れていたのかもしれません。
今週から仕事の引継ぎが始まり、月曜が高知出張。それも車で日帰り!
高知県は、大阪から片道320kmあります。一応運転手は僕ともう一人で半分ずつ
運転しましたが、それでもやはり日帰りはキツかった・・・

そして翌日は大阪で仕事でしたが、夜に歓送迎会があり、新しく大阪に来る人、大阪を
去る人との盛大な宴会でした。
しかし今週は大事な試合だということで、僕は何と一滴もお酒を飲まず、宴会が終わって
から家に帰って、なわとびと素振りを実行したのでありました!
お酒の好きな僕にしてみれば、快挙に近い行動でした。

そして水曜と木曜の二日間で、愛媛地区への引継ぎ挨拶回りでした。愛媛も車での出張で
しかも愛媛は高知より遠い片道350kmではありますが、日帰りでなく一泊なので
全然体力的にはましでした。ただ運転は僕が往復全て担当しました。

という週だったのと、愛媛帰りの練習だったのが、体に負荷を与えてしまっていたのかも
しれません。練習相手の金澤くんにも「疲れていたみたいですね。体のキレがありません
でしたから」とのことでした。

今回は筋肉を傷めてしまいましたが、これも僕の速い動きに筋肉がついていけなかった
んだと、僕の反射神経が筋肉を上回ったという意味の無い前向きな捉え方をしておきたい
と思います。
木曜の練習は、それほど激しくやったつもりもなかったのですが、今後は疲れている時は
やらないくらいの予防措置が必要かもしれませんね。難しいことですが・・・
皆さんも十分にご注意下さい。

ではバドの話。

<中間の球を丁寧にドライブで返そう>

ダブルスの基本は、攻撃し続ける事、と書きました。
攻撃イコール上から下に向かって打っている、ということです。
上から下に向かって打つのはスマッシュでありカットであり、時にドロップです。
そしてこれらのショットは、難易度的には高くありません。
単に上から下に打つのみです。

ドロップやカットで、フェイントが効く効かないとか、技術的な問題はおいといて
ストロークの種類としては、あまりミスしやすい要素は少ないと思われます。

しかし、高さのあるネットを挟んで打ち合うバドミントンでは、ネットの高さ付近で
打ち合うストロークは、多分にミスする要素を含んでおります。

主な現象は

1)ネットから浮かせたら甘い球になってしまうので、ネットすれすれに強い球を打とう
  としてネットに引っ掛けてしまう。

2)上からの角度がつけにくいので、強く打ち過ぎで奥にアウトしてしまう。

3)逆に丁寧に置きにいき過ぎて、手元がぶれてしまい、かなりネットから浮いてしまう

の三つではないかと思います。

これは、ネットという定格の障害物を挟んでするスポーツなので、皆同じ状況であると
思います。

一般的に、ある事を無くそうと思ったら、その原因を取り除けば良い筈です。
なので単純に考えれば、1)〜3)の逆をいけば良い筈です。

1)の逆 ネットすれすれに強い球を打とうとしない
  → これは確かにミスは減るかもしれませんが、強くもなく浮き気味の球ということ
    になれば、単に甘い球になってしまいます。つまり3)であります。

2)の逆 加減して弱めに打つ
  →加減して打てば、アウトにはなりませんが、これまた相手にとってあまり脅威では
   なくなってしまいます。

3)の逆 これも1)ということになりますね。

つまり単純に逆をいけば良いものでもなさそうです。

それではどうしたらよいのか、ということになりますが、やはり理想はネットから浮かさ
ないで、強い球を打つ、のが良いので、下記のやり方が良いと思っています。

@ 手打ちにならない
  → シャトル、ましてやドライブは手で打つのではありますが、下半身が不安定な
    状態で、手だけで打とうとしない、ということです。ショートサーブ編で書いた
    ように、土台がしっかりしていれば、シャトルの軌道も安定させやすい筈です。
    バドは動きながら打たなければならないスポーツなので、完全に安定して打つ
    というわけにはいきませんが、動きながらでも足をしっかり出して体を起こして
    シャトルをしっかり目で捉えて体の前で打つ、ようにすれば、不安定な中でも
    安定度は高まるものだと思います。

A コントロールを付けられる最速で打つ。
  → これまた得意の当たり前の事を書いていますが、試合中はついつい頭の中が熱く
    なってしまってアドレナリンも出まくって、ミスしやすい状況であるにも関らず
    無謀に全力で振ってしまう事があります。(僕もたまにあります)
    強く打って決まるのも一本ですが、自分がミスるのも、相手に一本を献上して
    しまうのです。
    これは頭が冷静でないとできませんが、自分の力加減とコントロール技術を
    しっかり把握して「この力位ならネット付近の高さで、しかもアウトにしないで
    打てる」という自信を持って、ショットを繰り出せば、自ずとミスは減っていく
    と思います。自分を知る、ということでしょうね。

B 大振りしないで丁寧さを増して打つ
  → Aに通じますが、コート中間部分のネットの高さ位の球は、大振りしたらとても
    コントロールできません。
    強さとコントロールを兼ねたショットを打つ為には、スイングは極力コンパクト
    にしなければなりません。
    そして、そのショットがミスりやすい、ということを念頭において他のショット
    よりも丁寧に打つのです。
    他のショットも丁寧に打たなければならないのではありますが、例えばネット前
    からの逃げのロブに、そのような繊細さは不要で、高く奥まで返れば良いですが
    中間付近のシャトルは、ネットに掛けない、アウトにしない、でも浮かさない
    という三重苦!?をしのいで打たねばならないのです。
    イメージとして、ネットの一番上から一枚の板が手前に延びている、その板の
    上を通過させる、ようにすればネットには引っ掛からないイメージはできます。

C クロスコートに打つ
  → この理由はシンプルです。クロスコートの方が、コートの対角線であり距離が
    長いからです。距離が長ければ当然アウトする確率が減少しますので。
    強めに打ちたいけどミスりたくない場合は、僕はクロスに打つ事が多いような
    気がします。

D カット気味に打つ
  → 球を強く打つ為に、ラケット面とシャトルがフラットに当たるように、と前に
    書きましたが、その逆をいくのです。
    ネットの高さ付近から、強めの球を打ちたい場合、僕はラケット面を少し斜めに
    して、シャトルの勢いを少し殺して打つ事があります。
    こうすることにより、強いスイングをしながらも、シャトルの速度が殺されて
    球足が短くなり、アウトを防げると考えています。

E フェイントを掛けて相手の逆を突く
  → これは技術的な問題はありますが、うまく逆をつければ、多少球がネットから
    浮いたとしても、相手の反応が遅れるので厳しい返球はないからです。
    ストレートのようにしてクロス、クロスのようにしてストレートに打つ。
    面と振りを打つ方向に向けてラケットを振り出しながら、最後の打つ瞬間に
    面を変える、というのが基本です。

いろいろな考えはありますが、基本的には中間部分のシャトルはミスりやすいものです。
そしてそれは当たり前です。
なので、ミスりやすいことを大前提にして、徐々にショットの精度を上げていくように
するのが、良いと思います。
自分の感覚をさらに磨いていって下さい。

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バドにおける点数についてちょっと考察です。

ラリーポイントで、自分がミスれば1点を相手に献上してしまいます。
これを普通は1本だと思ってしまいますが、実はそうではなく実質2本なのです!

なぜならばそこを自分がミスらずに、相手がミスるなりこちらが決めて1本取れば、自分
に1点が入っていたことになりますので。

例えば10−10の場合で、自分がミスしたら10−11となりますね。
しかし、相手がミスするかこちらが決めたらポイントは11−10となります。
当たり前の事を言うな、ですね・・・

何が言いたいのかというと、ラリーポイントの場合、必ずどちらかに点数が入る仕組み
なので、一本取るか取られるかで、結果は2点の差となってしまうのです!

上記で言うと、そのラリーを取っていれば11−10で1点リードしていますが、その
ラリーを取られてしまうと、10−11で1点ビハインドということになり、1点リード
と1点ビハインドでは、2点差があると同じ事です。

という事をしっかり理解して、これからもっと1本を大事にしようと思った僕は
完全なバドメインです!?

それより早く肉離れを治すのが先決です・・・
あ〜あ、試合したかったなあ・・・
仕方がないので、今日は肝臓のトレーニング、つまりヤケ酒でイジけときま〜す。
ではまた!


posted by まさやん at 10:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする