2007年07月31日

やりにくい相手

皆さんありがとうございます!
本年5月12日に開設した僕のブログが、昨日めでたく純粋訪問者数1000人を突破
しました!
開設当時は全国の方に見てもらいたいと強く思ってはいたものの、正直これほどまで
早く1000人に到達するとは思いませんでした。
これもBadnet様、そしてご覧下さった皆さんのおかげであります。
本当にありがとうございます。

1000人と言うとスゴい人数で、それだけの方とお会いしてお話しする事は、普通は
簡単には実現しにくいと思います。
それがインターネットを通して、ブログを通して、普通なら知り合う筈もなかった
バド仲間とつながっていけるという事がすごく不思議ですが、半面非常に嬉しく幸せを
ひしひしと感じながら、パソコンのキーボードをカタカタ叩いております。

ちょっと解説しますと、僕のブログの右上にあるアクセスカウンターで
* Total Access(現在3275)
* Unique Visit(現在1024)

とありますが、Total Accessはこのブログが何回アクセスされたか、の数値で
これは極端に言うと一人が何回見てもその数は増えていきます。
僕が3000回アクセスしても、ここの数値は3000回増える訳です!?それはさすがに
しませんが・・・
Unique Visitは、今までにアクセスしてくれた個別の人数です。
つまり現在1024ということは、1024人の別々の方が見てくれたということです。
ここは僕が3000回アクセスしようが一向に数字は増えません。
ですので僕が気にしていたのは、ここの数字だったのですが、よくよく考え直してみると
同じ方が継続して読んで頂ける方が大事ではないかと思うようになりました。

ですので、今後は純人数増を意識しながらも、リピート読者さんも飽きさせないように
日々ネタ探しにアンテナを張っていたいと思います。
引き続きよろしくお願い致します。お気軽にコメントもお待ちしております。

さてバドの話。

やりにくい相手

シングルスにおいて、やりにくい相手とはどんなタイプでしょう?

強い人?当たり前ですが、例えば全然勝てない程実力差のある相手と対戦するのは
ある意味楽しくもあります。今までに体験した事のないショットやフェイントで
「おお〜!そんな球もあるのかぁ」という感動が味わえるからです。

弱すぎる相手?
やりにくい筈がありません。しかしあまりに差が激しいとちょっと申し訳ないような
気分にはなりますね。

実力均衡の相手?
そうですね。実力均衡ということは試合も接戦になる筈で、実力均衡の相手には
こちらとしても負けたくないので、ここは普通はやりにくい部類に入るでしょう。

しかし実力均衡の相手でも、やりにくさに差はあります。

バンバン打ってエースショットを決めてくる相手?
これは切れ味鋭くノータッチエースや読めないフェイントや切り返しで、決め球によって
点数を取っていくタイプ。しかしこういうタイプは実はミスも多く、ラリーもそれほど
長くならない為、心理的にはプレッシャーは掛からないものです。

粘りに粘って何とかコートに入れてつないでくるタイプ?
これはやりにくい・・・体力に自信があり、多少追い込まれようとも自慢の脚力で
何とか追いつき、多少甘くともコートに返してきて、こちらが焦ってミスして失点して
しまうような相手。体力もありしぶとい。こういう相手とはできれば当たりたくない
ものです。

しかし、この粘ってくるタイプにもやりにくさに差があるのです。
それは・・・

表情を表に出さないタイプです!

つないで粘るタイプの人でも、こちらが決めたり相手がミスしたりした時に「あ〜!」
とか「くっそー!」とか口にも表情にも出し、いわゆる「しまった」感を表に出す人に
対しては、こちらも「ああ相手も苦しいんだ、よしこちらも頑張ろう!と勇気を持って
ラリーを継続することができます。
しかしこちらが決めようが相手がミスろうが、涼しい顔で坦々と表情を変えずにプレー
されてしまうと、心の中で相手の存在を必要以上に大きく感じて空恐ろしくなって
しまい、さらにミスが加速して精神的ダメージを負っての敗戦という恐怖の事態が
待ち受けているのです!

昔バドマガで読んだのですが、長谷川博幸選手(元全日本チャンピオン)は
シングルスで非常に厳しいラリーでも決して苦しい表情は見せずに、タオル休憩で
顔を拭いている時に、タオルの中で思いっきり苦しい表情をして、休憩が終われば
また涼しい顔でラリーに望んだという話に、感銘を受けた記憶があります。
長谷川選手はやはり、表情を変えない事による相手への影響力を認識していたのですね。

苦しい時に表情を変えないのは、やってみると分かりますが実は余計に苦しい事です。
しかしそうする事で、相手に恐怖感と焦燥感を与え、また少し勝利に近づく事ができる
なら、ちょっと頑張ってみてもいいかもしれませんね!
でも普段の練習試合で無表情だと、つまんなそうに見えるから止めた方が良さそう・・・
しかしここ一番の真剣勝負の際には、「苦しくても涼しい顔」を実践してみて下さい。
その効果で2〜3点は取れるかも!?

シングルスにおいては、実力差が均衡の場合はミスで決まると言っても過言では
ありません。
ここは強調したいのですが、シングルスで負けるのは悔しい事ですが、別に命もお金も
取られる訳ではありません。
負ける事自体の悔しさより、自らミスして負けたという原因の方が根深く尾を引きますし
自分が情けなく小さく感じられてしまいます。
相手コートに誰も居ない状態で慎重に狙えば、そんなに試合と同じようにはショットは
ぶれない筈です。
また著しく自分より実力が低い相手の場合も、ミスは少ないでしょう。
結局ミスは心が原因の場合が多いのです。
「焦らず恐れず坦々と」ラリーしてみましょう。
次回の練習では試しに、「相手に決められるまでこちらはミスしない」と決断して
ラリーしてみて下さい。多少コースが甘くても良し、です。

僕もシングルスでは、「焦らず恐れず坦々と」プレーしたいと常日頃思っております。
言うは易く、行うは??ですが(^^;)

ではまた
posted by まさやん at 00:23| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月29日

前に出よう

昨日は待ちに待った海!と言いながら先週も丹後半島の先端まで行ってきたのですが
天気が悪く、まるで冬の海のように、ビーチは閑散として寒風が吹き荒んでおり
一応海水につかるはつかったのですが、唇を紫色にして浜辺で震える始末・・・
最後には服着てタオルかぶって胎児のように丸まっておりました。
これでは何の為に海に行ったのか分からない!ということで、リベンジの意味を込めて
近場の淡路島に、体を焼きに行ってきました。
照りつける真夏の太陽のお陰で、短時間で真っ黒になり、今は少し痛くて夏らしさを
実感しているところです。いい色です(^^)v

バドミントンプレーヤーは白ければ白いほど強い。昔冗談でこんな事を言っていました。
その意味は、バドミントンでよく練習をする人は、夏の暑い時期も体育館に居るので
日焼けしない、だから強い人は白い、という強引な理論でした。
しかし一般的には、日焼けした黒い肌、というのが健康的かつ男らしいと思われます。
青白くてすごく強いより、健康的で結構強い方を僕は選択します!?単に焼きたいだけ
ですが・・・

ではバドの話。

前に出よう

ダブルスにおいては攻撃している方が強い、と書き続けてきましたが、相手も必死で
勝とうと向かってきている以上、こちらの都合良く攻撃し続けてばかりいる訳には
いきません。
どうしても守勢に回らざるを得ないラリーは発生します。
しかし守勢のままだと、最終的には無残に仕留められる結果となります。
上から下(シャトルの角度の意味)に攻めている方が、技術的にも難易度は低いので
ミスしにくいし、同じ技術レベルの場合、いや多少相手が上でも、攻めている方が
常に強いからです。

ですので、守勢のラリーにおいても、常に攻勢に転じる機会を虎視眈々と狙って
いなければなりません。
その方法は?

<前に出る>

これです!
これだけだと何にも回答になっていませんので、もう少し解説しますと

<前に出られるチャンスがあれば、積極的に前に出る>

前に出るということは、その人が前衛になるということであります。
ということは、パートナーは必然的に後衛になるわけです。
その形がトップアンドバック、つまり攻撃の体勢になるのです。
一人が前に出なければ、もう一人は後ろに下がる訳には参りません。
なかなかトップアンドバック、つまり攻撃態勢になれないのは、一人がなかなか前に
詰めないからだと思います。
ダブルスで、よく半面シングルス的な動きをしている人がいますが、そういう人は
パートナーに任せるという感覚が希薄なのでなかなか前に出る、という発想に
なりにくいのです。
自分も昔そうだったので良く分かります・・・

前に出るチャンスを見落とすと、折角念願の攻撃態勢に入れるのをみすみすやり過ごして
また辛抱の守勢を続けなければなりません。
これではなかなか勝率も上がってこないでしょう。

では前に出るチャンスとは?

1.相手のバック奥にショットして、相手がバックハンドで処理しようとした時
  これは絶好の「前入り」チャンスであり、絶対に見逃してはなりません!
  これは相手のストレートのスマッシュをクロスに切り返した時などに、よく生じる
  場面です。
  僕が色々な人のプレーを見ている中で、このチャンスを見過ごしている人がいかに
  多い事か・・・
  上級者でもバックハンドからは強烈なスマッシュはまずないし、速かったとしても
  前衛で十分対応できる速度だと思います。(場合にもよりますが)
  大抵は、前に落としてくるか、クロスに逃げるか、必死で奥まで返そうとするか
  くらいでしょう。
  ここで強調しておきたいことは、どんどん前に出よう!ということなので
  まずはそのくせをつけるためにも、相手のバック奥に追い込んだら、積極的に
  前に出ましょう!そして前に出た人のパートナーは、すかさず後ろに回り
  スマッシュを叩き込む準備で返球を待ち構えましょう。
  前に出ないでも、次上がって来た球を打つことはできますが、一人がサッと前に
  入れば、より早く後衛もスマッシュの体勢が取れますので、より効果的な攻撃が
  できると思います。

2.スマッシュを打った人にドライブで返した時
  スマッシュを打った人にうまくドライブで返球できたら、それはチャンスと見て
  良いでしょう。
  スマッシュを打った人の胸元に速い返球ができたら、相手も打った直後であり
  体勢が少し乱れているので、連続で鋭い球は来ないとの判断です。
  良いドライブが返せたら、ラケットを上げながら前に詰めてプレッシャーを与える
  のです。
  スマッシュを打った人は、そういう球が来たら良くてドライブ、大抵はバーンって
  上げるか、ネットに落として逃げてくるかだと思います。
  そのネットに落として逃げる球を逃さないで叩く、或いはネットに落とす。
  バーンって上がってきた球は、サッと後衛に入ったパートナーがお返しにスマッシュ
  を叩き込む。
  ドライブで来た場合でも、しっかりとあげたラケットで次の球を強く返球する。
  このパターンでうまく攻守交替できれば、良い得点パターンになると思います。

3.ネット前に落とした人が前に入る
  これは当たり前の事なのですが、前述の「パートナーに任せる」感覚を持てていない
  人には案外できないプレーだと思います。
  パートナーに任せる感覚の無い人は、ネット前に落とした球の返球、つまり
  @再度ネットに落とされる、Aロビングをされる、の両方を取ろうとしている為
  前に詰めないのです。
  ネット前に落とした人のする事は、ネットにそのまま入り、@の球を担当する事です
  もっと言うと@をされないようにネット前に入ってプレッシャーを与える事です。
  Aは捨てなければなりません。
  ネット前にうまく落とせた(沈めた)瞬間というのは、攻守交替の絶好のチャンス
  なのですが、そこでボーっとして真ん中辺りに居たら、またネット前に落とされて
  逆に相手に前衛に居られて上げざるを得なくなり、いきおいそのまま攻撃を浴び
  続けるという不本意な状態が続いてしまいます。
  これではなかなか勝てません。
  ここでも、前に落とした人が前にサッと入れば、パートナーもサッと(サッとが
  重要ですよ!)後衛に入り、前衛のプレッシャーに負けて上がってきた球を
  バチーンと打つパターンが出来上がります。
  前に落としたら、前に入りましょう!

代表的な3パターンを書きましたが、要は「相手に効いたショットを打ったら前」と
思っておけば良いでしょう。
その際に大事な事は「しっかりラケットを上げて前に出る」ということです。
この動きに慣れない人は、前に出る事に抵抗感がある筈です。
自分で触らない事に対する抵抗感でしょう。
しかし、ダブルスは二人でやるからダブルスなのです。
あなたのパートナーに全幅の信頼を置いて、役割分担の妙を楽しんでいきましょう。
それが形になれば、強くなると思いますよ!
思いきってどんどん前に出てみて、また見えてくることがあるでしょう。
今までのプレーの範囲内でプレーしていたら、今までと同じプレーしかできず、そこに
成長・上達はありません。
新しい感覚を楽しんで、また新たにプレーの幅を広げていければ気持ちも新鮮ですし
また新たな楽しさが発見できると思います。
恐れずにどんどん前に出てみて下さい。
僕ももう少しブログのデザインを見栄え良くしたいです!?

ではまた。

PS:酒井さん!昨日はお疲れ様でした。
   このブログの読者と知り、びっくりしたと同時に嬉しかったです。
   ここでも入魂の投稿をしたいと思いますが、直接でもお気軽に質問して下さい。
   是非これからも一緒に頑張って、マイベストを目指して上達していきましょう
posted by まさやん at 10:11| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月25日

ダブルスでの狙い目 〜その3

今日はその3として、バック奥からのスマッシュについて考えてみます。
実は昨日の投稿時は深夜かつかなり酔っていたので、今読み返してみると、今一雑
だったかなぁ、と反省しております・・・

今日はちゃんとしらふです!?しっかり考えてみたいと思います。

B → 1.の場合
  これは意表を突くという意味では、効果的なショットです。しかしそれなりの
  スピードがないと、ストレートに返された場合は即命取りになります。
  ここは、自分の体勢が良くて早く打てる状態で、またストレート中心で打ち続けて
  いて、相手の虚を突くタイミングで打てれば、決定打となりえます。
  何故なら、基本的には相手はここに来るとは思っていないからです。

B → 2.の場合
  これも上記同様意表は突けますが、相手のバック側ですので相手が動かず
  体をひねる程度で処理可能な場合、ストレートに置かれるだけでも、前衛も
  取りにくい球になります。
  ここはあまり打たない方が良いと感じます。自分の体勢とスマッシュの威力と
  相談して下さい!

B → 3.の場合
  ここは、相手にもよりますが、フォアに思い切って構えて待っている人がよく
  いますので、そういう人に対してここに打ってしまうと、バッコーン!と
  恐ろしい切返しをされてしまいます。
  何回か打ってみて、相手がフォアで待っていないようなら、たまには打ってよいと
  思います。しかし、味方の前衛は基本的にストレートへの返球に備えて、後衛が
  バック側の場合はバック側に寄っているものですので、やはりストレート中心に
  打ちたいものです。

B → 4.の場合
  センターの攻撃は常にOKです。
  気をつけることは、フォアからと同様に、球筋がずれて向かって右側のレシーバー
  に取られると、切返される恐れは出てきますのでご注意を。

B → 5.の場合
  ここは相手のバック側なので、相手も取りやすいのではありますが、ストレートで
  あること、アウトミスの可能性が低いことから、どんどん打っていくべきコース
  だと思います。
  ただし同じコース・同じスピードばかりだと、相手もどんどん取りやすくなって
  しまうし、こちらは体力を無駄に消費するだけだし自信も失うし!?やはり
  角度の変化・微妙なコースの散らし・高さ・タイミングなど、あの手この手を駆使
  して、少しでも相手に取りにくい球にするように工夫しましょう。

B → 6.の場合
  ここも上記と同様、多用すべきコースです。
  特に相手の利き腕の付け根部分は、バックハンドでレシーブする関係上理論的に
  ここが取りにくくなりますので、意図的にどんどん狙っていきましょう。
  ただ相手によっては、レシーバーがセンターに寄り気味になって、フォアで
  切返しを狙う輩がいますので、相手の返球・構えを打ってみて確認して下さい。

B → 7.の場合
  ここは効果的な良いコースです。ただしアウトにしなければ、です。
  全力で打つスマッシュはショットのぶれも大きいので、常にアウトミスを注意
  しなければなりません。
  ラリーポイントとなり、1ミスが即1失点となるからです。
  前回書いたように、ダブルスの場合は攻撃さえしていれば良しとすべきで
  力量が同程度の場合は、レシーブしている方がショットの難易度から考えて
  不利です。
  ただしミスを恐れるあまり、消極的プレーになってしまっては勢いも出ませんので
  何度か打つ中において、自分のショットの精度を把握することが大事でしょう。
  アウトにしてしまうなら、そのずれる分の範囲を考慮に入れて、コート内にそれが
  収まるようにしなければなりません。

3回に亘って書いてみましたが、基本は真ん中狙いで、後はストレートで左右に散らす
ということでしょうか。
「相手の利き腕の付け根」は、結構ポイントですので意図的に高めにここを狙って
みて欲しいと思います。よく決まると思いますよ!
クロススマッシュは一見派手ですが、一発の力が無い場合は、相手にとって逆にチャンス
ボールになってしまいますので、十分に考えて使って欲しいと思います。

と書いてみてふと思ったのですが、相手がサウスポーの場合だとまた違うなあ、とか
高さとかカットとかクリヤーを混ぜてとか、考えると一筋縄ではいかないなあと
改めて思いました。
ですので、あくまで参考に、ということにしておいて下さい。

今日は大阪も酷暑でした!しかし、会社を休んでしまった僕は涼しい部屋で
桑田さんの「明日晴れるかな」を熱唱して、その曲と歌詞に感激して歌いながら
号泣していました!
明日はちゃんと働きます・・・明日晴れるかな?カンカン照りですね・・・
ではまた。
posted by まさやん at 23:04| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ダブルスでの狙い目 〜その2

今回はダブルスでの、真ん中からのスマッシュのコースについて考えて見たいと思います

A → 1.2.
  1.と2.をまとめてしまいましたが、真ん中からのスマッシュは、基本的に角度が
  つかない(レシーバーにとって)為、1.も2.も同じかなと思います。
  厳密に言うと異なりますが、ここは大雑把にいきたいと思います!?
  真ん中からのスマッシュに対しては、こちらから見て右側の人は気持ちフォアを
  待っていると思います。
  なのでこのコースは、まあ打っても良いかなと思いますが、気をつけなければ
  ならないのは、やはりアウトミスでしょう。
  ダブルスの場合相手も二人ですので、あまり端っこの方を狙って打つメリットは
  ないと思います。
  上から下に打っている分については、攻撃している訳ですので、それほど厳しい
  返球はないものと考えて、攻撃している事を重視して、ノータッチを狙うのは
  避けて、上から下に攻撃していること自体を尊重して、攻撃を継続させる事に
  集中するのが良いと思います。

A → 3.
  ここは上記で書いた通り、レシーバーはフォアで待ちがちなので、あまり打たない
  方が良いでしょう。打つとしたら、バリエーションの一環として、返球を予想
  してのショットにすべきだと思います。

A → 4.
  これは真ん中から真ん中へのスマッシュです。
  前回も書いたように、相手の真ん中は常に効果的だと思います。
  特に真ん中から真ん中のスマッシュは、返球のコースが限定されるので
  前衛にとって、予想しやすい返球となる確率が高いと思われます。
  ここは多用して、どんどん真ん中に攻めてみましょう!

A → 5.
  ここは相手も待っているところですので、打たない方が良いでしょう。
  ただ、返球されたとしても、あまり角度は付かないので、前衛がしっかり
  待っていれば、打っても構わないコースだと思います。

A → 6.7.
  ここも大雑把に、一つにまとめます・・・
  ここは相手も若干待っていないと思われますので、積極的に攻めて良いコース
  だと思います。
  真ん中から打つ場合、相手にとっても角度が付かないということもありますが
  こちらとしても、返球に角度はつかないというメリットはあります。
  なので、基本的に真ん中から打つショットは、どこへ打っても良いような
  気がしております。
  しかしその中でも一番効果的と考えられるのは、やはり相手のセンターです。
  ダブルスの基本は、「いかに攻撃している時間を長くできるか」で勝負は
  決まってくると思いますので、上から下に打っている分にはOKなんだと認識
  してプレーできれば良いと思いますよ!

ということで、真ん中からのスマッシュについて考えてみました。

また個別に「ここが知りたい!」というリクエストがありましたら、コメント欄に
お気軽に書き込んで下さいね!
しっかり回答したいと思いますので。

では次回にまた書いていきたいと思います。
このサイトを訪れて頂いて、本当にありがとうございます。
これからも上達に役立つ情報を、皆様と共に考えていきたいと思いますので
何か情報があれば、ご遠慮なくお知らせ頂ければと思います。

ということで、もう遅いのでこの辺にしときます。
海の写真ですが、完璧に曇り空で浜辺で震えておりましたので、写真はまたの機会に
ということでご容赦願います・・・
先週のリベンジとして、今週もしっかり海に行ってきたいと思います。
今週は鳴門です!
また報告致しま〜す。
ではまた。
posted by まさやん at 01:51| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月21日

ダブルスでの狙い目 〜その1

このブログへの訪問者さんが少しずつ増えていて、本当にありがとうございます!
本来であれば、皆さん一人一人に感謝の気持ちを込めて、選挙活動のように
「ありがとうございます!」と握手でも求めたい気分ですが!?それも叶わないので
ここは頻繁かつ有益な投稿にてご恩返しをしたいと思います。

さて今回は、ダブルスの狙い目について。

前回はシングルスでの返球について、素直には返さないように、という記事でしたが
ダブルスの場合は、基本は上から下への攻撃が主となります。
従って、スマッシュの狙い目、ということになります。
(レシーブの返球場所については、また別途考察してみたいと思います)
スマッシュの打つ場所としては、高さは置いといて、コースとしては7ヶ所と言えます。
相手はサイドバイサイド、つまり守備体型である横並びをしていると過程して

1.右ライン際
2.右の相手のバック側
3.右の相手のフォア側
4.二人の間(真ん中)
5.左の相手のバック側
6.左の相手のフォア側
7.左ライン際

の7つに分けられます。繰り返しますが、高さは今回は置いておきます。(また別の
機会に!)

攻撃する側、つまりこちら側の後衛の人間がスマッシュを打つ訳ですが、これも大きく
分けると、3ヶ所から打つことになります。
つまり

@ フォア奥
A センター
B バック奥

この3か所から、上記の7ヶ所を狙ってスマッシュを打つのですが、それぞれを考えて
みましょう。

@ → 1.の場合
  これは基本的にストレートスマッシュで相手に到達する時間が短いし、相手のより
  バック側であるので効果的である場合が多いです。
  ここからは鋭い切返しはあまり無い(相手のバックハンドが強い場合を除く)ので
  どんどん打って良いコースだと思います。
  相手からの返球としては、ストレートへのドライブか、そのままストレートに
  上がってくるケースが多い筈です。前衛の人は、後衛がそこに打った場合は
  右サイド側に寄り、しっかりラケットを上げてカットできるよう準備しましょう。
  気をつける点は、ラインの外に出してしまわないようにすることです。
  ライン際ギリギリを狙うのは、アウトミスと紙一重ですので、十分気をつけて
  打ちましょう。

@ → 2.の場合
  レシーバーは、バックハンドで構えているので、ここに打つのは切返されるリスク
  が高くなります。もちろんスマッシュのスピードにもよりますが、ここは取り易い
  場所と言えるでしょう。
  なので、何度も打つ中でのバリエーションとして、たまに打つのは良いかも
  しれませんが、基本的にはあまり打たない方が良いコースだと思います。

@ → 3.の場合
  3.はバックハンドに構えている状態でのフォア側なので、合わせてレシーブは
  されるとは思いますが、あまり鋭い返球は無いと思って良いと思います。
  またこのコースであれば、アウトミスする確率も無に等しいので、どんどん打って
  良いコースだと思います。僕も良く打ちます。
  レシーブされるかもしれませんが、相手も十分で構えている場合、一発では
  決まらないと考えて、甘い返球を前衛に決めてもらうくらいの気持ちで居た方が
  良いでしょう。
  高さは置いといて、と書きましたが、バック側で構える相手の利き腕の付け根
 (肩口)付近は、一発で決まる確率が高いコースです。
  相当速いスマッシュを打っている筈なのに、相手が難なく返してくる時は
  利き腕の付け根を狙うと、決まる場合も多いです!お試しあれ。

@ → 4.の場合
  @からに限らず、センター狙いというのは常に良い攻撃です。
  相手からの返球の角度が制限される為、前衛が取り易いということと
  相手がお見合い(譲り合い)してしまって、ノータッチになる確率があることと
  アウトミスの可能性が無い(奥のアウトはありますが・・・)ことです。
  特にゲーム後半の競り合った切羽詰ったミスの許されない状態では、この真ん中
  狙いというのは、積極的に選択すべき攻撃方法だと思います。
  気をつけるのは、真ん中に狙うつもりが5.に行ってしまうことです。

@ → 5.の場合
  これは、最も打ってはいけないコースです!
  大概の場合、相手に強くストレートにドライブで返球され、こちらの前衛も
  対処できずに抜かれてしまって、一発で逆転を喰らってしまう最悪なコースです。
  これも皆さん経験的に、打ってはいけないコースだ、と分かっているかも
  しれませんが、@ → 4.の場合、つまりフォア奥からセンター狙いの筈が
  クロス方向に行き過ぎて、このケースになってしまうミスは避けなければ
  なりません。
  どうしてもここに打つ場合は、上からの角度を付けて、スピードを殺して
  相手の切返しに備えて、打ったらすぐにそちらの方向で移動する、つまり
  作戦として打つことでしょうか。
  しかし、やはり基本的には打ってはいけないコースだと思った方が良いでしょう!
  ここに打つのは、明日から止めましょう。

@ → 6.の場合
  ここは@ → 5.よりは幾分マシですが、やはりストレートに普通に切返され
  たら、前衛は反応しにくい筈です。
  何故ならば、前衛は基本的にストレートスマッシュを想定して、ストレートの
  返球を待って右側(この場合)に寄って待っているからです。
  ここを狙うのは、ストレート中心でスマッシュを続けて、クロス側の相手に油断が
  感じられる場合に、たまにズバッと打ってみるのは良いでしょう。

@ → 7.の場合
  このコースは、相手はあまり待っていないコースなので、良い角度に決まれば
  エースショットの可能性もあるコースです。
  しかし、ここの場合も相手がストレートに返球してきたら、次の対応が苦しく
  なってしまいます。
  何故ならストレートの返球の方が、返球される時間が短いからです。
  また味方の前衛も、あまりここのコースに打つとは思っていないので、ストレート
  に返球された時には、対応が遅れがちとなってしまいます。
  ですので、余程スマッシュの速度と角度に自信がある場合を除き、やはりあまり
  打たない方が良いコースだと思います。
  サイドを狙うので、アウトミスの可能性も上がります。

上記をまとめると、やはり基本的にはストレートへのスマッシュが良いと思います。
何故なら、ストレートの方が相手に到達する時間が短いので、相手に余裕を与えないし
球速も落ちにくいからです。
後は、高さ・速度によっても異なってくるのですが、大雑把には上記の通りだと
思います。

と、今日のところはここまでにしておきます。もう午前2時なので・・・
明日(もう今日か・・・)は、待ちに待った海!
しかし、天気予報は雨・・・
良い写真を掲載できる自信がありませ〜ん!が、一応デジカメで撮影はしてきます。
ではまた。
posted by まさやん at 02:11| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月18日

返球はひねくれよう

Badnet様にこのサイトを掲載して頂いてからというもの、当初は数十人だった訪問者が
今ではあっと言う間に770名にもなり、これからも質の高い情報を提供していく
決意も新たになっているまさやんです!
訪問して下さっているあなた!ありがとうございます。

さて早速バドの話。

返球はひねくれよう

シングルスでは、基本的には相手のオープンコートを狙って打つのがセオリーと
考えられます。
シングルスの場合、相手はホームポジション近辺にて、こちらの攻撃に対して備えて
いる訳ですが、ラリー中は相手も動いているので、どこかにスキというかコートに
オープンスペースが生じる瞬間があります。
タメの効いたクリヤーを打った事によって前が空くとか
カットスマッシュによって、逆サイドが広くなるとか
厳しいヘアピンを打つ事によって、前に来させた時とか。

基本的には、空いている所に打てば、そこが相手にとって遠い場所になるので
走らせるという意味では正解なのですが、実はそうばかりでもないのです!

つまり、相手もオープンコートができたら、そこを狙われるのは百も承知なので
そこをカバーしようとする為に、通常よりもそこをカバーする速度が速いのです。
オープンコートに対して直線的に動いてくる為、オープンだ!と狙った割には
意外と普通に返球されてしまうという形になります。

そこで!

誰でも狙いたくなるオープンコートを敢えて狙わず、もう一度同じコースに打つとか
オープンじゃない、相手の体が寄っている方にもう一度返球してやるのです。

そうすることによって、オープンコートをカバーしようとして、今居る場所から
速く遠ざかろうとする相手は、もう一度同じコースを打たれる事によって
うまく逆を突かれる形になるのです。

ノックでもそうです。左右順番に連続で打たれる場合は、それなりに早くても
ついていけるものですが、順番で来ているところに急に同じコースを二度狙われると
事のほか厳しいショットになります。
これは皆さんも経験的に感じていた事かと思います。

また、コートの奥深く追い込まれた場合、多くの人は相手のバックバウンダリーライン
の奥深くまで高いクリヤーで返して、ラリーを立て直そうとすると思いますが
そのような追い込まれた状況の時にでも、後ろに返そうという雰囲気はバックスイング
で雰囲気を出しながら、実はクロスのネット前に返球する、というように相手の裏を
かくというか、当然ここはこう打ってくるだろうという予測を外すような、意外性の
ある返球のバリエーションを増やしていければ、崩し合いのラリーにおいて優位に
立てる場合が多くなると思います。

ヘアピンの打ち合いにしてもそうです。
ヘアピンを打たれたら、反射的にロビングで奥に返してしまう人が多いと思いますが
そこをもう一回、後ろへ打つ雰囲気は出しながら(具体的には肘、手首は曲げて
ロブショットの打ち方で準備する)ヘアピンをヘアピンで返してみると、後ろに
下がろうとしていた相手が逆を突かれて、チャンスボールが返ってきたりします。

つまりは、あまり素直には返球しない事です。

フェイントの基本は、相手にコースを読ませないこと、相手に「ここだ」と思わせた
コースと逆の方に打つ事です。
フォア奥から体を開かないでクロスに打つとか
ラウンド奥から体を思い切りストレート方向に開いて、逆クロスに打つとか。
ジャンプしてスマッシュのようなフォームで、ドリブンクリヤーで意表をつくとか。

見ていて、損だなあ、と思うのは、いかにも「あそこに打ちますよ〜」っていう
フォームで、やっぱりそのコースに打つ人です。
こういう素直な方は、バドのラリーにおいては苦難の道を歩むことになりますよ!
ちょっと返球方法を工夫するだけで、相手の足を止めることができますので
素直なお人よしの方も、バド中はひねくれたコース、えっ!そこに打つのか〜?
っていう意表をついたコースを打てる創造性を持って、ラリーを楽しんで頂ければ
と思います。

あとは、同じ場所から同じ球ばかり打たない事ですね。
前述の「ミスをしない方法」からは異なりますが、練習試合においては、ありと
あらゆる種類のショットを、いろんな場所、状況からドンドンどしどし試して
みるのが良いと思います。不得意なショットもドンドン試しましょう。
そうやって色々打ってみて、ここは効く、ここはマズイ、ということが経験的に
分かってくれば、いつのまにか配球のスキルも向上していくことでしょう。

ダブルスについては、またちょっと違う部分がありますので、それはまた次回に!

教訓:返球は素直にするな。人は良くても、返球はひねくれよう。

普段から意外性を求める習慣があれば良いですね!
そうすると性格もひねくれちゃうかなあ・・・
ではまた。
posted by まさやん at 23:16| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月16日

ミスしない方法

今日は海の日。台風4号も大阪を通過して今はまた梅雨らしいジメジメした空気になって
おりますが、来週あたりには完全に梅雨明けして、どピーカンの暑い熱い僕らの夏!?
が到来するのです。

夏と言えば「海」。大阪に来るまでは、関東(神奈川と東京)に居りましたので、海に
行く=大渋滞する、湘南に行く、海岸と水が綺麗じゃない、と今一つマイナスイメージ
が付きまとっていました。
なので、関東時代はあまり海には行きませんでした。

しかし、大阪に来てからというものこちらのバド仲間と毎週土曜の練習後飲み会を実施し
その勢いで「よし、明日海行こう!」と飲んだ勢いも手伝って、眠い目を擦りながら
二日酔いの体をひきずって、遠く日本海は丹後まで足を伸ばして、毎週(ホントに毎週)
狂ったように海通いするようになりました。

その理由は、もちろん気の合う仲間と海で体を焼きながら、ビール・チューハイを
ガブ飲みして、全てを忘れて遊ぶというのが楽しいからというのは間違いないのですが
何と言っても日本海の海が想像を絶するくらい綺麗だったのが大きいです。

日本海に行く前の、僕の日本海に対するイメージは
*荒波
*暗い
*断崖絶壁
*漁場
*エチゼンクラゲ
*海水浴場がない

という湘南に負けず劣らずのマイナスイメージでしたが、やはり「百聞は一見にしかず」
実際に訪れてみて、最初に見た日本海の美しさに、言葉を失う程目を奪われてしまったの
でした。
僕らが通い倒して、勝手にプライベートビーチ!?と呼んでいたところは、丹後半島の
西の付け根辺りにある「小浜海水浴場」
鳴き砂で有名な、琴引浜の隣にある小さな小さな砂浜です。
ここに出るには、車で細い道を少し登って、そして下って到達するのですが、登りきった
あたりから、眼前にパーっと海が広がってくるのです。

その海が、美しい!

ハワイかグアムか沖縄か、と思うくらいの、南国を思わせるエメラルドグリーンの海で
本当に感動的な風景に、自然の素晴らしさを実感できる素敵な海なのです!
日本海は、綺麗である。
僕のマイナスイメージは、ポーンと180度逆方向のプラスイメージに転じました。

何て事を気合入れて強調しているのは、実は来週仲間達と海に繰り出すからです!
今はそれを思うだけで、興奮してしまって居ても立ってもいられなくなり、ついつい
また筋トレして、はやる気持ち何とか抑えている!?状態です。
まだ一度しか写真を使っていないこのブログですが、次回は是非日本海の美しさと
こんがりと焼けて引き締まった僕の肉体美!?を、写真に掲載したいと思います。
乞うご期待!

海の話はここまでで、メインのバドの話。

ミスしない方法

ミスしない方法があれば、本当は僕が教えて欲しいのですが、僕なりの考えで
ミスをしにくくなる方法論は、いくつか持っています。
今日はそれを書いてみたいと思います。

1)体を入れて打つ(手打ちをしない)
  安定したショットには、安定した下半身・上体が求められます。
  バドはお互いを崩そう崩そうとする競技なので、中々十分な体勢では打たせて
  もらえないのが常ではありますが、そんな状態においてもしっかりした下半身で
  打つのと、足を出さずに手打ちにするのでは、ショットの安定度において差が
  生じるのは当然です。
  クリヤーでは、しっかり足をシャトルの後ろに運び頭の上または少し前方で打つ。
  スマッシュも同様に、打点はクリヤーより前で打つ。
  ネット前方のでロビングも、手を先に出さないで、先に足を出して下半身を安定
  させてから、跳ね上げる。
  レシーブも、前に書いた通りに、ひざを曲げて足腰を安定させた状態で打つ。
  まずはこの点をしっかり理解して欲しいと思います。
  しかし疲れてくると、なかなか体が動かなくなって、ついつい手打ちになって
  しまいますが、そうするとやはりミスは出だしてしまいますし、その為にこちら
  も頑張って、相手を疲れさせようとしている訳です。
  これを言うと元も子もないような気がしますが、やはり体力は必要ですね・・・

2)四隅ぎりぎり・サイドぎりぎりは狙わない
  バドミントンは相手を四隅・左右に動かして崩す競技ではありますが、それを
  したが故に、狙い過ぎてアウトにしてしまうのでは本末転倒です。
  何か四隅・サイド狙いというと、本当の四隅の一点、つまりバックバウンダリー
  ラインとサイドラインの交点の角をピンポイントで狙ってしまうイメージが
  あるのですが、そんな針の穴を通すコントロールは誰も持ち合わせておりません。
  動きながら、揺さぶられながら打つバドミントン競技では、色んな状況から
  返球しなければならないので、ショットのぶれも計算に入れて返球する必要が
  あります。
  つまり、ショットのぶれがコートの外側方向にぶれた場合でも、コート内に
  収まる範囲にすれば、アウトにならないという事になります。
  簡単に言うと、もっと内側を狙っていきましょう、ということです。
  心理として、ノータッチエースを獲りたい!と思うのは理解できますし、僕も
  そう思いますが、バドミントンのコートは所詮狭いものですし、相手も頑張れば
  何とかラケットに当てて返球してきます。
  つまり、相手がショットを取って当然なのです。
  何を打っても返されるなぁ〜、イヤだなぁ〜、ではなく、取られて当たり前
  何を打っても取られて当然、なのです。
  そういう方向に考えを変えて、ラリーを継続する事を楽しむ心の余裕が持てれば
  危険を冒してピンポイントで端っこギリギリを狙ってコート外に出してしまう
  ミスは減っていくものと思います。
  ただ、あまり甘い球ばかりでもどうしようもありませんので、試合の序盤は
  調子が出るまでは甘めのコースで体と心を慣らし、ショットが安定してくれば
  徐々に端っこの方を狙っていくので良いと思います。

3)自信のあるショットを打つ
  言い換えると、無理をしない、ということでしょうか。
  やはり得意なショットはミスが少ないですし、苦手なショット(例えばバック
  ハンドからのドロップや低い位置からのヘアピン等)はミスが出やすくなります。
  苦手なショットは、つまり普段あまり打たない球だとも言えます。
  普段あまり打たないから、十分に練習ができていないのでミスするのは当然と
  言えます。
  本来は、ありとあらゆる場面を想定して、どんなショットも正確に打てるように
  しておけるなら言う事なしですが、限られた練習時間、練習相手、偏った自分の
  性格!?では、なかなか難しい事です。
  苦しい場面では、一発逆転の普段打たないショットは封印して、とりあえずミス
  する確率の低い安全なショットでそのラリーをやり過ごす。
  そうしてまた継続する次のラリーから、またまた楽しんでつなぐ。
  慌てず騒がず奇をてらわず、自分のペースで自分のプレーを試合で実行できれば
  百戦百勝とまでは行かずとも、十分に自分の実力を出し切れると思います。

4)勝とうと思い過ぎない
  この考え方は、非常に重要かつ有効だと思います。
  競技なので、勝つ事が目的ですし、負けたくないし勝ちたいのは当たり前ですが
  過度に勝とうと思ってしまうと、焦って勝負を急いでしまうのです。
  結果、いつもの自分とは違う自分になってしまって、普段ならミスらない
  ショットが、いつもと違うストロークになって、アウトしたりネットしたり
  してしまうのです。
  これは、26年バドやってきた僕でさえ、未だに強く実感している事です。
  勝とう!と思うのではなく、目の前の一本のラリーに集中しよう、と思えれば
  バドの試合というのは、一本のラリーの繰り返し・積み重ねなので、取れる
  ラリーが多ければ、自ずと勝利の方向に向かっていることになります。
  心と体はつながっています。
  ショットには、自分の心の状態の影響が色濃く出ます。
  相手を恐れると手が縮こまり、取るに足らない相手なら自信満々に伸び伸びと
  プレーできます。
  そして勝ちたい!と焦ってしまうことにより、上記1)〜3)をしてしまうのです。
  試合には色んな状況がありますが、勝とう!と思うのではなく、この一本の
  ラリーに集中するんだ、それが勝利に向かっているのだ、と思えれば
  不本意ないつもと違う自分になってしまうが故のミスは、減っていくもの
  と思います。
  何でもそうですが、基本的には実力で勝るものが勝ちます。
  試合に臨む時点で勝負は決まっている、位の達観で、落ち着いて自分のプレー
  ができれば、勝てる相手に負ける、という事態は発生しないでしょう。

三連休の最終日という事で、またまた気合を入れてしまいました・・・
これでは読む方が疲れますかね!?
しかし書く方は楽しいので、これからもマイペースで行きたいと思います。
バドもブログもマイペース。
人生自体がマイペースのまさやんでした。
ではまた
posted by まさやん at 09:34| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月13日

サーブプッシュ

最近は梅雨らしいジメジメした天気が続いて、今日も大阪は雨です雨
雨が降ったらあまり外には居たくないので、早々と家に帰る事になる
のですが、休み前の夜は何か時間がいっくらでもあるような気がして
ついつい筋トレしたくなります!?
本当は、花金の夜を焼酎飲みながらゆったりと過ごしたいのですが
最近筋トレの威力を実感しまくっているので、時間が空いたらつい
体を鍛えてしまいたくなるのです。ちょっと病気かも・・・

ではバドの話。

サーブプッシュについて

ダブルスでのサーブはショートサーブが基本ですが、ショートサーブを
打たれたら、レシーバーとしては一番強い返球、つまりプッシュをしたい
ところです。
その仕方についてちょっと考えてみます。

1)出来る限り前で構える
  本当はサービスラインぎりぎりまで前に詰めて構えて、相手を
  威圧したいところなのですが、そこまででなくとも、できる範囲で
  前の方にポジションを置いて、相手にプレッシャーを与えるのです。
  サーブというのは繊細なだけに、非常に気持ちが影響するショット
  です。サーバーを安心させてサーブを打たせてしまうと、益々
  良いサーブが来てしまうことになって、レシーブ側が有利になれ
  ません。
  そこで、できるだけ前に構えて、ラケットを高く構え「甘い球は
  容赦せずプッシュするぞ!」と威圧感たっぷりに構えれば
  相手も恐怖を感じて、サーブの精度に影響が出てミスもしやすく
  なるし、また前に構えているので物理的にもシャトルを前で
  捕らえやすくなり、良いプッシュが出しやすくなります。
  出来る限り前、というのは、人それぞれによって異なりますが
  目安としては、不意にロングサーブを打たれても何とか対応できる
  ポジション、ということになるでしょう。

2)プッシュを打った後、後ろに下がろうとしない
  プッシュをした人は、ついついシングルスライクに、次の球に
  備えて打ってすぐ下がろうとしてしまうのですが、これは良く
  ありません。
  後ろには信頼できる!?パートナーが居る訳ですから、レシーバー
  のあなたは、プッシュに全身全霊を掛けて集中するべきなのです。
  プッシュしてから下がろうと思っていると、無意識的に体も気持ちも
  後ろに引いてしまう為、どうしても活きたショットにならず
  ただ押し込むだけのプッシュになってしまうのです。
  また後ろに下がろうとすると、シャトルと体の距離が遠い事と
  よりシャトルが沈んでから打つ事になるので、ラケットとシャトルの
  角度が上向きがちになり、上から下に打つ事が困難になってしまいます。
  打って下がろうとすることは頭の中から排出しましょう!

3)後衛のバックハンド側を狙う
  一般的にバックハンドはフォアアンドより弱いです。
  インドネシアの天才タウフィックヒダヤットでもない限り
  バックハンドからは、それほど強烈なショットは返ってきません。
  となると、やはり狙い目は後衛のバック側というのが一つの
  セオリーとなる訳です。
  バック側にしっかりしたプッシュが打てれば、それだけでもう有利
  な状態と言えます。
  そうなると相手の返球は、上げてくる、ストレートにドライブを
  流してくる、クロスに切り返してくる、の3通り位しかなく
  良いプッシュならクロスへの切り返しはそうそう来ないので
  プッシュした前衛は、相手のバック側(自分はフォア側)に
  ラケットを上げて寄っておけば、すぐさま攻撃態勢に入れるという
  ことになります。

4)相手のセンターを狙う
  バック側と同様に、相手のセンター狙いも有効な作戦です。
  相手はサーブの時はトップアンドバックで前後に並んで構えて
  いるので、後衛の人は前衛に人が邪魔になって取りにくいのです。
  また相手への到達する距離も近いので、気持ち早い返球ができます。
  またセンターを狙う事で、相手の返球の角度・コースも狭まって
  次の球に対処しやすいという利点もあります。
  センターを狙う場合は、後衛のフォア側の体寄りを狙うと良い
  でしょう。相手はバックハンドで構えているので、バック側を
  狙ってしまうと思わぬカウンターを食らってしまう可能性がある
  からです。
  まあそれも「失敗はしよう」の精神で、ヤラレタ!と思った場合
  次にコースを変えていけば良いのです。

5)相手のハーフに落とす
  上記の通り、相手は前後に並んで構えております。
  ということは、相手の間、俗に言うハーフと呼ばれる真ん中の
  両サイドに、上からそっと落としにいく球は、かなり効果的なのです。
  ただしふんわりした球だと、時間が掛かるため相手に上の方で
  処理されてしまうので、上からラケットをかぶせて、ハーフに
  落とす感じで打てればベストでしょう。
  相手のサーブが浮いてきた場合などは、バーンと後ろにプッシュ
  するより、ハーフの方が効きます。
  サーブプッシュに限らず、ラリー中でも相手が前後の状態の時は
  バーンって強く奥にプッシュすると後衛に届いてしまうので
  ハーフに置いた方が、次の返球はあまり厳しくなくなると思います。

6)ネットに置く
  プッシュできれば一番それが良いですが、どうしてもしきれない
  場合や、ペースを変えたい場合、ネットに返すのも一策です。
  ここでの最重要ポイントは、ラケットを立ててプッシュの形で
  ネットに置く、ということです。
  ラケットを寝かせて、いかにも今からヘアピンを打ちますよ〜
  ってなフォームだと、相手にプッシュが無いとバレてしまい
  猛然と突っ込んで逆にプッシュされてしまうでしょう!
  多少シャトルを捕らえる位置が低くとも、ラケットは立てて
  プッシュの形で入りましょう。
  サーブプッシュに限らず、ダブルスにおいては、ラケットを寝かせた
  状態でのヘアピンは危険です。相手の体勢が崩れている時等の
  他は、しっかりラケットを立てましょう。

7)フェイントをかける
  実はこれが一番言いたかったのです!
  大体、バドミントンプレーヤーは、相手の動き、特にラケットの
  振り方や面を見て、打たれるショットを予測しています。
  なので、効果的なショットを打つ為には、できるだけ相手に
  打つショットを読ませない、という事が大事になってきます。
  ではどうするのか?
  腕を押し出す方向と、ラケットの面を変えるのです。
  例えば、バック側に体を向かって、バック側に押し出しながら
  打つ瞬間にはラケット面をフォア側に変えて、フォア側に打つ
  ということです。
  バドミントンは、化かしあいです。
  普段の性格は素直が良いですが、バドミントンにおいては
  お人よしであってはなりません。
  相手を欺く、詐欺師になるべきなのです。
  って大げさですが、つまりは少しでも相手に分かりにくいショット
  の打ち方をすることにより、少しでも相手の反応を遅らせて
  こちらが有利になるようにするのです。
  よくあるのが、フォア前でのワイパーショット。
  フォア前のプッシュをラケットの軌道をクロス方面に動かしながら
  最後にワイパーのように、ネット面に平行にヘッドを滑らす事に
  よって、ラケットの動きはクロス、でもシャトルはストレート
  という素晴らしい芸当も可能なのです。
  一見高等技術のようですが、慣れれば簡単にできますので、普段の
  練習から「恥ずかしがらずに」どんどんトライして失敗しながら
  楽しく習得して下さい。
  フェイントの基本は、相手に一度面を見せること、1フェイク入れて
  その見せた面とは違う方向に打つ事、返球のタイミングをずらす
  ことでしょうか。

いずれの場合も大事なのは、プッシュを打ったらすぐにラケットを
上げて構える事、また後衛の人(プッシュ打ってない人)は、次の返球に
しっかり備えて、必要とあらばネット前にも飛び込んでいく位の
準備と集中が必要です。

是非上記を実践して頂いて、「サーブを打つのが怖い人」になるように
トライしてみて下さい!

ではようやく今から焼酎タイムに入りま〜す。
ではまた。
posted by まさやん at 23:42| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

失敗をしよう

今回は技術ではなく、心の持ち方についてちょっと書いてみます。

成功と失敗。人の行動の結果としては、単純にはこの二種類があります。
そして誰しも成功したいと願っています。当たり前の事です。
誰も失敗しようとは思って行動はしていない筈ですから。

成功すれば嬉しいし、失敗すれば悔しい。
そしていつも成功していたいと思うし、失敗はしたくない。
これが普通の考え方でしょう。

しかし、実は失敗することは非常に良い事なのです!

何を言っているんだ!と思われるかもしれませんが、僕は最近はずっと
本当にそういう考え方をしています。
失敗したら「ああ、良かった!」と思います。
それはただ強がりとか、無意味なプラス思考ではなくて、ちゃんとした
理由があるのです。

つまり・・・

失敗したら、その方法はうまくいかない方法だということが学べるから
です。
つまり失敗することにより、次に成功する確率が上がるという算段です。
例えば、道を間違えて遠回りしてしまった時は、「ああ、この道じゃ
だめなんだな」と次回からはその道を避ける事ができますし
バドミントンで言えば、このコースに打ったらより厳しい球が返って
きた、となれば、次からはそのコースはあまり打たない方が良い事が
分かる、という考え方です。

となると失敗する事が怖くなくなりますし、失敗しても落ち込む事も
なくなって、精神的にも処世の方法としても、実に便利な考え方で
あると思っています。

逆にいけないのは、失敗した事により「ああなんて僕(私)はダメ
なんだ!」と自分を責める事です。
自分で自分を責めてしまうと、かばう人が居ないのでどこまでも
自分で自分を追い詰めてしまって、自己評価が低くなり、結果
自分に自信がなくなって、行動に勇気と元気が無くなってしまいます。
どうせダメだ、僕(私)には無理だ、と思っている人は、自分で
自分にブレーキをかけてしまうので、出来る可能性をも自ら狭めて
しまうのです。

自分に自信を持つ事は自由だし勝手だし何の法律にも違反しておりません。
元気で自信満々でいた方が楽しいし、明るく居られるし、バドであれば
伸び伸びとプレーできるので、良い結果が出やすくなります。
というかそういう人の方がいいですよね?

この失敗を歓迎する姿勢は良いのですが、失敗から何も学ばなければ
単なるノー天気になって、同じ失敗を繰り返すドジになってしまいますので
失敗した事から、「それはマズイ方法なんだ」と言う事をしっかり
学習して、次回からは同じ轍を踏まないようにして欲しいものです。

教訓:失敗はしよう。ただし失敗からきちんと学ぼう。

今日の練習は、劇的に調子良かったので最高でした!
皆さん!「筋トレはしよう」です。重いものを振れば、必ずショットが
速くなりますよ。
ということで、勝利の芋焼酎ロックに舌鼓を打つまさやんでした。
ではまた。
posted by まさやん at 00:18| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月10日

レシーブについて

スマッシュレシーブというのは、苦手な人が多いのではないでしょうか?
かくいう私もあまり得意ではないのですが、それでも26年の経験から
ある程度打てるようになりましたし、それなりの考えは出来てきました。

レシーブが何故難しいのか?それは、単純にシャトルの速度が速いからです。
それが一番の理由ですが、スマッシュ・プッシュレシーブは、自分のタイミングで打てず
瞬時にシャトルのスピード・角度に合わせてラケット面をアジャストし、かつ瞬時に
返球のコース・強さを判断して、ミスの無いように打ち返さなければならないからです。

こう書くと、何か非常にレシーブが難しい高等技術で、練習してもうまくならないような
感じがするのですが、そんなことはありません!
ある程度のコツをつかめば、自由自在に難なく、とまでいかずとも、何とか返球できるようになると思っています。

その方法とは?

1) 大振りをしない
  レシーブを難しくしてしまっている最大の原因がこれだと断言します!
  大振りは、諸悪の根源です!
  繰り返します。
  大振りは、諸悪の根源です!!
  スマッシュ・プッシュレシーブは、相手の球が速いのでその球速に負けないようにと
  ついついこちらも強く振ろうとして、いきおい大きくラケットを振り回してしまいがちです。
  しかしそうすると、ただでさえ取りにくいスマッシュが、さらに取りづらくなるのです!
  理屈は簡単。速いシャトルを速く振ろうとすると、シャトルとラケットの当たる部分が
  「点」になりしっかりラケットで捕らえる確率が下がってしまうからです。
  剛速球を打ち返すのは3割程度の確率ですが、バントなら7割は成功できるでしょう。
  つまり、ラケットの振りをコンパクトにすることにより、羽根を捕らえる確率を
  上げるのです。
  また強く振ろうとすることにより、体にも力が入ってラケットのスムーズな動きが
  阻害されますし、大振りした事によって、次の球への備えも遅れる結果になります。
  過度に速い球を返そうと思わなくとも、相手のスマッシュ自体が速いのです。
  こちらがあまり強く振らなくてもタイミングさえ合わせれば強い球が返せます。
  レシーブの振りは、極力コンパクトに振りましょう。
  あまり振らずに、面を合わせて押し出すだけでも、ちゃんと返るものです。
  たまに宝くじ的にバチーンと当たって出たエースショットの快感に溺れるのは
  いけませんよ!

2) 下半身を安定させる
  1)にも通じる事ですが、よく見かけるのが、強く返そうとしてひざが伸び上がって
  体の伸びを使ってまで返球しようとしている光景です。
  一回一回、伸び上がって打っている、という表現が近いでしょうか。
  この気持ちはよく分かります・・・
  しかし、悲しいかな、そうして大きく振ろうとすればするほど
  意に反してシャトルはきちんと返らないのです。
  それは何故か?
  下半身がブレると視線もブレてシャトルを見にくくなり、そうなるとラケットにあたりにくく
  なるからです。
  また下半身が安定していないと、そもそも思った位置にラケットを出すのが困難に
  なります。
  体を使って大きなアクションで強く打ちたいのは本能的な動作かもしれません。
  しかし、実際には仕事をしているのは、体ではなくラケットヘッドなのです。
  ラケットヘッドのスピード=シャトルのスピードです。
  シャトルを打つ時に意識すべきは、いかにラケットヘッドが走るようにできるか
  だと思います。
  下半身が安定すれば、視線も安定し三次元的にシャトルを目で捉えられ
  またどっしりした足腰からしっかり外旋、回外を使った腕使いができて
  強い球に対しても「弾き返す」ことができると思います。

3) タイミングを合わせる
  無くて七癖は、前にも言いましたが、緩急を使い分けてくるような上級者は別として
  一般的なプレーヤーは、明らかなドロップか思いっきりのスマッシュの二種類の
  場合が多いです。
  特に試合になれば、頭に血が昇っているので、バンバン同じスピードで打ってきます。
  同じスピードだと、タイミングも同じなので、そこそこ速いスピードだったとしても
  実はタイミングさえ合わせれば取りやすいシャトルなのです。
  早い段階で、相手のスピードに慣れるのが一つのコツです。

4) 返すコースを決めておく
  ストレートのドライブ、ストレートのネット、クロスの切り返し、クロスのドライブ
  クロスのネット等、予め返すコースを決めて待っておけば、心に余裕が生まれて
  返球の成功率は上がると思います。
  また決めて待っておけば、そのショットに対応する体の準備もできていると思います。
  実際はそんな余裕のある場合もないかもしれませんが、高〜いロブで逃げた次の時
  などは一考の価値ありかと思います。

5) 前に落とす
  これも1)に通じる考えですが、前に落とす為にはラケットは大振りできません。
  必然的に、来たシャトルにラケット面を合わせて、すっ、と流す動きになります。
  大振りしないので、ミスもしにくいという理屈です。
  また、前に返すことを前提にしていると、4)にも通じますが、心の余裕が生まれます。
  心に余裕が生まれると、リラックスできて体の力も上手く抜けるので、さらにミスが
  減る方向にベクトルが向かいます。
  何でもかんでも後ろに強い球を切り替えしてやろう!と思うのではなく、前に落とせば
  いいんだ、と考えに幅を持たせれば、レシーブにバリエーションが生まれますし
  逆にその余裕から強い球も返球できるようになるかもしれません。

6) 後ろに下がる
  当たり前の事でスミマセン・・・
  シャトルは終速がグンと遅くなるので、なるべく後ろに下がって構えれば、真ん中にいる
  よりははるかに取りやすくなる筈です。
  但し、これはあまりに下がってばっかりだと、相手にバレてカットやドロップで
  仕留められる事になりますので、相手に甘いチャンスボールが上がった時には
  ダーッと下がって低く構えれば、少しでもレシーブできる確率は上がる筈です。
  この時でも、できれば前にいつでも出られるようなカット・ドロップ対策を
  しながら待つというのが良いと思います。

Badnet様に登録させて頂いた途端、グンとアクセス数が増えて、その影響力の大きさに
驚きを隠せないでおりますが、それだけに僕のモチベーションもグングン上がって
きました!
本来であればつながれる可能性のない、全国のバド愛好者と僕のブログでつながることができて、何かほんの少しでも上達のヒントになれば、こんなに嬉しいことはありません。
という訳で、アクセスアップの感謝を込めて少し気合を入れて書いてみました。
(気合、足りないですか?・・・)

また何か良いアイディアありましたら、僕も教えて欲しいです。
こんなに楽しいバドミントンの裾野をもっともっと広げていければいいですね!
ではまた。
昨日の筋トレの疲労が心地よいまさやんでした。
posted by まさやん at 20:12| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月08日

元気ハツラツ! 〜 ヘアピン巧者対策

タイトルの趣向を変えてみました。
バド技術については、サブタイトル的に書いた方が分かりやすくて
良いかなと思ったのです。
またご意見ご希望あれば、遠慮なくコメント下さい。

昨日は定例の練習でした。
昨日は、暑いからなのか人が少なく、楽しみの一つジュースマッチ!?
のメンバーも来なかった為成立せず、少し物足りなさを感じつつ
しかし暑さに負けずによく動きました。本当に!

ブログ頻出の丸野がまた半笑いしながら、僕にシングルスを挑んできました。
僕の事が好きなのかと思うくらい、彼はシングルスもダブルスもよく挑んできます。

彼はいつものように若者らしく、シングルスでありながら、スマッシュ
&ネットでラッシュして、猛然と攻撃してきます。
それがジャンプして打ってくるので、結構厳しいのです。
また彼はヘアピンを得意としており、特にバック側はうまくスピンを
掛けてくるので、これまた手を焼くのであります。

しかしながら、それらを何とか拾いながら、体力のない彼の動きを
止めようと、スマッシュ打てるところからでも打たない執拗なクリヤー攻撃を
継続して、一進一退ながらも1ゲーム目を勝利!

2ゲーム目は、序盤こそ頑張っていたものの体力を失った彼は、目に見えて
動きが落ち、そうなるとこちらもつなぐだけでよいので、非常に楽な
展開で、大差で勝利しました!

物語はここからです!?

完敗で悔しがる丸野は、息も絶え絶えのヘトヘト状態ながら「後で
リベンジさせて下さい」と再戦を挑んできました。
今流行りの、どんだけ〜!って感じです(^^)
しかしその負けん気はスポーツには必須の心がけです。
挑まれて断るわけにはいきません。
返り討ちにしてやろうと「ええよ!」と快諾して2試合目。

次も勝てるだろうと高をくくっていたのですが、僕も密かに疲れて
しまっていたのか、つないでいくつもりが制球が定まらず、ミスを
頻発し、終止リードを保たれて、今度は0−2でリベンジを許す結果に
なってしまいました・・・

一回の練習で同じ人とシングルス4ゲーム。
これもなかなかスゴイことですが、スポーツマンに必須の負けん気を
重視した僕は、「丸野!ラスト1ゲーム決着つけよう!」と僕こそ
どんだけ〜の気持ちを遺憾なく発揮して、丸野との5ゲーム目に
臨みました。僕もようやるわ・・・

やはり男として負ける訳にはいかないので、最後の1ゲームは真剣に
スマッシュも打って、動きも早めて攻勢でいきました。
それが功を奏したのか、大量リードを奪い、勝利を確信した僕なのですが
14−7位の時に足に突然異変を感じました。

両太ももと左すねの筋肉が、痙攣(簡単に言うとツッた)してしまったのです・・・
気持ちは勝利に向かってやる気満々でしたが、さすがに暑い体育館での
シングルス5ゲームは体には優しくなかったのですね。
そこで試合は終わり。
両太ももがツるなんて、多分記憶にありません。
しかし、そこまで練習できた事に非常に満足しております。
両足ツってもあくまで前向きな僕です。

多分明日は(今も)体ガッタガタだと思われますが、十分に体を休めたら
さらに足の筋力が進化していると確信します。
ということは、またちょっと強くなれる、ってことです。
さすがに皆さんは、両足ツるまでのハードな練習はされないと思いますが
こうして負荷を掛ける事により、筋力はアップしていくものです。
僕は早速帰宅後にプロテインを一気飲みして、筋肉の増強をイメージし
一人ほくそえんでおりました!?

話は変わって、表題の「元気ハツラツ」について。

42歳の僕ですが、一般的な同年代と比べて、明らかに元気ハツラツ
だと自己診断しております。
実際の物理的な体力、筋力、持久力、健康状態、頭の回転など、感覚的
には、20代後半くらいではないか?と甘い評価を下したくなる位
実年齢を感じさせない状態です。
42歳というと、昔の僕のイメージでは「おじさん」「お腹が出ている」
「体力がない」「階段を上がると息が切れる」「血糖値が高い」
「血圧が高い」「糖尿である」「油ぎっている」「いやらしい」!?
と非常にマイナスイメージたっぷりですが、現物の僕は爽やかな青年
であり、かつ完璧な健康体であります。(言い過ぎの批判は甘んじて
受けます・・・)

その理由は何か?

*「もう歳だから」と一切口に出さないし、思いもしないし、耳も貸さない
  → もう歳なんだから、という表現は日常会話でよく出てきますが、
    この言葉自体が、自ら歳を取らせているんだと思います。
    歳なんだから無理、歳なんだから程ほどに、こんなセリフは
    口に出しても耳を貸してもなりません!
    口に出したら、そのセリフが耳から入ってくるので、自分が
    歳なんだ、という考えが強化されてしまいます。
    自分が歳なんだ、と思ってしまうと、向上心が減少します。
    どうせ無理なんだから、という思考につながってしまうからです。
    そんな風に思うメリットはありませんよね?
    またそんな前向きじゃないセリフは、言っても聞いても
    全然面白くありません。
    自分で自分をどう思うかは完全に「自由だ〜!」なのですから
    常に自分を高く評価して、自信を持って、前向きに、良い事を
    思い続ける事が、永遠の全力少年で居られる方法だと思います。

よく思う事ですが、僕を含めて皆さんも世界のトッププレーヤーでは
ありません。(世界のトッププレーヤーがこれを見ている事は無いよなあ・・・)
世界のトップを100とすると、僕らはせいぜい10〜20位では
ないでしょうか。もっと下かな・・・
つまり、一般的なプレーヤーは、まだまだ上達・発展する余地が十分に
あるということです。
自己ベストのレベル・状態には、まだ到達していないと考えたいところです。
そう考えるのも「自由だ〜!」です。

願えば叶う。これは、バドの上達で言うと「うまくなりたいと願えば
その思いは叶って上達する」のです。
これを解説すると、うまくなりたいと願えば、うまくなるための考え
行動に変化して日々実践していく為、必然的にうまくなる、のだと思います。

そこを前述の「歳だから」とか「僕・私には無理」って思ってしまうと
できる筈の事すらできなくなってしまいます。
自分で自分に制限を掛けてしまうからです。
そういうつまらない後ろ向きな考えは永久に捨て去って

うまくなりたい!
スマッシュを速くしたい!
フェイントを覚えたい!
バックハンドを強くしたい!

などどんどん貪欲になって、余計な事は考えず純粋に「〜したい!」という
気持ちを尊重して取り組んでいけば、数ヶ月後には明らかにプレーに
変化(もちろん上達)が見られるものと思いますよ!

やればできる、なせばなる、です。

ここで僕の好きな言葉を。

「本当の勝利とは、5番だった成績をヘトヘトになって4番に上げる事だ」

誰が言ったか知らないけど、良い事言うね〜。
皆さんも、自己ベスト=新しい自分、を目指して元気ハツラツで
いきましょう。

って、ここで終わってしまうと、グリーンタウンの細貝さんに
怒られそうなのでバド技術についてちょっと。

ヘアピン巧者対策

ヘアピンの巧者は、つまりスピンの巧者であり、高い位置でスピンを
掛けられたら十分な返球ができず、それだけで一気に劣勢に陥ってしまいます。
しかし、後方へ返球ばかりだと相手に読まれてしまうし能が無い。
返球コースのバリエーションとして、どうしてもネット前には
返す必要があります。

ではヘアピン巧者に対してのネット前への返球はどうするか?

→ ネット際すれすれには返さない

です。

何かネット前への返球は、白帯すれすれでネット際に落ちる返球が
100点のお手本のような錯覚がありますが、そういう球こそヘアピン巧者の
おいしいおいしいゴチソウなのです。
あまりにネット際すれすれだと、高い位置は言うまでもなく、低い位置
からもスピンを掛けられやすくなります。
相手の得意技は極力封印させなければなりません。

そこでネットから浮かせさえしなければ、少し球足の長い返球の方が
鋭いヘアピンを食らわないし、またネットに引っ掛けるミスも減ります。
しかもそういう球の方が、意外と処理に悩むのです。
相手の得意球を少しでも使わせないようにすれば、相手の調子も
出てこないし、より有利にラリーが展開できると思います。

教訓:ヘアピン巧者には、球足長くネットに返そう!但しネットから
   浮かさないように。

それでは今日はゆっくり焼酎でも飲んで、疲労した両足を回復させます。
肝臓は激しく疲労しそう・・・!!?
ではまた。
posted by まさやん at 08:03| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月07日

色んなところに打とう

今週は、忙しい一週間でした。(なので投稿滞ってました・・・)
木曜、金曜が会社にて展示会がある為に、月曜は展示機器搬入、火曜は
高松出張(高松での発表会)、水曜も会場設営、そして木金が終わって
撤収作業、本日は休日ですが休日出勤して、機器の搬出作業があります・・・
しかしうちの会社のメンバーは、みな蟻のように良く働く人たち
ばかりなので、このようなイベントの際には、無類のチームワークを
発揮します!良いメンバーに恵まれて良かった!
また「額に汗して働く」というのを実感できるという意味では
キツいですが、感謝すべきイベントなのかもしれません。

機器搬出時の定番は、昼食が焼肉!!!ということです。
通常の勤務日は匂いがつくので焼肉は昼には食べられませんが
この日はひたすら肉体労働なので、作業終了の開放感を味わいながら
会社そばの焼肉屋さんで、美味しい焼肉定食をみんなで食べるのです。
そこのお店は「テッチャン」がヒジョーーに旨く、またタレもコクが
あって美味しいし、また定食と言いながら量もたっぷり満腹になれる
くらいなので、できれば週に二回は行きたい程のオススメの店です。
しかも、お値段はたったの¥700!
ごはんおかわり自由。キムチ小皿付き。わかめスープ付き。野菜付き。
肉大量。完食後は未曾有の満足感と焼肉の匂いに包まれて、しばらく
動けなくなること必至です!?
こうやって、しんどい作業でも、その先にニンジン(焼肉)がぶら下がって
いれば、作業もはかどる・・・かな?

さてバドの話。

色んなところに打とう

バドはコートが狭いので、ショットの種類が少なければ相手に
読まれやすく効かなくなってしまうので、いきおいショットの速さや
執拗さやギリギリのコース(ライン際とかネットすれすれ)にたよって
ラリーに勝利しなくてはならず、そしてそれは効率的・得策とは
思えません。

相手のコートを単純に区切った場合でも前後左右の4箇所あり
真ん中の前後を加えれば6箇所になります。
もちろんコースだけの問題ではなく、ハーフ・角度・緩急などを
加えれば、現実的にはもっともっと種類が増えるのですが、ここでは
単純に6箇所としておきます。

つまり、自分がどんな体勢にあっても、6箇所に返せる事ができれば
相手も6箇所全ての可能性を待たなければならないということです。

一方、皆さんも振り返ってみると、1箇所から打つコースは2〜3箇所
に限定されていたり、偏ったりしているのではないですか?

これは習慣と技量の問題です。

習慣というのは、前に書いた心のクセというか、無意識に自分は
変わらないでいようという自己保存の心理からくる、ワンパターンの
プレー。
技量というのはシンプルに、打ちたいけど打てない、狙っているけど
思うようにいかないという場合です。
いつも同じ練習相手とプレーしていると、コースが分かるようになる
というのは、こういうことから来ています。

習慣と技量。これを一気に解決する方法があります!
それは何か?

半面の基礎打ちから、コースを打ち分ける「クセ」をつけるのです。

おそらく上級者を除く大多数の方は、半面での基礎打ちでは
コートを意識しないで、前後のみの感覚でただウォームアップしている
だけなのではないでしょうか?

しかし半面とは言え四隅は存在し、四隅があれば真ん中もあるのです。
横幅が狭いだけに、そういう感覚は持ちにくいですが、狭い横幅の中で
四隅を狙う姿勢が、もっと広い全面の場合に多彩なコースを打ち分ける
バックボーンとなるのです。

ドライブでもストレート、クロス、緩く沈める球、相手の頭を抜く球
押し込まれたらネットに流す球など、ただ真正面で打ち合うだけでは
なく、幅が狭いからこそ色々打とうとする事が重要だと思うのです。

クリヤーしかり。半面でもストレート・クロス・高い球・ドリブンを
打ち分けているんだと意識してプレーすれば、漫然と打っているよりは
遥かにコントロールがつくようになります。

ヘアピンもあの狭い半面で、半面の幅一杯にクロスヘアピンを試して
みたいところです。フェイントも効かせつつ。

「人間は考える葦である」と同時に「習慣の動物」です。
慣れ親しんだ習慣は本人にとって居心地が良いのだと思いますが
新しい領域に足を踏み入れ、新たな自分に出会う為には、いつもの
習慣と違う事をしなければなりません。(ちと大げさかな!?)

普段、体を温める為だけに基礎打ちをされている方は、是非次回からは
半面でもコートを目一杯使って、色々なショットを試してみて下さい。
そうすることにより、全面でもショットのバリエーションが増え、
いつもは打てなかった、というか打つことすら考えなかったコースに
打つ事をするようになって、よりプレーの幅が広がり、相手にも
「おっ!前はこんなコースは打たなかったのに。あそこからこう
来るか!次回はそこも待たなあかんな〜」(大阪弁でスミマセン)
ということになると信じております。

いろんなところ(自分)からいろんなところ(相手)に打ってみよう
と思うことが習慣を替え、新たな習慣を加えることによって、習慣に
見合った技量も身に付いていくのだと思います。

堅苦しい話になってますが、要は、色々打ってみればいいんですよ!
ここではこう打たなければならない、っていう法律などありませんので
大好きなバドだから、自由闊達に遊び心と探究心を持ってやれば
簡単に上達できると思います。

教訓:半面の基礎打ちでも、コースを狙って打ち分けよう。

これは今日から実践しましょう。
僕も焼肉定食で力を付けて、今日の練習では速射砲となります!?
posted by まさやん at 06:56| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月03日

ダブルスのロブとプッシュについて

今日は趣向を変えて、バド技術メインにしたいと思います。
って、それが元々のこのブログのコンセプトなのですが・・・

僕が前に所属していたクラブの方が、このブログを見て下さって
「タイトルに見合った量の技術的な記事が欲しい」との嬉しいご要望!
を頂きましたので、その方針に従って今回は日常のコメントを割愛して
技術的記事に集中してみます!

ダブルスのロブについて

社会人の皆さんは、ダブルスがメインだと思います。
ダブルスの場合、シングルスと明確に異なった方針があります。
それは・・・

相手コートに少しでも早く返球する、ということです。
ダブルスでは相手は二人、しかもその二人がチャンスボールが来たら
叩き込んでやろう!と虎視眈々とプレーしております。
普通に返球していたのでは、どんどんスマッシュを打ち込まれる形と
なります。
ダブルスの基本として、「攻撃している時間を長くする」つまり
上から打ちおろすショットの割合を増やす、ということであります。
しかし相手も本気で向かってくるので、そうそう攻撃ばかりを継続
できるわけでもありません。
必ず、受けに回らざるを得ないケースが出てくるのです。

そのショットの一つがロブです。いわゆるはね上げです。
このショットを、誤解している方がよくいらっしゃいます。

どういうことか?

シングルスのフェイントのように、引き付けて打点を下げてロブを
打ってしまうのです!
これは、非常によく見る光景ですが、これは決定的に間違いです。
ましてや、引き付けた上でロブをストレートに上げるなどは死んでも
やってはいけないことです!繰り返します。死んでも!です。

それはなぜか?

相手にチャンスボールを進呈しているようなものだからです。

シングルスのように引き付けるフェイントは、相手を惑わそうという
気持ちの表れ、あるいは単なる癖だと思うのですが、引き付ける事に
よって、上で取れる筈のシャトルを、むざむざ打点を下げてしまうので
シャトルの軌道はどうしたって物理的に、下から上へとならざるを
得ません。
下から上に打つということは、言い換えれば「上げている」のです。
相手に上げさせて攻撃の時間を長くするダブルスに置いては、完全に
逆行したプレーです。
引き付けたフェイントで、相手は一瞬だけ逆を突かれたとしても
所詮高い球になっているので、容易に体勢を立て直し、十分な構えで
強烈なスマッシュを喜んで打ってくるに違いありません!

ダブルスのロブは、基本「クロス」です。
というか、打った相手が最も移動距離の多いように逆サイドに振るわけです。
フェイントを入れるとしたら、打点は下げずに一瞬クイッと1フェイク
だけ入れるにとどめ、早いタッチでクロスに厳しい攻撃的ロブを
放って下さい。
そのような球に対しては、次の球は十分な体勢で打てていないので
威力が弱まり、スマッシュを打ったとしても決定打にはならず
また多くの場合は、打てずに上げてくるとか、ドロップで逃げるとか
せざるを得なくなります。

ダブルスのロブは、下から上に上げる守備的な球ですが、そういう受け
の場合の球においても、早いタッチで厳しくクロスに振り、相手に
十分な体勢を取らせず、攻守交替の機会を伺うショットにしたいものです。

教訓:ダブルスのロブは、打点を下げずにクロスに振れ!

このシンプルな方針で、早いタッチで返球したら、相手からの連続攻撃は
影を潜めることでしょう。

せっかくなので、もうちょっと。

ダブルスのプッシュについて

ネット前に上がったチャンスボール。やっと来たチャンスにバーンって
思い切り打って、ネットに引っ掛けたり、アウトしてしまう事は
よくあると思います。

これの原因の大半は「大振りしているから」なのです。

ネット前のチャンボが来ると、大概の人は「よーし!」と思って
強く振って決めることを考えてしまって、ミスってしまう事がよく
あると思います。

ネット前のプッシュは、腕は振らないで手首の先だけでチョンって
打つのです。
バックスイングがラケットヘッドを少し引いた状態、フォロースルーが
ラケットをクッと握った状態。
親指とひとさし指を支点にして、バックスイングはラケットヘッドを
手前に引いて、つまりグリップエンドは、手のひらから浮いて離れて
いる状態(親指とひとさし指にグリップを横に貫通した軸がある
イメージです)を作り、打つ時には浮いて離れているグリップエンドを
薬指と小指で握る(てこの原理で言うと、グリップエンドが力点です)
と、作用点であるラケットヘッドがコンパクトにかつシャープに
振れるという仕組みです。
これは、実践でお見せできれば非常に簡単な話なのですが、やはり文章
ですと、一抹の難しさが残りますね。

要は大振りしない、ってことです。
ラケットの振りはネットに近づけば近づくほど、コンパクトになる
必要があります。次回の練習ではその点を意識してみて下さい。

調子に乗ってきたので、もう一丁!

これはまたまた前出の見市に聞いた話ですが、ダブルスの前衛に居る
時には、後衛の動きを見ることはできないのですが、それを後ろを
見ないでショットを判断可能なのです!

これは何か魔法のような感じなのですが、タネを明かせば非常に
シンプル、しかし普通の人は気づかないところではないかと思います。

それはつまり、後衛の打球音を聞くのです。
これは全てのショットが分かる必要はなく、ドロップを音で判断し
後衛がドロップを打った時に、ネット前にぐっ詰め寄るのです!

これのどこが素晴らしいのか?
後衛がドロップを打った時に、前衛がボケッとそのままの位置に棒立ち
していたら、相手はこれ幸いとドロップをヘアピンで返してきます。
こちらが上から下に攻めていた筈が、一瞬にして攻守交替の憂き目に
遭うわけです。

後衛の打球音が「バーン」って強い音のしない場合は、「ドロップを
打ったんだな」と後ろを見ずに判断して、ドロップのシャトルの方向
(これは相手の動きを見れば分かります)にラケットを上げて
詰め寄るのです。
こうすることによって、相手がヘアピンを打ってきた場合は、プッシュ
することができるし、大抵はこちらをプレッシャーに感じて、再度
ロブを上げざるを得なくなり、上から下の攻撃が継続できるという
ことになります。

と、懐かしい細貝さんのリクエストにお応えして、今日は少し気合を
入れて書いてみました。
まだまだ伝えたい事は山ほどありますし、僕が学んでいく事も
まだまだ多いと思っています。
是非一緒にレベルアップしていきましょう!

ではまた!
posted by まさやん at 00:31| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月01日

体を入れる

今日は守口市民体育館にて、北河内団体戦(通称:郡市対抗)の試合に
寝屋川市代表として参加してきました。

この試合は一般の部と40歳以上の部に分かれていて、僕は42歳ながら
永遠の全力少年を自認している関係上!?一般の部に参加しました。
試合は二複一単。僕は前出の丸野と組んで、第一ダブルスで頑張りました。

一試合目は門真市。僕の相手は全力でやるのが申し訳ない位の、バドを
始めてまだ数年しか経っていない感じのペアで、申し訳ないとは思い
ながら、市の代表ということで全力でプレーしたところ、2−0で
危なげなく完勝しました。

その後シングルスが負けて、第二ダブルスがファイナルにもつれ込む
緊張の展開でしたが、チームメイトの真野くんもパートナーの勝田クンも
頑張ってくれて、初戦を飾る事ができました。

二回戦目は交野市。交野市と書いて「かたのし」と読みます。
大阪の人以外は絶対読めないですね!
ここはチーム力としては我が寝屋川チームより、層が厚い事は認めざる
を得なかったのですが、そんなことは関係ないので、僕らは一回戦目と
同じオーダー、つまり僕らが第一ダブルスにて戦うことになりました。

相手の田渕というのが、大阪社会人一般でもシングルス準優勝した
なかなかの実力者でしたが、寝屋川市を背負う僕らは必勝を期して
全力でスマッシュをひたすら連打し続けました!
1ゲーム目を失い、2ゲーム目を取り返し、勝負はファイナルに。
一進一退の攻防で、点差も1〜2点のままゲームは進行して行きました。
15−16くらいのスコアから進行し、18−17と僕らが逆転に
成功した時は、流れ的に僕らが有利かと思われましたが、大阪の暑い
夏の気温が、事のほかパートナーの丸野の体力を奪っていたのです・・・
試合終盤のラリーで丸野は体力の消耗からくるミスを連発し、マッチ
ポイントも相手のショートサーブをサイドハンドで返そうとしてネットに
引っ掛けて、ジ・エンド・・・
善戦及ばず第一ダブルスを落としてしまいました。
シングルスは実力差が激しかったので、その時点で実質負けは確定。
寝屋川市はベスト8にて会場を去ることになったのでした。

試合後、パートナーの丸野曰く「めっちゃしんどかったです。正岡さんに
声を掛けられても返せなかったです。今思えばもう少し休み休みすれば
良かったです」
彼の状態を今一把握しきれていなかった僕のミスだったかもしれません。
また彼はこうも言いました。「試合前の半面シングルス、やらんかったら
良かったです・・・」
そうなのです。僕は大概試合前、というか練習には必ず半面シングルスを
するのです。
というのは、半面シングルスが一番体がウォームアップできると思う
からです。
そして半面シングルスでも負けたくない僕は、一生懸命やりすぎて
パートナー丸野の体力を奪ってしまっていたのでした・・・
これは実は敗因かもしれません。丸野くん、ごめんね。

ではバドの話。

体を入れる

体を入れる、というのは、具体的には体の左側面(右利きの場合)
をネット側に一旦向けて、シャトルを打つ体勢を取るということです。

無くて七癖とはよく言いますが、ある程度シャトルが打てるように
なってくると、この「体の左側面をネット側に向ける」という基本を
忘れがちになってしまい、真正面を向いたままで打ってしまうので
威力あるショットが打てないということになるのです。

バドの基本中の基本ですが、「体の左側面をネットの方に向ける」
(右利きの場合)つまり、体を入れることは、強いショットを打つ上で
非常に大事な事なのです。

バドには、回内、回外、内旋、外旋等、腕の使い方が重要なのは
語り尽くされてきておりますが、一番重要なのは体のひねりです。

腕の使い方がいくらうまかろうと、腕力がいかに強かろうと、体を
使わない事には、強い球は絶対に繰り出せません。
また体を入れずに真正面を向いたままのショットだと、相手も「強い
ショットはないな」と思うので、いわゆる「効かす」ショットが打てない
のです。

体を入れる為には、きちんと動かなければなりませんが、ちゃんと動けた
時には、しっかり体の左側面をネットに向けて構える事を意識して
いきましょう!

教訓:体の左側面は、ネットに向けて構えろ!
   しっかり体を入れて、相手を威圧しよう!

夏の暑い時期は動くのしんどいですが、勝つためには頑張っていきましょう!
posted by まさやん at 19:31| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする