以前にも書いた高校OB合宿参加の為に帰省していたからです。
合宿は、山梨県道志村で実施しました。
廃校の小学校体育館だったので、床に穴が開いてるんじゃないか、とか
照明が蛍光灯じゃないか、とか、コート書いてないんじゃないか、とか
ポールもネットもないんじゃないか、とか、最悪の予想をしていましたが、嬉しい事に
予想を大幅に裏切った素晴らしい体育館で、母校の体育館や今練習しているところより
素晴らしく綺麗で、フロアも綺麗、ポールも新しい、照明も見やすい、と合宿の体育館と
しては、100点満点の環境でした。
懐かしい参加メンバー達も、久々に再会した仲間とのひと時を十二分に満喫して、みな
楽しそうにバドミントンに興じていたので、幹事の一員としては大満足な合宿でした。
ただ僕は、基礎打ち早々から腰に痛みを感じて、最初のゲームでそれが激痛へと変わり
その後は全くプレーすることができなかったのです・・・
その点は悔やんでも悔やみきれない程ショックでしたが、もう仕方ありません。
来年も実施は間違いなさそうなので、来年こそは万全な体調で現役プレーヤーの意地を
見せ付けたいと思います!
ではバドの話。
<タメについて>
あの人のショットはタメが効いていて取りにくい、とか
タメて打つ事でショットに威力が増す、とか
タメ、という言葉は、皆さん良く聞かれる事だと思います。
では「タメ」って一体何でしょう?
一言で言うと、「あっさりとすぐにはシャトルを打たないで、最後の最後にスパッと
瞬間的に打つ」(一言じゃないな・・・)です。
野球のピッチャーで、「球離れを遅くする。できるだけ長くボールを持ってリリースを
遅くする」というのも、タメです。そうすることで打者がコースを判断しにくくなるの
です。
林丹選手のジャンピングスマッシュはタメが利きまくっており、ジャンプして腰は
回転を終了していながら、上半身とラケットはまだバックスイング状態にあるのです!
腰の回転から遅れて上半身、腕、肘、リスト、ラケットの順に遅れて振られ、それが
また瞬間的に行われるので、いわゆる「ムチ」の先端のように、ラケットヘッドの
速度が最大になるのであります。
タメを作ることによるメリットは
1.ショットに威力が増す(ムチの原理)
2.ショットが相手に分かりにくくなる(最後に瞬間的に振るので判断しにくい)
だと思います。
オーバーヘッドストロークについては、出来る限り手首の返し(回内)を遅くして
インパクトの直前までラケットヘッドを後方に保った状態で、最後の最後に瞬間的に
ラケットヘッドをスパーンと返すようにすると、同じ振りのように見えても威力が
増して、またショットが分かりにくくなりますよ!インパクト音も変わってきます。
ジャンプスマッシュ(両足ジャンプ)などはタメの最たるもので、そもそも
ジャンプスマッシュはタメが生じるというかタメないと打てないので、ジャンプして
打つと、まず受ける方は「スマッシュだ!」と身構えますし、ジャンプしているので
角度もつくし、何と言ってもタメがあるので、レシーブのタイミングが合わせにくい
のです。
ですので、今までジャンプスマッシュを打った事がない人も、物は試しと両足ジャンプ
してスマッシュを打ってみて下さい。例え遅くても、普通に打つよりは相手はとりにくい
ものですので。
こう書いてみると、タメはある程度の筋力がないと出来なさそうですが、果たして・・・
やはり若干はそうかもしれませんね。
しかし逆に、タメのある打ち方をしようとすることで、筋力が鍛えられていくと思い
ますし、ジャンプスマッシュは打てなくても、クリヤーなどのオーバーヘッド
ストロークでは、それほど強靭な筋力は必要ないと思います。
今日から早速、インパクト直前までラケットヘッドを後方に保って、最後の最後に
瞬間的に振り抜いてみて下さい。ショットの切れが増して、インパクトの音が違って
きますよ!
では、まだまだバドミントンには暑いですが、水分をガボガボ摂取しながら、汗だくに
なって頑張っていきましょう!
今日は合宿後久々の練習があります。腰は大丈夫かなぁ・・・